ゲスト
(ka0000)
【幻想】虧星の告
マスター:鷹羽柊架

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/01/26 15:00
- リプレイ完成予定
- 2019/02/04 15:00
オープニング
怠惰王が青木と共に南下している中、パシュパティ砦に緊急招集の部族会議が行われていた。
そんな中、ヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)が呟いていた言葉がファリフに少し引っかかっていたのだ。
気にしなくていいのだから、気にしなくていいのだが、多分、似て非なる方向で気になることがあった。
「ファリフ」
ひょっこり現れたテトにファリフは表情を硬くする。
「ねぇ、テト。あいつは……」
「アクベンスはまだ不明ですにゃ。しかし、怠惰王の進軍となれば、奴も来ると思いますにゃ」
あっさりとファリフが言いたかったことを口にしたテトにファリフは口元を緩める。
「タットルの件、どうなった?」
「現在の調査中ですにゃぁ。先日捕まえた奴らはただの取引先で、入れ墨はありませんでしたにゃ」
どうやら、タットルの団員に彫られる入れ墨は好きなところに彫れるようだ。ただ、捕虜扱いの者は両手首に彫られるとのことだ。
「今、アジトの方に見張ってるんだよね?」
「にゃぁ。今も見張っておりますにゃ。怠惰王のルートとは外れておりますにゃし、この冬は動くこともにゃいと踏んでますにゃ」
辺境の冬は厳しい。
本来は厳しい冬を耐え忍んでから移動する部族がほとんどだ。
しかし、怠惰王のルートに近い部族は退避をさせられており、南下し続けている。
「今は花豹の姉様が交代するべく、向かってますにゃ」
「そっか、何もないといいね」
張り込み調査に強いメンバーを送っていたが、テトもどこか不安そうだ。
ファリフがそう呟くと、外から強い風の音が聞こえてきた。
●
怠惰王の影響は絶大といってもいい程だった。
暴力というにはあまりにもあっけない死を生きるものへ齎していく。
そんな凄まじい力に曝された辺境部族達は逃げるしかない。
赤き大地に生まれし者は、生きることが最大の命題なのだから。
怠惰王の力は人類側にとって、死の危険性を持つであるが、歪虚にとっては増幅剤のようなもの。
その力の影響によって、歪虚達の力が増幅、士気が上がっていた。
「知能の無い同胞にとっては恵みの雨……と言っても過言ではないでしょうけど。まぁ……愉しませてもらいましょう」
サイクロプスの肩に乗った影がくつくつと笑う。
●
部族なき部族の花豹は仲間と合流する為、盗賊団『タットル』の拠点の一つに向かっていた。
現在、ドワーフ工房と提携している鉱山が盗賊団に狙われていたこともあり、ドワーフ工房管理官であるアルフェッカ・ユヴェーレンの依頼のもと、調査している。
仲間は拠点近くの洞窟で張り込みをしており、花豹はそちらの方へと入っていく。
「私だ。いるか?」
花豹が洞窟の中へ入っていくと、中は荒らされており、見知らぬ人間が転がっていた。
押してみると、死んでいた。怪我をしているところから、それが原因か凍死をしたのだろうと推測される。
遺体の首元に妙な影があったので、衣服を引っ張ると、見たことがある入れ墨があった。
「タットルの者か……っ!」
花豹は拠点に向かうが、人がいる形跡はなかった。
この辺りでの拠点は岩山の中にあるようだったが、誰かいるような音がしてなかった。
「もぬけの空……か」
花豹が入り口だろう場所を覗くと、そこに案山子のように立たされている人間がいるのに気づく。
「誰だ……」
ぴくりとも動かない人間に語りかける花豹だが、その胸に剣が突き刺さっていた。
その剣に見覚えがある。
「まさか……」
脳裏に浮かぶのは新しい武器を自分の為に作って貰って喜んでいる『彼女』の笑顔。
「ひば……かり……?」
部族なき部族の熇尾蛇の遺体が曝されていた。
そして、熇尾蛇と共にいたはずの部族なき部族のメンバーである双弓の姿は見えなかった。
●
部族会議は南下する怠惰王の影響を受け、強化された歪虚を掃討するべく、ハンターに協力を要請した。
スコール族の長としてファリフも参加しており、傍らには大幻獣トリシュヴァーナの姿もある。
斥候として調べに出ていた辺境部族の戦士達がファリフに報告したのはアクベンスが多数の歪虚を率いてこちらに向かっている事。
そして、サイクロプスが何かを持っている姿が見受けられると言っていた。
「何か、兵器とか?」
「恐らく……人間かと」
その言葉にファリフの表情が硬くなる。
