ゲスト
(ka0000)
ブルゲド族大会議
マスター:後醍醐

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
ガーディナ- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 7日
- プレイング締切
- 2015/01/09 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/01/23 12:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
人類と歪虚の最前線、辺境。
厳しい冬の中、春に向けて動き出そうという者達もいた。
●
ブルゲド族 居留地
居留地の中心部にいつにもなく大きなゲルが建てられている。
それは、族長のゲルの大きさを遥かに凌ぐ大きさだ。
その中では族長のカーンを含む30名近い人々が集まって会議をしていた。
その会議は『大会議』。
年に数度開かれる、ブルゲド族の重要な会議。
部族の方向性を決めたり、嫁取りから支族の長の承認など様々だ。
参加者は族長を始め、長老格に支族の人間と男女比は5:5である。
女性であっても支族の長をしているものもあり、長老格でも女性が含まれている。
そういう意味では極めてフェアな会議とも言える。
但し、ブルゲド族の庇護を受けている眷属に関しては参加の資格はない。
それが庇護を受ける条件の一つでもあるからだ。
「これからのことであるが……」
カーンは現状のこと――特に最近話題の『部族会議』について話す。
「我々だけでやっていけるのではないのか?」
一人の支族の長が疑問を呈す。
もともと、ブルゲド族は伝統を重んじ、誇り高い部族としてやってきた。
それは、他部族の力を借りること無く孤高を貫いてやってきたのだ。
それ故に『部族会議』に属していなかった。
それを今更、『部族会議』に属して他部族とともにやっていくと言うのは孤高を貫いてきた彼等にとって憤慨ものであった。
「それは――私から説明します」
族長の嫁、エリナが『事実』を話す。
そう、独自故に『部族会議』よりも交換比率の悪い交易についてだ。
そもそも、『部族会議』とは距離を置いて独自の交易ルートゆえに足元を見られていた。
だが、それしか方法がなかったのだ。
「そのような、悪逆な商人は滅するべきだ!」
事実を知った支族の人間から怒りの声が上がる。
足元を見られていると言うのは誇り高い彼等にとって許しがたいことだ。
「そうすれば、誰も交易してくれなくなる――どうだろう、交易の交渉をハンターに任すのは」
かつて、ハンター達のお陰でより良い交易を出来たことを知っている人間が提案する。
「何時までも彼等に頼るのは難しいでしょう、それに支払いの問題もありますし……」
エリナはそう答える。
そう――否でも応でも貨幣経済に組み込まれてしまったブルゲド族は依頼の源泉となる貨幣を稼ぐのが難しい。
何方にしても破綻が待っている。
「私としては――参加するのが良いかと思ってます」
エリナは常日頃から思っているいることをついに公に表明した。
「だが、それでは我々としての誇りが――」
筋骨隆々な男が声を上げる。
「誇りでは、お腹は膨れないさね! 現実を見るべきね!」
長老格と思われる老女も声を上げる。
議場は喧々諤々となる――属領であるカーンは腕組みしてその様子を見ている。
議論はヒートアップしていく。
部族会議の可否について女衆と男衆との衝突かと思いきや、賛成する男衆や反対する女衆といった様子が見て取れる。
「部族秋着に属するだけでなく、他部族との交流も図るべきだ!」
若い、知的そうな男が持論を語る。
「いやよ! 強い我が部族の男の子供を授かるのがいいわ!」
狩りの得意そうな女性外が反対する。
先進的な意見と保守的な意見と言う意味でも議論はぶつかり合っていた。
会議の様子を見ていたリーナは不安と焦りがあった。
このままだと部族が滅んでしまうのではないかと。
そうしてしまえば今までの生活がなくなってしまう。
何もない辺境の地にて、リーナはハンター達とどんな依頼であれ、会うのを楽しみにしていた。
だが、それも滅亡するようなことがあれば、家族も、知り合いも、ハンター達に会うことも全てがなくなってしまう。
それだけは――どうしてもそれだけは避けたい。
そんな事態を阻止したい想いが積もっていく。
そして、喧々諤々の議論の中、リーナの積もった想いが爆発した。
「みんな聞いて!」
悲痛な叫び越えが響き渡る――声の主はリーナだ。
会議の観覧を許されていたリーナ、発現権はないのだが――感極まって声を上げた。
発言が許されないはずだが、尋常でないリーナの様子から言葉の続きを聞くことにした。
「聞こうよ。他の人からも!」
涙目になりながら声を出すリーナ。
「誰に聞くのですか?」
当然の質問がリーナにに投げられる。
「ハンターの人達です。あの人達は色々な所に済んでいて、私達の知らないことも知っている」
確かに依頼で合うハンター達は同じような辺境出身から王国や帝国や同盟――更にはリアルブルー出身者もいる。
少なからずもハンター達に世話になってきたブルゲド族としては頼るべきだろうが――。
「良かろう! リーナよ、その責務はお前が負うのだ」
カーンはリーナの言葉を聞き入れてハンター達にも意見を聞くことにした。
自分の娘だからではない、部族を思うその気持にカーンはこたえた。
