ゲスト
(ka0000)
【虚動】歪虚ゲーム陽動襲撃
マスター:笹村工事

- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/01/02 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/01/11 15:00
オープニング
●歪虚ゲームの始まり
荒野に降り立つ歪虚の群れ。
それは最近、CAM実験場に暴悪な牙を剥いた雑魔とは違い、明確な意思を持って動く虚無の使者。人類と相対する宿敵であった。
その先頭に、派手な服を着飾った嫉妬の歪虚、クラーレ・クラーラが立っている。彼は四本の腕を器用に使い、眼前に佇むCAMをハンドル付き双眼鏡で見やった。
「へぇ、結構たくさん用意したんだね。思ったより人も多いし、とても盛り上がりそうだ」
とはいえ、これもすべて彼が仕組んだことだ。ここまではすべて計画通り。
しかも今回、人類から『災厄の十三魔』と呼ばれる歪虚たちの協力を得ている。自分が考えた楽しいゲームを始める前に計画が頓挫するなんて、考えたくもない。いや、そんなことは絶対に起こり得ない。
「じゃあ、みんなよろしくね。ボクは、ゲームの駒を貰いに行く」
クラーレは手下を率い、CAM実験場の中央へと足を向けた。それに呼応するかのように、他の歪虚たちも持ち場へと散っていく。
彼らの狙いは、もはや明白であった。
●陽動蠢動
CAM稼働実験場すぐ傍の平坦な荒地。そこに歪虚の集団が現れた。
「あれがCAMか。でけぇ機械人形だな」
歪虚の内の一体、二十代後半の男に見えるドラクマは500mほど先のCAMを見詰め呟く。
それに返したのは細身の人型歪虚だった。
「あれ使ったら、人間を潰して丸めてお手玉みたいにして遊べそうじゃん」
「そりゃ楽しそうだな、ジャグラー。けどよ、今回の俺らは陽動だ。楽しむのは程々にな」
ドラクマの言葉に続けたのはマント姿の人型歪虚である。
「左様左様。それ以前に死なすなど勿体ない。生かさず殺さず苦悶の声を搾り取らねば」
この言葉に、ドラクマは軽く肩を竦め返す。
「相変わらずイイ趣味してんな、カードマジシャン。
ま、お前さんにとっちゃ観客の居ない所での芸なんざ、好みじゃねぇてこったろうけどよ」
「如何にも如何にも。いずれ滅ぶそれまでは、阿鼻叫喚を浴びたいものよ」
カードマジシャンの言葉にジャグラーも賛同する。
「それはオレっちも同じだ。いずれ全部きれいさっぱり滅ぶまで、人間達には楽しませて欲しい物じゃん」
そこまで言うとジャグラーはケラケラと、カードマジシャンはカラカラと笑い、ドラクマは苦笑するかのように息をつく。
これら名前持ちの知能の高い歪虚3体の他に、その場に居るのは20体ほどの雑魔である。
種類は2種類。陶製の犬人形めいた物が10体に、1メートル程度の大きさの兵隊型のブリキ人形が10体。
そしてそれらの後方に更に一体。メイド服姿の少女型歪虚が居た。それはCAMを見詰め楽しそうに声を上げる。
「人形人形楽しそう。リボンを付けてお化粧も。姫さまと一緒に遊びたい」
「そうなるかどうかは、これから次第だがよ。
ま、せいぜい、掻き回してやるさ。だから逃げる時の転移門頼んだぜ」
ドラクマはメイド服の少女型歪虚にそう言うと、次いでジャグラーとカードマジシャンに呼び掛ける。
「それじゃ、行こうぜ。俺は中央で切り込みを、左翼はジャグラー、右翼はカードマジシャンに頼む。その補助を雑魔にさせる。
初期の陣形はこれだが、そこから先はハンター達の反応次第で変えて行こうぜ。
それと、それぞれ奥の手を使うかどうかは好きにしとこうぜ。
もっともお前ら、今回の遊びじゃ使う気ないだろうけどよ」
