ゲスト
(ka0000)
イノセント・イビル 悪意の発芽
マスター:柏木雄馬

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/10/14 09:00
- リプレイ完成予定
- 2018/10/23 09:00
オープニング
「お前たちはダフィールド侯爵家の為に命を捧げることを誓うか──?」
その様な物言いで、『ソレ』は私の部下たちにその力を受け入れさせた。
「シモン様の御為に、私はこの命を捧げます」
その力の正体と、私自身が内に抱える暗い想いを知って尚。家に対してよりも私個人に忠誠を向ける子飼いの部下たちに対しては、より強大な力が与えられた。……最終的には雑魔と融合し、人外と成り果ててしまう程の力を。
それは植物の種子の様な形状をしていた。その力を使って、私は父より長を務めるよう任じられた秘密警察の組織内部から、父の影響力を慎重に慎重に希釈していった。私の内に抱えた悲願──父の殺害を果たす為に。
やがて、長男カールのクーデター騒ぎを利用し、己が念願を果たさんと行動を起こした私は……知らぬ間にその『力』を己にも植え付けられていたことを知った。
『暴走』し、大勢の──大切な人たちに迷惑を掛けてしまった私を最終的に止めたのは、四男ルーサーと縁を結んだハンターたちだった。
救い出された私は館の地下牢に監禁された。監禁と言っても実質的には何の拘束もされていなかった。父と兄によって見張りに宛てられた2人は生き残った子飼いの部下だったし、それは即ち「逃げたければいつでも出て構わない」という家族なりのメッセージであったろうが……
牢で本を読むばかりで一向に逃げようとしない事にほとほと呆れたのか、家督を継いだ長兄が「いつまでもサボるな」とばかりに私へ再び秘密警察の長の任を持って来た。流石にそこまで厚顔ではないので辞したが、代わりに元の部下たちが処理に困った案件の相談にちょくちょく顔を出すようになった。
私は兄や部下らに心底呆れ返りながら……必要な案件に限って、地下牢に座したまま助言を行うことにした。
母の無念と父への憎悪── それに囚われた私が喪ったと思っていたものは、ただ見失っていただけだった。末っ子のルーサーを中心に、あるべき姿へと戻った家族の姿── だが、それは過去の私自身の愚かさによって再び破壊される事となる。
「やあ。再び権力の一端を担えるようになったんだって? となるとまた僕の力が必要だよね」
座敷牢で案件を記した羊皮紙を見ている時に、『ソレ』は唐突に現れた。
以前に会った時と決定的に違うのは、その姿がかつての私の部下──庭師として館に潜り込ませた男の姿をしていたこと。だが、姿形こそ同じであるが、その『中身』はまるで別の存在であることは、内側から威圧的に漏れ出す負のマテリアルからも明白だ。
「何をしに来た……?」
私は冷や汗を必死に押し隠しつつ、そっと身構えた。『看守』である子飼いの部下のベテランの軽装戦士2人が私を背に庇って抜刀する。
「何をしに来たって……さっき言ったでしょ? 二度も言わせないでよ、面倒くさい…… 君が再び責任ある立場に着いたっていうから、こうして僕の『種』を持って来たんだよ。前に配ったのはもう無くなっているだろう?」
表情筋を動かすのも面倒なのか、飄々とした語り口とは対照的に全くの無表情で『彼』が手の平の上に乗せた真っ黒な『種』を見せながらそう告げた。
私の罪──その象徴たる『種』を見せつけられて眩暈を覚えつつ……それでも私は頭を振る。
「……私はもう二度と公職には復帰しない。君の力を借りたことは私の間違いだった」
「ふぅん……?」
私が告げると、『彼』はそれきり私に興味を失くした様にそっぽを向いた。
「これが心変わり、ってやつかぁ…… ホントに人間ってやつは面倒臭いね……」
また一からやり直しだ、と呟きながら、『ソレ』は背を向け、歩き出し……ふと何かを思い出したように足を止め、振り返った。
「そうだ。これもケジメってやつ? だからね。不要になった道具はきちんと後始末をしていかないと…… どんなに面倒臭くってもね」
地下牢から続く隠し階段の先、館の広いエントランス── 全身、血塗れの『ソレ』を出迎えたのは、侯爵家の兵隊たちだった。
表情のない庭師の顔で「おや」と呟く『ソレ』の前に一人の男が現れる。それはダフィールド侯爵家の前当主──カールやシモン、ルーサーら兄弟の父、ベルムドだった。