「身内の恥を晒してまですることか!」
この出来事を端と捉えているものには耐えれないだろう。
誇り高き部族と自負している人間にとってはなおさらだ。
「時間がないのはわかっているのだろう! ここは恥を凌ぐべきだ!」
そう、ブルゲド族の残された時間は少ない――事実、もう恥も外見も無いのだ。
だからと言ってすぐに恥を忍んでの『部族会議』への参加は彼等からして出来ない。
許容ラインはハンターの招聘だろう。
「……助けて」
祈るような気持ちのリーナはゲルを出て、ハンターズソサエティ支部へ向かう。
どうしても滅亡するようなことは避けたかった。
こうして、『大会議』にハンター達が招聘される事となった。
人類と歪虚の最前線、辺境。
厳しい冬の中、春に向けて動き出そうという者達もいた。
●
ブルゲド族 居留地
居留地の中心部にいつにもなく大きなゲルが建てられている。
それは、族長のゲルの大きさを遥かに凌ぐ大きさだ。
その中では族長のカーンを含む30名近い人々が集まって会議をしていた。
その会議は『大会議』。
年に数度開かれる、ブルゲド族の重要な会議。
部族の方向性を決めたり、嫁取りから支族の長の承認など様々だ。
参加者は族長を始め、長老格に支族の人間と男女比は5:5である。
女性であっても支族の長をしているものもあり、長老格でも女性が含まれている。
そういう意味では極めてフェアな会議とも言える。
但し、ブルゲド族の庇護を受けている眷属に関しては参加の資格はない。
それが庇護を受ける条件の一つでもあるからだ。
「これからのことであるが……」
カーンは現状のこと――特に最近話題の『部族会議』について話す。
「我々だけでやっていけるのではないのか?」
一人の支族の長が疑問を呈す。
もともと、ブルゲド族は伝統を重んじ、誇り高い部族としてやってきた。
それは、他部族の力を借りること無く孤高を貫いてやってきたのだ。
それ故に『部族会議』に属していなかった。
それを今更、『部族会議』に属して他部族とともにやっていくと言うのは孤高を貫いてきた彼等にとって憤慨ものであった。
「それは――私から説明します」
族長の嫁、エリナが『事実』を話す。
そう、独自故に『部族会議』よりも交換比率の悪い交易についてだ。
そもそも、『部族会議』とは距離を置いて独自の交易ルートゆえに足元を見られていた。
だが、それしか方法がなかったのだ。
「そのような、悪逆な商人は滅するべきだ!」
事実を知った支族の人間から怒りの声が上がる。
足元を見られていると言うのは誇り高い彼等にとって許しがたいことだ。
「そうすれば、誰も交易してくれなくなる――どうだろう、交易の交渉をハンターに任すのは」
かつて、ハンター達のお陰でより良い交易を出来たことを知っている人間が提案する。
「何時までも彼等に頼るのは難しいでしょう、それに支払いの問題もありますし……」
エリナはそう答える。
そう――否でも応でも貨幣経済に組み込まれてしまったブルゲド族は依頼の源泉となる貨幣を稼ぐのが難しい。
何方にしても破綻が待っている。
「私としては――参加するのが良いかと思ってます」
エリナは常日頃から思っているいることをついに公に表明した。
「だが、それでは我々としての誇りが――」
筋骨隆々な男が声を上げる。
「誇りでは、お腹は膨れないさね! 現実を見るべきね!」
長老格と思われる老女も声を上げる。
議場は喧々諤々となる――属領であるカーンは腕組みしてその様子を見ている。
議論はヒートアップしていく。
部族会議の可否について女衆と男衆との衝突かと思いきや、賛成する男衆や反対する女衆といった様子が見て取れる。
「部族秋着に属するだけでなく、他部族との交流も図るべきだ!」
若い、知的そうな男が持論を語る。
「いやよ! 強い我が部族の男の子供を授かるのがいいわ!」
狩りの得意そうな女性外が反対する。
先進的な意見と保守的な意見と言う意味でも議論はぶつかり合っていた。
会議の様子を見ていたリーナは不安と焦りがあった。
このままだと部族が滅んでしまうのではないかと。
そうしてしまえば今までの生活がなくなってしまう。
何もない辺境の地にて、リーナはハンター達とどんな依頼であれ、会うのを楽しみにしていた。
だが、それも滅亡するようなことがあれば、家族も、知り合いも、ハンター達に会うことも全てがなくなってしまう。
それだけは――どうしてもそれだけは避けたい。
そんな事態を阻止したい想いが積もっていく。
そして、喧々諤々の議論の中、リーナの積もった想いが爆発した。
「みんな聞いて!」
悲痛な叫び越えが響き渡る――声の主はリーナだ。
会議の観覧を許されていたリーナ、発現権はないのだが――感極まって声を上げた。
発言が許されないはずだが、尋常でないリーナの様子から言葉の続きを聞くことにした。
「聞こうよ。他の人からも!」
涙目になりながら声を出すリーナ。
「誰に聞くのですか?」
当然の質問がリーナにに投げられる。
「ハンターの人達です。あの人達は色々な所に済んでいて、私達の知らないことも知っている」
確かに依頼で合うハンター達は同じような辺境出身から王国や帝国や同盟――更にはリアルブルー出身者もいる。
少なからずもハンター達に世話になってきたブルゲド族としては頼るべきだろうが――。
「良かろう! リーナよ、その責務はお前が負うのだ」
カーンはリーナの言葉を聞き入れてハンター達にも意見を聞くことにした。
