ゲスト
(ka0000)
【CF】綿菓子が萎むまでに
マスター:佐倉眸

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2018/12/16 19:00
- リプレイ完成予定
- 2018/12/30 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
精輝節のリゼリオ、祭の広場にマグノリアクッキージェオルジ支店の馬車と屋台も並んでいた。
手伝いに駆り出されたメグとギアも、エプロンを着けてホットチョコレートの鍋を混ぜている。
午前中の客が一段落し、2人も休憩がてら祭の様子を見て回ることにした。
メグ、ことマーガレット・ミケーリ。戦いには一向に慣れないが、先輩の背を見て頑張っている万年新米のハンター。ギア、こと、アクレイギア。エバーグリーンから転移し、元々砲身が取り付けられていた両腕を義手に交換、ナノマシンの修復技術により自由に動かせるようになった現在は、自分の手指で引き金を引く快感に目覚め、雑魔や歪虚と戦う日々を謳歌している。
転移したばかりの頃に迷子になっていたギアを先輩ハンターとメグが助けたことから交流が続き、本日は、マグノリアクッキー、ヴァリオスでそこそこ有名な洋菓子店の店長の孫娘が営む、ジェオルジ支店の屋台の手伝いの依頼を受けていた。
テーブルの片隅に金髪碧眼、瑞々しい少年の装いの人形が座って、時折客へ向かって手を振っている。
ポルトワールの老人達が、若い頃に出会った絡繰り仕掛けの茶運び人形に感銘を受けて作り始め、長い休眠を経て再び手を加えられている途中のそれ。メグが老人達の手伝いを引き受けていた頃に、ひーちゃん、という契約精霊がその人形を気に入ったのか、手足を動かし簡単な会話や意思表示を行っていた。
精霊と機械を完全に一体化したエバーグリーン出身のギアに会う。ひーちゃんの動きに何か良い影響が有るかも知れない、そして、単純に友人を友人に紹介したいという思いで、メグは絡繰りの歯車を取り外した人形を借り受けて、依頼の屋台へ連れ出してきた。
人形がぱたりぱたりと手を叩く。
CIAO!
CIAO!
――ギア! 時間! 大切なご主人さま!――
CIAO!
CIAO!
休憩の頃に来るから、一緒に見て回ろう。
そう言っていたギアの主人、正確には転移してきたギアの保護者で同居人で研究者。
ギアと出逢い腕が治るまで日常のことを手伝っていたが、今では友人という方が近く、直らない癖のまま主人と呼び続けている。ぼさぼさの髪に無精髭、草臥れたコートと古いブーツ。少し浮いた印象の、まだ若い青年が歩いてきた。
●
「ギアは戦う事が楽しいと言うんだ」
コットンキャンディの列に並んで、青年は言う。
「余り、戦うとか、そういう危ないことは、出来ればして欲しくないっていう、そう、なんて言うかな。親心、みたいなものは有るんだけれど……昔のギアのことを思うと、ひどかった、ううん、否、話すことでも無いのだろうけれど、でも、ひどかったころの、事を思うと、その、楽しい、と、言えることが……それが、安全か、そうでないかは、置いておくとしても。楽しい事が、あるのは良いこと、なのかなって、思う、いや、思うというか、そう、と言うか……」
相変わらず、要領を得ない言葉を連ねて、困ったように眉を下げる。その顔には年相応の幼さがあり、髭で誤魔化されているが童顔らしいと覗える。
友人が出来てよかったと青年は言う。メグとのことは本当に嬉しそうに話すと、メグとメグが憧れている人達のこと。ハンターにはいい人が多くて有り難いと言って、親ばかだなと笑う。
メグが目を瞠って、少し照れてはにかんだ。列は大分進んでいた。コインを取り出すメグの手を遮って、青年が3つと注文する。すぐに出来上がるふわふわのコットンキャンディの1つをメグに渡し、もう1つを反対隣へ差し出した。
そこに、有るべき少女の影は無い。
●
「…………ギア、迷子になりました」
広場の外れに佇み、銀の髪を靡かせるオートマトンの少女は呟いた。
そのすぐ側にギアの腰ほどの丈の子どもが呆然と立ち尽くしている。
「…………ギア、迷子を見付けました」
子どもはギアを見上げて、円らな瞳を潤ませる。今にも零れそうなそれに、ギアがたじろぐ。
「だ、だめです。泣かれると、ギアは、とても、困る……どうしよう。ギアは、……ギアが、迷子の時は、一緒に探して貰いました。そうです! ギアが探します」
ギアは子どもをじっと見詰めた。
「あなたの、ご主人さまを、ギアと一緒に探しましょう」
そうすれば、あなたは泣かなくていいですよね。
ギアの不在に気が付いたメグはコットンキャンディを青年に預け、屋台へと戻り事情を話す。