「当然じゃん。遊びは縛りがあってこそ楽しいもんだし」
「いかにもいかにも。遊び心を忘れるぐらいなら、滅びた方がマシというもの」
「ま、好きにしな。俺は昔なじみにもまだ挨拶に行ってないんでな、滅ぼされる気はないから自分の奥の手はヤバくなったら使うぜ。
んじゃま、そろそろ行けるか?」
それにジャグラーとカードマジシャンの2体は戦闘準備で応える。
ジャグラーは一気に負のマテリアルを膨れ上がらせると掌にそれを収束、次いで奇剣の形に固定する。
それは太い枝を伸ばす木のような形状の、枝分かれした刃を持つ剣である。
リアルブルーにおいて「フンガ・ムンガ」と呼ばれる物に酷似していた。
それを2本作り出すと宙に放り、新たに2本、合わせて4本の奇剣をお手玉をするようにもてあそぶ。
それに倣うように、カードマジシャンも自身の負のマテリアルを用い武器を作り出した。
掌に収まるほどのカードの束である。だが、そこから漂う気配は禍々しい。
それをディラーの如く巧みに捌きながらドラクマの用意を待っていた。
それに応えるように、ドラクマは腰に差した双刀を抜く。
獣の牙を思わせる、緩やかに湾曲した幅が広く大きな刀である。
刃形は鮫の歯か鋸の如くギザギザとしており、凶悪さを見ただけで感じさせる。
「じゃ、始めるとするか」
遊びに行くかの如き気楽な声でドラクマは言うと、静かに歩み始める。
それに付いて行くように、雑魔の群れと2体の歪虚がハンター達の元へと進撃を始めた。
荒野に降り立つ歪虚の群れ。
それは最近、CAM実験場に暴悪な牙を剥いた雑魔とは違い、明確な意思を持って動く虚無の使者。人類と相対する宿敵であった。
その先頭に、派手な服を着飾った嫉妬の歪虚、クラーレ・クラーラが立っている。彼は四本の腕を器用に使い、眼前に佇むCAMをハンドル付き双眼鏡で見やった。
「へぇ、結構たくさん用意したんだね。思ったより人も多いし、とても盛り上がりそうだ」
とはいえ、これもすべて彼が仕組んだことだ。ここまではすべて計画通り。
しかも今回、人類から『災厄の十三魔』と呼ばれる歪虚たちの協力を得ている。自分が考えた楽しいゲームを始める前に計画が頓挫するなんて、考えたくもない。いや、そんなことは絶対に起こり得ない。
「じゃあ、みんなよろしくね。ボクは、ゲームの駒を貰いに行く」
クラーレは手下を率い、CAM実験場の中央へと足を向けた。それに呼応するかのように、他の歪虚たちも持ち場へと散っていく。
彼らの狙いは、もはや明白であった。
●陽動蠢動
CAM稼働実験場すぐ傍の平坦な荒地。そこに歪虚の集団が現れた。
「あれがCAMか。でけぇ機械人形だな」
歪虚の内の一体、二十代後半の男に見えるドラクマは500mほど先のCAMを見詰め呟く。
それに返したのは細身の人型歪虚だった。
「あれ使ったら、人間を潰して丸めてお手玉みたいにして遊べそうじゃん」
「そりゃ楽しそうだな、ジャグラー。けどよ、今回の俺らは陽動だ。楽しむのは程々にな」
ドラクマの言葉に続けたのはマント姿の人型歪虚である。
「左様左様。それ以前に死なすなど勿体ない。生かさず殺さず苦悶の声を搾り取らねば」
この言葉に、ドラクマは軽く肩を竦め返す。
「相変わらずイイ趣味してんな、カードマジシャン。
ま、お前さんにとっちゃ観客の居ない所での芸なんざ、好みじゃねぇてこったろうけどよ」
「如何にも如何にも。いずれ滅ぶそれまでは、阿鼻叫喚を浴びたいものよ」
カードマジシャンの言葉にジャグラーも賛同する。
「それはオレっちも同じだ。いずれ全部きれいさっぱり滅ぶまで、人間達には楽しませて欲しい物じゃん」
そこまで言うとジャグラーはケラケラと、カードマジシャンはカラカラと笑い、ドラクマは苦笑するかのように息をつく。
