ゲスト
(ka0000)
【CF】薬草園で年の瀬準備?
マスター:狐野径

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在9人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/12/10 07:30
- リプレイ完成予定
- 2018/12/24 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●薬草園
グラズヘイム王国の中央でも北東寄りの中途半端な地域かつ、街道がいくつも周囲にあるのに、素通りされる地域に薬草園はある。小さな町も城壁があったり何かの守りになっているはずだが、守る人も少なく、比較的穏やかな地域である。
ただ、街道に巡礼路が重なっていた関係で、歪虚の襲撃はあったり、その立て直しを図ったり忙しく一年が過ぎる。
薬草園の主ジャイルズ・バルネは領主からの手紙を見て溜息を洩らした。
「確かに冬の間はやることが少ないな」
植物が活発化するのは春から夏だ。乾燥させたり、薬を作ったりすることも終われば、薬草園の主は暇である。だから、この時期にプラントハンターとして行動をすることはある。
「それを邪魔されるともいえるが、手助けの一環でもあるのか」
イスルダ島帰還に向けて元住民があれこれやっていることに領主が手を貸しているという。そのためにハーブを植えることで、何かの役に立たないかということだった。この時期にできることはない。
「送るだけでも構わないのだがな」
送るならば、栽培が簡単で、現在、手入れを怠って樹木化してしまったローズマリーがある。
「それでも、枝から根は出すべきだし、今の時期ではない」
結局、手伝うとしても今の時期はできることが限られていたので、その旨を領主に伝えることにした。
作業小屋の扉が開き、助手のコリンが入ってくる。
「ジャイルズさん、聖輝節ですよね。そろそろ大掃除とか準備しますか?」
「そういう時期か……」
年月が経つのは早い。
ジャイルズがふと思った。
「それなら何か送るか……」
ジャイルズの言葉にコリンは首を傾げた。
●依頼
ジャイルズは依頼を出すことにした。
「その日にアイテム作りと周辺の掃除をしたいと思っている」
依頼を受ける職員のロビン・ドルトスはジャイルズの厳しい表情に緊張しながらうなずく。
「カネというより、休暇、ボランティア」
すごくはっきり言った。ロビンはうなずく。
「食事は作ることはできるが、持参。掃除道具、箒塵取り熊手は用意してある」
「あれ? どこの掃除をするんですか?」
「薬草園の外だ」
ロビンはうなずいた。薬草園自体は整備しているだろうからどこの掃除だろうかと思ってはいた。
薬草園の外は街道につながっている。あのあたりの街道は特に汚いわけではないが、今のうちに少しでもきれいにしておこうということらしい。林が多いため、落葉樹の葉も多いはずだし、針葉樹とて古い葉を落とす。
「アイテム作りって何を作るんですか?」
「どこかの地域でこの時期に作るらしい『オレンジポマンダー』とリースだな」
「オレンジポマンダー?」
「オレンジにクローブを突き刺して作るものだ」
「……へええ」
ロビンは「どこの地域」が不明であるが、特には気にしなかった。リアルブルーですらそれに入る。そもそも、今手に入りそうなもので作ろうとしているらしい。
「それどうするんですか?」
「領主や町で必要なら渡す。あと、運べそうなら、イスルダ島にいる領主のせがれに送ればいい」
ロビンは依頼を了承した旨を示した。
(結局、バルネさんは人のこと好きなんだよな……めちゃくちゃ表情怖いけど)
ロビンはジャイルズの動きにびくっとなりながら、内心溜息をついていた。
●どこかでミス
ジャイルズが発注したオレンジやクローブの数が一桁多かった。
まさかのオレンジの量、それに見合ったクローブや粉の量。
どーんと積まれた材料を見たジャイルズが頭を押さえ、コリンは目を丸くし、ユグディラのチャが逃げた。
「ハンターさん来てくれるといいですね」
「なんでこうなったのか……」
ジャイルズが苦情を入れに言った結果、相手の手配ミスだったけれども生ものなのでそのまま処理してほしいということが店側と決着ついたのだった。
