ゲスト
(ka0000)
【郷祭】キノコ、生える秋
マスター:奈華里

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在5人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 6日
- プレイング締切
- 2018/11/14 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/11/28 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
実りの秋、ジェオルジに属する農家の者ならこの時期は色々大忙し。
作物が美味しい時期であるから収穫する側も食べてくれる人達の笑顔を思い、農作業に精を出す。
ここ、とある村の三人娘もそれは一緒だ。共同でやっている畑から収穫してきたばかりの芋を大きさ別により分けて、一旦倉庫の奥へと移動させる。なぜ出荷しないのかと言えば、答えは簡単。芋は追熟させた方が甘くなるから。この時期獲れるリアルブルーで言うところのサツマイモは特にこれが大事なのだ。
「ねぇ、マロ―ナ。これもお願い~」
ポニーテールのリコットが半端になってしまったお芋を一つにまとめる。
「OK~。これは半端だからスイートポテト行かな」
そう言うのはセミロングの髪を二つのまとめたマロ―ナだ。
一般的に出荷できないものは大体が本人達のお腹へと消えていくシステムであるから、これらも彼女達の手で調理され美味しく頂かれる事だろう。一つも無駄にしない。それが生産農家であり、彼女達のポリシーでもある。
「さてっと、後はこれをここにしまったら…ってうえぇぇぇぇ!?」
とそこでマロ―ナから悲鳴が上がって、残りの二人も思わず彼女の元へと駆けてくる。
「どうしたの?」
「あの、害虫でもいた?」
リコットと三人の中ではリーダー的ポジションのシモンが問う。
が、尋ねつつも視界に入ったそれに気付いて、二人も暫し言葉を失う。
そう、そこには見た事もないキノコの山。何故今まで気付かなかったのか不思議なくらいだ。
「な、ななな、何でぇ…」
突如群生したキノコを前にマロ―ナが言う。
「あー…うん、そう言えば…今年は倉庫の隅は陰になってて、じめじめしてた…かも?」
そう言うのはリコットだ。マロ―ナに比べれば幾分マシであるが、それでも動揺は隠せない。
「ま、まぁそうよね。村長の事やらミントの事やらで留守にする事も多かったし」
シモンは今年の一連の動きを振り返りそう考察する。
つまりは彼女達が見ていないうちに自然発生してしまったらしい。ここまで群生するとなると奇跡的な偶然が重なっての生育となるが、まぁ出来たものは仕方がない。
「ねぇ、これって食べられるのかな?」
じぃーと発生しているキノコを見つめて一人が言う。
「さあね。でも無闇に手を出したらお腹壊すかもしれないわよ」
その意見ごもっとも。キノコの中には毒性を持つものも多く、初心者が手を出すべきものではない。
「ちょっとキノコ事典もってくるわ」
そこで善は急げとシモンが一旦家の方へと駆け出した。
――が、何冊かの本を捲ってはみたものの一向にこのキノコの情報は得られない。
というかもうこれは新種なのかもと思える程だ。しかも生えてきたのは計二種類。
一つは傘がぬるぬるしていて少し気持ちが悪かった。色はやや茶色がかっていて、とにかく小さめの傘が沢山。ポルチーニほどの肉厚さは無く、軸がどちらかと言えばひょろひょろしているのが特徴的と言えよう。
そしてもう一つは…一言で言えば毛玉の様に丸くふさふさしていた。傘らしきものはないから、一見するとキノコとは思えない。でも、僅かに香るにおいがどうやらキノコっぽいことからそう判断しただけだ。
「うーん、どうしよう。折角できたんだから食べられるなら食べてみたいよね」
マロ―ナが食への好奇心を見せて、そんな事を呟く。
「けど、食中毒は怖いし…そうだ、リアルブルーの人だったら知ってるんじゃない!」
とこれはリコット。
クリムゾンウエストでは初めてかもしれないが、向こうでは当たり前のキノコだと推測。
だとするならば、これらを直接見て判断して貰えば済む話だと彼女は考える。
「そ、そうね。こんなに出来てるんだし自然の恵みをあっさり捨ててしまうのは勿体ないわよね」
シモンもただ廃棄するのは嫌らしい。考え抜いた末、そう結論づける。
ただ、流石に依頼としてハンターオフィスに出すのは如何なものか。
ある意味『毒見』に近い事をお願いしてしまうのだから、オフィスの許可が下りるかどうかも不安な所。それにだ。たかが、キノコの鑑定で高額の依頼料を用意するのは難しい。そういう訳で、彼女達はダメ元で街頭募集を敢行する。オフィスの近くに立って、募金を募るような形で協力者を探す。
「すみませーん。キノコに詳しい方探してまーす」
「胃に自信がある方でも構いません。ご協力頂けないでしょうか~」
「謝礼も寸志ですが出せますし、お昼もこちらで提供しまーす」
三人が道行くハンターにそう声をかける。
