ゲスト
(ka0000)
【HW】新生眷属はおいらのご主人
マスター:奈華里

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2018/11/04 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/11/18 22:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
●転移
「いい加減、家賃払って下さいな。でないと出てってもらう事になりますよ」
玄関先で大家さんが家賃の催促中。いよいよ、首が回らなくなったのかもしれない。
おいらの名前はぽち。スーパー猫又だけど、ご主人のせいで割とひどい目に遭っている。
そしてこの家の家主でありご主人は今、大家の声を無視して狸寝入り中。
多分聞こえてはいるんだと思うのだけど、ないものはない訳で出ても無駄だと思っているらしい。
(確か昨日もお酒飲んでた気がするにゃ)
入ったお金は大体お酒に消えている。凄腕なのに、もっとお仕事やればそれなりに儲かるのに。それをしないのはただご主人がぐうたら好きなだけ。そんな時だった。転がった酒瓶からひゅっと風が吹いて、次の瞬間物凄い勢いでおいらとご主人を呑み込んでゆく。
それはつむじ風のようなものだったけど、次目覚めた先でおいらはビックリ。
身体が、人のモノになっていた。耳と尻尾は健在だけれど、おいらは人間の姿をしていて、そして。
「おい、あっちに八番目の眷属が確認されたってよ」
「まじかよっ、んなの聞いてないって!」
そこはまさに戦場。おいらのいた世界とは少し何かが違うけど、やっぱりここでも戦いは日常らしい。
よく判らないままにおいらはその方向に目をやる。するとそこには…。
「ご主人っ!」
継ぎ接ぎだらけの着流しの着物に寝癖交じりの髪。
仏頂面で眠そうな眼のその男は間違いなく、ご主人で何が起きたのか判らずおいらは戸惑う。
「んぁ? 何だってーんだ、一体。こんな場所、俺は知らんぞ」
ぼりぼりと背を掻きながらも囲まれた事を知って、面倒げに転がっていた大振りの剣を構える。
「新生の眷属めっ。我々が一刀のもとに」
「馬鹿いえ、死ぬのは御免だ」
威勢よく言い放つ戦士達にご主人はそう言うと、向こうが動くのを待ってそのまま衝突する。
が、力の差は圧倒的だった。この世界の住人が弱いのかただ単に対峙した奴が弱すぎたのかは判らない。けれど、あっさりとご主人の手にかかり、囲んでいた戦士達はばらばらと倒れてゆく。
「ダメにゃ、ご主人。悪い事はダメにゃ」
おいらが叫ぶ。しかし、この姿ではおいらをおいらだと認識できなかったようだ。
「? ぽちの声が聞こえた気がしたが…気のせいか」
敵意を見せる相手がいなくなったことを確認して、ご主人は何となく歩き出す。
「そういや、腹減ったな…何か食べものでも探すか」
そう言って街のある方へと進み始める。そんなご主人を追いかけようとしたおいらだったのだが、
「ダメだ、少年。あいつは危険だ」
何処かに隠れていたのか、傷を負いながらおいらを心配する様子の一人の青年がおいらに待ったをかける。
「だけど…」
「いいから、一旦戻ろう」
そう言われるままにおいらはこの世界のオフィスって所に案内されて、現状を把握する。
●悪者
「つ、つまりあの人は世界を壊そうとしている悪者なのにゃ?」
信じられない話であるが、青年の話によればそう言う事らしい。
七眷属と呼ばれる悪い奴がいて、そして二つの世界の住人達が力を合わせてそれらと戦っているのがこの世界。だが、ついさっき七眷属らが新たな眷属を召喚したのだという。