「おやおや、これはベルムドさん。ちょうどいい。これからあなたに会いに行こうとしていたところだったんだよ。つい今しがた得意先の一つを失くしてしまったところでね。僕の『力』を買ってくれないかい?」
『ソレ』は槍衾を前に営業スマイルを浮かべながら、そう『売り込み』を掛けて来た。──いやー、負のマテリアルをばら撒くならば、権力者の力を利用するのが一番効率がいい。どうだい? 僕の力を使って奪われた家督を取り戻し、再び王国に覇を……いや、全世界を相手に喧嘩をしてみる気はないかい? と……
「……そいつはおもしろい」
ベルムドの返事に周囲の兵たちはぎょっとなった。彼らが一瞬、本気と考えてしまう程、ベルムドは王国の政治・社交界において奇傑、偏物、酔狂者として知られている。
「だが、その前に……」
その笑みに凄みを加え、ベルムドが歪虚に問うた。
「聞いておかねばならぬことがある。……貴様、私の息子をどうした……?」
オーサンバラの侯爵館が燃えていた。数百年の歴史を持ち、何度もの増改築を経て侯爵家の中心であり続けた王国政治史の舞台の一つが、炎に包まれ燃え落ちようとしていた。
「これはいったい何があった!? 親父は……シモン兄は?!」
凶事を知り、ニューオーサンの街から広域騎馬警官隊を率いて駆けつけて来た三男ソードが、その火勢に為す術もなく消火を諦めた村長に下馬して詰め寄る。
分かりません、と村長は頭を振った。村人たちが火事に気付いたのは館がすっかり炎に包まれてからのことだった。しかも、事情を知る者──即ち、館から出て来た者は只の一人もいなかったという。
「あ、いや! 全身血塗れになった男が一人、玄関前に立ち呆けておりました。あれは確か……お館の庭師の男。声を掛けるこちらを無視して街道の方に歩いていきましたが……」
ソードは馬上に戻ると一人、拍車を掛けてそちらへ駆け出した。広域騎馬警官隊の部下たちが慌ててそれを追う。
「伝令! すぐにニューオーサンのハンター事務所(出張所)に赴いてハンターたちの派遣を要請してくるんだ!」
副官のヤングが、隊で一番馬足の速い隊員を呼び止め、そう命じた。
「しかし、転移門は遠く離れています。依頼しても間に合うかどうか……!」
「それでもだ! 急げ!」
部下の馬の尻を叩きながら、ヤングは主の後を追った。
(嫌な予感がする……!)
そう奥歯を噛み締めながら──
その様な物言いで、『ソレ』は私の部下たちにその力を受け入れさせた。
「シモン様の御為に、私はこの命を捧げます」
その力の正体と、私自身が内に抱える暗い想いを知って尚。家に対してよりも私個人に忠誠を向ける子飼いの部下たちに対しては、より強大な力が与えられた。……最終的には雑魔と融合し、人外と成り果ててしまう程の力を。
それは植物の種子の様な形状をしていた。その力を使って、私は父より長を務めるよう任じられた秘密警察の組織内部から、父の影響力を慎重に慎重に希釈していった。私の内に抱えた悲願──父の殺害を果たす為に。
やがて、長男カールのクーデター騒ぎを利用し、己が念願を果たさんと行動を起こした私は……知らぬ間にその『力』を己にも植え付けられていたことを知った。
『暴走』し、大勢の──大切な人たちに迷惑を掛けてしまった私を最終的に止めたのは、四男ルーサーと縁を結んだハンターたちだった。
救い出された私は館の地下牢に監禁された。監禁と言っても実質的には何の拘束もされていなかった。父と兄によって見張りに宛てられた2人は生き残った子飼いの部下だったし、それは即ち「逃げたければいつでも出て構わない」という家族なりのメッセージであったろうが……
牢で本を読むばかりで一向に逃げようとしない事にほとほと呆れたのか、家督を継いだ長兄が「いつまでもサボるな」とばかりに私へ再び秘密警察の長の任を持って来た。流石にそこまで厚顔ではないので辞したが、代わりに元の部下たちが処理に困った案件の相談にちょくちょく顔を出すようになった。
私は兄や部下らに心底呆れ返りながら……必要な案件に限って、地下牢に座したまま助言を行うことにした。
母の無念と父への憎悪── それに囚われた私が喪ったと思っていたものは、ただ見失っていただけだった。末っ子のルーサーを中心に、あるべき姿へと戻った家族の姿── だが、それは過去の私自身の愚かさによって再び破壊される事となる。
