ゲスト
(ka0000)
【東幕】知追う者、砦の先の人助け
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/11/28 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/12/07 07:30
オープニング
●今後の国
大江 紅葉はスメラギ(kz0158)が出した体制を見直す案を聞き驚くがすぐに消える。
「現状を踏まえると、必要ですね……スメラギ様から出ているということで良いのか悪いのかわかりません。何かで見ましたが、革命というのが一番こわいのですよ」
一般庶民の不満の爆発というのは恐ろしいらしいと何かの文献から見ている。そうなると、公家も武家もつるし上げられる。かといって、武力を持って武家が公家を押しつぶすというのも恐ろしい。
「とはいえ、色々考えることは必要なのですよね……結界もない、互いにもめているという状況なのです……ですかねぇ……」
西方の国々の政治体制を紅葉は見たり、書物で見たりはしている。東方の現状は非常に中途半端な状況に見えていた。歪虚の影響から抜け始めたころは良かったが、徐々に中途半端な状況が浮き彫りにはなっていた。
「だからうちが勝手に戻ったりしているわけですし、私があちこちに畑をこしらえていたりしているのですが」
隙間を狙ってやりたい放題してはいた。もちろん法律というより、最低限何かあったら行動はするつもりだった。例えば、土地の持ち主がいたらすぐに立ち退くとか、犯罪の温床にしないといったことである。
「私の関心ごとは、家から追い出されないことや国の形態が変わって変な法律とかできたらどうしようということですかね」
内心でつぶやきながら、週末にすることを考えていた。地域の復興事業は人手不足や材料不足をどう補うかという問題になっている。
そんな中、南方に続く方は材木や竹材が取れるような気がしていた。歪虚支配地域から脱し、汚染状況の変化があれば、何か生えているはずだ。
教え処改め学校を建てるとして、頑丈な建物はほしいと思う。グラズヘイム王国に行きあちらの建築様式を使うことも検討したが、技術者を雇うなり、知識を習得してくるなりしてこないとならない。そもそも、風土的に合うのか、頑丈とはどういうことを指すのかと言った様々問題はなくはない。
「建物についての研究としてはいいと思いますが、学校は今いるのです」
紅葉は幕府側の組織のある建物の側をトコトコ歩く。松永 光頼は元気かなと思って寄って行こうとした。
「なんか、あわただしい雰囲気がしています?」
あまり武家の方に寄りにくい雰囲気がしていた。
「紅葉殿?」
血相を変えた光頼が通りがかる。
「どうかしたのですか?」
「どうも、南方で何かあったようで……情報が不足していて……」
「明日、師岬に戻りますから、調べてきましょうか?」
「それはいけません。あ、いえ、あの地域なら離れているからいいでしょうけど、南に行こうとしないでください」
光頼の言葉から何かあったかということを感じ取る。
「南方からつながる道はあるんですよね?」
主な道ではないため、人が使っているということは光頼は聞いていないが不意に尋ねた。
「妖怪道程度ですね……人間は通れるか確認していません」
「そうですか……無理に調査なんていかないでくださいね」
「なんか、信用がないです」
紅葉は頬を膨らませた。松永の家臣が近くでせかすような視線を向けてくる。彼が部下でなく家の者といるのが珍しいと感じた。それと同時に、何かがあったと理解した。
しかし、光頼が言いたくないなら無理には言わせるつもりはない。
「あの、光頼殿も無茶しないでくださいね。あと、えと……もし、今の政治体制が変わるとして、どうしますか?」
別れ際に紅葉は問う。光頼はキョトンとする。
「そうですね……人々が平和に笑顔で過ごせるならいいのではないですか」
光頼は曖昧に答える。
紅葉はうなずいた。とっさの言葉だとしても、良い答えだったからだ。
「紅葉殿、都から離れる際は気を付けてくださいね」
「はい。魔導トラックの運転技術をばしばし磨きますよ!」
光頼と別れたとき、紅葉はその背中をじっと見つめていた。
翌日、紅葉は師岬に発つ。南方の状況が不安定さを増しているならば、道なき道を妖怪が通る危険性がある。
