ゲスト
(ka0000)
【HW】真の鬼は奸凶に嗤う
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在3 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/10/31 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/11/09 22:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
「ハロー、シチズン! 私はエンドレスです」
ヴァルキリーのパイロット達はパリクラスタ崩壊後、メキシコシティへと進路を取っていた。
その理由はブラッドリーの残した言葉にある。
『その血塗られし機体の秘密を知りたければ、そこへ行きなさい。あなた方が開いた封印は、運命に導かれたとしても開けてはいけない封印だったと気付くでしょう』
その言葉の意味は未だに理解できない。
だが、メキシコシティはヴァルキリーの秘密が眠っている。ブラッドリーが偽りの言葉を告げていなければ、間違いないだろう。
「警告です。軍の作戦行動から逸脱しています。軍の命令に従って下さい」
けたたましくエンドレスが警告を繰り返している。
仕方ない。エンドレスもヴァルキリーも統一地球連合宙軍所属だ。今、パイロット達は命令違反を犯してまでブラッドリーの言葉を調査している。
「DAS……ブラッドリーが言っている意味は、このシステムの秘密ではないでしょうか」
パイロットの一人が推論を述べた。
DASとは正式名称を『Deadry Alliance System』。
ヴァルキリーシリーズにのみ搭載されたシステムであり、このシステムによりパイロットの思考を読み取り、性能を飛躍的に向上させる。反応速度も既存機体と比較して数値は段違いである。詳しい構造や原理は軍事機密とされているが、DASとヴァルキリーの登場で地球の戦況は大きく変化したのは事実だ。
「考えてみれば不思議なシステムだよな。システムに適性があって適性ない者が乗っても起動しないなんて」
DASについてはパイロット達も知らない。
DASは別機体への換装も難しい為、パイロット達は基本的に乗り換えもしない。それだけ極秘のシステムにされている。最近になって軍がDASの量産に着手したのだが、量産型ヴァルキリーの存在もパイロット達に情報はまったく入っていなかった。
「で、何でメキシコシティなんだ?」
「たぶん、ここじゃないかな?」
一人のパイロットがメキシコシティの地図上を指し示す。
そこには――。
「Mind Dynamics……精神力学……研究所? なんだこれ?」
「感情の持つエネルギーを使って物を動かそうっていう学問らしいよ。ほら、火事場の馬鹿力っていうじゃない? あれって体のリミッターが解除されているっていう話なんだろうけど、精神力学では感情によって生み出されたエネルギーが原動力じゃないかって」
一人のパイロットの推論だが、その場にいたパイロット達には思い当たる節があった。
DASは完成しておらず、未知の能力を持っている。
それはシステムを開発したマドゥラ・フォレスト博士の言葉だ。
そしてその言葉通り、パイロットの中にはヴァルキリーが輝き更に高い能力を発揮した経験を持っている。
さらに付け加えれば、精神力学の提唱者であるダリル・フォレスト博士はマドゥラ博士の父親に当たる。当時、精神力学はオカルティズムの一種と見なされて学会から爪弾きにされていた。軍が研究に協力しなければ、DASは完成していなかっただろう。
「この予想、強ち間違いじゃなさそうだな」
「DASの秘密を探る。命を預ける機体だもん。絶対に知っておいた方がいい」
パイロット達は精神力学研究所の調査を決意する。
その傍らではエンドレスが警告を発し続けていた。
「警告します。命令違反です。至急、隊に復帰して下さい……」
●