●薬草園
グラズヘイム王国の中央でも北東寄りの中途半端な地域かつ、街道がいくつも周囲にあるのに、素通りされる地域に薬草園はある。小さな町も城壁があったり何かの守りになっているはずだが、守る人も少なく、比較的穏やかな地域である。
ただ、街道に巡礼路が重なっていた関係で、歪虚の襲撃はあったり、その立て直しを図ったり忙しく一年が過ぎる。
薬草園の主ジャイルズ・バルネは領主からの手紙を見て溜息を洩らした。
「確かに冬の間はやることが少ないな」
植物が活発化するのは春から夏だ。乾燥させたり、薬を作ったりすることも終われば、薬草園の主は暇である。だから、この時期にプラントハンターとして行動をすることはある。
「それを邪魔されるともいえるが、手助けの一環でもあるのか」
イスルダ島帰還に向けて元住民があれこれやっていることに領主が手を貸しているという。そのためにハーブを植えることで、何かの役に立たないかということだった。この時期にできることはない。
「送るだけでも構わないのだがな」
送るならば、栽培が簡単で、現在、手入れを怠って樹木化してしまったローズマリーがある。
「それでも、枝から根は出すべきだし、今の時期ではない」
結局、手伝うとしても今の時期はできることが限られていたので、その旨を領主に伝えることにした。
作業小屋の扉が開き、助手のコリンが入ってくる。
「ジャイルズさん、聖輝節ですよね。そろそろ大掃除とか準備しますか?」
「そういう時期か……」
年月が経つのは早い。
ジャイルズがふと思った。
「それなら何か送るか……」
ジャイルズの言葉にコリンは首を傾げた。
●依頼
ジャイルズは依頼を出すことにした。
「その日にアイテム作りと周辺の掃除をしたいと思っている」
依頼を受ける職員のロビン・ドルトスはジャイルズの厳しい表情に緊張しながらうなずく。
「カネというより、休暇、ボランティア」
すごくはっきり言った。ロビンはうなずく。
「食事は作ることはできるが、持参。掃除道具、箒塵取り熊手は用意してある」
「あれ? どこの掃除をするんですか?」
「薬草園の外だ」
ロビンはうなずいた。薬草園自体は整備しているだろうからどこの掃除だろうかと思ってはいた。
薬草園の外は街道につながっている。あのあたりの街道は特に汚いわけではないが、今のうちに少しでもきれいにしておこうということらしい。林が多いため、落葉樹の葉も多いはずだし、針葉樹とて古い葉を落とす。
「アイテム作りって何を作るんですか?」
「どこかの地域でこの時期に作るらしい『オレンジポマンダー』とリースだな」
「オレンジポマンダー?」
「オレンジにクローブを突き刺して作るものだ」
「……へええ」
ロビンは「どこの地域」が不明であるが、特には気にしなかった。リアルブルーですらそれに入る。そもそも、今手に入りそうなもので作ろうとしているらしい。
「それどうするんですか?」
「領主や町で必要なら渡す。あと、運べそうなら、イスルダ島にいる領主のせがれに送ればいい」
ロビンは依頼を了承した旨を示した。
(結局、バルネさんは人のこと好きなんだよな……めちゃくちゃ表情怖いけど)
ロビンはジャイルズの動きにびくっとなりながら、内心溜息をついていた。
●どこかでミス
ジャイルズが発注したオレンジやクローブの数が一桁多かった。
まさかのオレンジの量、それに見合ったクローブや粉の量。
どーんと積まれた材料を見たジャイルズが頭を押さえ、コリンは目を丸くし、ユグディラのチャが逃げた。
「ハンターさん来てくれるといいですね」
「なんでこうなったのか……」
ジャイルズが苦情を入れに言った結果、相手の手配ミスだったけれども生ものなのでそのまま処理してほしいということが店側と決着ついたのだった。
解説
ある日の10時から16時に、聖輝節に向けたアイテム作りや大掃除などをする。
●薬草園
とある小さな町の外、川を挟んで向こう側にある。
薬草園内は薬草で一杯というより、増やす余地があるゆとりある植え方。
●アイテム作り
オレンジポマンダーやリースなど。
オレンジポマンダーの材料はオレンジ、クローブ、ポマンダー用の粉。100個分の材料。
リースは樹木化してしまったローズマリーや月桂樹の葉など。
その他、リボンが何種類か、竹串やハサミなどの作品を作るのに必要な道具はある(数があるかは不明)。