「状況を見極めなければなりません」
状況によっては、武具等の強化、私兵の強化などしないとならない。
ハンターには「警備の協力」の依頼を出しておいた。その人員も紅葉が到着後、順次来ることを願った。
●現状
ガン。
里に到着すると特に変わっているところは見えなかった。むしろ、今、紅葉が柵にぶつけたため、へこみができている。何度かぶつけているため、補強がなされていた。
大島の方から家臣がやってくる。
「宗主」
立ち話もあれだからと、陸の方で集会場に上がる。島に戻らないということは緊急を要することだと分かる。たぶん、立ち話でも知っていることではないかと思ったが、紅葉はおとなしく入った。
「山ありますよね?」
「ありますね」
「そこに黒い影がありまして……徐々に近づいてきています」
紅葉が目を見開く。
「山の道は妖怪の根城になっていたところにつながっていますよね? そうなると……ということで迂闊に砦から出て確認できません」
この里の防備は大江家と吉備家の一部と地域の有志でになっている。しかし、大江家と吉備家の者以外覚醒者や兵士はいない。
「ハンターにお手伝いをお願いしているので、見てこられます」
「宗主……先に行こうとしていますか」
「砦までですし、もし、妖怪討伐なら出ないとなりませんよ?」
紅葉の言葉に家臣はうなずいた。
「向こうに一応武具はあるのですね?」
「はい、弓など遠距離は狙えるものはおいてあります」
「分かりました」
紅葉は魔導トラックに乗って行こうとしたが、家臣が止める。砦にぶつけられたえたら困るということは黙っている。
そのため、しぶしぶ馬に乗っていったのだった。
砦は緊張感が漂っていた。紅葉が来たことで多少の安堵は漂う。
紅葉は見張り台に乗ると、軍用双眼鏡で見渡した。
「……え? あれ? 人ですか?」
近づいてきたということで形が明確になってきている。
「旗? まさか、あれは松永の? 光頼殿は濁していましたが、まさか弟さん? ……それに、地面にも空にも何かいます?」
紅葉は眉をしかめる。
「皆さん、救護の用意をお願いします。それと、弓を射られるものは準備を!」
紅葉は状況を見続ける。
「助けに行かないと……あの人たちが……」
紅葉は馬に向かう。それを誰もが止める。紅葉を単騎で行かせることは非常に危険であるのだ。だからと言って、状況を確認できない状況でそこに進める兵力はなかった。
大江 紅葉はスメラギ(kz0158)が出した体制を見直す案を聞き驚くがすぐに消える。
「現状を踏まえると、必要ですね……スメラギ様から出ているということで良いのか悪いのかわかりません。何かで見ましたが、革命というのが一番こわいのですよ」
一般庶民の不満の爆発というのは恐ろしいらしいと何かの文献から見ている。そうなると、公家も武家もつるし上げられる。かといって、武力を持って武家が公家を押しつぶすというのも恐ろしい。
「とはいえ、色々考えることは必要なのですよね……結界もない、互いにもめているという状況なのです……ですかねぇ……」
西方の国々の政治体制を紅葉は見たり、書物で見たりはしている。東方の現状は非常に中途半端な状況に見えていた。歪虚の影響から抜け始めたころは良かったが、徐々に中途半端な状況が浮き彫りにはなっていた。
「だからうちが勝手に戻ったりしているわけですし、私があちこちに畑をこしらえていたりしているのですが」
隙間を狙ってやりたい放題してはいた。もちろん法律というより、最低限何かあったら行動はするつもりだった。例えば、土地の持ち主がいたらすぐに立ち退くとか、犯罪の温床にしないといったことである。
「私の関心ごとは、家から追い出されないことや国の形態が変わって変な法律とかできたらどうしようということですかね」
内心でつぶやきながら、週末にすることを考えていた。地域の復興事業は人手不足や材料不足をどう補うかという問題になっている。
そんな中、南方に続く方は材木や竹材が取れるような気がしていた。歪虚支配地域から脱し、汚染状況の変化があれば、何か生えているはずだ。
教え処改め学校を建てるとして、頑丈な建物はほしいと思う。グラズヘイム王国に行きあちらの建築様式を使うことも検討したが、技術者を雇うなり、知識を習得してくるなりしてこないとならない。そもそも、風土的に合うのか、頑丈とはどういうことを指すのかと言った様々問題はなくはない。