「やあ。再び権力の一端を担えるようになったんだって? となるとまた僕の力が必要だよね」
座敷牢で案件を記した羊皮紙を見ている時に、『ソレ』は唐突に現れた。
以前に会った時と決定的に違うのは、その姿がかつての私の部下──庭師として館に潜り込ませた男の姿をしていたこと。だが、姿形こそ同じであるが、その『中身』はまるで別の存在であることは、内側から威圧的に漏れ出す負のマテリアルからも明白だ。
「何をしに来た……?」
私は冷や汗を必死に押し隠しつつ、そっと身構えた。『看守』である子飼いの部下のベテランの軽装戦士2人が私を背に庇って抜刀する。
「何をしに来たって……さっき言ったでしょ? 二度も言わせないでよ、面倒くさい…… 君が再び責任ある立場に着いたっていうから、こうして僕の『種』を持って来たんだよ。前に配ったのはもう無くなっているだろう?」
表情筋を動かすのも面倒なのか、飄々とした語り口とは対照的に全くの無表情で『彼』が手の平の上に乗せた真っ黒な『種』を見せながらそう告げた。
私の罪──その象徴たる『種』を見せつけられて眩暈を覚えつつ……それでも私は頭を振る。
「……私はもう二度と公職には復帰しない。君の力を借りたことは私の間違いだった」
「ふぅん……?」
私が告げると、『彼』はそれきり私に興味を失くした様にそっぽを向いた。
「これが心変わり、ってやつかぁ…… ホントに人間ってやつは面倒臭いね……」
また一からやり直しだ、と呟きながら、『ソレ』は背を向け、歩き出し……ふと何かを思い出したように足を止め、振り返った。
「そうだ。これもケジメってやつ? だからね。不要になった道具はきちんと後始末をしていかないと…… どんなに面倒臭くってもね」
地下牢から続く隠し階段の先、館の広いエントランス── 全身、血塗れの『ソレ』を出迎えたのは、侯爵家の兵隊たちだった。
表情のない庭師の顔で「おや」と呟く『ソレ』の前に一人の男が現れる。それはダフィールド侯爵家の前当主──カールやシモン、ルーサーら兄弟の父、ベルムドだった。
「おやおや、これはベルムドさん。ちょうどいい。これからあなたに会いに行こうとしていたところだったんだよ。つい今しがた得意先の一つを失くしてしまったところでね。僕の『力』を買ってくれないかい?」
『ソレ』は槍衾を前に営業スマイルを浮かべながら、そう『売り込み』を掛けて来た。──いやー、負のマテリアルをばら撒くならば、権力者の力を利用するのが一番効率がいい。どうだい? 僕の力を使って奪われた家督を取り戻し、再び王国に覇を……いや、全世界を相手に喧嘩をしてみる気はないかい? と……
「……そいつはおもしろい」
ベルムドの返事に周囲の兵たちはぎょっとなった。彼らが一瞬、本気と考えてしまう程、ベルムドは王国の政治・社交界において奇傑、偏物、酔狂者として知られている。
「だが、その前に……」
その笑みに凄みを加え、ベルムドが歪虚に問うた。
「聞いておかねばならぬことがある。……貴様、私の息子をどうした……?」
オーサンバラの侯爵館が燃えていた。数百年の歴史を持ち、何度もの増改築を経て侯爵家の中心であり続けた王国政治史の舞台の一つが、炎に包まれ燃え落ちようとしていた。
「これはいったい何があった!? 親父は……シモン兄は?!」
凶事を知り、ニューオーサンの街から広域騎馬警官隊を率いて駆けつけて来た三男ソードが、その火勢に為す術もなく消火を諦めた村長に下馬して詰め寄る。
分かりません、と村長は頭を振った。村人たちが火事に気付いたのは館がすっかり炎に包まれてからのことだった。しかも、事情を知る者──即ち、館から出て来た者は只の一人もいなかったという。
「あ、いや! 全身血塗れになった男が一人、玄関前に立ち呆けておりました。あれは確か……お館の庭師の男。声を掛けるこちらを無視して街道の方に歩いていきましたが……」
ソードは馬上に戻ると一人、拍車を掛けてそちらへ駆け出した。広域騎馬警官隊の部下たちが慌ててそれを追う。
「伝令! すぐにニューオーサンのハンター事務所(出張所)に赴いてハンターたちの派遣を要請してくるんだ!」
副官のヤングが、隊で一番馬足の速い隊員を呼び止め、そう命じた。
「しかし、転移門は遠く離れています。依頼しても間に合うかどうか……!」
「それでもだ! 急げ!」
部下の馬の尻を叩きながら、ヤングは主の後を追った。
(嫌な予感がする……!)