「すみませーん。本当に切実なのでリアルブルーのキノコに詳しい方宜しくお願いしまーす」
こんなことで捕まえられるのかどうかは疑問であったが、それでも彼女らは諦めないのであった。
実りの秋、ジェオルジに属する農家の者ならこの時期は色々大忙し。
作物が美味しい時期であるから収穫する側も食べてくれる人達の笑顔を思い、農作業に精を出す。
ここ、とある村の三人娘もそれは一緒だ。共同でやっている畑から収穫してきたばかりの芋を大きさ別により分けて、一旦倉庫の奥へと移動させる。なぜ出荷しないのかと言えば、答えは簡単。芋は追熟させた方が甘くなるから。この時期獲れるリアルブルーで言うところのサツマイモは特にこれが大事なのだ。
「ねぇ、マロ―ナ。これもお願い~」
ポニーテールのリコットが半端になってしまったお芋を一つにまとめる。
「OK~。これは半端だからスイートポテト行かな」
そう言うのはセミロングの髪を二つのまとめたマロ―ナだ。
一般的に出荷できないものは大体が本人達のお腹へと消えていくシステムであるから、これらも彼女達の手で調理され美味しく頂かれる事だろう。一つも無駄にしない。それが生産農家であり、彼女達のポリシーでもある。
「さてっと、後はこれをここにしまったら…ってうえぇぇぇぇ!?」
とそこでマロ―ナから悲鳴が上がって、残りの二人も思わず彼女の元へと駆けてくる。
「どうしたの?」
「あの、害虫でもいた?」
リコットと三人の中ではリーダー的ポジションのシモンが問う。
が、尋ねつつも視界に入ったそれに気付いて、二人も暫し言葉を失う。
そう、そこには見た事もないキノコの山。何故今まで気付かなかったのか不思議なくらいだ。
「な、ななな、何でぇ…」
突如群生したキノコを前にマロ―ナが言う。
「あー…うん、そう言えば…今年は倉庫の隅は陰になってて、じめじめしてた…かも?」
そう言うのはリコットだ。マロ―ナに比べれば幾分マシであるが、それでも動揺は隠せない。
「ま、まぁそうよね。村長の事やらミントの事やらで留守にする事も多かったし」
シモンは今年の一連の動きを振り返りそう考察する。
つまりは彼女達が見ていないうちに自然発生してしまったらしい。ここまで群生するとなると奇跡的な偶然が重なっての生育となるが、まぁ出来たものは仕方がない。
「ねぇ、これって食べられるのかな?」
じぃーと発生しているキノコを見つめて一人が言う。
「さあね。でも無闇に手を出したらお腹壊すかもしれないわよ」
その意見ごもっとも。キノコの中には毒性を持つものも多く、初心者が手を出すべきものではない。
「ちょっとキノコ事典もってくるわ」
そこで善は急げとシモンが一旦家の方へと駆け出した。
――が、何冊かの本を捲ってはみたものの一向にこのキノコの情報は得られない。
というかもうこれは新種なのかもと思える程だ。しかも生えてきたのは計二種類。
一つは傘がぬるぬるしていて少し気持ちが悪かった。色はやや茶色がかっていて、とにかく小さめの傘が沢山。ポルチーニほどの肉厚さは無く、軸がどちらかと言えばひょろひょろしているのが特徴的と言えよう。
そしてもう一つは…一言で言えば毛玉の様に丸くふさふさしていた。傘らしきものはないから、一見するとキノコとは思えない。でも、僅かに香るにおいがどうやらキノコっぽいことからそう判断しただけだ。
「うーん、どうしよう。折角できたんだから食べられるなら食べてみたいよね」
マロ―ナが食への好奇心を見せて、そんな事を呟く。
「けど、食中毒は怖いし…そうだ、リアルブルーの人だったら知ってるんじゃない!」
とこれはリコット。
クリムゾンウエストでは初めてかもしれないが、向こうでは当たり前のキノコだと推測。
だとするならば、これらを直接見て判断して貰えば済む話だと彼女は考える。
「そ、そうね。こんなに出来てるんだし自然の恵みをあっさり捨ててしまうのは勿体ないわよね」
シモンもただ廃棄するのは嫌らしい。考え抜いた末、そう結論づける。
ただ、流石に依頼としてハンターオフィスに出すのは如何なものか。
ある意味『毒見』に近い事をお願いしてしまうのだから、オフィスの許可が下りるかどうかも不安な所。それにだ。たかが、キノコの鑑定で高額の依頼料を用意するのは難しい。そういう訳で、彼女達はダメ元で街頭募集を敢行する。オフィスの近くに立って、募金を募るような形で協力者を探す。
「すみませーん。キノコに詳しい方探してまーす」
「胃に自信がある方でも構いません。ご協力頂けないでしょうか~」
「謝礼も寸志ですが出せますし、お昼もこちらで提供しまーす」
三人が道行くハンターにそう声をかける。
「すみませーん。本当に切実なのでリアルブルーのキノコに詳しい方宜しくお願いしまーす」
こんなことで捕まえられるのかどうかは疑問であったが、それでも彼女らは諦めないのであった。
解説
内容
三人娘の倉庫の隅にできたキノコの正体を暴く事
突如群生したキノコ達――大地に感謝をと言いたい所ですが、
見た事がないだけに怪しさ倍増中です
ハンターの皆様ならそこそこ体力もあるでしょうし、免疫力も強い筈
三人娘の、いえクリムゾンウエストの住民達の為にキノコの毒見をして頂けないでしょうか?
