ゲスト
(ka0000)
緊急輸送護衛
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/09/07 12:00
- リプレイ完成予定
- 2018/09/16 12:00
オープニング
●必要なもの
とある旅商人が、馬車に荷物を詰め込んでいた。
商人は、王国に近いこの街で美味しい王国の食べ物をたっぷり仕入れ、これから拠点の街に帰るところだ。
道中強盗などの襲撃が一番怖いので、一般人だが腕利きの護衛も複数雇っている。
安全を考えるならば、ハンターを雇うのが一番なのだが、いかんせんハンターを雇うのには安くない資金が必要だ。
商品を仕入れたばかりの商人には、ハンターを雇うだけの余裕がない。
いや、正確にいえば金がないわけではないのだが、何かのアクシデントで商品が売れない可能性を考えると、あまりこれ以上金を使いたくなかったというのが本音である。
「帝国は食べ物が不味いからな。王国産の美味い食べ物は需要があるはずだ。そう睨んで大枚をはたいたのだから、絶対に失敗できん」
旅商人というのは基本的に自転車操業で、前の商売で得た利益がそのまま次の商売の資金になる。
なので、損をすればするほど扱える額が少なくなり、大口の商売を行うのが難しくなっていく。
それはそのまま商人としての没落に繋がり、商売の失敗を意味する。
根無し草である旅商人は、ほとんどの者が街に定住して自分の店を開くことを目標にしている。
誰だって、何かと危険が多い旅をして商いをするよりも、一箇所に店を構えて平和に商いをしたいに決まっているのだ。
しかし、店を開くにはとにかく金がかかる。伝手やコネがない商人は、旅商人として各地を巡り、少しずつ利益を上げて資金を貯めるしかないのだ。
●ドタキャン
ところが出発当日の朝になっても、雇った護衛たちは来なかった。
「どういうことだ……! もう出発時間だぞ! 前金をケチったのがいけなかったのか……!?」
まさかこんな事態になるとは思わなかった商人は、困り果てている。
馬車に積んでいる荷物も問題だった。
食料だ。そして当然、食料は時間経過で腐る。
街から街への移動時間も考えないと、せっかく仕入れた食料が腐ってしまう。
そうなれば商人の懐は大打撃を受ける。
「くそ、どうする。私一人では盗賊にどうぞ襲ってくれといっているようなものだ。だが、しかし、時間がない」
しばらく考え込んだ商人は決断した。
「背に腹は変えられん。出費は痛いがハンターに頼もう」
商人は護衛にハンターを雇うことに決めたのだった。
●熱を出した
しかし、商人は依頼を出すことができなかった。
その後体調を崩して熱を出してしまったのである。
幸い重篤な病にかかったわけではなく、休んでいれば治る程度であるが、その時間が荷物には致命的だった。
全てが腐ってしまう。
そうなれば、もう売り物にはならない。大損だ。
次の商売すら危うくなるだろう。
「く、くそ、急がなければ……」
一日経って回復した商人は慌ててハンターズソサエティに向かった。
●ハンターズソサエティ
受付嬢のジェーン・ドゥが依頼を携えてハンターたちの下へやってきた。
依頼の斡旋だ。もはや見慣れた光景である。
何の依頼を持ってきたのか、ハンターたちは生唾を飲み込んでジェーンの依頼説明を待つ。
「緊急依頼です」
何人かのハンターたちがジェーンの第一声にホッと胸を撫で下ろした。
緊急性の高い依頼の斡旋なら、まともな可能性が高い。
「今回の依頼は、旅商人を護衛しながら目的地の街まで護衛することになります。依頼人はとても急いでいるようなので、そのつもりでお願いします。道中何が起きてもとにかく目的地に着くことを優先して欲しいというのが、依頼人の意向です」
説明を終えたジェーンが最後に頭を下げる。
「ただ、一つ気になる報告が入っています。他の旅商人の報告によりますと、通り道で濃霧が発生し、その濃霧を抜ける途中傭兵崩れの盗賊団に襲われたとのことです。それでは皆様、よろしくお願いいたします」
何人かのハンターが、依頼を受けようと立ち上がった。
とある旅商人が、馬車に荷物を詰め込んでいた。
商人は、王国に近いこの街で美味しい王国の食べ物をたっぷり仕入れ、これから拠点の街に帰るところだ。
