ゲスト
(ka0000)
【王戦】大地に立つ
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
アム・シェリタ―揺籃館―- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,500
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 2日
- プレイング締切
- 2019/01/14 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/01/23 22:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●連絡会
ディスプレイに2つの写真が表示されている。
左側は某国警察から提供された犯罪者のもの。
若い頃から悪質な犯罪を繰り返しており、刑務所に入ったままリアルブルー凍結に巻き込まれた男だ。
右側は先日グラズヘイム王国で捕縛された人型歪虚。
堕落者であるか契約者であるかは不明だが、人間ではなく歪虚に分類される人外だ。
「虫歯の治療跡まで一致しました」
発言者は緊張しきっている。
各国各組織の重鎮が集まる連絡会なので、ただのオフィス職員には正直きつい。
「ご苦労」
「転移か複製か」
「いずれにせよ王級以上の歪虚の関与は確実だ」
「ご……尋問は?」
多数の視線がカソック姿の女性へ集中した。
人好きのする穏やかな顔なのに目だけは怖い。
「ハンターが聞き出したこと以外は何も」
イヴと呼称される歪虚を強烈に信奉している。
いつの間にかクリムゾンウェストにいて、流されるままに欲を満たしていただけ。
人格を壊す勢いで聞き取っても分かったのはその程度だ。
「足りない情報から推測できますな」
「時間稼ぎか」
「技術も根性も無い木っ葉でもあの程度のテロができる」
「最終的には価値観を書き換えられた職業軍人か?」
「それで済めば楽ですな。最悪は」
言いかけて首を振る。
「王国に警戒を呼びかけましょう」
「地球人の顔写真は今日中に提供できます。全てではありませんが」
「助かります」
リアルブルー凍結以前であれば絶対に他国に公開されないデータが1つにまとめられてクリムゾンウェスト人の手に渡される。
「次の議題へ移りましょう」
「王国新型機体の割り当てについてですが……」
人類の置かれた状況はあまりに厳しく、1つ1つの脅威に向けることが可能な力は限られていた。
●黒い竜
全高8メートルの巨人達が、群れではなく部隊としての動きで瞬く間に風景に溶け込んだ。
小高い丘から見下ろしていたワイバーンが、困惑した雰囲気で首を傾げる。
「どうした」
下から声が響く。
覇気と精気に満ち満ちた声なのだが、声の主は泥にまみれて何かを創っている。
「ナゼ」
「奴等では大したことはできねェよ」
ワイバーンは数度瞬いてから主をじっとみつめる。
「強くなるのに熱心だな」
黒竜はCAMを1体こね終わり、楽しげに笑って身を起こす。
元人間が置いていったエクラの印を一瞥して、気配の濃い古ぼけたもの1つだけを己の口に放り込んだ。
「奴等の強さは群れの一員としての強さだ」
「今モ群」
「本来の群れじゃねェだろ? 本来の群れにいるときならなヤりたかったがなァ」
薄い気配の印を竜爪で磨り潰す。
追い出された正マテリアルが歪虚CAMに吸い込まれ、負の属性を持つ魔導エンジンが起動する。
「お前も適当に食っておけ。ハンターが動き出したら飯を食う暇もねェぞ」
災厄の竜が、人の街を眺めて楽しげに笑った。
●新型機体工場
「見学者の皆さんは白線を超えないでくださ~い」
聖堂戦士が一生懸命ガイド役を頑張っている
案内と書かれた腕章が真新しい。
「超えないでくださいって……」
「こんな所まで入っていいの? 新型機でしょ? 機密でしょ?」
あなたと一緒に来たハンターが、混乱しながらガイドにたずねている。
「ハンターの皆さん向けに生産中の機体ですので許可が出ているんです。詳しくは、えーっと」
自作のメモを見ているがよく分かっていない。
王国初の搭乗機体ということになっているが各国各世界の技術を結集した品でもあるので、よくも悪くも保守的な王国人ではだいたいの場合理解しきれない。
「ファンタジーロボアニメに登場しそう」
「のりうつって操縦するの? 憑依中は体はコクピットに? マジかよ」
ロボ好きには大好評だ。
「ワシみたいなジジィにはキツいわ。ワシは今まで通りR7かのー」
腰の曲がった老人が目を細くした。
自然な動きで歩いてくる青年が気になる。
数週間と短くはあるが濃密なハンター活動で培った経験が警告を発している。
それに見覚えもある。
地球にいた頃、老人がまだただの老人だった頃、テレビで見た顔だ。
確か災害救助の場面で、映っていた部隊は地球凍結の瞬間まで任務を果たしていた、はずだ。
「ちょっと待ってくれんかの」
老人が青年を遮る。
すると、青年が外套の下からソードオフ・ショットガンを取り出し躊躇無く引き金を引いた。