これら名前持ちの知能の高い歪虚3体の他に、その場に居るのは20体ほどの雑魔である。
種類は2種類。陶製の犬人形めいた物が10体に、1メートル程度の大きさの兵隊型のブリキ人形が10体。
そしてそれらの後方に更に一体。メイド服姿の少女型歪虚が居た。それはCAMを見詰め楽しそうに声を上げる。
「人形人形楽しそう。リボンを付けてお化粧も。姫さまと一緒に遊びたい」
「そうなるかどうかは、これから次第だがよ。
ま、せいぜい、掻き回してやるさ。だから逃げる時の転移門頼んだぜ」
ドラクマはメイド服の少女型歪虚にそう言うと、次いでジャグラーとカードマジシャンに呼び掛ける。
「それじゃ、行こうぜ。俺は中央で切り込みを、左翼はジャグラー、右翼はカードマジシャンに頼む。その補助を雑魔にさせる。
初期の陣形はこれだが、そこから先はハンター達の反応次第で変えて行こうぜ。
それと、それぞれ奥の手を使うかどうかは好きにしとこうぜ。
もっともお前ら、今回の遊びじゃ使う気ないだろうけどよ」
「当然じゃん。遊びは縛りがあってこそ楽しいもんだし」
「いかにもいかにも。遊び心を忘れるぐらいなら、滅びた方がマシというもの」
「ま、好きにしな。俺は昔なじみにもまだ挨拶に行ってないんでな、滅ぼされる気はないから自分の奥の手はヤバくなったら使うぜ。
んじゃま、そろそろ行けるか?」
それにジャグラーとカードマジシャンの2体は戦闘準備で応える。
ジャグラーは一気に負のマテリアルを膨れ上がらせると掌にそれを収束、次いで奇剣の形に固定する。
それは太い枝を伸ばす木のような形状の、枝分かれした刃を持つ剣である。
リアルブルーにおいて「フンガ・ムンガ」と呼ばれる物に酷似していた。
それを2本作り出すと宙に放り、新たに2本、合わせて4本の奇剣をお手玉をするようにもてあそぶ。
それに倣うように、カードマジシャンも自身の負のマテリアルを用い武器を作り出した。
掌に収まるほどのカードの束である。だが、そこから漂う気配は禍々しい。
それをディラーの如く巧みに捌きながらドラクマの用意を待っていた。
それに応えるように、ドラクマは腰に差した双刀を抜く。
獣の牙を思わせる、緩やかに湾曲した幅が広く大きな刀である。
刃形は鮫の歯か鋸の如くギザギザとしており、凶悪さを見ただけで感じさせる。
「じゃ、始めるとするか」
遊びに行くかの如き気楽な声でドラクマは言うと、静かに歩み始める。
それに付いて行くように、雑魔の群れと2体の歪虚がハンター達の元へと進撃を始めた。
解説
●目的
敵歪虚の一定以上の殲滅。
●状況
CAM稼働実験の警護についていたハンター達に向かって歪虚達が襲撃してくる。
状況の把握と伝令が終わりハンター達が配置についた時点で、敵は200mの距離まで近づいている。
CAMの護衛は他の警備が就いているので、向かってくる歪虚の対処を要請され迎撃する事になる。
●敵
PL情報になります。
■名前持ち歪虚
・ドラクマ
・カードマジシャン
・ジャグラー
その他、具体的な性質は不明。
陽動が目的である為、全ての能力を使用して来るとは限りません。
雑魔がある程度倒されるか、状況が悪いと判断すれば、後方の安全な場所まで逃げます。
■雑魔×20
・犬型×10 素早く動き噛みついてくる。
・兵隊型×10 剣と盾持ち。割と頑丈。
どちらも攻撃力はそれほど高くなく、代わりに割としぶとい。
ハンターの動きの阻害を中心に動く。
敵の初期配置は、
中央切り込みドラクマ・左翼はジャグラー・右翼はカードマジシャン。
ドラクマの後方に雑魔になります。
■簡略図
右翼 左翼
雑 魔
中 央
↑
200m
↓
ハンター
この配置からハンター達の動きに合わせ動いてきます。
トリッキーな動きをする可能性もありますのでお気を付け下さい。
