ゲスト
(ka0000)
【空蒼】あの月へ向かって
マスター:猫又ものと

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- ユニット参加人数
- 現在18 / 0~25
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/10/26 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/11/09 19:00
オープニング
――この一連の事件や作戦に関わって、僕は自分の能力の源が何であるのかを知った。
強化人間に与えられた力は、VOID由来のものであること。
正式に伝えられても、別段驚きはなかった。
僕は幸いなことに、自分の『力』について、親しい人たちから事前に話を聞いていたからかもしれない。
――いいかい。これは私の持論だけど……『力』は単なる道具でしかないんだ。
だから、君はそのままでいい……。
思い返すのはあの人の声。
今まで自分が暴走せずに済んだのは、邪神の呼び声を振り切れる程の想いがあったから。
――既にVOIDと共闘状態にある、完全に暴走してしまった同胞たちは、精神は完全に破壊され救うことはできないけれど。
……一歩間違えば、自分が歩んでいたかもしれない道。
僕は、運が良かった。ただそれだけ。
――じゃあ、『運が良かった僕』は、これから一体何が出来るのだろう。
自分の力は、胸が張れるものではない。
分かっているけれど。
それでも救える人がいるのなら、僕は迷わずその力を使う。
……利用された仲間達の為にも戦わないといけない。人間同士の戦いは、終わりにしなくてはいけない。
最初は兄さんを探す為に得たものだったけれど。
出来ることがあるなら、やらなくては――。
――この力はVOID由来だ。使い続ければ、きっと何らかの代償を払うことになるのだろう。
生きるものとは相反する力だ。何事もなく元通りになりました……なんて、そんなに甘い話がある訳がない。
それが分かっていても――兄さん、僕は。この命が尽きるまで、この『力』を使って、抗ってみようと思う。
●あの月へ向かって
大規模作戦『リアルブルー封印作戦』が発令され、準備の為に誰しも忙しなく動きまわっている。
そこにレギ(kz0229)が慌てた様子で飛び込んで来た。
「すみません! どなたか手が空いている方いらっしゃいませんか!?」
「おう、レギか。どうした?」
「ちょっと人手が足りなくて……! すみませんがお手伝い戴けませんか?」
「人手って一体何の?」
「ああ、すみません。アスガルドの子供達を崑崙に避難させます。森山艦長とトモネ様がニダヴェリール攻略作戦に参加されて動けないので、僕が指揮を執るようにと指示がありました」
『アスガルド』という単語を聞いてハッとするハンター達。
――アスガルドはイギリスのエディンバラにある強化人間施設のことだ。
強化人間の訓練施設でもあり、沢山の孤児たちが暮らしていたそこには、今先の戦いで昏睡状態になった子供達が収容されている。
いつ邪神の呼びかけに応え動き出すか分からぬ子供達。強固に拘束されて、いつ目覚めるともしれぬ眠りについていた。
「……でも、リアルブルーは封印されるんだろう? その中にいれば『時間』が停止される。子供達も安全なんじゃないのか?」
そう。時の止まった地球ではそもそもあらゆる生物が害されることはなく、意識も停止し、時間解凍が行われるまで苦痛も不安も感じることはない。
アスガルドの子供達は昏睡している以上、静かに時間解凍を待つという方法もある。
だが、ハンターのその発言に対しレギは首を振った。
「……崑崙にはトマーゾ教授が作られたイニシャライザーがあると聞きました。今は眠り続けていますが、邪神からの呼び声を完全に遮断できれば、子供達が目覚める可能性もあります。だから、僕が個人的にも、避難させたいんです」
「……そうか! そういうことか! それは避難させる価値があるな」
「避難させるって言ったけど、やはり方法としてはシャトルに乗せるのかしら」
「はい。そうなります。アスガルドの子供達は昏睡していますので、ベッドに寝かせたまま運び込む必要があります。手間がかかりますし、一度に沢山は乗せられません」
アスガルドの近くに停泊しているシャトルは1機のみ。
大型ではあるものの、崑崙へと向かうシャトルには色々な人や物資が詰め込まれることが予想され、時間が経つにつれ場所を取るアスガルドの子供達の運び込みは困難になる可能性がある。
レギの言葉に、ハンター達はため息をつく。
「そうか……。全員乗せる為にはすぐ取り掛からないとな」
「ええ、急ぎましょう」
バタバタと動き出すハンター達とレギ。
大急ぎでアスガルドに向かう彼ら。白亜の要塞のような建物の上空。そこに飛来するものが見えた。
「……何だ、あれ」
「狂気歪虚の群れよ! 何でこんなところに……?」
「邪神の侵攻が始まって、狂気歪虚の動きも活発になってるってことか……?」
「あいつらに施設の中に入り込まれたら避難どころの騒ぎじゃなくなるわよ」
「……くそ! 二手に分けるぞ! 俺達は狂気歪虚の対応に当たる」
「じゃあ私達は子供達を避難させるわ!」
「頼む! それまでは食い止めるから急いでくれよ!」
「了解! 皆、気を付けてね!」
頷き合い、ハンター達は二手に分かれる。
――枕元に置かれた花やくまのぬいぐるみ。
