ゲスト
(ka0000)
【CF】ダウンタウンでボランティア
マスター:三田村 薫

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在12人 / 1~25人
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/12/12 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/12/23 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●同盟鼎談
ロメオ・ガッディ(kz0031)は山と積まれたラッピンググッズとパネトーネを見て息を吐いた。
ハンターズ・ソサエティ主催のケーキバトルロワイヤル。同盟からも出店することで、少しでも動乱にざわめく市民の心に楽しさをもたらすことができたら……と言うことで彼は期間限定のパティシエになることにした。祭り好きの血が騒いだのももちろんある。
ただ、一人では出店できぬ。何しろ、彼は食べるのと飲む方が好きで、料理の経験はあまりないからである。
と、言うことで彼はジェオルジ領主、セスト・ジェオルジ(kz0034)と、ヴァリオス商工会青年会長のエヴァルド・ブラマンデ(kz0076)に協力を打診した。セストは少し考えていたが、
「僕は、お菓子は食べる方が専門で、作ったことがないのですが、それでもよろしいのでしょうか?」
「ええ、構いません……と言うか、私も作った事なんてほとんどなくてね。そこで、農耕推進地域でもあるジェオルジなら、農作物を使ったレシピなんかも色々あるのではないかと。材料の提供もそうなのですが、そう言うところでもご協力を頂きたくて。輸入品に頼ることにはなりそうですが、ポルトワールからも材料は捻出できます」
「わかりました。なるべく急いで手配します」
セストが頷くと、ロメオは顔を綻ばせた。
「お願いします。エヴァルドさんには、出資とプロデュースをお願いしたいと思っております」
「わかりました」
エヴァルドはにこやかに頷いて見せる。
「他に、料理が得手な方をお招きしなくて大丈夫でしょうか?」
セストが首を傾げた。
「いえ、それは大丈夫でしょう」
エヴァルドが微笑んだ。
「お話を聞いている限り、ガッディさんはとても美味しいケーキで話題をさらおう、とは思っていらっしゃらないとお見受けします」
ロメオは頭を掻いた。参加を決めたら、後は野となれ山となれ、だ。
「ははは、おわかりでしたか。なるようになるだろう、とは思っています」
「それに」
エヴァルドは続ける。
「ジェオルジ領主とポルトワール統合本部長がケーキを作った、と言うのはなかなか話題性があるのではないでしょうか? 私は、イベント出店としては申し分ないと思います」
「ありがとうございます」
「それと、どうせならパネトーネなんていかがですか?」
エヴァルドが提案した。早速案出しをしてくれるとは頼もしい限りだ。
「パネトーネかぁ」
ドライフルーツを混ぜ込んだパンのようなケーキである。
「シフォンケーキならどの店も出すでしょうし、少し毛色の違うものを出してアピールするのも商戦では有効かと。もちろん、手堅くスタンダードにケーキで攻めるのもありです」
「いえ、どうせだからパネトーネで行きましょう。こういうことを言ったらいけないのかもしれませんが、私はその、盛り上がりを重視したいなと思いまして……」
売れるに越したことはないが、同盟らしさがなくてはいけない。ロメオがややバツが悪そうに言うと、エヴァルドは予想していたらしい。にっこりと笑う。
「そう仰ると思いました。ジェオルジとポルトワールで揃わない材料はこちらでできる限り手配します。ラッピングの材料はヴァリオスとフマーレで都合できるかと思います」
「いやあ、ありがたい! ラッピングまで正直手が回らなくてね……」
「包装も僕たちでやるとしたら、ちょっと早めに手を付けないといけませんね」
セストの一言で、ロメオは脳内のカレンダーをめくった。
「……日が足りない気がするね」
エヴァルドも呟く。そこでロメオは閃いた。
「手伝ってもらおう」
「あてがあるならお願いします」
エヴァルドが言った。
「こちらも、できるだけ早く手配しますよ」
●ダウンタウンに雪が降る?