道中強盗などの襲撃が一番怖いので、一般人だが腕利きの護衛も複数雇っている。
安全を考えるならば、ハンターを雇うのが一番なのだが、いかんせんハンターを雇うのには安くない資金が必要だ。
商品を仕入れたばかりの商人には、ハンターを雇うだけの余裕がない。
いや、正確にいえば金がないわけではないのだが、何かのアクシデントで商品が売れない可能性を考えると、あまりこれ以上金を使いたくなかったというのが本音である。
「帝国は食べ物が不味いからな。王国産の美味い食べ物は需要があるはずだ。そう睨んで大枚をはたいたのだから、絶対に失敗できん」
旅商人というのは基本的に自転車操業で、前の商売で得た利益がそのまま次の商売の資金になる。
なので、損をすればするほど扱える額が少なくなり、大口の商売を行うのが難しくなっていく。
それはそのまま商人としての没落に繋がり、商売の失敗を意味する。
根無し草である旅商人は、ほとんどの者が街に定住して自分の店を開くことを目標にしている。
誰だって、何かと危険が多い旅をして商いをするよりも、一箇所に店を構えて平和に商いをしたいに決まっているのだ。
しかし、店を開くにはとにかく金がかかる。伝手やコネがない商人は、旅商人として各地を巡り、少しずつ利益を上げて資金を貯めるしかないのだ。
●ドタキャン
ところが出発当日の朝になっても、雇った護衛たちは来なかった。
「どういうことだ……! もう出発時間だぞ! 前金をケチったのがいけなかったのか……!?」
まさかこんな事態になるとは思わなかった商人は、困り果てている。
馬車に積んでいる荷物も問題だった。
食料だ。そして当然、食料は時間経過で腐る。
街から街への移動時間も考えないと、せっかく仕入れた食料が腐ってしまう。
そうなれば商人の懐は大打撃を受ける。
「くそ、どうする。私一人では盗賊にどうぞ襲ってくれといっているようなものだ。だが、しかし、時間がない」
しばらく考え込んだ商人は決断した。
「背に腹は変えられん。出費は痛いがハンターに頼もう」
商人は護衛にハンターを雇うことに決めたのだった。
●熱を出した
しかし、商人は依頼を出すことができなかった。
その後体調を崩して熱を出してしまったのである。
幸い重篤な病にかかったわけではなく、休んでいれば治る程度であるが、その時間が荷物には致命的だった。
全てが腐ってしまう。
そうなれば、もう売り物にはならない。大損だ。
次の商売すら危うくなるだろう。
「く、くそ、急がなければ……」
一日経って回復した商人は慌ててハンターズソサエティに向かった。
●ハンターズソサエティ
受付嬢のジェーン・ドゥが依頼を携えてハンターたちの下へやってきた。
依頼の斡旋だ。もはや見慣れた光景である。
何の依頼を持ってきたのか、ハンターたちは生唾を飲み込んでジェーンの依頼説明を待つ。
「緊急依頼です」
何人かのハンターたちがジェーンの第一声にホッと胸を撫で下ろした。
緊急性の高い依頼の斡旋なら、まともな可能性が高い。
「今回の依頼は、旅商人を護衛しながら目的地の街まで護衛することになります。依頼人はとても急いでいるようなので、そのつもりでお願いします。道中何が起きてもとにかく目的地に着くことを優先して欲しいというのが、依頼人の意向です」
説明を終えたジェーンが最後に頭を下げる。
「ただ、一つ気になる報告が入っています。他の旅商人の報告によりますと、通り道で濃霧が発生し、その濃霧を抜ける途中傭兵崩れの盗賊団に襲われたとのことです。それでは皆様、よろしくお願いいたします」
何人かのハンターが、依頼を受けようと立ち上がった。
解説
●概要
冒険シナリオです。
馬車と商人を護衛しながら荷物を目的地まで輸送してください。
一般人の商人がいるので転移門は使用できません。
出来る限り急いでください。
目的地に着くのが遅いと荷物が腐ってしまいます。
道中何が起きても馬車は無視して走り続けます。
馬車とともに目的地の街まで走り抜けましょう。
●達成条件
・荷物が腐る前に輸送護衛を完了させる
●馬車について
二頭立ての荷馬車です。車体は頑丈な作りで、乱暴な走行にも耐えられるようになっています。速度も馬車にしてはそこそこ出ます。ですが襲撃には無力で、護衛がいなければ逃げきれません。
●PL情報