「漆黒の闇の中からあいつは現れた。つまり七眷属の召喚の儀は成功してしまった。だから、残念だけどあれはもう人じゃないよ。だって僕はみたんだ。彼から立ち昇る負のマテリアルを」
ぐっと拳を握って、自分を不安を握りつぶす様に青年が言う。
ご主人が悪者で、この世界を滅ぼす存在。そんなことありえない。ぐうたらなご主人だけど、曲がった事はしない人でだからこそここまで一緒にいたのに、突然そんな事を言われても信じられる筈がない。
「元に、元に戻す事は出来ないのかニャ!」
人じゃなくなったというのなら人に戻せばいい。そして、何としても自分達の世界に戻りたい。
「さぁねぇ…でも、難しいと思うよ。召喚される時に人のモノとも思えない凄い断末魔のような声が聞こえていたから。あの時、彼は人から人ならざる者になったんだと僕は思う。それをなかった事にするなんて、そんな簡単じゃない筈だ」
申し訳なさそうに彼が言う。
「そんな…じゃあ、倒すしかないのかにゃ」
しゅんと耳を伏せておいらが言う。その後は沈黙…青年もどう声を掛けたらいいか判らないらしい。
「ご主人…」
いつもと変わらない様子だったのに、本当に変わってしまったのだろうか。
おいらは判らないまま、途方に暮れる。けれど、世界の方は待ってはくれない。
新たな眷属の出現に、早急な対処を命じ多くのハンターが動き始める。
仕留めれば大スターだ。報奨金もたんまり入るだろうと躍起になる。
またある者は世界の平和の為、彼を葬る事が最善と考え腰を上げる。
「あの眷属は街の方に向かってるらしいぞ。急げ急げ」
「何をしている。急がないと手遅れになるぞっ」
ポチの傍でもそんな声が飛び交う。
ただ、生まれたばかりでもあるし見た目は人間と変わらないのだからまだ街人は知らないだろう。
「すまん、どうやら俺の金はここでは使えないらしいんだが皿洗いでもゴミ出しでも何でもする。だから飯を食わせて貰えないだろうか?」
辿り着いた街の飲食店で着流しの男がお願いする。
「おや、転移者かい。久方振りだけど、まあいいよ。そこに座りな」
店員のおばちゃんはそう言って、彼を快く迎えていたりで…はてさて、この後どうなる?
●転移
「いい加減、家賃払って下さいな。でないと出てってもらう事になりますよ」
玄関先で大家さんが家賃の催促中。いよいよ、首が回らなくなったのかもしれない。
おいらの名前はぽち。スーパー猫又だけど、ご主人のせいで割とひどい目に遭っている。
そしてこの家の家主でありご主人は今、大家の声を無視して狸寝入り中。
多分聞こえてはいるんだと思うのだけど、ないものはない訳で出ても無駄だと思っているらしい。
(確か昨日もお酒飲んでた気がするにゃ)
入ったお金は大体お酒に消えている。凄腕なのに、もっとお仕事やればそれなりに儲かるのに。それをしないのはただご主人がぐうたら好きなだけ。そんな時だった。転がった酒瓶からひゅっと風が吹いて、次の瞬間物凄い勢いでおいらとご主人を呑み込んでゆく。
それはつむじ風のようなものだったけど、次目覚めた先でおいらはビックリ。
身体が、人のモノになっていた。耳と尻尾は健在だけれど、おいらは人間の姿をしていて、そして。
「おい、あっちに八番目の眷属が確認されたってよ」
「まじかよっ、んなの聞いてないって!」
そこはまさに戦場。おいらのいた世界とは少し何かが違うけど、やっぱりここでも戦いは日常らしい。
よく判らないままにおいらはその方向に目をやる。するとそこには…。
「ご主人っ!」
継ぎ接ぎだらけの着流しの着物に寝癖交じりの髪。
仏頂面で眠そうな眼のその男は間違いなく、ご主人で何が起きたのか判らずおいらは戸惑う。
「んぁ? 何だってーんだ、一体。こんな場所、俺は知らんぞ」