メキシコシティは既にVOID支配地域下にあった。
アメリカ大陸の統一地球連合宙軍の中枢はアメリカ西海岸に集中していたが、早々に専守防衛に努めた。一説には何らかの兵器開発を成功させる為だったと目されているが、その影響で南米、中米諸国は早々にVOIDの手に落ちている。
エンドレスより降り立ったヴァルキリーとパイロットの面々は、そんな危険な場所に降り立っていた。
「エンドレスの存在にVOIDが気付かないはずがない。なるべく早く研究所を発見してDASについて調べるんだ」
「VOIDだけじゃないぞ。既にアメリカの軍が俺達を捜索し始めたみたいだ」
ヴァルキリーのレーダーにヒットする友軍のマーカー。
味方? 否、DASを探られたくない軍が身柄を拘束に現れた。そう考えるのが自然だ。
「VOIDに軍……四面楚歌だ」
「だとしてもやらないと。ブラッドリーがDASを知っていた事が気になるんだ。なんでここの事を教えたのか……」
パイロットが言い掛けた瞬間、後方にいたエンドレスが警報音を鳴らし始める。
「警告の無視を確認。これより命令違反者の捕縛を開始します」
エンドレスは戦闘モードへと移行。
ドローンを展開してヴァルキリー達へと向かって来る。
考えてみれば、エンドレスも軍が製造した揚陸艦だ。万一を考えてヴァルキリーを止めるよう命じられていてもおかしくはない。
「時間がねぇってぇのによ。こいつを止めないと施設に入る事もできねぇぞ」
ヴァルキリー達は、エンドレスに対峙する。
VOID、軍が近づく中で真実に迫ろうとするパイロット達の前に、エンドレスは大きな壁となって立ちはだかった。
「ハロー、シチズン。私は……エンドレスです」
「ハロー、シチズン! 私はエンドレスです」
ヴァルキリーのパイロット達はパリクラスタ崩壊後、メキシコシティへと進路を取っていた。
その理由はブラッドリーの残した言葉にある。
『その血塗られし機体の秘密を知りたければ、そこへ行きなさい。あなた方が開いた封印は、運命に導かれたとしても開けてはいけない封印だったと気付くでしょう』
その言葉の意味は未だに理解できない。
だが、メキシコシティはヴァルキリーの秘密が眠っている。ブラッドリーが偽りの言葉を告げていなければ、間違いないだろう。
「警告です。軍の作戦行動から逸脱しています。軍の命令に従って下さい」
けたたましくエンドレスが警告を繰り返している。
仕方ない。エンドレスもヴァルキリーも統一地球連合宙軍所属だ。今、パイロット達は命令違反を犯してまでブラッドリーの言葉を調査している。
「DAS……ブラッドリーが言っている意味は、このシステムの秘密ではないでしょうか」
パイロットの一人が推論を述べた。
DASとは正式名称を『Deadry Alliance System』。
ヴァルキリーシリーズにのみ搭載されたシステムであり、このシステムによりパイロットの思考を読み取り、性能を飛躍的に向上させる。反応速度も既存機体と比較して数値は段違いである。詳しい構造や原理は軍事機密とされているが、DASとヴァルキリーの登場で地球の戦況は大きく変化したのは事実だ。
「考えてみれば不思議なシステムだよな。システムに適性があって適性ない者が乗っても起動しないなんて」
DASについてはパイロット達も知らない。
DASは別機体への換装も難しい為、パイロット達は基本的に乗り換えもしない。それだけ極秘のシステムにされている。最近になって軍がDASの量産に着手したのだが、量産型ヴァルキリーの存在もパイロット達に情報はまったく入っていなかった。
「で、何でメキシコシティなんだ?」
「たぶん、ここじゃないかな?」
一人のパイロットがメキシコシティの地図上を指し示す。
そこには――。
「Mind Dynamics……精神力学……研究所? なんだこれ?」
「感情の持つエネルギーを使って物を動かそうっていう学問らしいよ。ほら、火事場の馬鹿力っていうじゃない? あれって体のリミッターが解除されているっていう話なんだろうけど、精神力学では感情によって生み出されたエネルギーが原動力じゃないかって」
