ゲスト
(ka0000)
スリの戦果を渡されて
マスター:石田まきば

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在3人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/09/23 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/10/07 19:00
オープニング
●特に心が!
「なんていうか……疲れた」
ハンターの一人がそうこぼしたのを切欠に、共に歩いていた他の七人も思い思いの表情を浮かべた。
「暇つぶしに悪くないと思ったんだけどね」
最初の一人に頷きながら、こんなはずじゃなかったと肩をすくめるハンター。歪虚討伐や、その周辺に群がる雑魔の露払い。汚染がひどい地域への調査……そんな仕事が続いてばかりだったから、ほんの息抜きがわりに受けた仕事だったのだ。仕事が息抜きというのも、どこか働きすぎのきらいがあるけれど。
「まあ、毛色が違う仕事だったことには、違いねぇなぁ」
嫌な気分も吹き飛ばそうかというように大きな声で笑いながら言うのは別の大柄なハンター。考え方も大雑把なのかもしれない。単に人手が足りないからと担ぎ出された彼は、細かいことは気にしなかった。
「文字通り毛色は違いましたね、ええ、毛色は……!」
歯ぎしり混じりに突っ込むハンターはまだ悔しそうだ。
「あのドヤ顔は本当に、本当に! 何度攻撃魔法を撃ちこもうと思ったことか……ッ!」
ぶんぶん音がしそうなほど首を上下に振って同意するハンターの額は皺が寄っている。マッサージしたほうがいいのではないだろうか。
「無事に終わったんだ、いいじゃないか」
結果よければすべてよしだ。リアルブルー出身のハンターがどうにかして落ち着かせようとする。だが馴染みの仲間というわけではなく、仕事の縁で集まっただけのメンバーだ。無難な言葉しか思いつかなかった。
「えーっと、ほらっ、報告が終われば今日はもうお休みですからっ!」
小柄な一人が空気をかえようと必死な声で話すが、焼け石に水。効果はないようだ。
「そうそう、その後でパァーっとやればいいんだよ! ……んんっ!?」
最後の一人があげた驚きの声に、七人の視線が集まった。
「「「……財布?」」」
鞄から出てきた見知らぬ財布には、しっかりと現金が入っていた。
●手の中にある
「微妙な違和感なんだけど、鞄が重くなった気がして……」
出てきた財布を見せたまま、七人へと話し始めるハンター。
「あぁっ! 私の財布!!!」
「「「へっ?」」」
突然の大声に驚いて、話していたハンターも動きが止まる。その隙に声の主はずかずかと近づいてきて、財布を真っ直ぐ指さした。
「早く返しなさいよ、この泥棒!」
「「「はっ?」」」
「だから、その財布は私のだって言っているでしょう? なんて手癖が悪いのかしら!」
驚いている様子のハンター達が言葉を挟む隙もない。声の大きさと怒りの剣幕。ついでに言うと非常にデ……恰幅の……とてもとても体格のよろしいオバ様は、あることないこと言いながらハンター達を責め立てる。
「見た感じ貴方達ハンターでしょう? ハンターっていうのは泥棒もするのね! 失望だわ!」
「「「ッ!」」」
侮辱の言葉にハンター達が殺気立つ。
「あらなぁに、私みたいなかよわい一般人を力で脅すつもり?」
みるからに立派な脂肪……ではなく体躯のオバ様はかよわくは見えないが、確かに一般人だと一目でわかる。ハンター達が武装などからハンターだと分かるように。
「なんだ? スリだって?」
「ハンターがやったとか、騒いでるやつがいるらしいぜ」
周囲を行き交う人々が何事かと集まってきている。ハンター達とオバ様の周りだけいくらか空いているが。
平時ならこんなことにはならなかっただろう。しかし依頼帰りであることと、問題のオバ様の勢いが強すぎて、ハンター達の出足は遅れてしまったのだ。
「とにかく、私の財布を持っているのが何よりの証拠でしょ!」
さて、これからどうしようか……?
