ゲスト
(ka0000)
新米料理人のお料理紀行:巨大牛のステーキ
マスター:鷹春

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在3人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 7日
- プレイング締切
- 2018/12/08 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/12/22 19:00
オープニング
●
「ど、どどどど、どうされたんですか店長ぉ!!? そのっその腕ぇ!!!」
秋の風が吹き抜ける港町の一角にある料理店に、劈くような大声が響いた。
「~~~っ! 耳元で叫ぶんじゃないってあれほど言ってるだろう!」
三角巾で右腕を吊っている店長と呼ばれた男はウルサイと言わんばかりに片手で耳をおさえた。
「……牛を狩りにいってたんだよ。毎年この港町では巨大牛のステーキを感謝祭に振る舞うことになってるんだ」
店長の話では、いつもは知り合いのハンターに狩りを頼んでいたのだが、そのハンターは今別の仕事でこの地域を離れており依頼が出来なかったのだという。
自身も覚醒者であるため、巨大牛程度なら自分でも狩れるだろうと思っていたが思いの外手強く、不意を突つかれ右手に怪我をしてしまったそうだ。
「で、でもどうしましょう……きっとみなさん店長の料理楽しみにしていますよ……?」
「そのことなんだが……コシネーロ、今回はお前に任せようと思ってる」
コシネーロと呼ばれたドワーフの女性は、その言葉に耳を疑った。
「えっ、えええ!? う、ウチがですか!? い、いいんですか!?」
彼女が驚いているのも無理はない。コシネーロは半年ほど前にこの店に修行にきた新米料理人で、レシピの提案や簡単な調理などは許されていたが、殆どが店長のサポートで自分が表立って調理場に立ったことは無かったのだ。
「いいも何も、客を満足できるステーキを作れるのはこの港町では俺かお前くらいのものだ。それに、そろそろ一人前の料理人としてデビューしてもいい頃合いだったしな」
「で、ででででもウチ、店長みたいに腕っぷしが強いわけじゃないから巨大牛なんて倒せませんよお!」
「何いってんだ、誰がそこからやれって言った? お前は調理のことだけ考えてればいい」
そう言うと店長は立ち上がりおもむろに身支度を始めた。
「調理のことだけにって……って店長ぉ! そんな怪我で何処に行かれるんですか!!」
慌てて引き留めようとするコシネーロに店主はキョトンとした表情をしたあと、ふっと笑ってみせた。
「餅は餅屋って言うだろう?」
●
「ふあ、ああ~~……みんな~~、依頼が入ったよ~」
だらしない格好をしたギルド職員が大きなあくびをこぼしながら、ハンターたちの元を訪れた。
手元に持った資料をペラペラと捲りながら片手にもったペンの裏で頭をかきつつ依頼内容を話し始める。
「内容は、巨大牛の討伐! でもただの討伐じゃないよ、食肉として提供されるものだ。だから倒すときには細心の注意を払う必要があるから今から言うことをちゃーんと頭に置いておくようにね。」
職員の話ではその巨大牛は非常に気性が荒く、自分の縄張りに近づいてくるものに突撃してくる性質をもっているらしい。
特に赤い服などを身につけているものには無条件で攻撃を加えてくるそうだ。
体が大きいぶん小回りは聞かないが、まともに攻撃を受ければ無事ではすまないだろうと彼は話す。
「あと、大切なことが一つだけ。その牛の肉はとても柔らかな肉質が特徴なんだけど、体に深い傷を負うと肉が硬くなってとても食べられたものじゃあなくなってしまうんだ。それを念頭に置いて仕留めてきてね!」
お土産楽しみにしてるよとのんきに笑う職員に見送られ、ハンターたちは巨大牛の草原へと出発するのであった。
「ど、どどどど、どうされたんですか店長ぉ!!? そのっその腕ぇ!!!」
秋の風が吹き抜ける港町の一角にある料理店に、劈くような大声が響いた。
「~~~っ! 耳元で叫ぶんじゃないってあれほど言ってるだろう!」
三角巾で右腕を吊っている店長と呼ばれた男はウルサイと言わんばかりに片手で耳をおさえた。
「……牛を狩りにいってたんだよ。毎年この港町では巨大牛のステーキを感謝祭に振る舞うことになってるんだ」
店長の話では、いつもは知り合いのハンターに狩りを頼んでいたのだが、そのハンターは今別の仕事でこの地域を離れており依頼が出来なかったのだという。
自身も覚醒者であるため、巨大牛程度なら自分でも狩れるだろうと思っていたが思いの外手強く、不意を突つかれ右手に怪我をしてしまったそうだ。
「で、でもどうしましょう……きっとみなさん店長の料理楽しみにしていますよ……?」
「そのことなんだが……コシネーロ、今回はお前に任せようと思ってる」
コシネーロと呼ばれたドワーフの女性は、その言葉に耳を疑った。
「えっ、えええ!? う、ウチがですか!? い、いいんですか!?」
彼女が驚いているのも無理はない。コシネーロは半年ほど前にこの店に修行にきた新米料理人で、レシピの提案や簡単な調理などは許されていたが、殆どが店長のサポートで自分が表立って調理場に立ったことは無かったのだ。
「いいも何も、客を満足できるステーキを作れるのはこの港町では俺かお前くらいのものだ。それに、そろそろ一人前の料理人としてデビューしてもいい頃合いだったしな」