自分の娘だからではない、部族を思うその気持にカーンはこたえた。
「身内の恥を晒してまですることか!」
この出来事を端と捉えているものには耐えれないだろう。
誇り高き部族と自負している人間にとってはなおさらだ。
「時間がないのはわかっているのだろう! ここは恥を凌ぐべきだ!」
そう、ブルゲド族の残された時間は少ない――事実、もう恥も外見も無いのだ。
だからと言ってすぐに恥を忍んでの『部族会議』への参加は彼等からして出来ない。
許容ラインはハンターの招聘だろう。
「……助けて」
祈るような気持ちのリーナはゲルを出て、ハンターズソサエティ支部へ向かう。
どうしても滅亡するようなことは避けたかった。
こうして、『大会議』にハンター達が招聘される事となった。
解説
■目的
助けを求めに来たリーナとともにブルゲド族の『大会議』に参加して意見を述べること
■状況
議題は『部族会議』に参加するか否か。
賛成派、反対派共に拮抗している。
ハンターは部外者として意見を求められている。
ただ、『部族会議』に属しないような場合、ブルゲド族として
先は短い状況である。
リーナは絶対にそれを阻止したいと考えている。
■舞台
『大会議』の為に建てられた大きなゲル。
族長・長老格:10名
支族:20名
共に男女比は半分ずつ。
■NPC情報
リーナ・ブルゲド(kz0039)
性格は外向的でこざっぱりとしてハツラツなタイプ。
異性の目を気にしないガサツなと所も少々。
長い金髪のツインテールが特徴。肉付きの良いトランジスタグラマーな体型
族長筋のため、会議の観覧を許されている。発言権はない
様々な想いが、ハンターとの思い出が彼女を動かした
ハンター達を連れて行くのが仕事である。発言権はないが参加者については詳しい
■注意事項
この会議でブルゲド族の行方が決まります。
リーナはハンター達に助けを求めています。
部族が滅ぶことようなことがないようにと。
彼女自身には発言権はありませんが参加者については詳しいです。
議論中に尋ねるなどしてもいいでしょう。
『辺境知識』があれば『部族会議』についてどういったものか理解を得れます。
幾つか有効そうな『スキル』がありそうですが……。
質問可能
助けを求めに来たリーナとともにブルゲド族の『大会議』に参加して意見を述べること
■状況
議題は『部族会議』に参加するか否か。
賛成派、反対派共に拮抗している。
ハンターは部外者として意見を求められている。
ただ、『部族会議』に属しないような場合、ブルゲド族として
先は短い状況である。
リーナは絶対にそれを阻止したいと考えている。
■舞台
『大会議』の為に建てられた大きなゲル。
族長・長老格:10名
支族:20名
共に男女比は半分ずつ。
■NPC情報
リーナ・ブルゲド(kz0039)
性格は外向的でこざっぱりとしてハツラツなタイプ。
異性の目を気にしないガサツなと所も少々。
長い金髪のツインテールが特徴。肉付きの良いトランジスタグラマーな体型
族長筋のため、会議の観覧を許されている。発言権はない
様々な想いが、ハンターとの思い出が彼女を動かした
ハンター達を連れて行くのが仕事である。発言権はないが参加者については詳しい
■注意事項
この会議でブルゲド族の行方が決まります。
リーナはハンター達に助けを求めています。
部族が滅ぶことようなことがないようにと。
彼女自身には発言権はありませんが参加者については詳しいです。
議論中に尋ねるなどしてもいいでしょう。
『辺境知識』があれば『部族会議』についてどういったものか理解を得れます。
幾つか有効そうな『スキル』がありそうですが……。
質問可能
マスターより
後醍醐です。
貴方の行動がダイレクトに世界(ブルゲド族)に関わってくる依頼です。
貴方のPCは何を思い、どうすべきか。
すべての結果は貴方のPCにかかっています。
滅亡してしまえばリーナと二度と合うこともないでしょう。
幾つか、有用そうなスキルが有ると思います。
そういったのも使うのも一つです。
貴方の行動がダイレクトに世界(ブルゲド族)に関わってくる依頼です。
貴方のPCは何を思い、どうすべきか。
すべての結果は貴方のPCにかかっています。
滅亡してしまえばリーナと二度と合うこともないでしょう。
幾つか、有用そうなスキルが有ると思います。
そういったのも使うのも一つです。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/11 20:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/01/03 23:45:41 |
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![]() |
ブルゲド族の為にできる事 守原 有希弥(ka0562) 人間(リアルブルー)|19才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/01/09 02:44:28 |
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![]() |
会議対策質問室 守原 有希弥(ka0562) 人間(リアルブルー)|19才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2015/01/08 12:27:44 |