生命維持装置に繋がれたままの杏やユニス、ニーナ。ランディ、マルコス。
子供達は外の騒ぎに気付く様子もなく、静かに眠り続けていた。
強化人間に与えられた力は、VOID由来のものであること。
正式に伝えられても、別段驚きはなかった。
僕は幸いなことに、自分の『力』について、親しい人たちから事前に話を聞いていたからかもしれない。
――いいかい。これは私の持論だけど……『力』は単なる道具でしかないんだ。
だから、君はそのままでいい……。
思い返すのはあの人の声。
今まで自分が暴走せずに済んだのは、邪神の呼び声を振り切れる程の想いがあったから。
――既にVOIDと共闘状態にある、完全に暴走してしまった同胞たちは、精神は完全に破壊され救うことはできないけれど。
……一歩間違えば、自分が歩んでいたかもしれない道。
僕は、運が良かった。ただそれだけ。
――じゃあ、『運が良かった僕』は、これから一体何が出来るのだろう。
自分の力は、胸が張れるものではない。
分かっているけれど。
それでも救える人がいるのなら、僕は迷わずその力を使う。
……利用された仲間達の為にも戦わないといけない。人間同士の戦いは、終わりにしなくてはいけない。
最初は兄さんを探す為に得たものだったけれど。
出来ることがあるなら、やらなくては――。
――この力はVOID由来だ。使い続ければ、きっと何らかの代償を払うことになるのだろう。
生きるものとは相反する力だ。何事もなく元通りになりました……なんて、そんなに甘い話がある訳がない。
それが分かっていても――兄さん、僕は。この命が尽きるまで、この『力』を使って、抗ってみようと思う。
●あの月へ向かって
大規模作戦『リアルブルー封印作戦』が発令され、準備の為に誰しも忙しなく動きまわっている。
そこにレギ(kz0229)が慌てた様子で飛び込んで来た。
「すみません! どなたか手が空いている方いらっしゃいませんか!?」
「おう、レギか。どうした?」
「ちょっと人手が足りなくて……! すみませんがお手伝い戴けませんか?」
「人手って一体何の?」
「ああ、すみません。アスガルドの子供達を崑崙に避難させます。森山艦長とトモネ様がニダヴェリール攻略作戦に参加されて動けないので、僕が指揮を執るようにと指示がありました」
『アスガルド』という単語を聞いてハッとするハンター達。
――アスガルドはイギリスのエディンバラにある強化人間施設のことだ。
強化人間の訓練施設でもあり、沢山の孤児たちが暮らしていたそこには、今先の戦いで昏睡状態になった子供達が収容されている。
いつ邪神の呼びかけに応え動き出すか分からぬ子供達。強固に拘束されて、いつ目覚めるともしれぬ眠りについていた。
「……でも、リアルブルーは封印されるんだろう? その中にいれば『時間』が停止される。子供達も安全なんじゃないのか?」
そう。時の止まった地球ではそもそもあらゆる生物が害されることはなく、意識も停止し、時間解凍が行われるまで苦痛も不安も感じることはない。
アスガルドの子供達は昏睡している以上、静かに時間解凍を待つという方法もある。
だが、ハンターのその発言に対しレギは首を振った。
「……崑崙にはトマーゾ教授が作られたイニシャライザーがあると聞きました。今は眠り続けていますが、邪神からの呼び声を完全に遮断できれば、子供達が目覚める可能性もあります。だから、僕が個人的にも、避難させたいんです」
「……そうか! そういうことか! それは避難させる価値があるな」
「避難させるって言ったけど、やはり方法としてはシャトルに乗せるのかしら」
「はい。そうなります。アスガルドの子供達は昏睡していますので、ベッドに寝かせたまま運び込む必要があります。手間がかかりますし、一度に沢山は乗せられません」
アスガルドの近くに停泊しているシャトルは1機のみ。
大型ではあるものの、崑崙へと向かうシャトルには色々な人や物資が詰め込まれることが予想され、時間が経つにつれ場所を取るアスガルドの子供達の運び込みは困難になる可能性がある。
レギの言葉に、ハンター達はため息をつく。
「そうか……。全員乗せる為にはすぐ取り掛からないとな」
「ええ、急ぎましょう」
バタバタと動き出すハンター達とレギ。
大急ぎでアスガルドに向かう彼ら。白亜の要塞のような建物の上空。そこに飛来するものが見えた。
「……何だ、あれ」
「狂気歪虚の群れよ! 何でこんなところに……?」
「邪神の侵攻が始まって、狂気歪虚の動きも活発になってるってことか……?」
「あいつらに施設の中に入り込まれたら避難どころの騒ぎじゃなくなるわよ」
「……くそ! 二手に分けるぞ! 俺達は狂気歪虚の対応に当たる」
「じゃあ私達は子供達を避難させるわ!」
「頼む! それまでは食い止めるから急いでくれよ!」
「了解! 皆、気を付けてね!」
頷き合い、ハンター達は二手に分かれる。
――枕元に置かれた花やくまのぬいぐるみ。
生命維持装置に繋がれたままの杏やユニス、ニーナ。ランディ、マルコス。
子供達は外の騒ぎに気付く様子もなく、静かに眠り続けていた。
解説
■目的
『リアルブルー封印作戦』の始動が迫る中、アスガルドの子供達を避難させる決断をしたレギとハンター達。
子供達を崑崙へと避難させる為に訪れたアスガルド上空に、狂気の歪虚が飛来しました。
狂気の歪虚の侵攻を防ぎつつ、アスガルドの子供達をシャトルへ避難、崑崙へ向けて出発させて下さい。
■行動選択
【1】狂気歪虚対応