「で、ででででもウチ、店長みたいに腕っぷしが強いわけじゃないから巨大牛なんて倒せませんよお!」
「何いってんだ、誰がそこからやれって言った? お前は調理のことだけ考えてればいい」
そう言うと店長は立ち上がりおもむろに身支度を始めた。
「調理のことだけにって……って店長ぉ! そんな怪我で何処に行かれるんですか!!」
慌てて引き留めようとするコシネーロに店主はキョトンとした表情をしたあと、ふっと笑ってみせた。
「餅は餅屋って言うだろう?」
●
「ふあ、ああ~~……みんな~~、依頼が入ったよ~」
だらしない格好をしたギルド職員が大きなあくびをこぼしながら、ハンターたちの元を訪れた。
手元に持った資料をペラペラと捲りながら片手にもったペンの裏で頭をかきつつ依頼内容を話し始める。
「内容は、巨大牛の討伐! でもただの討伐じゃないよ、食肉として提供されるものだ。だから倒すときには細心の注意を払う必要があるから今から言うことをちゃーんと頭に置いておくようにね。」
職員の話ではその巨大牛は非常に気性が荒く、自分の縄張りに近づいてくるものに突撃してくる性質をもっているらしい。
特に赤い服などを身につけているものには無条件で攻撃を加えてくるそうだ。
体が大きいぶん小回りは聞かないが、まともに攻撃を受ければ無事ではすまないだろうと彼は話す。
「あと、大切なことが一つだけ。その牛の肉はとても柔らかな肉質が特徴なんだけど、体に深い傷を負うと肉が硬くなってとても食べられたものじゃあなくなってしまうんだ。それを念頭に置いて仕留めてきてね!」
お土産楽しみにしてるよとのんきに笑う職員に見送られ、ハンターたちは巨大牛の草原へと出発するのであった。
解説
●目的
平原にいる巨大牛の討伐
●敵情報
巨大牛は全長約4m程の大きな牛です。確認されている数は一頭だけです。
狙いを定めると、2,3回足を地面でこすり突進してきます。突進のスピードはとても早く、咄嗟に回避出来る確率は非常に低いでしょう。突進が来る前に物陰に隠れれば、攻撃を受けずに済むことが出来ます。
また、頭に硬い二本の角と、足に強力な蹄を持ち、突き上げ攻撃と踏みつけ攻撃を繰り出してきます。
こめかみが弱く、そこを突けば肉質を損なうことなく倒すことが出来ますが、その弱点を守るように硬い角が生えています。
角を破壊しない限り弱点を攻撃する事は出来ませんが、ちょっとやそっとの攻撃ではその強靭な角を破壊することは出来ないでしょう。
硬い岩などに数回ぶつければ、角が幾分脆くなり破壊出来るようになるでしょう。
●地形情報
広い草原で、障害物となるものはチラホラと生えている頑丈そうな木が3本と巨岩が一つ転がっています。
木:突進から3回身を守ってくれる。角へ少しだけダメージを与えることが出来る。隠れやすい。
巨岩:突進から5回身を守ってくれる。角へかなりのダメージを与えることが出来るが、かなり大きいため回り込むのには速さが必要です。
●大成功へのヒント
巨大牛の体に傷をつければつけるほど肉質が落ちていきます。
最高の肉質を目指すのならば体への攻撃は極力避けたほうがいいかもしれません。
平原にいる巨大牛の討伐
●敵情報
巨大牛は全長約4m程の大きな牛です。確認されている数は一頭だけです。
狙いを定めると、2,3回足を地面でこすり突進してきます。突進のスピードはとても早く、咄嗟に回避出来る確率は非常に低いでしょう。突進が来る前に物陰に隠れれば、攻撃を受けずに済むことが出来ます。
また、頭に硬い二本の角と、足に強力な蹄を持ち、突き上げ攻撃と踏みつけ攻撃を繰り出してきます。
こめかみが弱く、そこを突けば肉質を損なうことなく倒すことが出来ますが、その弱点を守るように硬い角が生えています。
角を破壊しない限り弱点を攻撃する事は出来ませんが、ちょっとやそっとの攻撃ではその強靭な角を破壊することは出来ないでしょう。
硬い岩などに数回ぶつければ、角が幾分脆くなり破壊出来るようになるでしょう。
●地形情報
広い草原で、障害物となるものはチラホラと生えている頑丈そうな木が3本と巨岩が一つ転がっています。
木:突進から3回身を守ってくれる。角へ少しだけダメージを与えることが出来る。隠れやすい。
巨岩:突進から5回身を守ってくれる。角へかなりのダメージを与えることが出来るが、かなり大きいため回り込むのには速さが必要です。
●大成功へのヒント
巨大牛の体に傷をつければつけるほど肉質が落ちていきます。
最高の肉質を目指すのならば体への攻撃は極力避けたほうがいいかもしれません。
マスターより
お久しぶりです、鷹春です。
今回は大きな牛の討伐ですが、ちょっとしたギミックがありますのでハンターの皆さんで相談して大成功を目指して見てくださいね。
今回は大きな牛の討伐ですが、ちょっとしたギミックがありますのでハンターの皆さんで相談して大成功を目指して見てくださいね。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/20 13:58
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/12/08 16:11:01 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/12/08 09:43:30 |