「クリスマスラッピング キッズボランティア募集中! 一緒に同盟のケーキを包もう!」
その貼り紙がダウンタウンにほど近いポルトワールの町中に出されたのは、その数日後だった。ラッピングが終わったら、最後は参加者たちで打ち上げパーティも行なう。
もともと、海商は漁で取れた魚で余ったものをダウンタウンに提供している。その延長だ。ヴァネッサも駄目とは言わないだろう。海軍は、イベントに海商とダウンタウンだけが関わるのをよしとしなかった。海軍からも人を出すと言う。
「どれだけ来てくれるかなぁ……」
実際、ロメオは割と困っている。割と深刻な人手不足であり、食事は報酬のようなものだ。
すでに必要な資材は運び込まれており、後は人が来るだけだ。ヴァリオスから提供された、金縁のリボン。紺色、臙脂色、深緑色。シックなクリスマスのラッピングにぴったりだ。そのリボンにぶら下げる星の飾りは、フマーレの職人たちが少ない時間で精一杯作ってくれた透かし彫りのオーナメント。見ているだけで楽しい気分になる。まだ一つもできあがっていなくても、クリスマスの気配は見る人を励ますのだ。
「見本も作らないとだめかな」
彼は言いながら、大きな手でパネトーネにリボンをかけ……。
「……センスの良い子が一人でもいてくれればなぁ」
それから彼はハンターオフィスにも依頼を出した。
●ハンターオフィスにて
「面白い依頼だよ」
オフィス職員C.J.はそう言ってハンターたちに依頼書を見せた。
「ポルトワール本部長のロメオ・ガッディからの依頼さ。何でも、ケーキ屋さんするから、チャリティみたいな感じでダウンタウンの子どもたちにラッピングを手伝ってもらうんだって。その時に子どもたちの面倒を見て欲しいってことらしいよ。ラッピングが終わったら皆で炊き出しみたいな感じでご飯も食べるって。クリスマス前哨戦みたいで楽しそうだね」
●同盟鼎談
ロメオ・ガッディ(kz0031)は山と積まれたラッピンググッズとパネトーネを見て息を吐いた。
ハンターズ・ソサエティ主催のケーキバトルロワイヤル。同盟からも出店することで、少しでも動乱にざわめく市民の心に楽しさをもたらすことができたら……と言うことで彼は期間限定のパティシエになることにした。祭り好きの血が騒いだのももちろんある。
ただ、一人では出店できぬ。何しろ、彼は食べるのと飲む方が好きで、料理の経験はあまりないからである。
と、言うことで彼はジェオルジ領主、セスト・ジェオルジ(kz0034)と、ヴァリオス商工会青年会長のエヴァルド・ブラマンデ(kz0076)に協力を打診した。セストは少し考えていたが、
「僕は、お菓子は食べる方が専門で、作ったことがないのですが、それでもよろしいのでしょうか?」
「ええ、構いません……と言うか、私も作った事なんてほとんどなくてね。そこで、農耕推進地域でもあるジェオルジなら、農作物を使ったレシピなんかも色々あるのではないかと。材料の提供もそうなのですが、そう言うところでもご協力を頂きたくて。輸入品に頼ることにはなりそうですが、ポルトワールからも材料は捻出できます」
「わかりました。なるべく急いで手配します」
セストが頷くと、ロメオは顔を綻ばせた。
「お願いします。エヴァルドさんには、出資とプロデュースをお願いしたいと思っております」
「わかりました」
エヴァルドはにこやかに頷いて見せる。
「他に、料理が得手な方をお招きしなくて大丈夫でしょうか?」
セストが首を傾げた。
「いえ、それは大丈夫でしょう」
エヴァルドが微笑んだ。
「お話を聞いている限り、ガッディさんはとても美味しいケーキで話題をさらおう、とは思っていらっしゃらないとお見受けします」
ロメオは頭を掻いた。参加を決めたら、後は野となれ山となれ、だ。
「ははは、おわかりでしたか。なるようになるだろう、とは思っています」
「それに」
エヴァルドは続ける。
「ジェオルジ領主とポルトワール統合本部長がケーキを作った、と言うのはなかなか話題性があるのではないでしょうか? 私は、イベント出店としては申し分ないと思います」
「ありがとうございます」
「それと、どうせならパネトーネなんていかがですか?」
エヴァルドが提案した。早速案出しをしてくれるとは頼もしい限りだ。
「パネトーネかぁ」
ドライフルーツを混ぜ込んだパンのようなケーキである。
「シフォンケーキならどの店も出すでしょうし、少し毛色の違うものを出してアピールするのも商戦では有効かと。もちろん、手堅くスタンダードにケーキで攻めるのもありです」
「いえ、どうせだからパネトーネで行きましょう。こういうことを言ったらいけないのかもしれませんが、私はその、盛り上がりを重視したいなと思いまして……」
売れるに越したことはないが、同盟らしさがなくてはいけない。ロメオがややバツが悪そうに言うと、エヴァルドは予想していたらしい。にっこりと笑う。
「そう仰ると思いました。ジェオルジとポルトワールで揃わない材料はこちらでできる限り手配します。ラッピングの材料はヴァリオスとフマーレで都合できるかと思います」
「いやあ、ありがたい! ラッピングまで正直手が回らなくてね……」
「包装も僕たちでやるとしたら、ちょっと早めに手を付けないといけませんね」
セストの一言で、ロメオは脳内のカレンダーをめくった。
「……日が足りない気がするね」
エヴァルドも呟く。そこでロメオは閃いた。
「手伝ってもらおう」
「あてがあるならお願いします」
エヴァルドが言った。
「こちらも、できるだけ早く手配しますよ」
●ダウンタウンに雪が降る?
