ゲスト
(ka0000)
悪魔の囁き
マスター:きりん

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/10/03 15:00
- リプレイ完成予定
- 2018/10/12 15:00
オープニング
●声が聞こえる
特にそれと分かる切欠があったわけではない。
ある男は、ふとした拍子に、誰かの囁き声がたえず耳に聞こえ続けるようになっていた。
何を言っているのかは不思議と判然しない、しかしそれが誰かの声だということは分かる不思議な現象は、男を酷く悩ませた。
当然だ。
四六時中誰かの声が聞こえるということは、どうしても意識がそちらに取られるということであり、気が散って仕事に支障をきたす。
囁き声に耐えながら仕事を始めた男だったが、昼にもならないうちに五つ目の失敗をして、上司に呆れられてしまった。
「今日は体調が悪いのか?」
「いえ、そういうわけではないんですが……」
「だったらもっと集中しろよ。ぼんやりしてるぞ」
「き、気をつけます」
上司に答えながら、男は心の中で悪態をついていた。
集中できるものならとっくにしている。
右から左から背後から、囁き声の主は姿を見せず、それでいて次々立ち位置を変えて声を聞かせてくるのだ。
男にしてみればたまったものではない。
結局、その日男はニ十回以上の失敗をして、仕事を首になった。
●惨劇
不本意にも無職になってしまった男は、憤りのままに囁き声の主を探していた。
「畜生、どこにいやがる!」
声を頼りに進んでも、ある程度の位置まで近づくと別の場所からまた囁き声が聞こえてくるので、中々男は囁き声の主を見つけることができない。
「絶対に見つけてやるぞ……! お前のせいで、俺は職を失ったんだ! 誰だか知らないが、ぶっ殺してやる!」
男は完全に頭に血が上っていた。
逆上のあまり怒りで真っ赤になった顔で、散々歩き回された男は、ついに囁き声の主を発見した。
それは、四人の美しい少女たちだった。
ゴシックドレスに身を包んだ、怪しい美を見せつける少女たちは、あどけない表情を笑みの形に変えて男を見ていた。
少女たちの目は、お気に入りのおもちゃを見る子どものような無邪気さに溢れている。
子どもにしか見えない幼さを思えば、ある意味それらしいといえるかもしれない。
しかし、男が一人の肩を掴んだ時、男はようやく少女たちの異常性に気付いた。
下に人間の肌があるとは思えないほど、触り心地が硬質だったのだ。
「なっ……!?」
驚く男の前で、少女たちがスカートの裾を持ち上げる。
ナイフ、剣、槍、斧、鉈、彫刻刀、エトセトラ。
日用品武器を問わず、無数の刃物が、冗談のようにスカートの中から出てきた。
そして、何より男を驚かせたのは、少女たちの身体だった。
関節部分が、球体関節でできている。
少女たちは刃物を一つ一つ手に取っては、男に突き立てていく。
刃物が一つ少女の手から無くなるたびに、男は絶叫を上げた。
全ての刃物を突き立て終えた少女たちが去った後には、ハリネズミのような姿になった男の死体だけが残されていた。
●ハンターズソサエティ
その日、ハンターズソサエティでは新たな依頼が発表されていた。
男を惨殺した四体の少女人形型歪虚を討伐すること。
それが、依頼の内容だった。
特にそれと分かる切欠があったわけではない。
ある男は、ふとした拍子に、誰かの囁き声がたえず耳に聞こえ続けるようになっていた。
何を言っているのかは不思議と判然しない、しかしそれが誰かの声だということは分かる不思議な現象は、男を酷く悩ませた。
当然だ。
四六時中誰かの声が聞こえるということは、どうしても意識がそちらに取られるということであり、気が散って仕事に支障をきたす。
囁き声に耐えながら仕事を始めた男だったが、昼にもならないうちに五つ目の失敗をして、上司に呆れられてしまった。
「今日は体調が悪いのか?」
「いえ、そういうわけではないんですが……」
「だったらもっと集中しろよ。ぼんやりしてるぞ」
「き、気をつけます」
上司に答えながら、男は心の中で悪態をついていた。
集中できるものならとっくにしている。
右から左から背後から、囁き声の主は姿を見せず、それでいて次々立ち位置を変えて声を聞かせてくるのだ。
男にしてみればたまったものではない。
結局、その日男はニ十回以上の失敗をして、仕事を首になった。
●惨劇
不本意にも無職になってしまった男は、憤りのままに囁き声の主を探していた。
「畜生、どこにいやがる!」
声を頼りに進んでも、ある程度の位置まで近づくと別の場所からまた囁き声が聞こえてくるので、中々男は囁き声の主を見つけることができない。
「絶対に見つけてやるぞ……! お前のせいで、俺は職を失ったんだ! 誰だか知らないが、ぶっ殺してやる!」
男は完全に頭に血が上っていた。