○荷物が腐るまでの時間について
目的地到着時に荷物の状態がどうなっているか判定が行われます。
判定の難易度は、道中に起きた出来事にどう対応したかによって変化します。
当然、時間が掛かる行動を取れば取るほど判定の難易度が上がります。
逆に急げば急ぐほど判定が易しくなります。
PCよりも、馬車をどう急がせるかが肝心です。
○敵
☆傭兵崩れ……十六人
二メートル未満。十六人。傭兵稼業を生業としていましたが、ドロップアウトし盗賊行為に手を染めた犯罪者たちです。全員が槍と弓矢で武装し馬に騎乗しています。馬車の背後から追ってきます。PCが何もしない状態では馬車より早いです。今回は濃霧に紛れて襲ってくるでしょう。
○ギミック
☆濃霧
馬車周辺の視界が遮られます。道を間違えやすくなり、最悪道を外れて馬車が横転するかもしれません。PCが範囲外に出て慎重に馬車を誘導していく必要がありますが、速度の落とし過ぎに注意してください。
冒険シナリオです。
馬車と商人を護衛しながら荷物を目的地まで輸送してください。
一般人の商人がいるので転移門は使用できません。
出来る限り急いでください。
目的地に着くのが遅いと荷物が腐ってしまいます。
道中何が起きても馬車は無視して走り続けます。
馬車とともに目的地の街まで走り抜けましょう。
●達成条件
・荷物が腐る前に輸送護衛を完了させる
●馬車について
二頭立ての荷馬車です。車体は頑丈な作りで、乱暴な走行にも耐えられるようになっています。速度も馬車にしてはそこそこ出ます。ですが襲撃には無力で、護衛がいなければ逃げきれません。
●PL情報
○荷物が腐るまでの時間について
目的地到着時に荷物の状態がどうなっているか判定が行われます。
判定の難易度は、道中に起きた出来事にどう対応したかによって変化します。
当然、時間が掛かる行動を取れば取るほど判定の難易度が上がります。
逆に急げば急ぐほど判定が易しくなります。
PCよりも、馬車をどう急がせるかが肝心です。
○敵
☆傭兵崩れ……十六人
二メートル未満。十六人。傭兵稼業を生業としていましたが、ドロップアウトし盗賊行為に手を染めた犯罪者たちです。全員が槍と弓矢で武装し馬に騎乗しています。馬車の背後から追ってきます。PCが何もしない状態では馬車より早いです。今回は濃霧に紛れて襲ってくるでしょう。
○ギミック
☆濃霧
馬車周辺の視界が遮られます。道を間違えやすくなり、最悪道を外れて馬車が横転するかもしれません。PCが範囲外に出て慎重に馬車を誘導していく必要がありますが、速度の落とし過ぎに注意してください。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは輸送護衛となります。
とにかく時間がありません。急ぎましょう。
馬車の足を止めてはいけません。敵が出てきても振り切れるよう準備をしておきましょう。
霧が出てしばらくすると襲撃されますが、霧の外で誰かが見張ることで早期発見が期待できます。また、霧の外に出れば馬車の近くに残っているPCの魔導短伝話などを介し馬車の誘導もできるでしょう。
荷物の梱包、揺れによる破損対策もした方がいいかもしれません。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは輸送護衛となります。
とにかく時間がありません。急ぎましょう。
馬車の足を止めてはいけません。敵が出てきても振り切れるよう準備をしておきましょう。
霧が出てしばらくすると襲撃されますが、霧の外で誰かが見張ることで早期発見が期待できます。また、霧の外に出れば馬車の近くに残っているPCの魔導短伝話などを介し馬車の誘導もできるでしょう。
荷物の梱包、揺れによる破損対策もした方がいいかもしれません。
それでは楽しんでくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/10 09:47
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/09/06 22:57:32 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/06 21:25:24 |