ゲスト
(ka0000)
【郷祭】想いよ届け【CF】
マスター:樹シロカ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在23人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/12/06 22:00
- リプレイ完成予定
- 2018/12/20 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●郷祭のある日
今年の郷祭もいよいよ佳境。
ジェオルジには内外問わず多くの人が集まり、たくさんの課題を話し合い、沢山の思い出を作って来た。
(今年も盛況のまま、無事に終われそうだ。よかった……)
若き領主セスト・ジェオルジ(kz0034)がほっと息をつく。
慌ただしい中、お茶を楽しむのもなんだか久しぶりに思えるほどだ。
そこにノックの音が響き、姉のルイーザが銀のトレイを持って居間に入ってきた。
「あらセストもやっと休憩? お疲れ様だったわね」
「姉上もお疲れ様です」
セストは主に村長会議の関連で忙しかったが、ルイーザは来客のもてなしに奮闘していたはずだ。
領外からも多くの見物客や商人が押し寄せるようになった。
もともと自由奔放なルイーザも、ぼんやりしてはいられない。
何度かハンターの助けを借りたこともあったが、今では来客の対応もかなり堂々としたものである。
「でもなんだか今年は、いつもの郷祭とはちょっと違う感じだったわね」
「ええ。今後は精霊様との関係を良好に保つことも、目的になっていくでしょう」
そこでふと、セストはルイーザが運んできたトレイに目を止めた。
「パネトーネですか。もうそんな時期なんですね」
「今年は郷祭が少し遅かったしね。もう少し置いておいてもいいけど、ちょっとずつ食べるのも楽しいわよ」
ルイーザが切り分けたひときれをすすめる。
セストはじっと無言で菓子を見つめた。
「……何よ。あたしが作ったものは危険だっていうの」
ルイーザの声にはとげがある。かつてお菓子作りで何度も失敗していたことを気にしているようだ。
「あ、いえ。そうではなく。姉上でも上手に作れるんだなと思って」
「どーゆー意味かしら???」
セストは言葉に使い方がまずかったことに気が付いたが、ここでうまく言い逃れができるタイプではない。
「……すみません。本当にそういう意味ではなくて。僕でも作れるものかと思いまして」
「そうね、あたしが作れるぐらいだから……って、ほんとに失礼ね!?」
セストは姉をどうにかなだめ、事情を説明するのだった。
●まつりのかたち
色々な問題を話し合う会議を終え、各村の代表たちはそれぞれが持ち込んだ特産品を楽しんでいた。
サルヴァトーレ・ロッソの移民団が移り住んだバチャーレ村の代表であるサイモン・小川(kz0211)も、顔なじみになった何人かとテーブルを囲む。
「それにしても精霊様を祀るというのは、どういう形がいいんでしょうね」
サイモンはどちらかといえば現実的なものを重視するタイプだ。
だが歌や踊りで神々や祖霊を祀ることを、無意味だと考えるわけでもない。
それだけに、今後精霊との付き合いを「どうすれば正しいのか」を知りたいと思っていた。
「領主様のほうで記録がないなら、自分たちで作るしかないだろうな。ほどほどのを」
同じくリアリストの近くの村の村長が、そう言って杯をあおる。
「ほどほどですか?」
「ああ。最初に張り切って派手にやりすぎると、後が続かん。精霊との関係をよくするための祭なんだから、継続しなけりゃ意味がないだろう?」
「なるほど、おっしゃる通りですね」
幸い、村の近くの精霊とはある程度会話も成り立つ。
「とりあえず、精霊様の力が戻る春に次回をと考えています。ご協力をお願いできますか」
「わかった。農作業の少ない時期なら、こっちも助かる」
サイモンは杯を掲げる村長に、自分の盃をあわせる。
少しずつ、バチャーレ村は「ジェオルジの中の村」となりつつあった。
●
精霊はまどろむ。
ヒトの子達の賑やかな声が微かに届く中、山の草木や生き物は近づく冬に備えている。
大地が暫しの眠りにつく時期が近づいていた。
●郷祭のある日
今年の郷祭もいよいよ佳境。
ジェオルジには内外問わず多くの人が集まり、たくさんの課題を話し合い、沢山の思い出を作って来た。