「建物についての研究としてはいいと思いますが、学校は今いるのです」
紅葉は幕府側の組織のある建物の側をトコトコ歩く。松永 光頼は元気かなと思って寄って行こうとした。
「なんか、あわただしい雰囲気がしています?」
あまり武家の方に寄りにくい雰囲気がしていた。
「紅葉殿?」
血相を変えた光頼が通りがかる。
「どうかしたのですか?」
「どうも、南方で何かあったようで……情報が不足していて……」
「明日、師岬に戻りますから、調べてきましょうか?」
「それはいけません。あ、いえ、あの地域なら離れているからいいでしょうけど、南に行こうとしないでください」
光頼の言葉から何かあったかということを感じ取る。
「南方からつながる道はあるんですよね?」
主な道ではないため、人が使っているということは光頼は聞いていないが不意に尋ねた。
「妖怪道程度ですね……人間は通れるか確認していません」
「そうですか……無理に調査なんていかないでくださいね」
「なんか、信用がないです」
紅葉は頬を膨らませた。松永の家臣が近くでせかすような視線を向けてくる。彼が部下でなく家の者といるのが珍しいと感じた。それと同時に、何かがあったと理解した。
しかし、光頼が言いたくないなら無理には言わせるつもりはない。
「あの、光頼殿も無茶しないでくださいね。あと、えと……もし、今の政治体制が変わるとして、どうしますか?」
別れ際に紅葉は問う。光頼はキョトンとする。
「そうですね……人々が平和に笑顔で過ごせるならいいのではないですか」
光頼は曖昧に答える。
紅葉はうなずいた。とっさの言葉だとしても、良い答えだったからだ。
「紅葉殿、都から離れる際は気を付けてくださいね」
「はい。魔導トラックの運転技術をばしばし磨きますよ!」
光頼と別れたとき、紅葉はその背中をじっと見つめていた。
翌日、紅葉は師岬に発つ。南方の状況が不安定さを増しているならば、道なき道を妖怪が通る危険性がある。
「状況を見極めなければなりません」
状況によっては、武具等の強化、私兵の強化などしないとならない。
ハンターには「警備の協力」の依頼を出しておいた。その人員も紅葉が到着後、順次来ることを願った。
●現状
ガン。
里に到着すると特に変わっているところは見えなかった。むしろ、今、紅葉が柵にぶつけたため、へこみができている。何度かぶつけているため、補強がなされていた。
大島の方から家臣がやってくる。
「宗主」
立ち話もあれだからと、陸の方で集会場に上がる。島に戻らないということは緊急を要することだと分かる。たぶん、立ち話でも知っていることではないかと思ったが、紅葉はおとなしく入った。
「山ありますよね?」
「ありますね」
「そこに黒い影がありまして……徐々に近づいてきています」
紅葉が目を見開く。
「山の道は妖怪の根城になっていたところにつながっていますよね? そうなると……ということで迂闊に砦から出て確認できません」
この里の防備は大江家と吉備家の一部と地域の有志でになっている。しかし、大江家と吉備家の者以外覚醒者や兵士はいない。
「ハンターにお手伝いをお願いしているので、見てこられます」
「宗主……先に行こうとしていますか」
「砦までですし、もし、妖怪討伐なら出ないとなりませんよ?」
紅葉の言葉に家臣はうなずいた。
「向こうに一応武具はあるのですね?」
「はい、弓など遠距離は狙えるものはおいてあります」
「分かりました」
紅葉は魔導トラックに乗って行こうとしたが、家臣が止める。砦にぶつけられたえたら困るということは黙っている。
そのため、しぶしぶ馬に乗っていったのだった。
砦は緊張感が漂っていた。紅葉が来たことで多少の安堵は漂う。
紅葉は見張り台に乗ると、軍用双眼鏡で見渡した。
「……え? あれ? 人ですか?」
近づいてきたということで形が明確になってきている。
「旗? まさか、あれは松永の? 光頼殿は濁していましたが、まさか弟さん? ……それに、地面にも空にも何かいます?」
紅葉は眉をしかめる。
「皆さん、救護の用意をお願いします。それと、弓を射られるものは準備を!」
紅葉は状況を見続ける。
「助けに行かないと……あの人たちが……」
