ゲスト
(ka0000)
【落葉】土の中にも百年
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/09/24 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/10/03 15:00
オープニング
●成虫になるため、幼虫はただひたすら耐える
蝉という夏の虫をご存じだろうか。
おそらく知らないという人はいないだろう。リアルブルーではそれくらいポピュラーな虫だ。
種類にもよるが、土の中で三年以上幼虫時代を過ごし、その後地上に出て羽化をして成虫になり、一か月ほど生きる。
昔は成虫になってからの寿命は一週間程度といわれていたが、それは人の飼育環境下での話であり、自然の中ではもっと生きるというのが、現在の定説だ。
このクリムゾンウエストでも蝉と同じ、あるいは蝉に相当する虫はいて、夏になれば元気に大音量を鳴り響かせてくれる。
リアルブルーの蝉よりも長い時間を、土の中で過ごした後で。
●あともう少し
その蝉の幼虫も、卵から孵化してから何年も土の中、木の根元で根に管を刺し、樹液を吸って成長しながら生きていた。
周りには自分と同じ幼虫たちが最初こそたくさんいたものの、ある個体は天敵に襲われて喰われ、ある個体は病気にやられたり、カビが生えたりして死んでいった。
幸運にも天敵に発見されず、病気にも罹患せずにすくすくと成長した蝉の幼虫は、羽化する時が近付いていることを、本能で悟っていた。
同じように、周りには幸運に恵まれた個体が何匹も羽化を待って土の中でじっと耐え続けている。
羽化の間は、ずっと無防備になってしまうため、その間は敵に発見されるわけにはいかない。
故に、羽化をするために地上に出るのはなるべくギリギリまで遅らせ、かつ夜明けまでには飛べるようにしなくてはならない。
彼らは本能から、それに都合がいい時間とタイミングがいつになるのかを悟っている。
しかし、その日が永遠に訪れることはなかった。
何が起きたのか彼らには理解する由もなかったが、土壌にまで達したマテリアル汚染により、雑魔化してしまったのだから。
彼らが住む森は、ラズビルナムと呼ばれていた。
●永遠に羽化できない
それからどれほどの年月が経っただろうか。
雑魔になってからも残っていた習性に従いじっと地中で耐え続けていた彼らは、強いマテリアルの輝きに惹かれて地上へと這い出てきた。
地上は負のマテリアルに汚染され、彼らが本来見るはずだった風景とは大きく違ってしまっている。
彼らがマテリアルの輝きに惹かれたのは、だからかもしれない。
マテリアルの輝きは、大勢の人間から発せられていた。
雑魔である彼らには知る由もなかったが、その人間たちはラズビルナムの浄化を行おうとする一団だった。
彼らは口吻を出し入れする。
あのマテリアルを吸い取って、吸収したいという欲求を覚えていた。
こうして羽化できなくなった蝉の幼虫たちは、雑魔として異形化した姿を晒し、人々へと襲い掛かった。
●ハンターズソサエティ
その日、依頼が一つハンターズソサエティに掲示された。
派遣された浄化チームの一つを襲った雑魔の群れを、退治して欲しいというのが、その依頼の内容だった。
蝉という夏の虫をご存じだろうか。
おそらく知らないという人はいないだろう。リアルブルーではそれくらいポピュラーな虫だ。
種類にもよるが、土の中で三年以上幼虫時代を過ごし、その後地上に出て羽化をして成虫になり、一か月ほど生きる。
昔は成虫になってからの寿命は一週間程度といわれていたが、それは人の飼育環境下での話であり、自然の中ではもっと生きるというのが、現在の定説だ。
このクリムゾンウエストでも蝉と同じ、あるいは蝉に相当する虫はいて、夏になれば元気に大音量を鳴り響かせてくれる。
リアルブルーの蝉よりも長い時間を、土の中で過ごした後で。
●あともう少し
その蝉の幼虫も、卵から孵化してから何年も土の中、木の根元で根に管を刺し、樹液を吸って成長しながら生きていた。
周りには自分と同じ幼虫たちが最初こそたくさんいたものの、ある個体は天敵に襲われて喰われ、ある個体は病気にやられたり、カビが生えたりして死んでいった。
幸運にも天敵に発見されず、病気にも罹患せずにすくすくと成長した蝉の幼虫は、羽化する時が近付いていることを、本能で悟っていた。
同じように、周りには幸運に恵まれた個体が何匹も羽化を待って土の中でじっと耐え続けている。
羽化の間は、ずっと無防備になってしまうため、その間は敵に発見されるわけにはいかない。
故に、羽化をするために地上に出るのはなるべくギリギリまで遅らせ、かつ夜明けまでには飛べるようにしなくてはならない。
彼らは本能から、それに都合がいい時間とタイミングがいつになるのかを悟っている。