「なんていうか……疲れた」
ハンターの一人がそうこぼしたのを切欠に、共に歩いていた他の七人も思い思いの表情を浮かべた。
「暇つぶしに悪くないと思ったんだけどね」
最初の一人に頷きながら、こんなはずじゃなかったと肩をすくめるハンター。歪虚討伐や、その周辺に群がる雑魔の露払い。汚染がひどい地域への調査……そんな仕事が続いてばかりだったから、ほんの息抜きがわりに受けた仕事だったのだ。仕事が息抜きというのも、どこか働きすぎのきらいがあるけれど。
「まあ、毛色が違う仕事だったことには、違いねぇなぁ」
嫌な気分も吹き飛ばそうかというように大きな声で笑いながら言うのは別の大柄なハンター。考え方も大雑把なのかもしれない。単に人手が足りないからと担ぎ出された彼は、細かいことは気にしなかった。
「文字通り毛色は違いましたね、ええ、毛色は……!」
歯ぎしり混じりに突っ込むハンターはまだ悔しそうだ。
「あのドヤ顔は本当に、本当に! 何度攻撃魔法を撃ちこもうと思ったことか……ッ!」
ぶんぶん音がしそうなほど首を上下に振って同意するハンターの額は皺が寄っている。マッサージしたほうがいいのではないだろうか。
「無事に終わったんだ、いいじゃないか」
結果よければすべてよしだ。リアルブルー出身のハンターがどうにかして落ち着かせようとする。だが馴染みの仲間というわけではなく、仕事の縁で集まっただけのメンバーだ。無難な言葉しか思いつかなかった。
「えーっと、ほらっ、報告が終われば今日はもうお休みですからっ!」
小柄な一人が空気をかえようと必死な声で話すが、焼け石に水。効果はないようだ。
「そうそう、その後でパァーっとやればいいんだよ! ……んんっ!?」
最後の一人があげた驚きの声に、七人の視線が集まった。
「「「……財布?」」」
鞄から出てきた見知らぬ財布には、しっかりと現金が入っていた。
●手の中にある
「微妙な違和感なんだけど、鞄が重くなった気がして……」
出てきた財布を見せたまま、七人へと話し始めるハンター。
「あぁっ! 私の財布!!!」
「「「へっ?」」」
突然の大声に驚いて、話していたハンターも動きが止まる。その隙に声の主はずかずかと近づいてきて、財布を真っ直ぐ指さした。
「早く返しなさいよ、この泥棒!」
「「「はっ?」」」
「だから、その財布は私のだって言っているでしょう? なんて手癖が悪いのかしら!」
驚いている様子のハンター達が言葉を挟む隙もない。声の大きさと怒りの剣幕。ついでに言うと非常にデ……恰幅の……とてもとても体格のよろしいオバ様は、あることないこと言いながらハンター達を責め立てる。
「見た感じ貴方達ハンターでしょう? ハンターっていうのは泥棒もするのね! 失望だわ!」
「「「ッ!」」」
侮辱の言葉にハンター達が殺気立つ。
「あらなぁに、私みたいなかよわい一般人を力で脅すつもり?」
みるからに立派な脂肪……ではなく体躯のオバ様はかよわくは見えないが、確かに一般人だと一目でわかる。ハンター達が武装などからハンターだと分かるように。
「なんだ? スリだって?」
「ハンターがやったとか、騒いでるやつがいるらしいぜ」
周囲を行き交う人々が何事かと集まってきている。ハンター達とオバ様の周りだけいくらか空いているが。
平時ならこんなことにはならなかっただろう。しかし依頼帰りであることと、問題のオバ様の勢いが強すぎて、ハンター達の出足は遅れてしまったのだ。
「とにかく、私の財布を持っているのが何よりの証拠でしょ!」
さて、これからどうしようか……?
解説
*前提条件
このシナリオは「こんな状況にあった時、どうする!?」という
ハンターさん達の咄嗟の行動を演出することを重視したシナリオです
最終的には目的を達成し、状況の解決を目指していただきます
でーすーが!
解決過程で面白味(=ストーリー性)が増すごとに、成功度が高く判定される傾向があります
※ あくまでもこのシナリオにおいてのみ適用される条件であることを、あらかじめご了承くださいませ
*目的
帰還途中に、スリの罪をなすりつけられた!?
自分達の無罪を主張し、勝ち取れ!