「用心はしとくもんじゃなっ」
悲劇は起こらなかった。
覚醒状態に移行していたため、常人なら数人まとめて殺せる散弾は老人のシックスパックで完全防御された。
「敵襲じゃぁっ!」
青年が複数のハンターに取り抑えられる。
工場内に警報が鳴り響き隔壁が急降下。
直後に外部から30ミリの銃撃が始まる。
鉄が鉄を穿つ音が強過ぎるだ。
銃撃は明らかに強化されて、連合宙軍のノーマルデュミナス相手に数分耐えるはずの隔壁があっという間に凸凹になる。
「新型機が」
新型機の搭乗口が、誰も操作していないのに静かに開いた。
騎士を思わせる形の機体が、私を使えとあなたに語りかけてくるようだ。
あなたは生身のまま防衛戦に参加してもいいし、新型機と共に戦場に踏み出してもいい。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●連絡会
ディスプレイに2つの写真が表示されている。
左側は某国警察から提供された犯罪者のもの。
若い頃から悪質な犯罪を繰り返しており、刑務所に入ったままリアルブルー凍結に巻き込まれた男だ。
右側は先日グラズヘイム王国で捕縛された人型歪虚。
堕落者であるか契約者であるかは不明だが、人間ではなく歪虚に分類される人外だ。
「虫歯の治療跡まで一致しました」
発言者は緊張しきっている。
各国各組織の重鎮が集まる連絡会なので、ただのオフィス職員には正直きつい。
「ご苦労」
「転移か複製か」
「いずれにせよ王級以上の歪虚の関与は確実だ」
「ご……尋問は?」
多数の視線がカソック姿の女性へ集中した。
人好きのする穏やかな顔なのに目だけは怖い。
「ハンターが聞き出したこと以外は何も」
イヴと呼称される歪虚を強烈に信奉している。
いつの間にかクリムゾンウェストにいて、流されるままに欲を満たしていただけ。
人格を壊す勢いで聞き取っても分かったのはその程度だ。
「足りない情報から推測できますな」
「時間稼ぎか」
「技術も根性も無い木っ葉でもあの程度のテロができる」
「最終的には価値観を書き換えられた職業軍人か?」
「それで済めば楽ですな。最悪は」
言いかけて首を振る。
「王国に警戒を呼びかけましょう」
「地球人の顔写真は今日中に提供できます。全てではありませんが」
「助かります」
リアルブルー凍結以前であれば絶対に他国に公開されないデータが1つにまとめられてクリムゾンウェスト人の手に渡される。
「次の議題へ移りましょう」
「王国新型機体の割り当てについてですが……」
人類の置かれた状況はあまりに厳しく、1つ1つの脅威に向けることが可能な力は限られていた。
●黒い竜
全高8メートルの巨人達が、群れではなく部隊としての動きで瞬く間に風景に溶け込んだ。
小高い丘から見下ろしていたワイバーンが、困惑した雰囲気で首を傾げる。
「どうした」
下から声が響く。
覇気と精気に満ち満ちた声なのだが、声の主は泥にまみれて何かを創っている。
「ナゼ」
「奴等では大したことはできねェよ」
ワイバーンは数度瞬いてから主をじっとみつめる。
「強くなるのに熱心だな」
黒竜はCAMを1体こね終わり、楽しげに笑って身を起こす。
元人間が置いていったエクラの印を一瞥して、気配の濃い古ぼけたもの1つだけを己の口に放り込んだ。
「奴等の強さは群れの一員としての強さだ」
「今モ群」
「本来の群れじゃねェだろ? 本来の群れにいるときならなヤりたかったがなァ」
薄い気配の印を竜爪で磨り潰す。
追い出された正マテリアルが歪虚CAMに吸い込まれ、負の属性を持つ魔導エンジンが起動する。
「お前も適当に食っておけ。ハンターが動き出したら飯を食う暇もねェぞ」
災厄の竜が、人の街を眺めて楽しげに笑った。
●新型機体工場
「見学者の皆さんは白線を超えないでくださ~い」
聖堂戦士が一生懸命ガイド役を頑張っている
案内と書かれた腕章が真新しい。
「超えないでくださいって……」
「こんな所まで入っていいの? 新型機でしょ? 機密でしょ?」
あなたと一緒に来たハンターが、混乱しながらガイドにたずねている。
「ハンターの皆さん向けに生産中の機体ですので許可が出ているんです。詳しくは、えーっと」
自作のメモを見ているがよく分かっていない。
王国初の搭乗機体ということになっているが各国各世界の技術を結集した品でもあるので、よくも悪くも保守的な王国人ではだいたいの場合理解しきれない。
「ファンタジーロボアニメに登場しそう」
「のりうつって操縦するの? 憑依中は体はコクピットに? マジかよ」
ロボ好きには大好評だ。
「ワシみたいなジジィにはキツいわ。ワシは今まで通りR7かのー」
腰の曲がった老人が目を細くした。
自然な動きで歩いてくる青年が気になる。
数週間と短くはあるが濃密なハンター活動で培った経験が警告を発している。
それに見覚えもある。
地球にいた頃、老人がまだただの老人だった頃、テレビで見た顔だ。
確か災害救助の場面で、映っていた部隊は地球凍結の瞬間まで任務を果たしていた、はずだ。
「ちょっと待ってくれんかの」
老人が青年を遮る。