しかし、その日が永遠に訪れることはなかった。
何が起きたのか彼らには理解する由もなかったが、土壌にまで達したマテリアル汚染により、雑魔化してしまったのだから。
彼らが住む森は、ラズビルナムと呼ばれていた。
●永遠に羽化できない
それからどれほどの年月が経っただろうか。
雑魔になってからも残っていた習性に従いじっと地中で耐え続けていた彼らは、強いマテリアルの輝きに惹かれて地上へと這い出てきた。
地上は負のマテリアルに汚染され、彼らが本来見るはずだった風景とは大きく違ってしまっている。
彼らがマテリアルの輝きに惹かれたのは、だからかもしれない。
マテリアルの輝きは、大勢の人間から発せられていた。
雑魔である彼らには知る由もなかったが、その人間たちはラズビルナムの浄化を行おうとする一団だった。
彼らは口吻を出し入れする。
あのマテリアルを吸い取って、吸収したいという欲求を覚えていた。
こうして羽化できなくなった蝉の幼虫たちは、雑魔として異形化した姿を晒し、人々へと襲い掛かった。
●ハンターズソサエティ
その日、依頼が一つハンターズソサエティに掲示された。
派遣された浄化チームの一つを襲った雑魔の群れを、退治して欲しいというのが、その依頼の内容だった。
解説
●概要
戦闘シナリオです。
現場に赴いて、浄化チームを全滅させた雑魔の群れを殲滅してください。
雑魔は蝉の幼虫が成ったもので、雑魔化に伴い人間とほぼ同サイズにまで大型化しています。
また、雑魔になったことで樹液を吸うだけだった口吻を攻撃目的で使用するようになりました。
長い地中生活だったため視覚はほとんどありませんが、聴覚が発達しており些細な物音でも感知して位置を特定し、襲い掛かります。
そのため、わざと物音を立てる囮や誘導作戦が有効でしょう。
●達成条件
・敵の全滅
●戦闘フィールドについて
ラズビルナムの中です。
鬱蒼と茂っており、視界が塞がれているのでこのままでは戦い辛いかもしれません。
人の手で管理されている森ではないので、戦いやすくするためならば、多少森の木々を斬り倒したりする程度の行為は問題ないでしょう。
●敵
○雑魔(蝉幼虫型)……三十二体
百六十センチ程度。その名の通り、蝉の幼虫が雑魔になり長い時を経て異形化、大型化したものです。動きは鈍重ですが高い防御力を持ち、口吻で生命力を吸い取る攻撃を行ってきます。また、土の中に潜って足元から奇襲も行います。
戦闘シナリオです。
現場に赴いて、浄化チームを全滅させた雑魔の群れを殲滅してください。
雑魔は蝉の幼虫が成ったもので、雑魔化に伴い人間とほぼ同サイズにまで大型化しています。
また、雑魔になったことで樹液を吸うだけだった口吻を攻撃目的で使用するようになりました。
長い地中生活だったため視覚はほとんどありませんが、聴覚が発達しており些細な物音でも感知して位置を特定し、襲い掛かります。
そのため、わざと物音を立てる囮や誘導作戦が有効でしょう。
●達成条件
・敵の全滅
●戦闘フィールドについて
ラズビルナムの中です。
鬱蒼と茂っており、視界が塞がれているのでこのままでは戦い辛いかもしれません。
人の手で管理されている森ではないので、戦いやすくするためならば、多少森の木々を斬り倒したりする程度の行為は問題ないでしょう。
●敵
○雑魔(蝉幼虫型)……三十二体
百六十センチ程度。その名の通り、蝉の幼虫が雑魔になり長い時を経て異形化、大型化したものです。動きは鈍重ですが高い防御力を持ち、口吻で生命力を吸い取る攻撃を行ってきます。また、土の中に潜って足元から奇襲も行います。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオの敵は蝉の幼虫から変化した雑魔です。
土の中に潜ると遮蔽状態になる他、攻撃で同時に生命力を回復してきます。
長期戦の準備をするか、高火力で一気に畳みかけてしまいましょう。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオの敵は蝉の幼虫から変化した雑魔です。
土の中に潜ると遮蔽状態になる他、攻撃で同時に生命力を回復してきます。
長期戦の準備をするか、高火力で一気に畳みかけてしまいましょう。
それでは楽しんでくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/26 10:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/09/24 10:42:15 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/23 19:06:20 |