逆上のあまり怒りで真っ赤になった顔で、散々歩き回された男は、ついに囁き声の主を発見した。
それは、四人の美しい少女たちだった。
ゴシックドレスに身を包んだ、怪しい美を見せつける少女たちは、あどけない表情を笑みの形に変えて男を見ていた。
少女たちの目は、お気に入りのおもちゃを見る子どものような無邪気さに溢れている。
子どもにしか見えない幼さを思えば、ある意味それらしいといえるかもしれない。
しかし、男が一人の肩を掴んだ時、男はようやく少女たちの異常性に気付いた。
下に人間の肌があるとは思えないほど、触り心地が硬質だったのだ。
「なっ……!?」
驚く男の前で、少女たちがスカートの裾を持ち上げる。
ナイフ、剣、槍、斧、鉈、彫刻刀、エトセトラ。
日用品武器を問わず、無数の刃物が、冗談のようにスカートの中から出てきた。
そして、何より男を驚かせたのは、少女たちの身体だった。
関節部分が、球体関節でできている。
少女たちは刃物を一つ一つ手に取っては、男に突き立てていく。
刃物が一つ少女の手から無くなるたびに、男は絶叫を上げた。
全ての刃物を突き立て終えた少女たちが去った後には、ハリネズミのような姿になった男の死体だけが残されていた。
●ハンターズソサエティ
その日、ハンターズソサエティでは新たな依頼が発表されていた。
男を惨殺した四体の少女人形型歪虚を討伐すること。
それが、依頼の内容だった。
解説
●概要
戦闘シナリオです。
聞こえてくる囁き声を頼りに少女人形型歪虚四体を見つけ出し、これを討伐してください。
●達成条件
・敵の全滅
●囁き声について
少女人形型歪虚が一定範囲内にいると、耳元で囁き声が聞こえます。
囁き声は少女人形型歪虚が近くにいればいるほど大きくなり、相対した時点で最大になります。
最大音量はかなり大きいので、集中が必要な行動は難しくなるかもしれません。
なお、常に耳元で聞こえるため、必ずしも実際に誰かが喋っているとは限らないようです。
●戦場について
街中ですが、人気はありません。
ある程度大立ち回りできる広さもあります。
しかし、街中である以上は誰かが迷い込んでくる可能性は捨てきれませんので、念のため気をつけておいた方がいいでしょう。
●敵
○少女人形型歪虚……四体
百五十センチ程度。常に四体で行動する。見た目はゴシックドレスを着た美しい少女たちだが、肌の感触は無機物のように硬質で、服の下の身体には球体関節がある。ドレスの下に無数の刃物を収納し、それらを突き立てて攻撃してくる。必ずしも収納手段は物理的とは限らない。
戦闘シナリオです。
聞こえてくる囁き声を頼りに少女人形型歪虚四体を見つけ出し、これを討伐してください。
●達成条件
・敵の全滅
●囁き声について
少女人形型歪虚が一定範囲内にいると、耳元で囁き声が聞こえます。
囁き声は少女人形型歪虚が近くにいればいるほど大きくなり、相対した時点で最大になります。
最大音量はかなり大きいので、集中が必要な行動は難しくなるかもしれません。
なお、常に耳元で聞こえるため、必ずしも実際に誰かが喋っているとは限らないようです。
●戦場について
街中ですが、人気はありません。
ある程度大立ち回りできる広さもあります。
しかし、街中である以上は誰かが迷い込んでくる可能性は捨てきれませんので、念のため気をつけておいた方がいいでしょう。
●敵
○少女人形型歪虚……四体
百五十センチ程度。常に四体で行動する。見た目はゴシックドレスを着た美しい少女たちだが、肌の感触は無機物のように硬質で、服の下の身体には球体関節がある。ドレスの下に無数の刃物を収納し、それらを突き立てて攻撃してくる。必ずしも収納手段は物理的とは限らない。
マスターより
初めまして、こんにちは。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは戦闘シナリオとなります。
敵は可愛い容姿ですが全員バリバリの武闘派なのでご注意ください。
それでは楽しんでくださいね。
マスターのきりんです。
今回のシナリオは戦闘シナリオとなります。
敵は可愛い容姿ですが全員バリバリの武闘派なのでご注意ください。
それでは楽しんでくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/10/05 11:14
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談打ち合わせ 初月 賢四郎(ka1046) 人間(リアルブルー)|29才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/10/05 12:56:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/10/02 21:50:40 |