一人のパイロットの推論だが、その場にいたパイロット達には思い当たる節があった。
DASは完成しておらず、未知の能力を持っている。
それはシステムを開発したマドゥラ・フォレスト博士の言葉だ。
そしてその言葉通り、パイロットの中にはヴァルキリーが輝き更に高い能力を発揮した経験を持っている。
さらに付け加えれば、精神力学の提唱者であるダリル・フォレスト博士はマドゥラ博士の父親に当たる。当時、精神力学はオカルティズムの一種と見なされて学会から爪弾きにされていた。軍が研究に協力しなければ、DASは完成していなかっただろう。
「この予想、強ち間違いじゃなさそうだな」
「DASの秘密を探る。命を預ける機体だもん。絶対に知っておいた方がいい」
パイロット達は精神力学研究所の調査を決意する。
その傍らではエンドレスが警告を発し続けていた。
「警告します。命令違反です。至急、隊に復帰して下さい……」
●
メキシコシティは既にVOID支配地域下にあった。
アメリカ大陸の統一地球連合宙軍の中枢はアメリカ西海岸に集中していたが、早々に専守防衛に努めた。一説には何らかの兵器開発を成功させる為だったと目されているが、その影響で南米、中米諸国は早々にVOIDの手に落ちている。
エンドレスより降り立ったヴァルキリーとパイロットの面々は、そんな危険な場所に降り立っていた。
「エンドレスの存在にVOIDが気付かないはずがない。なるべく早く研究所を発見してDASについて調べるんだ」
「VOIDだけじゃないぞ。既にアメリカの軍が俺達を捜索し始めたみたいだ」
ヴァルキリーのレーダーにヒットする友軍のマーカー。
味方? 否、DASを探られたくない軍が身柄を拘束に現れた。そう考えるのが自然だ。
「VOIDに軍……四面楚歌だ」
「だとしてもやらないと。ブラッドリーがDASを知っていた事が気になるんだ。なんでここの事を教えたのか……」
パイロットが言い掛けた瞬間、後方にいたエンドレスが警報音を鳴らし始める。
「警告の無視を確認。これより命令違反者の捕縛を開始します」
エンドレスは戦闘モードへと移行。
ドローンを展開してヴァルキリー達へと向かって来る。
考えてみれば、エンドレスも軍が製造した揚陸艦だ。万一を考えてヴァルキリーを止めるよう命じられていてもおかしくはない。
「時間がねぇってぇのによ。こいつを止めないと施設に入る事もできねぇぞ」
ヴァルキリー達は、エンドレスに対峙する。
VOID、軍が近づく中で真実に迫ろうとするパイロット達の前に、エンドレスは大きな壁となって立ちはだかった。
「ハロー、シチズン。私は……エンドレスです」
解説
目的:エンドレスを止めて研究所を調査する
概要:メキシコシティ。既に人影はなく廃墟が並ぶ状況だが、街の外れにある精神力学研究所近くでエンドレスと交戦します。しゃがめばヴェルキリーを隠せる廃屋もありますが、エンドレスはレーダーでヴァルキリーの居場所を捕捉します。周囲の建物は派手に破壊しても構いませんが、研究所まで破壊すれば情報は入らなくなります。
敵:
エンドレス ×1
統一地球連合宙軍所属揚陸艦。主にヴァルキリーの作戦輸送を任務としている。DASの秘密に近づくパイロット達を前にヴァルキリー捕縛(破壊)に動き出す。
小型マテリアルキャノンや通信妨害するドローンを多数展開。それ以外にも何らかの機能を持っている可能性あり。
研究所:
研究所に入る際にはヴァルキリーから降りる必要があります。また配電されていませんが、緊急電源をONにすれば一時的に研究所内に配電する事が可能。コンピュータも起動します。
ユニット:
・新型CAM「ヴァルキリー」
新システム「DAS」を搭載した試作CAM。通常のCAMよりも全体スペックを向上させた機体だが、半面暴走する危険性もある。加速装置『リープテイル』を標準装備。機体を急加速させる事が可能で、回避や攻撃など多様な局面で利用できる。ただし、パイロットに多大な負荷が掛かるために多用は注意。