「クリスマスラッピング キッズボランティア募集中! 一緒に同盟のケーキを包もう!」
その貼り紙がダウンタウンにほど近いポルトワールの町中に出されたのは、その数日後だった。ラッピングが終わったら、最後は参加者たちで打ち上げパーティも行なう。
もともと、海商は漁で取れた魚で余ったものをダウンタウンに提供している。その延長だ。ヴァネッサも駄目とは言わないだろう。海軍は、イベントに海商とダウンタウンだけが関わるのをよしとしなかった。海軍からも人を出すと言う。
「どれだけ来てくれるかなぁ……」
実際、ロメオは割と困っている。割と深刻な人手不足であり、食事は報酬のようなものだ。
すでに必要な資材は運び込まれており、後は人が来るだけだ。ヴァリオスから提供された、金縁のリボン。紺色、臙脂色、深緑色。シックなクリスマスのラッピングにぴったりだ。そのリボンにぶら下げる星の飾りは、フマーレの職人たちが少ない時間で精一杯作ってくれた透かし彫りのオーナメント。見ているだけで楽しい気分になる。まだ一つもできあがっていなくても、クリスマスの気配は見る人を励ますのだ。
「見本も作らないとだめかな」
彼は言いながら、大きな手でパネトーネにリボンをかけ……。
「……センスの良い子が一人でもいてくれればなぁ」
それから彼はハンターオフィスにも依頼を出した。
●ハンターオフィスにて
「面白い依頼だよ」
オフィス職員C.J.はそう言ってハンターたちに依頼書を見せた。
「ポルトワール本部長のロメオ・ガッディからの依頼さ。何でも、ケーキ屋さんするから、チャリティみたいな感じでダウンタウンの子どもたちにラッピングを手伝ってもらうんだって。その時に子どもたちの面倒を見て欲しいってことらしいよ。ラッピングが終わったら皆で炊き出しみたいな感じでご飯も食べるって。クリスマス前哨戦みたいで楽しそうだね」
解説
●目的
1.ラッピングボランティアの子どもたちの面倒を見る
3.合間で子どもたちの相手
2.最後に食べる炊き出しの準備
●概要
1.パネトーネ詰め合わせのラッピングをする子どもたちの面倒を見てください。箱に入っており、飾り付けの材料は「ヴァリオス製リボン」と「フマーレ製星飾り」です。材料の持ち込みは不可とします。声を掛けて励ます、うまく結べないのを手伝う、両手がふさがっている間に押さえておく、などなど。お話しててもOKです。
リボンは紺、臙脂、深緑の三色で金縁のものが用意されています。星飾りは透かし彫りで、ワイヤーでリボンにくっつける形になります。
2.ぶっ続けで作業するわけでもないので休憩中の子どもたちの相手です。
3.最後に皆で食べる炊き出しを作ります。野菜とベーコンたっぷりのミネストローネと手作りパンの予定。海軍の食堂のおばちゃん(プロ)が来ます。こちらは材料持ち込みOK。
おばちゃんはプロですが一人で八面六臂するのは流石に体力的にキツいなぁとか思っています。
●子どもたちについて
30人くらい。年齢は6~14歳。
もともと手先が器用な子どもたちですが、売り物になるラッピングと言われると少々不安な様子です。もちろん、売り物でも知るか、みたいな子もいなくはない模様。
少々治安の悪い場所ではありますが、十人十色なのは他の町と変わりません。
●ロメオ・ガッディ
依頼人。当日は最初からいて搬入や事務作業の裏方に回っています。
●場所
ポルトワールにある広場。少々寒いかもしれない。
●その他
人数集まらなかった場合は他NPC(三田村管理)が手伝います。
また、同時に起こることには参加できません。子どもたちの面倒を見ている間に行なわれる調理には参加できません。調理をしている間に遊び相手に行くこともできません。休憩中に場所を変えることは可能です。
矛盾が生じる場合はMSがサイコロ振ります。
1.ラッピングボランティアの子どもたちの面倒を見る
3.合間で子どもたちの相手