なお、オレンジポマンダーは日数がかかる物品です。作り方はオレンジでリボンを結ぶところを避けて、竹串で穴をあけクローブを差し込み、ポマンダー粉をまぶし乾燥させ、乾燥後リボンをつけるです。そのため、乾燥前までのお手伝いです。
補足、ポマンダー粉はシナモン、カルダモンなどのスパイスを混ぜた粉。
●掃除
薬草園やその近辺の街道や林など、幅広くある。重点を置くのは、町から薬草園へのルートと薬草園の近辺。
町所有の空き家もある。箒や塵取り、熊手、ごみ入れようの袋、トングは町が保有している道具を借りるものであり、空き家にしまっている。
●小屋
オレンジポマンダー作りで大わらわになり、昼食を食べるなら外になる。
外にはたき火を起こす場所はある。不要な枝などを燃やすためだったり、暖を取るためだったり様々活用される。
●NPC
・ジャイルズ・バルネ 50歳くらい男、薬草園の主。基本的に薬草園内の手入れと清掃に関わる。
・コリン 薬草園の助手の少年、オレンジポマンダー作りにかかわる。
・チャ(本名チャイロー・クーズハ) ユグディラでここに住んでいる。いたずら好き。
・ヤギと鶏、羊 それぞれ何頭かいる。薬草園に在住で雑草取りや卵などのその他業務に携わるいわゆる家畜。
●薬草園
とある小さな町の外、川を挟んで向こう側にある。
薬草園内は薬草で一杯というより、増やす余地があるゆとりある植え方。
●アイテム作り
オレンジポマンダーやリースなど。
オレンジポマンダーの材料はオレンジ、クローブ、ポマンダー用の粉。100個分の材料。
リースは樹木化してしまったローズマリーや月桂樹の葉など。
その他、リボンが何種類か、竹串やハサミなどの作品を作るのに必要な道具はある(数があるかは不明)。
なお、オレンジポマンダーは日数がかかる物品です。作り方はオレンジでリボンを結ぶところを避けて、竹串で穴をあけクローブを差し込み、ポマンダー粉をまぶし乾燥させ、乾燥後リボンをつけるです。そのため、乾燥前までのお手伝いです。
補足、ポマンダー粉はシナモン、カルダモンなどのスパイスを混ぜた粉。
●掃除
薬草園やその近辺の街道や林など、幅広くある。重点を置くのは、町から薬草園へのルートと薬草園の近辺。
町所有の空き家もある。箒や塵取り、熊手、ごみ入れようの袋、トングは町が保有している道具を借りるものであり、空き家にしまっている。
●小屋
オレンジポマンダー作りで大わらわになり、昼食を食べるなら外になる。
外にはたき火を起こす場所はある。不要な枝などを燃やすためだったり、暖を取るためだったり様々活用される。
●NPC
・ジャイルズ・バルネ 50歳くらい男、薬草園の主。基本的に薬草園内の手入れと清掃に関わる。
・コリン 薬草園の助手の少年、オレンジポマンダー作りにかかわる。
・チャ(本名チャイロー・クーズハ) ユグディラでここに住んでいる。いたずら好き。
・ヤギと鶏、羊 それぞれ何頭かいる。薬草園に在住で雑草取りや卵などのその他業務に携わるいわゆる家畜。
マスターより
こんにちは。
オレンジポマンダーは魔除けと言われています。手元の資料によると、西洋で16世紀ぐらいから作られているということです。
なお、現在、私の精油(使用期限切れたち)でオレンジ系に余っていたクローブを混ぜました。ふと、オレンジポマンダーがよぎりましたが、カルダモンとシナモンが入ったスパイスがある……こ、これは……と思って見たりしました。
さて、シナリオはのんびりまったり……ではありますが、やや切羽詰まった100個のオレンジポマンダー作りがあります。
よろしくお願いします。
オレンジポマンダーは魔除けと言われています。手元の資料によると、西洋で16世紀ぐらいから作られているということです。
なお、現在、私の精油(使用期限切れたち)でオレンジ系に余っていたクローブを混ぜました。ふと、オレンジポマンダーがよぎりましたが、カルダモンとシナモンが入ったスパイスがある……こ、これは……と思って見たりしました。
さて、シナリオはのんびりまったり……ではありますが、やや切羽詰まった100個のオレンジポマンダー作りがあります。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/19 21:34