●戦場
平坦な荒地。横幅は50mほど。
その範囲では命中率および移動力に関係する障害物は無し。
●対応タグ
敵の攻めてくる陣形に合わせたタグになります。
【中央】【左翼】【右翼】【支援】
【支援】は、【中央】【支援】のように組み合わせてお使い下さい。
●その他
・難易度は、名前持ち歪虚達を倒さない前提の物になります。
・この依頼での質問は受け付けられません。あらかじめご了承ください。
以上です。
では、歪虚からの襲撃対応お願い致します。
敵歪虚の一定以上の殲滅。
●状況
CAM稼働実験の警護についていたハンター達に向かって歪虚達が襲撃してくる。
状況の把握と伝令が終わりハンター達が配置についた時点で、敵は200mの距離まで近づいている。
CAMの護衛は他の警備が就いているので、向かってくる歪虚の対処を要請され迎撃する事になる。
●敵
PL情報になります。
■名前持ち歪虚
・ドラクマ
・カードマジシャン
・ジャグラー
その他、具体的な性質は不明。
陽動が目的である為、全ての能力を使用して来るとは限りません。
雑魔がある程度倒されるか、状況が悪いと判断すれば、後方の安全な場所まで逃げます。
■雑魔×20
・犬型×10 素早く動き噛みついてくる。
・兵隊型×10 剣と盾持ち。割と頑丈。
どちらも攻撃力はそれほど高くなく、代わりに割としぶとい。
ハンターの動きの阻害を中心に動く。
敵の初期配置は、
中央切り込みドラクマ・左翼はジャグラー・右翼はカードマジシャン。
ドラクマの後方に雑魔になります。
■簡略図
右翼 左翼
雑 魔
中 央
↑
200m
↓
ハンター
この配置からハンター達の動きに合わせ動いてきます。
トリッキーな動きをする可能性もありますのでお気を付け下さい。
●戦場
平坦な荒地。横幅は50mほど。
その範囲では命中率および移動力に関係する障害物は無し。
●対応タグ
敵の攻めてくる陣形に合わせたタグになります。
【中央】【左翼】【右翼】【支援】
【支援】は、【中央】【支援】のように組み合わせてお使い下さい。
●その他
・難易度は、名前持ち歪虚達を倒さない前提の物になります。
・この依頼での質問は受け付けられません。あらかじめご了承ください。
以上です。
では、歪虚からの襲撃対応お願い致します。
マスターより
当MS初めてのイベシナになりますが頑張ります。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
結構好き勝手に動きまくる歪虚3体を相手に、どんな戦いを見せてくれるでしょうか。
それでは、少しでも楽しんで頂けることを願いつつ、失礼します。
朝ではないかもしれませんが、おはようございます。笹村工事と申します。
結構好き勝手に動きまくる歪虚3体を相手に、どんな戦いを見せてくれるでしょうか。
それでは、少しでも楽しんで頂けることを願いつつ、失礼します。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/07 00:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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作戦相談 八劒 颯(ka1804) 人間(リアルブルー)|15才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/01/02 01:12:37 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/01/02 00:22:25 |