*状況
皆さんは「迷子になってしまったもふらを探す」という依頼を受けていたので、一時的なパーティーを組んでいます
現在は全員でハンターオフィスに報告に向かうところでした
心が疲れて油断している僅かな隙に、財布を押し付けられてしまったのです
※ このシナリオに設定されている報酬は、もふら探しの分の報酬です
*スリ情報
一般人ではあるけれど、本人が気づいていないだけで素養のあるところの悪人
スリで生活費を稼いでおり、スリとしては場数も踏んでいます
今回は面倒なヒトの財布だと気付いたため、適当に押し付けることに成功
現在地は野次馬の中
現場からうまく離れるための作戦を練っています
*オバ様
勢いと思い込みが凄いオバ様
お財布をすられて、とにかく怒っている
色々とでかい
*ステータスについて
「もふら探しの依頼で使用した」ということで、持ち込んだスキルとHPに若干の制限をかけて判定します
スキルなら1回分減らした状態、HPは1割です
ご注意ください
*リプレイについて
参加者のうちの誰かが「スリの犯人だと思われた」状態から描写を開始します
希望者が居ないもしくは複数いる場合は、マスタリングで(=ダイスロール)決定します
希望者はプレイングにご記載お願いします
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『スリを捕まえる!』とでも送信しておきましょう
このシナリオは「こんな状況にあった時、どうする!?」という
ハンターさん達の咄嗟の行動を演出することを重視したシナリオです
最終的には目的を達成し、状況の解決を目指していただきます
でーすーが!
解決過程で面白味(=ストーリー性)が増すごとに、成功度が高く判定される傾向があります
※ あくまでもこのシナリオにおいてのみ適用される条件であることを、あらかじめご了承くださいませ
*目的
帰還途中に、スリの罪をなすりつけられた!?
自分達の無罪を主張し、勝ち取れ!
*状況
皆さんは「迷子になってしまったもふらを探す」という依頼を受けていたので、一時的なパーティーを組んでいます
現在は全員でハンターオフィスに報告に向かうところでした
心が疲れて油断している僅かな隙に、財布を押し付けられてしまったのです
※ このシナリオに設定されている報酬は、もふら探しの分の報酬です
*スリ情報
一般人ではあるけれど、本人が気づいていないだけで素養のあるところの悪人
スリで生活費を稼いでおり、スリとしては場数も踏んでいます
今回は面倒なヒトの財布だと気付いたため、適当に押し付けることに成功
現在地は野次馬の中
現場からうまく離れるための作戦を練っています
*オバ様
勢いと思い込みが凄いオバ様
お財布をすられて、とにかく怒っている
色々とでかい
*ステータスについて
「もふら探しの依頼で使用した」ということで、持ち込んだスキルとHPに若干の制限をかけて判定します
スキルなら1回分減らした状態、HPは1割です
ご注意ください
*リプレイについて
参加者のうちの誰かが「スリの犯人だと思われた」状態から描写を開始します
希望者が居ないもしくは複数いる場合は、マスタリングで(=ダイスロール)決定します
希望者はプレイングにご記載お願いします
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『スリを捕まえる!』とでも送信しておきましょう
マスターより
こんにちは、それともこんばんは、石田まきばです。
突発リリースなので、色々な情勢にさっぱり関係ないものを。
成功のカギは、石田が想定出来る範囲で二種類。
どちらの手段で、もしくはまったく別の手段で解決に向かうのでしょうか?
臨機応変に対応する能力が試されると同時に、ハンターさんの個性がきっと際立つシナリオになる……予定です?
石田の個人的認識としては勢い任せのコメディ路線ですが、参加者様次第だと思います。
もふらは懐かしくなって出しました。
深い意味はありません。
スケジュール調整の都合でリプレイの納期を延長しています、申し訳ありませんがご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願い致します。
突発リリースなので、色々な情勢にさっぱり関係ないものを。
成功のカギは、石田が想定出来る範囲で二種類。
どちらの手段で、もしくはまったく別の手段で解決に向かうのでしょうか?
臨機応変に対応する能力が試されると同時に、ハンターさんの個性がきっと際立つシナリオになる……予定です?
石田の個人的認識としては勢い任せのコメディ路線ですが、参加者様次第だと思います。
もふらは懐かしくなって出しました。
深い意味はありません。
スケジュール調整の都合でリプレイの納期を延長しています、申し訳ありませんがご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願い致します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/09/25 10:28
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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冤罪 レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/09/23 10:06:54 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/09/22 18:57:35 |