アスガルド上空に飛来した狂気狂気歪虚を撃退します。
歪虚は時間の経過と共に増援が登場します
この選択肢にはレギがいます。
【2】強化人間搬出
眠り続けている子供達の搬出に当たります。
アスガルドの近くに停泊しているシャトルは1機のみ。
大型ではあるものの、色々な人や物資が詰め込まれることが予想され、時間が経つにつれ子供達の運び込みは困難になる可能性があります。
この選択肢には杏、ユニス、ニーナ、ランディ、マルコス達がいます。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】レギ(kz0229)
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いて構いません。
■NPCの同行
今回はレギが同行しています。
アスガルドの子供達を避難させるべく必死になっています。
■敵について
小型狂気(浮遊型第二種)×多数
リアルブルーで最もよく見られるVOID。サイズ1
ゆったりとした速度で浮遊・飛行する。触手の他、目からのレーザーで攻撃する
体を甲殻類を思わせる装甲で防御性能がUPしている
中型狂気(擬人型第三種)×多数
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3
過去に確認されている個体よりも高い戦闘力を持つ
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装
短期間の飛行とショートジャンプ(ワープ)が可能
『リアルブルー封印作戦』の始動が迫る中、アスガルドの子供達を避難させる決断をしたレギとハンター達。
子供達を崑崙へと避難させる為に訪れたアスガルド上空に、狂気の歪虚が飛来しました。
狂気の歪虚の侵攻を防ぎつつ、アスガルドの子供達をシャトルへ避難、崑崙へ向けて出発させて下さい。
■行動選択
【1】狂気歪虚対応
アスガルド上空に飛来した狂気狂気歪虚を撃退します。
歪虚は時間の経過と共に増援が登場します
この選択肢にはレギがいます。
【2】強化人間搬出
眠り続けている子供達の搬出に当たります。
アスガルドの近くに停泊しているシャトルは1機のみ。
大型ではあるものの、色々な人や物資が詰め込まれることが予想され、時間が経つにつれ子供達の運び込みは困難になる可能性があります。
この選択肢には杏、ユニス、ニーナ、ランディ、マルコス達がいます。
■同行者の指定
同行する人がいる場合【同行者のフルネームと番号】を冒頭に記載してください。
例:【同行者】レギ(kz0229)
複数いらっしゃる場合は【チーム名】でご指定戴いて構いません。
■NPCの同行
今回はレギが同行しています。
アスガルドの子供達を避難させるべく必死になっています。
■敵について
小型狂気(浮遊型第二種)×多数
リアルブルーで最もよく見られるVOID。サイズ1
ゆったりとした速度で浮遊・飛行する。触手の他、目からのレーザーで攻撃する
体を甲殻類を思わせる装甲で防御性能がUPしている
中型狂気(擬人型第三種)×多数
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3
過去に確認されている個体よりも高い戦闘力を持つ
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装
短期間の飛行とショートジャンプ(ワープ)が可能
マスターより
■その他
白紙は描写できませんのでご注意ください。
質問板は立てて戴いても構いませんが、明確にすることで逆に厳しい状況になることがあります。
また、質問する場合は出発24時間前までの質問を受け付けます。
------
■マスターより
お世話になっております。猫又です。
皆様に【空蒼】連動シナリオをお届けします。
大規模作戦『リアルブルー封印作戦』が発令される中、アスガルドの子供達の為にレギが動き出しました。
犠牲になり続けた子供達の為に、どうぞ皆さまのお力をお貸しくださいませ。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
白紙は描写できませんのでご注意ください。
質問板は立てて戴いても構いませんが、明確にすることで逆に厳しい状況になることがあります。
また、質問する場合は出発24時間前までの質問を受け付けます。
------
■マスターより
お世話になっております。猫又です。
皆様に【空蒼】連動シナリオをお届けします。
大規模作戦『リアルブルー封印作戦』が発令される中、アスガルドの子供達の為にレギが動き出しました。
犠牲になり続けた子供達の為に、どうぞ皆さまのお力をお貸しくださいませ。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/11/19 11:09
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/10/26 17:35:43 |
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相談卓 アルスレーテ・フュラー(ka6148) エルフ|27才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2018/10/26 18:43:38 |