紅葉は馬に向かう。それを誰もが止める。紅葉を単騎で行かせることは非常に危険であるのだ。だからと言って、状況を確認できない状況でそこに進める兵力はなかった。
解説
妖怪の撃破。
逃げてくる人たち?の保護。
●砦にいるNPC
・大江 紅葉 符術師。助けに行きたいが止められている。スキル【桜幕符】【風雷陣】【五色光符陣】。【応急手当】はできる。
・大江家の兵 5(内訳一般人4、覚醒者1)。覚醒者は鬼の格闘士。
・吉備家の兵 10(内訳一般人8、覚醒者2)。覚醒者の内訳、人間の舞刀士と霊闘士。
・里人 25、一般人。
●問題の場所付近
砦から約1キロから2キロ地点。地域は荒野、岩などはあっても身を隠す所が少ない。
逃げている人は点在している。2~3人毎まとまっているが、疲弊や怪我の度合いによってはバラバラになっている。なお、逃げ来る人はすべてで14人。紅葉の言葉によると、OPでは紅葉が立ち話をしていた松永 光頼の関係者ということである。
追いかけてくる妖怪の移動速度は増している。ばらばらに行動しているが、狙っているのは逃げている人間である。
ただし、空を飛ぶ妖怪に関しては砦の状況を注視しているようにも見える。
●敵情報
・イノシシ型雑魔×16、サイズ1。噛みつきや突進をしてくる。小回りは苦手なようだ。
・鳥型雑魔×6、サイズ1。くちばしや足での攻撃。
・クマ雑魔×2、サイズ2。意外と早い移動。噛みつきと前足での攻撃、抑え込みなど。
逃げてくる人たち?の保護。
●砦にいるNPC
・大江 紅葉 符術師。助けに行きたいが止められている。スキル【桜幕符】【風雷陣】【五色光符陣】。【応急手当】はできる。
・大江家の兵 5(内訳一般人4、覚醒者1)。覚醒者は鬼の格闘士。
・吉備家の兵 10(内訳一般人8、覚醒者2)。覚醒者の内訳、人間の舞刀士と霊闘士。
・里人 25、一般人。
●問題の場所付近
砦から約1キロから2キロ地点。地域は荒野、岩などはあっても身を隠す所が少ない。
逃げている人は点在している。2~3人毎まとまっているが、疲弊や怪我の度合いによってはバラバラになっている。なお、逃げ来る人はすべてで14人。紅葉の言葉によると、OPでは紅葉が立ち話をしていた松永 光頼の関係者ということである。
追いかけてくる妖怪の移動速度は増している。ばらばらに行動しているが、狙っているのは逃げている人間である。
ただし、空を飛ぶ妖怪に関しては砦の状況を注視しているようにも見える。
●敵情報
・イノシシ型雑魔×16、サイズ1。噛みつきや突進をしてくる。小回りは苦手なようだ。
・鳥型雑魔×6、サイズ1。くちばしや足での攻撃。
・クマ雑魔×2、サイズ2。意外と早い移動。噛みつきと前足での攻撃、抑え込みなど。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
学校作るどころか道がつながっているかもということで問題が発生しました。つながっているとはいえ、調査ができる状況ではなかったため放置してありました。人手不足やらなんやら。
逃げてくる人たちはけが人です。砦が見えるために、必死に助けを求めたいという状況でしょう。ハンターたちはOP直後に砦に到着しています。
よろしくお願いします。
学校作るどころか道がつながっているかもということで問題が発生しました。つながっているとはいえ、調査ができる状況ではなかったため放置してありました。人手不足やらなんやら。
逃げてくる人たちはけが人です。砦が見えるために、必死に助けを求めたいという状況でしょう。ハンターたちはOP直後に砦に到着しています。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/04 21:42
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 鹿東 悠(ka0725) 人間(リアルブルー)|32才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/11/28 02:21:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/11/27 23:36:51 |