ゲスト
(ka0000)
ユキフラシを探しに
マスター:STANZA

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/01/04 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/01/15 12:00
オープニング
ここはフマーレ商店街の一角にある、猫雑貨と花の店フロル。
「え……今度はユキフラシですかー……?」
常連客エドアルド・ジラルディの注文を聞いて、フロル(kz0042)はまたしても大きな溜息を吐いた。
客の前だろうが何だろうが、しかもそれが金離れの良い上客だろうが、知ったこっちゃない。
だってそうだろう、何だってこう毎度毎度、面倒な注文ばかりを持って来るのか。
「エドさん、以前の鈴虫草で懲りたのではないのですかー?」
あの時、あんなうるさいものは二度とごめんだ、不思議な植物などもう二度と欲しがらないと、そう言っていたではないか。
あれから僅か三ヶ月で、もう忘れてしまったのか。
「あれは、ほれ、音がアレだったが……」
エドアルドは少々きまりが悪そうに視線を逸らしつつ言った。
「今度は違う。ただ庭に雪を降らせるだけだ、問題なかろう?」
彼は金持ちだ。
しかも、とんでもない金持ちだ。
屋敷の庭だって勿論、とんでもなく広い。
百人で雪合戦が出来るくらい広い。
ただ問題は、この地域は気候が温暖な為に雪など滅多に降らない事、なのだが。
名前の通り、ユキフラシは不思議な力で雪を降らせる植物だ。
一本植えておくだけで周囲の半径10mほどに、大人の膝丈ほどの雪を降らせてくれる。
遊びに降らせるには2〜3本もあれば充分だろう。
ところが。
「30本だ」
エドアルドはびしっと三本、右手の指を出す。
そこに左手でマルをくっつけた。
「いや、三本で充分……」
「30本。この私が、三本などというしみったれた注文を出すと思うのか!」
「いや、でも」
知らないよ、知らないからね、どうなっても。
「……わかりました、30本お届けしますー」
というわけで。
ユキフラシが群生するのは深い山奥の、そのまた深い雪の中。
お察しの通り、ユキフラシはそこに生えている数が多ければ多いほど、どっさり雪を降らせる。
三本まとめて生えていれば、半径10mに大人の膝丈×3倍の高さ。
十本なら十倍、百本なら百倍の高さまで、周囲に雪が降り積もるのだ。
「何しろ自分が雪に埋まっても、お構いなしに降らせ続けるんですからねぇ……」
ユキフラシの高さは、1m50cm程度、ほぼ人間と同じくらいと言って良いだろう。
見た目は真っ白なヒマワリといったところだろうか。
その大きなシャワーヘッドの様な花から、ふわりふわりと雪が吐き出され、宙に舞い、やがて降り積もる。
群生地ともなれば、5mは軽く積もっているだろうか。
それを掻き分けて花を採取して来るのは、一人では到底無理な話だ。
「雪山にはユキザルも出ますしねぇ……」
ユキザルとは真っ白な身体をした猿の様なモンスターだ。
身体は人間の半分ほど、雪の中に埋もれて待ち伏せし、集団で襲いかかって来る。
攻撃力は大した事はないが、邪魔だし鬱陶しいし、場所によっては彼等の行動が雪崩を引き起こす事もある。
とは言え、相手を格上と見れば逃げ去る程度の知恵はある。
見付けたら即座に上下関係をはっきりさせて追い払うのが、ユキザル対策の基本だ。
「では、雪山登山……頑張ってきましょうかー」
遭難しないように、気を付けて。
「え……今度はユキフラシですかー……?」
常連客エドアルド・ジラルディの注文を聞いて、フロル(kz0042)はまたしても大きな溜息を吐いた。
客の前だろうが何だろうが、しかもそれが金離れの良い上客だろうが、知ったこっちゃない。
だってそうだろう、何だってこう毎度毎度、面倒な注文ばかりを持って来るのか。
「エドさん、以前の鈴虫草で懲りたのではないのですかー?」
あの時、あんなうるさいものは二度とごめんだ、不思議な植物などもう二度と欲しがらないと、そう言っていたではないか。
あれから僅か三ヶ月で、もう忘れてしまったのか。
「あれは、ほれ、音がアレだったが……」
エドアルドは少々きまりが悪そうに視線を逸らしつつ言った。
「今度は違う。ただ庭に雪を降らせるだけだ、問題なかろう?」
彼は金持ちだ。
しかも、とんでもない金持ちだ。
屋敷の庭だって勿論、とんでもなく広い。
百人で雪合戦が出来るくらい広い。
ただ問題は、この地域は気候が温暖な為に雪など滅多に降らない事、なのだが。
名前の通り、ユキフラシは不思議な力で雪を降らせる植物だ。
一本植えておくだけで周囲の半径10mほどに、大人の膝丈ほどの雪を降らせてくれる。
遊びに降らせるには2〜3本もあれば充分だろう。
ところが。
「30本だ」
エドアルドはびしっと三本、右手の指を出す。
そこに左手でマルをくっつけた。
「いや、三本で充分……」
「30本。この私が、三本などというしみったれた注文を出すと思うのか!」
「いや、でも」
知らないよ、知らないからね、どうなっても。
「……わかりました、30本お届けしますー」
というわけで。
ユキフラシが群生するのは深い山奥の、そのまた深い雪の中。
お察しの通り、ユキフラシはそこに生えている数が多ければ多いほど、どっさり雪を降らせる。
三本まとめて生えていれば、半径10mに大人の膝丈×3倍の高さ。
十本なら十倍、百本なら百倍の高さまで、周囲に雪が降り積もるのだ。