上記機体はあくまでもベースです。パイロットが好みに合わせてカスタマイズが可能です。どのような機体なのか、名称や主な機能とメリット、デメリットをプレイングに記載願います。
どのような機体でも構いませんが、有利すぎる機体はこちらで調整します。
ヴァルキリー以外の通常機体も選択可能です。
この場合、DASは搭載されてません。希望するCAMの名前と特徴、メリット、デメリットを記載して下さい。
※注意
エンドレスは一定ダメージを与えればシステムが『再起動』します。その間、機能を停止します。
概要:メキシコシティ。既に人影はなく廃墟が並ぶ状況だが、街の外れにある精神力学研究所近くでエンドレスと交戦します。しゃがめばヴェルキリーを隠せる廃屋もありますが、エンドレスはレーダーでヴァルキリーの居場所を捕捉します。周囲の建物は派手に破壊しても構いませんが、研究所まで破壊すれば情報は入らなくなります。
敵:
エンドレス ×1
統一地球連合宙軍所属揚陸艦。主にヴァルキリーの作戦輸送を任務としている。DASの秘密に近づくパイロット達を前にヴァルキリー捕縛(破壊)に動き出す。
小型マテリアルキャノンや通信妨害するドローンを多数展開。それ以外にも何らかの機能を持っている可能性あり。
研究所:
研究所に入る際にはヴァルキリーから降りる必要があります。また配電されていませんが、緊急電源をONにすれば一時的に研究所内に配電する事が可能。コンピュータも起動します。
ユニット:
・新型CAM「ヴァルキリー」
新システム「DAS」を搭載した試作CAM。通常のCAMよりも全体スペックを向上させた機体だが、半面暴走する危険性もある。加速装置『リープテイル』を標準装備。機体を急加速させる事が可能で、回避や攻撃など多様な局面で利用できる。ただし、パイロットに多大な負荷が掛かるために多用は注意。
上記機体はあくまでもベースです。パイロットが好みに合わせてカスタマイズが可能です。どのような機体なのか、名称や主な機能とメリット、デメリットをプレイングに記載願います。
どのような機体でも構いませんが、有利すぎる機体はこちらで調整します。
ヴァルキリー以外の通常機体も選択可能です。
この場合、DASは搭載されてません。希望するCAMの名前と特徴、メリット、デメリットを記載して下さい。
※注意
エンドレスは一定ダメージを与えればシステムが『再起動』します。その間、機能を停止します。
マスターより
<追加解説>
エンドレス対応及び研究所捜索を速やかに行わなければ、VOIDもしくは軍がメキシコシティへ雪崩れ込みます。
ヴァルキリーに乗る場合、死亡もしくは行方不明となっている大切な人がいるものとします。また希望すればPC死亡も可能です。その際は希望する死に際を明記願います。
近藤豊です。
前回の「【MN】青白い馬が光の都を駆け抜ける」を参照いただけるとより世界観が分かりやすいかと思われます。なお、夢シナリオですので、キャラの強さよりもプレイングが重視されます。言い換えれば、『DAS』もプレイング次第となります。
それでは、麻婆カレーを肴にお待ちしています。
エンドレス対応及び研究所捜索を速やかに行わなければ、VOIDもしくは軍がメキシコシティへ雪崩れ込みます。
ヴァルキリーに乗る場合、死亡もしくは行方不明となっている大切な人がいるものとします。また希望すればPC死亡も可能です。その際は希望する死に際を明記願います。
近藤豊です。
前回の「【MN】青白い馬が光の都を駆け抜ける」を参照いただけるとより世界観が分かりやすいかと思われます。なお、夢シナリオですので、キャラの強さよりもプレイングが重視されます。言い換えれば、『DAS』もプレイング次第となります。
それでは、麻婆カレーを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/11/02 21:00