ぼりぼりと背を掻きながらも囲まれた事を知って、面倒げに転がっていた大振りの剣を構える。
「新生の眷属めっ。我々が一刀のもとに」
「馬鹿いえ、死ぬのは御免だ」
威勢よく言い放つ戦士達にご主人はそう言うと、向こうが動くのを待ってそのまま衝突する。
が、力の差は圧倒的だった。この世界の住人が弱いのかただ単に対峙した奴が弱すぎたのかは判らない。けれど、あっさりとご主人の手にかかり、囲んでいた戦士達はばらばらと倒れてゆく。
「ダメにゃ、ご主人。悪い事はダメにゃ」
おいらが叫ぶ。しかし、この姿ではおいらをおいらだと認識できなかったようだ。
「? ぽちの声が聞こえた気がしたが…気のせいか」
敵意を見せる相手がいなくなったことを確認して、ご主人は何となく歩き出す。
「そういや、腹減ったな…何か食べものでも探すか」
そう言って街のある方へと進み始める。そんなご主人を追いかけようとしたおいらだったのだが、
「ダメだ、少年。あいつは危険だ」
何処かに隠れていたのか、傷を負いながらおいらを心配する様子の一人の青年がおいらに待ったをかける。
「だけど…」
「いいから、一旦戻ろう」
そう言われるままにおいらはこの世界のオフィスって所に案内されて、現状を把握する。
●悪者
「つ、つまりあの人は世界を壊そうとしている悪者なのにゃ?」
信じられない話であるが、青年の話によればそう言う事らしい。
七眷属と呼ばれる悪い奴がいて、そして二つの世界の住人達が力を合わせてそれらと戦っているのがこの世界。だが、ついさっき七眷属らが新たな眷属を召喚したのだという。
「漆黒の闇の中からあいつは現れた。つまり七眷属の召喚の儀は成功してしまった。だから、残念だけどあれはもう人じゃないよ。だって僕はみたんだ。彼から立ち昇る負のマテリアルを」
ぐっと拳を握って、自分を不安を握りつぶす様に青年が言う。
ご主人が悪者で、この世界を滅ぼす存在。そんなことありえない。ぐうたらなご主人だけど、曲がった事はしない人でだからこそここまで一緒にいたのに、突然そんな事を言われても信じられる筈がない。
「元に、元に戻す事は出来ないのかニャ!」
人じゃなくなったというのなら人に戻せばいい。そして、何としても自分達の世界に戻りたい。
「さぁねぇ…でも、難しいと思うよ。召喚される時に人のモノとも思えない凄い断末魔のような声が聞こえていたから。あの時、彼は人から人ならざる者になったんだと僕は思う。それをなかった事にするなんて、そんな簡単じゃない筈だ」
申し訳なさそうに彼が言う。
「そんな…じゃあ、倒すしかないのかにゃ」
しゅんと耳を伏せておいらが言う。その後は沈黙…青年もどう声を掛けたらいいか判らないらしい。
「ご主人…」
いつもと変わらない様子だったのに、本当に変わってしまったのだろうか。
おいらは判らないまま、途方に暮れる。けれど、世界の方は待ってはくれない。
新たな眷属の出現に、早急な対処を命じ多くのハンターが動き始める。
仕留めれば大スターだ。報奨金もたんまり入るだろうと躍起になる。
またある者は世界の平和の為、彼を葬る事が最善と考え腰を上げる。
「あの眷属は街の方に向かってるらしいぞ。急げ急げ」
「何をしている。急がないと手遅れになるぞっ」
ポチの傍でもそんな声が飛び交う。
ただ、生まれたばかりでもあるし見た目は人間と変わらないのだからまだ街人は知らないだろう。
「すまん、どうやら俺の金はここでは使えないらしいんだが皿洗いでもゴミ出しでも何でもする。だから飯を食わせて貰えないだろうか?」
辿り着いた街の飲食店で着流しの男がお願いする。
「おや、転移者かい。久方振りだけど、まあいいよ。そこに座りな」
店員のおばちゃんはそう言って、彼を快く迎えていたりで…はてさて、この後どうなる?