もし食べられるものなら、これからの新たな食糧源になる訳ですし
ご協力の程、よろしくお願いします
PL情報>
一応、どちらもリアル世界にあるキノコをベースとしています
速い話は食べられるものではありますが、実名は伏せておきますので
特徴から推測してみて下さいませ
【重要】プレイングについて
キノコに関する情報については登録している世界によって知識の有無が違ってきます
下記のどちらかになるかと思いますので、確認の上ご自由に行動して下さい
リアルブルー出身で二つのキノコについて予測できた人>
その知識を活かして助言なり食してみせるなりの行動をして下さい
リアルブルー出身で二つのキノコについて予測できなかった人>
クリムゾンウエスト出身の人>
キノコについては全く初見の反応でお願いします
●人物紹介
シモン
とある村の村娘三人組のリーダーちゃん
少し我か強いもののしっかり者で三人のまとめ役
リコット
ポニーテールが特徴的であるが、その他は何かと無難で平凡
料理は得意でいつかお店を持ちたいと思っている
マロ―ナ
セミロングのツインテ―ルで疲れると甘えた口調になりがち
今時の女の子らしく甘いもの好き
三人娘の倉庫の隅にできたキノコの正体を暴く事
突如群生したキノコ達――大地に感謝をと言いたい所ですが、
見た事がないだけに怪しさ倍増中です
ハンターの皆様ならそこそこ体力もあるでしょうし、免疫力も強い筈
三人娘の、いえクリムゾンウエストの住民達の為にキノコの毒見をして頂けないでしょうか?
もし食べられるものなら、これからの新たな食糧源になる訳ですし
ご協力の程、よろしくお願いします
PL情報>
一応、どちらもリアル世界にあるキノコをベースとしています
速い話は食べられるものではありますが、実名は伏せておきますので
特徴から推測してみて下さいませ
【重要】プレイングについて
キノコに関する情報については登録している世界によって知識の有無が違ってきます
下記のどちらかになるかと思いますので、確認の上ご自由に行動して下さい
リアルブルー出身で二つのキノコについて予測できた人>
その知識を活かして助言なり食してみせるなりの行動をして下さい
リアルブルー出身で二つのキノコについて予測できなかった人>
クリムゾンウエスト出身の人>
キノコについては全く初見の反応でお願いします
●人物紹介
シモン
とある村の村娘三人組のリーダーちゃん
少し我か強いもののしっかり者で三人のまとめ役
リコット
ポニーテールが特徴的であるが、その他は何かと無難で平凡
料理は得意でいつかお店を持ちたいと思っている
マロ―ナ
セミロングのツインテ―ルで疲れると甘えた口調になりがち
今時の女の子らしく甘いもの好き
マスターより
大昔の人は毒か否かを己自身で食べて判断していたとのこと
研究機関なんてありませんからね、一か八か命懸け…凄い大変 奈華里です
実りの秋とは言いますが、思わぬ所に思わぬものが実ってしまいました
三人娘達に名前もついた事ですし、存分に楽しんで頂けたらと
ギャグ風味になるかと思いますが、御参加お待ちしています(^^)
研究機関なんてありませんからね、一か八か命懸け…凄い大変 奈華里です
実りの秋とは言いますが、思わぬ所に思わぬものが実ってしまいました
三人娘達に名前もついた事ですし、存分に楽しんで頂けたらと
ギャグ風味になるかと思いますが、御参加お待ちしています(^^)
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/11/27 00:38