(今年も盛況のまま、無事に終われそうだ。よかった……)
若き領主セスト・ジェオルジ(kz0034)がほっと息をつく。
慌ただしい中、お茶を楽しむのもなんだか久しぶりに思えるほどだ。
そこにノックの音が響き、姉のルイーザが銀のトレイを持って居間に入ってきた。
「あらセストもやっと休憩? お疲れ様だったわね」
「姉上もお疲れ様です」
セストは主に村長会議の関連で忙しかったが、ルイーザは来客のもてなしに奮闘していたはずだ。
領外からも多くの見物客や商人が押し寄せるようになった。
もともと自由奔放なルイーザも、ぼんやりしてはいられない。
何度かハンターの助けを借りたこともあったが、今では来客の対応もかなり堂々としたものである。
「でもなんだか今年は、いつもの郷祭とはちょっと違う感じだったわね」
「ええ。今後は精霊様との関係を良好に保つことも、目的になっていくでしょう」
そこでふと、セストはルイーザが運んできたトレイに目を止めた。
「パネトーネですか。もうそんな時期なんですね」
「今年は郷祭が少し遅かったしね。もう少し置いておいてもいいけど、ちょっとずつ食べるのも楽しいわよ」
ルイーザが切り分けたひときれをすすめる。
セストはじっと無言で菓子を見つめた。
「……何よ。あたしが作ったものは危険だっていうの」
ルイーザの声にはとげがある。かつてお菓子作りで何度も失敗していたことを気にしているようだ。
「あ、いえ。そうではなく。姉上でも上手に作れるんだなと思って」
「どーゆー意味かしら???」
セストは言葉に使い方がまずかったことに気が付いたが、ここでうまく言い逃れができるタイプではない。
「……すみません。本当にそういう意味ではなくて。僕でも作れるものかと思いまして」
「そうね、あたしが作れるぐらいだから……って、ほんとに失礼ね!?」
セストは姉をどうにかなだめ、事情を説明するのだった。
●まつりのかたち
色々な問題を話し合う会議を終え、各村の代表たちはそれぞれが持ち込んだ特産品を楽しんでいた。
サルヴァトーレ・ロッソの移民団が移り住んだバチャーレ村の代表であるサイモン・小川(kz0211)も、顔なじみになった何人かとテーブルを囲む。
「それにしても精霊様を祀るというのは、どういう形がいいんでしょうね」
サイモンはどちらかといえば現実的なものを重視するタイプだ。
だが歌や踊りで神々や祖霊を祀ることを、無意味だと考えるわけでもない。
それだけに、今後精霊との付き合いを「どうすれば正しいのか」を知りたいと思っていた。
「領主様のほうで記録がないなら、自分たちで作るしかないだろうな。ほどほどのを」
同じくリアリストの近くの村の村長が、そう言って杯をあおる。
「ほどほどですか?」
「ああ。最初に張り切って派手にやりすぎると、後が続かん。精霊との関係をよくするための祭なんだから、継続しなけりゃ意味がないだろう?」
「なるほど、おっしゃる通りですね」
幸い、村の近くの精霊とはある程度会話も成り立つ。
「とりあえず、精霊様の力が戻る春に次回をと考えています。ご協力をお願いできますか」
「わかった。農作業の少ない時期なら、こっちも助かる」
サイモンは杯を掲げる村長に、自分の盃をあわせる。
少しずつ、バチャーレ村は「ジェオルジの中の村」となりつつあった。
●
精霊はまどろむ。
ヒトの子達の賑やかな声が微かに届く中、山の草木や生き物は近づく冬に備えている。
大地が暫しの眠りにつく時期が近づいていた。
解説
●この依頼について
皆様は何らかの形で、ジェオルジの【郷祭】に来ているとします。
行動は昼と夜に分かれます。
※報酬が出る依頼ですので、プレイングでは昼のどれかの行動+宴会をお勧めします。
【昼】下記NPCの手助けをお願いします。
・セスト/【CF】連動で販売する、パネトーネの作成を練習します。うまくいけば精霊にもお供えしたいと思っています。
・サイモン/『【郷祭】バチャーレ村の精霊騒動』の内容を受けて、精霊をお祀りする方法を提案してください。
・ルイーザ/夜の宴会の準備をします。領主の館には料理人がいますが、キッチンを借りることは可能です。
【夜】
領主の館での慰労会に招かれます。基本は宴会です。
●セストについて
【CF】でお菓子を販売することになり、料理人に相談した結果「パネトーネ」を焼くことになりました。