解説
内容
新生眷属として召喚されたらしい男の処遇を考え、行動する事
青年の話によれば彼は七眷属が新たに別世界から召喚した眷属であり敵という事らしいです
ですが、それは紛れもなくぽちのご主人でありぽちからすれば大事な人
しかし、この世界にほおっておけば、この世界を滅ぼしかねない存在かもしれない
さて、こんな時あなたはどうしますか? 倒す or 倒さない?
ifシナリオですので、どちらを選択して頂いても構いません
なるようになるだけです 貴方が思う行動をぜひとって頂ければと思います
●立ち位置とぽちの存在について
ぽちの話(召喚された男が彼のご主人であるという事)については
参加される皆様はオフィスで聞いていて知っているという事で行動をお願いします
ぽちのご主人が召喚された時もその現場を遠目で見ていたので知っている
但し、近距離にはおらず、断末魔のような声は耳にしたがそれだけ
その時は直接やり合ってはいませんので、相手の強さを肌では感じていない
ぽちに聞く事で戦い方や得手不得手は知れますが、その位でしょう
ちなみにぽちのご主人の名は『一抹 風安(いちまつ ふうあん)』
【活劇コミック「舵天照」】を調べれば名前位は発見できるらしいです
●一抹風安について
サムライ、男、見た目はさえないおっさん
酒好きで二十代はバリバリ働いていたらしいが、三十越えた辺りからぐうたらに
不精髭が目につくものの、剃れば割とイケメン 見かけによらず腕は立つ
新生眷属として召喚されたらしい男の処遇を考え、行動する事
青年の話によれば彼は七眷属が新たに別世界から召喚した眷属であり敵という事らしいです
ですが、それは紛れもなくぽちのご主人でありぽちからすれば大事な人
しかし、この世界にほおっておけば、この世界を滅ぼしかねない存在かもしれない
さて、こんな時あなたはどうしますか? 倒す or 倒さない?
ifシナリオですので、どちらを選択して頂いても構いません
なるようになるだけです 貴方が思う行動をぜひとって頂ければと思います
●立ち位置とぽちの存在について
ぽちの話(召喚された男が彼のご主人であるという事)については
参加される皆様はオフィスで聞いていて知っているという事で行動をお願いします
ぽちのご主人が召喚された時もその現場を遠目で見ていたので知っている
但し、近距離にはおらず、断末魔のような声は耳にしたがそれだけ
その時は直接やり合ってはいませんので、相手の強さを肌では感じていない
ぽちに聞く事で戦い方や得手不得手は知れますが、その位でしょう
ちなみにぽちのご主人の名は『一抹 風安(いちまつ ふうあん)』
【活劇コミック「舵天照」】を調べれば名前位は発見できるらしいです
●一抹風安について
サムライ、男、見た目はさえないおっさん
酒好きで二十代はバリバリ働いていたらしいが、三十越えた辺りからぐうたらに
不精髭が目につくものの、剃れば割とイケメン 見かけによらず腕は立つ
マスターより
ぽちをご存知の方もそうでない方もこんにちは 奈華里です
戦うもよし、ぽちと共に戻る方法とかを探してみるもよし、とりあえず見守るもよし
どうして頂いても構わないオープン型のシナリオとなりました
眷属というだけあって、最強設定ですので戦えば苛烈になる…かな
でも、風安さんですので予想外の事をしてくるかもしれませんし
少しだけOPに救いの鍵を潜ませておりますので、推理してみるのもいいかな
知ってる方も知らない方も御参加お待ちしています(^^)
戦うもよし、ぽちと共に戻る方法とかを探してみるもよし、とりあえず見守るもよし
どうして頂いても構わないオープン型のシナリオとなりました
眷属というだけあって、最強設定ですので戦えば苛烈になる…かな
でも、風安さんですので予想外の事をしてくるかもしれませんし
少しだけOPに救いの鍵を潜ませておりますので、推理してみるのもいいかな
知ってる方も知らない方も御参加お待ちしています(^^)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/11/16 00:51
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/11/04 21:20:14 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/11/02 18:37:17 |