少し混み合ってきた屋台の列に、メグまで探しに向かうのは難しそうだ。
遅れてきた青年は大丈夫だよと3つのコットンキャンディを持ったままで笑う。
●
精輝節のリゼリオ、祭の広場にマグノリアクッキージェオルジ支店の馬車と屋台も並んでいた。
手伝いに駆り出されたメグとギアも、エプロンを着けてホットチョコレートの鍋を混ぜている。
午前中の客が一段落し、2人も休憩がてら祭の様子を見て回ることにした。
メグ、ことマーガレット・ミケーリ。戦いには一向に慣れないが、先輩の背を見て頑張っている万年新米のハンター。ギア、こと、アクレイギア。エバーグリーンから転移し、元々砲身が取り付けられていた両腕を義手に交換、ナノマシンの修復技術により自由に動かせるようになった現在は、自分の手指で引き金を引く快感に目覚め、雑魔や歪虚と戦う日々を謳歌している。
転移したばかりの頃に迷子になっていたギアを先輩ハンターとメグが助けたことから交流が続き、本日は、マグノリアクッキー、ヴァリオスでそこそこ有名な洋菓子店の店長の孫娘が営む、ジェオルジ支店の屋台の手伝いの依頼を受けていた。
テーブルの片隅に金髪碧眼、瑞々しい少年の装いの人形が座って、時折客へ向かって手を振っている。
ポルトワールの老人達が、若い頃に出会った絡繰り仕掛けの茶運び人形に感銘を受けて作り始め、長い休眠を経て再び手を加えられている途中のそれ。メグが老人達の手伝いを引き受けていた頃に、ひーちゃん、という契約精霊がその人形を気に入ったのか、手足を動かし簡単な会話や意思表示を行っていた。
精霊と機械を完全に一体化したエバーグリーン出身のギアに会う。ひーちゃんの動きに何か良い影響が有るかも知れない、そして、単純に友人を友人に紹介したいという思いで、メグは絡繰りの歯車を取り外した人形を借り受けて、依頼の屋台へ連れ出してきた。
人形がぱたりぱたりと手を叩く。
CIAO!
CIAO!
――ギア! 時間! 大切なご主人さま!――
CIAO!
CIAO!
休憩の頃に来るから、一緒に見て回ろう。
そう言っていたギアの主人、正確には転移してきたギアの保護者で同居人で研究者。
ギアと出逢い腕が治るまで日常のことを手伝っていたが、今では友人という方が近く、直らない癖のまま主人と呼び続けている。ぼさぼさの髪に無精髭、草臥れたコートと古いブーツ。少し浮いた印象の、まだ若い青年が歩いてきた。
●
「ギアは戦う事が楽しいと言うんだ」
コットンキャンディの列に並んで、青年は言う。
「余り、戦うとか、そういう危ないことは、出来ればして欲しくないっていう、そう、なんて言うかな。親心、みたいなものは有るんだけれど……昔のギアのことを思うと、ひどかった、ううん、否、話すことでも無いのだろうけれど、でも、ひどかったころの、事を思うと、その、楽しい、と、言えることが……それが、安全か、そうでないかは、置いておくとしても。楽しい事が、あるのは良いこと、なのかなって、思う、いや、思うというか、そう、と言うか……」
相変わらず、要領を得ない言葉を連ねて、困ったように眉を下げる。その顔には年相応の幼さがあり、髭で誤魔化されているが童顔らしいと覗える。
友人が出来てよかったと青年は言う。メグとのことは本当に嬉しそうに話すと、メグとメグが憧れている人達のこと。ハンターにはいい人が多くて有り難いと言って、親ばかだなと笑う。
メグが目を瞠って、少し照れてはにかんだ。列は大分進んでいた。コインを取り出すメグの手を遮って、青年が3つと注文する。すぐに出来上がるふわふわのコットンキャンディの1つをメグに渡し、もう1つを反対隣へ差し出した。
そこに、有るべき少女の影は無い。
●
「…………ギア、迷子になりました」
広場の外れに佇み、銀の髪を靡かせるオートマトンの少女は呟いた。
そのすぐ側にギアの腰ほどの丈の子どもが呆然と立ち尽くしている。
「…………ギア、迷子を見付けました」
子どもはギアを見上げて、円らな瞳を潤ませる。今にも零れそうなそれに、ギアがたじろぐ。
「だ、だめです。泣かれると、ギアは、とても、困る……どうしよう。ギアは、……ギアが、迷子の時は、一緒に探して貰いました。そうです! ギアが探します」
ギアは子どもをじっと見詰めた。
「あなたの、ご主人さまを、ギアと一緒に探しましょう」
そうすれば、あなたは泣かなくていいですよね。
ギアの不在に気が付いたメグはコットンキャンディを青年に預け、屋台へと戻り事情を話す。
少し混み合ってきた屋台の列に、メグまで探しに向かうのは難しそうだ。
遅れてきた青年は大丈夫だよと3つのコットンキャンディを持ったままで笑う。
解説
目的 迷子を助ける/屋台の手伝いを完遂する/ギアを見付ける