2.最後に食べる炊き出しの準備
●概要
1.パネトーネ詰め合わせのラッピングをする子どもたちの面倒を見てください。箱に入っており、飾り付けの材料は「ヴァリオス製リボン」と「フマーレ製星飾り」です。材料の持ち込みは不可とします。声を掛けて励ます、うまく結べないのを手伝う、両手がふさがっている間に押さえておく、などなど。お話しててもOKです。
リボンは紺、臙脂、深緑の三色で金縁のものが用意されています。星飾りは透かし彫りで、ワイヤーでリボンにくっつける形になります。
2.ぶっ続けで作業するわけでもないので休憩中の子どもたちの相手です。
3.最後に皆で食べる炊き出しを作ります。野菜とベーコンたっぷりのミネストローネと手作りパンの予定。海軍の食堂のおばちゃん(プロ)が来ます。こちらは材料持ち込みOK。
おばちゃんはプロですが一人で八面六臂するのは流石に体力的にキツいなぁとか思っています。
●子どもたちについて
30人くらい。年齢は6~14歳。
もともと手先が器用な子どもたちですが、売り物になるラッピングと言われると少々不安な様子です。もちろん、売り物でも知るか、みたいな子もいなくはない模様。
少々治安の悪い場所ではありますが、十人十色なのは他の町と変わりません。
●ロメオ・ガッディ
依頼人。当日は最初からいて搬入や事務作業の裏方に回っています。
●場所
ポルトワールにある広場。少々寒いかもしれない。
●その他
人数集まらなかった場合は他NPC(三田村管理)が手伝います。
また、同時に起こることには参加できません。子どもたちの面倒を見ている間に行なわれる調理には参加できません。調理をしている間に遊び相手に行くこともできません。休憩中に場所を変えることは可能です。
矛盾が生じる場合はMSがサイコロ振ります。
マスターより
こんにちは三田村です。
ケーキ屋さんやりたい~! とじたばたしてたら樹MSとのどかMSが「やりましょう!」と言ってくださったので参戦です。何かほんとOPみたいな感じでした。お二人にこの場を借りて御礼申し上げます。
ちなみにネタは樹MSに頂き、シナリオの細かい要素もお二人に手伝って頂きました。おんぶにだっこです。
と言うことでボランティアなシナリオとなります。子どもたちと一緒に同盟のパネトーネにリボンがけをしませんか?
海商主催の安心なお仕事! お仕事終わりにはミネストローネのまかない付き!
ご参加お待ちしています!
ケーキ屋さんやりたい~! とじたばたしてたら樹MSとのどかMSが「やりましょう!」と言ってくださったので参戦です。何かほんとOPみたいな感じでした。お二人にこの場を借りて御礼申し上げます。
ちなみにネタは樹MSに頂き、シナリオの細かい要素もお二人に手伝って頂きました。おんぶにだっこです。
と言うことでボランティアなシナリオとなります。子どもたちと一緒に同盟のパネトーネにリボンがけをしませんか?
海商主催の安心なお仕事! お仕事終わりにはミネストローネのまかない付き!
ご参加お待ちしています!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/18 01:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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皆でボランティア!(相談卓) ひりょ・ムーンリーフ(ka3744) 人間(リアルブルー)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2018/12/11 15:38:18 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/12/11 14:20:59 |