すると、青年が外套の下からソードオフ・ショットガンを取り出し躊躇無く引き金を引いた。
「用心はしとくもんじゃなっ」
悲劇は起こらなかった。
覚醒状態に移行していたため、常人なら数人まとめて殺せる散弾は老人のシックスパックで完全防御された。
「敵襲じゃぁっ!」
青年が複数のハンターに取り抑えられる。
工場内に警報が鳴り響き隔壁が急降下。
直後に外部から30ミリの銃撃が始まる。
鉄が鉄を穿つ音が強過ぎるだ。
銃撃は明らかに強化されて、連合宙軍のノーマルデュミナス相手に数分耐えるはずの隔壁があっという間に凸凹になる。
「新型機が」
新型機の搭乗口が、誰も操作していないのに静かに開いた。
騎士を思わせる形の機体が、私を使えとあなたに語りかけてくるようだ。
あなたは生身のまま防衛戦に参加してもいいし、新型機と共に戦場に踏み出してもいい。
解説
新型機が大地に立ちます。
・新型機
連作依頼「王国最強ロボ」に登場した機体であり、近いうちに実装予定の新ユニットです。
今回登場するのは先行量産型であり、盾と剣(射程1~3s)を装備した白兵戦特化型か、剣とライフル(射程4~50s)を装備した飛行特化型を選択可能です。
回避能力がかなり高いです。
スキルトレースも高レベル。
白兵戦特化型は直線型範囲攻撃を使用可能。
工場の中に、白兵と飛行がそれぞれ8機。
・NPCハンター
工場の中の非戦闘員を守ります。
・聖堂戦士団
工場の外で、必死に避難誘導中
・歪虚CAM
工場の外に大量にいます。
隔壁近くだけで20体はいます。
装備は1(30mmアサルトライフルとCAMシールド)か2(30mmガトリングガンと105mmスナイパーライフル)
射程はショップ品と同等。どの装備も威力は強化されていますが、全て対単体攻撃です
・人型歪虚
非常に練度の高い人型歪虚です。
爆発的に向上した身体能力にまだ慣れていません。
新型機の奪取を目指し、それが不可能な場合は工場の爆破を目指します。
歪虚CAMに搭乗していない者は、隔壁周辺に潜んでいます(この1文のみプレイヤー情報)
・地図
工場--隔壁1--敵集団(装備1が15機)
|
|
隔壁2
|
|
敵集団(装備1が5機)
|
|
100メートル
|
|
敵集団(装備2が15機。伏兵の装備1が複数。爆薬有り)
・新型機
連作依頼「王国最強ロボ」に登場した機体であり、近いうちに実装予定の新ユニットです。
今回登場するのは先行量産型であり、盾と剣(射程1~3s)を装備した白兵戦特化型か、剣とライフル(射程4~50s)を装備した飛行特化型を選択可能です。
回避能力がかなり高いです。
スキルトレースも高レベル。
白兵戦特化型は直線型範囲攻撃を使用可能。
工場の中に、白兵と飛行がそれぞれ8機。
・NPCハンター
工場の中の非戦闘員を守ります。
・聖堂戦士団
工場の外で、必死に避難誘導中
・歪虚CAM
工場の外に大量にいます。
隔壁近くだけで20体はいます。
装備は1(30mmアサルトライフルとCAMシールド)か2(30mmガトリングガンと105mmスナイパーライフル)
射程はショップ品と同等。どの装備も威力は強化されていますが、全て対単体攻撃です
・人型歪虚
非常に練度の高い人型歪虚です。
爆発的に向上した身体能力にまだ慣れていません。
新型機の奪取を目指し、それが不可能な場合は工場の爆破を目指します。
歪虚CAMに搭乗していない者は、隔壁周辺に潜んでいます(この1文のみプレイヤー情報)
・地図
工場--隔壁1--敵集団(装備1が15機)
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隔壁2
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敵集団(装備1が5機)
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100メートル
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敵集団(装備2が15機。伏兵の装備1が複数。爆薬有り)
マスターより
今回ガルドブルムと戦闘はできません。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/01/18 19:41
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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新型機と工場を守ろ~ リチェルカ・ディーオ(ka1760) 人間(クリムゾンウェスト)|17才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2019/01/14 19:47:15 |
|
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/01/12 12:32:56 |