そう奥歯を噛み締めながら──
解説
1.状況と目的
このシナリオは柏木の『ダフィールドの譚』シリーズから直接続く新たなショート連作の第一作目となります。
状況はOPの通り。焼け落ちようとしている侯爵館から脱出した唯一の生存者と思しき男を、訳も分からぬまま三男・広域騎馬警官隊長のソードが追い掛けます。嫌な予感を覚えたソードの副官ヤングは至急、ハンターの後詰を手配しますが……
ショート連作の開始に当たり、まず参加者の皆様で最初の状況を選択できます。
一つは参加者全員、依頼を見て転移門から駆けつけてきた場合。この場合、ソードやヤングを初めとした広域騎馬警官隊が殺戮されたところに到着します。
もう一つは参加者全員、たまたま何らかの理由でニューオーサンのハンター事務所(出張所)にいた場合。こちらはソードやヤングが殺される直前のタイミングでハンターたちが到着することになります。
今回、シナリオの目的は明示しません。柏木分類『戦略系』──連作の今後の方向、その幾つかを決定づけるシナリオとなります。
2.舞台
グラズヘイム王国ダフィールド侯爵領オーサンバラの村の近郊。とある裏街道の一つ。
夕闇の時分。両脇を森に挟まれた、南北に走る道(幅4sq)の途上。
もう日没も近いというのに徒歩で南に歩く『庭師』の男と、それに追いついた広域騎馬警官隊と……
3.敵
3a.『庭師』の男×1
その溢れ出す負のマテリアルから、歪虚と推測される存在。能力、攻撃方法含め、その一切の詳細不明。
人間の姿──侯爵館にいた庭師の姿を取っている(大公家王都別邸の庭師とは別人です)
3b.『蔦の雑魔』×2
PL情報。
戦闘の途中で『庭師』が持っていた種子から『発芽』させる、球形に蠢く長い蔦の雑魔。
1体は『庭師』の前面に展開して、鞭状攻撃、刺突攻撃、拘束+継続ダメージ攻撃等を担当。
もう1体は『庭師』に巻き付き、防御とカウンターを担当する。
このシナリオは柏木の『ダフィールドの譚』シリーズから直接続く新たなショート連作の第一作目となります。
状況はOPの通り。焼け落ちようとしている侯爵館から脱出した唯一の生存者と思しき男を、訳も分からぬまま三男・広域騎馬警官隊長のソードが追い掛けます。嫌な予感を覚えたソードの副官ヤングは至急、ハンターの後詰を手配しますが……
ショート連作の開始に当たり、まず参加者の皆様で最初の状況を選択できます。
一つは参加者全員、依頼を見て転移門から駆けつけてきた場合。この場合、ソードやヤングを初めとした広域騎馬警官隊が殺戮されたところに到着します。
もう一つは参加者全員、たまたま何らかの理由でニューオーサンのハンター事務所(出張所)にいた場合。こちらはソードやヤングが殺される直前のタイミングでハンターたちが到着することになります。
今回、シナリオの目的は明示しません。柏木分類『戦略系』──連作の今後の方向、その幾つかを決定づけるシナリオとなります。
2.舞台
グラズヘイム王国ダフィールド侯爵領オーサンバラの村の近郊。とある裏街道の一つ。
夕闇の時分。両脇を森に挟まれた、南北に走る道(幅4sq)の途上。
もう日没も近いというのに徒歩で南に歩く『庭師』の男と、それに追いついた広域騎馬警官隊と……
3.敵
3a.『庭師』の男×1
その溢れ出す負のマテリアルから、歪虚と推測される存在。能力、攻撃方法含め、その一切の詳細不明。
人間の姿──侯爵館にいた庭師の姿を取っている(大公家王都別邸の庭師とは別人です)
3b.『蔦の雑魔』×2
PL情報。
戦闘の途中で『庭師』が持っていた種子から『発芽』させる、球形に蠢く長い蔦の雑魔。
1体は『庭師』の前面に展開して、鞭状攻撃、刺突攻撃、拘束+継続ダメージ攻撃等を担当。
もう1体は『庭師』に巻き付き、防御とカウンターを担当する。
マスターより
……というOP。『ダフィールドの譚』から続く新たなショート連作の開幕となります。こんにちは、柏木雄馬です。
仰りたいことは多々あるかもしれませんが、このような形とあいなりました。
柏木から特に申し上げることはありません。皆様の、PC様のプレイングを歪虚にぶつけてやってください。
それでは、皆様、今回もよろしくお願いします。
仰りたいことは多々あるかもしれませんが、このような形とあいなりました。
柏木から特に申し上げることはありません。皆様の、PC様のプレイングを歪虚にぶつけてやってください。
それでは、皆様、今回もよろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/10/22 18:18
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/10/12 12:24:08 |
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相談です… サクラ・エルフリード(ka2598) 人間(クリムゾンウェスト)|15才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2018/10/14 06:33:29 |