「何しろ自分が雪に埋まっても、お構いなしに降らせ続けるんですからねぇ……」
ユキフラシの高さは、1m50cm程度、ほぼ人間と同じくらいと言って良いだろう。
見た目は真っ白なヒマワリといったところだろうか。
その大きなシャワーヘッドの様な花から、ふわりふわりと雪が吐き出され、宙に舞い、やがて降り積もる。
群生地ともなれば、5mは軽く積もっているだろうか。
それを掻き分けて花を採取して来るのは、一人では到底無理な話だ。
「雪山にはユキザルも出ますしねぇ……」
ユキザルとは真っ白な身体をした猿の様なモンスターだ。
身体は人間の半分ほど、雪の中に埋もれて待ち伏せし、集団で襲いかかって来る。
攻撃力は大した事はないが、邪魔だし鬱陶しいし、場所によっては彼等の行動が雪崩を引き起こす事もある。
とは言え、相手を格上と見れば逃げ去る程度の知恵はある。
見付けたら即座に上下関係をはっきりさせて追い払うのが、ユキザル対策の基本だ。
「では、雪山登山……頑張ってきましょうかー」
遭難しないように、気を付けて。
解説
雪山登山を楽しみ(?)つつ、ユキフラシを採って来て下さい。
必要な数の確保さえ出来れば、後はお好きな様に過ごして頂いて構いません。
(ほぼ遊びでOK)
現場:
5mくらいの雪が積もった山の中。
傾斜は緩やかで高度もそれほど高くはないが、とにかく雪だらけ。
雪かきしながらの行軍必須。
当日の天候は快晴、ほぼ無風。
ユキフラシ:
高さ1m50cm程度の、真っ白なヒマワリの様な花。
必要な数は30本、雪をどうにかすれば見付ける事自体は難しくない。
雪の中から掘り出して、根っこごと運び出すこと。
ユキザル:
お邪魔虫。
真っ白な身体をした猿の様なモンスター。
雪の中に埋もれて待ち伏せし、集団で襲いかかって来るが、上下関係の機微には聡い。
NPC:
道案内と解説等の為、フロルが同行。
戦闘では余り役に立たないが、自衛程度なら問題なく出来る。
ヒールてんこ盛りにつき、回復要員として使っても良い。
が、恐らく必要になる場面はない(
※その他、疑問点があればフロルまでどうぞ(出発24時間前まで)
※OP及び解説に明記された情報は、全てPCが知っているものとして構いません(PL情報を除く)
※情報として明示されていない事に関してはお任せします。
ルール的に問題のない範囲において、ご自由にお楽しみ下さい。
必要な数の確保さえ出来れば、後はお好きな様に過ごして頂いて構いません。
(ほぼ遊びでOK)
現場:
5mくらいの雪が積もった山の中。
傾斜は緩やかで高度もそれほど高くはないが、とにかく雪だらけ。
雪かきしながらの行軍必須。
当日の天候は快晴、ほぼ無風。
ユキフラシ:
高さ1m50cm程度の、真っ白なヒマワリの様な花。
必要な数は30本、雪をどうにかすれば見付ける事自体は難しくない。
雪の中から掘り出して、根っこごと運び出すこと。
ユキザル:
お邪魔虫。
真っ白な身体をした猿の様なモンスター。
雪の中に埋もれて待ち伏せし、集団で襲いかかって来るが、上下関係の機微には聡い。
NPC:
道案内と解説等の為、フロルが同行。
戦闘では余り役に立たないが、自衛程度なら問題なく出来る。
ヒールてんこ盛りにつき、回復要員として使っても良い。
が、恐らく必要になる場面はない(
※その他、疑問点があればフロルまでどうぞ(出発24時間前まで)
※OP及び解説に明記された情報は、全てPCが知っているものとして構いません(PL情報を除く)
※情報として明示されていない事に関してはお任せします。
ルール的に問題のない範囲において、ご自由にお楽しみ下さい。
マスターより
お世話になっております、STANZAです。
年末年始でなかなか時間が取れない方もいらっしゃるかと思い、余り相談の必要がなさそうなものを作ってみました。
雪遊びと言うには少々過酷かもしれませんが、覚醒者ならきっと大丈夫。
雪かきに必要な道具はフロルが用意しますので、皆さんは現場に行って掘るだけです。
簡単なお仕事ですよ! 多分!
金持ちおじさんが前回どうなったかは、「鈴虫草を探しに」をご覧いただければ、と。
(予備知識、及びNPCとの面識がなくても全く問題ありません)
では、よろしくお願いいたします。
年末年始でなかなか時間が取れない方もいらっしゃるかと思い、余り相談の必要がなさそうなものを作ってみました。
雪遊びと言うには少々過酷かもしれませんが、覚醒者ならきっと大丈夫。
雪かきに必要な道具はフロルが用意しますので、皆さんは現場に行って掘るだけです。
簡単なお仕事ですよ! 多分!
金持ちおじさんが前回どうなったかは、「鈴虫草を探しに」をご覧いただければ、と。
(予備知識、及びNPCとの面識がなくても全く問題ありません)
では、よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/16 21:28
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談しようぜ! ルリ・エンフィールド(ka1680) ドワーフ|14才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/01/04 01:23:35 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/01/04 09:14:10 |