曰く「手間はかかるが混ぜてこねて焼けばまあそれなりのものはできると思います」ということです。
パネトーネはフルーツやナッツの入った甘いパンで保存がきくもの、というぐらいの認識で大丈夫です。
お菓子作りは苦手だが一緒に作り方を覚える、という参加もOK。
●サイモンについて
歌も踊りもできません。基本的に司会オンリー。
冬の間活動が鈍り、春になると芽吹きと共に力を増す精霊を元気づけるような祭を考えています。
『【郷祭】バチャーレ村の精霊騒動』の結果、精霊詣の来客をそのあたりでまとめて参拝させる方向にもっていきたいと考えています。
他の時期に参りたい人をどうするかなど、具体的な提案があれば尚有り難いです。
●宴会について
NPC関係なくお楽しみいただいて大丈夫です。
ほか何か確認事項がありましたら、質問卓を設置してください。
ただし出発24時間前までをMSの確認期限とさせていただきます。
皆様は何らかの形で、ジェオルジの【郷祭】に来ているとします。
行動は昼と夜に分かれます。
※報酬が出る依頼ですので、プレイングでは昼のどれかの行動+宴会をお勧めします。
【昼】下記NPCの手助けをお願いします。
・セスト/【CF】連動で販売する、パネトーネの作成を練習します。うまくいけば精霊にもお供えしたいと思っています。
・サイモン/『【郷祭】バチャーレ村の精霊騒動』の内容を受けて、精霊をお祀りする方法を提案してください。
・ルイーザ/夜の宴会の準備をします。領主の館には料理人がいますが、キッチンを借りることは可能です。
【夜】
領主の館での慰労会に招かれます。基本は宴会です。
●セストについて
【CF】でお菓子を販売することになり、料理人に相談した結果「パネトーネ」を焼くことになりました。
曰く「手間はかかるが混ぜてこねて焼けばまあそれなりのものはできると思います」ということです。
パネトーネはフルーツやナッツの入った甘いパンで保存がきくもの、というぐらいの認識で大丈夫です。
お菓子作りは苦手だが一緒に作り方を覚える、という参加もOK。
●サイモンについて
歌も踊りもできません。基本的に司会オンリー。
冬の間活動が鈍り、春になると芽吹きと共に力を増す精霊を元気づけるような祭を考えています。
『【郷祭】バチャーレ村の精霊騒動』の結果、精霊詣の来客をそのあたりでまとめて参拝させる方向にもっていきたいと考えています。
他の時期に参りたい人をどうするかなど、具体的な提案があれば尚有り難いです。
●宴会について
NPC関係なくお楽しみいただいて大丈夫です。
ほか何か確認事項がありましたら、質問卓を設置してください。
ただし出発24時間前までをMSの確認期限とさせていただきます。
マスターより
お世話になっております、樹シロカです。
今年の【郷祭】も終盤となりました。
お仕事もありますが、宴会もお楽しみいただければと思います。
サイモンの悩み事はまだ少しぼんやりしているので難しいかと思いますが、祭祀の例など挙げていただければ方向性が決まるでしょう。
字数の壁は強敵ですが、ご参加いただいた方にとって楽しい思い出となるよう頑張ります。
どうぞ宜しくお願いいたします!
今年の【郷祭】も終盤となりました。
お仕事もありますが、宴会もお楽しみいただければと思います。
サイモンの悩み事はまだ少しぼんやりしているので難しいかと思いますが、祭祀の例など挙げていただければ方向性が決まるでしょう。
字数の壁は強敵ですが、ご参加いただいた方にとって楽しい思い出となるよう頑張ります。
どうぞ宜しくお願いいたします!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/19 01:50
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談&雑談卓 天王寺茜(ka4080) 人間(リアルブルー)|18才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2018/12/06 20:54:34 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/12/06 21:52:16 |