●祭の会場
様々な屋台が並んで、とても賑わっている
出入り口も複数有り、南側に1番大きな門と、運営の本部が置かれている
※何れか1人を選んで、行動を共にして下さい。
●ギア
迷子の子どもと一緒に歩いているギアと遭遇します。
・迷子
4才くらいの男の子、チェックのコートにミトンの手袋
難解な指示は理解出来ず、やや感情的な面がある
PL情報として、プレイングにより以下の情報を聞き出せる可能性がある
・家族と来たが両親は別の会場にいる
・広場は姉と一緒に回っていた、姉は17才くらいでお揃いのコートを着ている
・ロリポップを売っている屋台(複数存在)ではぐれた
・はぐれたのは昼頃、歩き回っていた為疲れている
●メグ
屋台で天手古舞いになっているメグと遭遇します。
・屋台
マグノリアクッキーのクッキークレープの屋台
去年の郷祭と同じく、クッキーを飾ったクレープを販売、ドリンクはホットチョコレートがメイン
整列にやや難があり全体的に人手不足
会計と受注は技能不要でプレイングのみの判定、商品を扱う場合は料理等のスキルが必要
時々動く人形が置いてあり、挨拶程度の交流が可能
●青年
ギアを探している青年と遭遇します。
・ギア
銀のロングヘア、紫の目、ほっそりした小柄な少女
・青年
草臥れたコートを着て、祭の会場では浮いている風貌、口下手で要領を得ない冗長な話し方が特徴
ギアを探して会場を当て所なく彷徨っている
時折名前を叫んでいる
PL情報として、プレイングにより以下の情報、或いは物品を入手できる可能性がある
・好物や屋台での好みの傾向(銃、菓子全般)
・ギアの予定(マグノリアクッキーの屋台の手伝い)
・友人(メグ)の所在(屋台の場所)
・ギアの写真
・コットンキャンディ
●祭の会場
様々な屋台が並んで、とても賑わっている
出入り口も複数有り、南側に1番大きな門と、運営の本部が置かれている
※何れか1人を選んで、行動を共にして下さい。
●ギア
迷子の子どもと一緒に歩いているギアと遭遇します。
・迷子
4才くらいの男の子、チェックのコートにミトンの手袋
難解な指示は理解出来ず、やや感情的な面がある
PL情報として、プレイングにより以下の情報を聞き出せる可能性がある
・家族と来たが両親は別の会場にいる
・広場は姉と一緒に回っていた、姉は17才くらいでお揃いのコートを着ている
・ロリポップを売っている屋台(複数存在)ではぐれた
・はぐれたのは昼頃、歩き回っていた為疲れている
●メグ
屋台で天手古舞いになっているメグと遭遇します。
・屋台
マグノリアクッキーのクッキークレープの屋台
去年の郷祭と同じく、クッキーを飾ったクレープを販売、ドリンクはホットチョコレートがメイン
整列にやや難があり全体的に人手不足
会計と受注は技能不要でプレイングのみの判定、商品を扱う場合は料理等のスキルが必要
時々動く人形が置いてあり、挨拶程度の交流が可能
●青年
ギアを探している青年と遭遇します。
・ギア
銀のロングヘア、紫の目、ほっそりした小柄な少女
・青年
草臥れたコートを着て、祭の会場では浮いている風貌、口下手で要領を得ない冗長な話し方が特徴
ギアを探して会場を当て所なく彷徨っている
時折名前を叫んでいる
PL情報として、プレイングにより以下の情報、或いは物品を入手できる可能性がある
・好物や屋台での好みの傾向(銃、菓子全般)
・ギアの予定(マグノリアクッキーの屋台の手伝い)
・友人(メグ)の所在(屋台の場所)
・ギアの写真
・コットンキャンディ
マスターより
よろしくお願いします。
のんびり精輝節ですが、広場の人混みに迷子多重発生です。
ローザが登場しておりますので、マグノリアギフトクッキーの購入が可能です。
入り用の方はプレイングに【購入】と記入して下さい。
のんびり精輝節ですが、広場の人混みに迷子多重発生です。
ローザが登場しておりますので、マグノリアギフトクッキーの購入が可能です。
入り用の方はプレイングに【購入】と記入して下さい。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2018/12/29 03:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談 カリアナ・ノート(ka3733) 人間(クリムゾンウェスト)|10才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2018/12/16 12:15:30 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2018/12/15 15:44:05 |