どんな事があったのかはわからない。
人類が歪虚の犠牲になることは決して許されないのだ。
「迎え撃つ。皆も頼むよ!」
ファリフが依頼に応じたハンターに告げると、彼らは頷いて行動を共にする。
そんな中、ヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)が呟いていた言葉がファリフに少し引っかかっていたのだ。
気にしなくていいのだから、気にしなくていいのだが、多分、似て非なる方向で気になることがあった。
「ファリフ」
ひょっこり現れたテトにファリフは表情を硬くする。
「ねぇ、テト。あいつは……」
「アクベンスはまだ不明ですにゃ。しかし、怠惰王の進軍となれば、奴も来ると思いますにゃ」
あっさりとファリフが言いたかったことを口にしたテトにファリフは口元を緩める。
「タットルの件、どうなった?」
「現在の調査中ですにゃぁ。先日捕まえた奴らはただの取引先で、入れ墨はありませんでしたにゃ」
どうやら、タットルの団員に彫られる入れ墨は好きなところに彫れるようだ。ただ、捕虜扱いの者は両手首に彫られるとのことだ。
「今、アジトの方に見張ってるんだよね?」
「にゃぁ。今も見張っておりますにゃ。怠惰王のルートとは外れておりますにゃし、この冬は動くこともにゃいと踏んでますにゃ」
辺境の冬は厳しい。
本来は厳しい冬を耐え忍んでから移動する部族がほとんどだ。
しかし、怠惰王のルートに近い部族は退避をさせられており、南下し続けている。
「今は花豹の姉様が交代するべく、向かってますにゃ」
「そっか、何もないといいね」
張り込み調査に強いメンバーを送っていたが、テトもどこか不安そうだ。
ファリフがそう呟くと、外から強い風の音が聞こえてきた。
●
怠惰王の影響は絶大といってもいい程だった。
暴力というにはあまりにもあっけない死を生きるものへ齎していく。
そんな凄まじい力に曝された辺境部族達は逃げるしかない。
赤き大地に生まれし者は、生きることが最大の命題なのだから。
怠惰王の力は人類側にとって、死の危険性を持つであるが、歪虚にとっては増幅剤のようなもの。
その力の影響によって、歪虚達の力が増幅、士気が上がっていた。
「知能の無い同胞にとっては恵みの雨……と言っても過言ではないでしょうけど。まぁ……愉しませてもらいましょう」
サイクロプスの肩に乗った影がくつくつと笑う。
●
部族なき部族の花豹は仲間と合流する為、盗賊団『タットル』の拠点の一つに向かっていた。
現在、ドワーフ工房と提携している鉱山が盗賊団に狙われていたこともあり、ドワーフ工房管理官であるアルフェッカ・ユヴェーレンの依頼のもと、調査している。
仲間は拠点近くの洞窟で張り込みをしており、花豹はそちらの方へと入っていく。
「私だ。いるか?」
花豹が洞窟の中へ入っていくと、中は荒らされており、見知らぬ人間が転がっていた。
押してみると、死んでいた。怪我をしているところから、それが原因か凍死をしたのだろうと推測される。
遺体の首元に妙な影があったので、衣服を引っ張ると、見たことがある入れ墨があった。
「タットルの者か……っ!」
花豹は拠点に向かうが、人がいる形跡はなかった。
この辺りでの拠点は岩山の中にあるようだったが、誰かいるような音がしてなかった。
「もぬけの空……か」
花豹が入り口だろう場所を覗くと、そこに案山子のように立たされている人間がいるのに気づく。
「誰だ……」
ぴくりとも動かない人間に語りかける花豹だが、その胸に剣が突き刺さっていた。
その剣に見覚えがある。
「まさか……」
脳裏に浮かぶのは新しい武器を自分の為に作って貰って喜んでいる『彼女』の笑顔。
「ひば……かり……?」
部族なき部族の熇尾蛇の遺体が曝されていた。
そして、熇尾蛇と共にいたはずの部族なき部族のメンバーである双弓の姿は見えなかった。
●
部族会議は南下する怠惰王の影響を受け、強化された歪虚を掃討するべく、ハンターに協力を要請した。
スコール族の長としてファリフも参加しており、傍らには大幻獣トリシュヴァーナの姿もある。
斥候として調べに出ていた辺境部族の戦士達がファリフに報告したのはアクベンスが多数の歪虚を率いてこちらに向かっている事。
そして、サイクロプスが何かを持っている姿が見受けられると言っていた。
「何か、兵器とか?」
「恐らく……人間かと」
その言葉にファリフの表情が硬くなる。
どんな事があったのかはわからない。
人類が歪虚の犠牲になることは決して許されないのだ。
「迎え撃つ。皆も頼むよ!」
ファリフが依頼に応じたハンターに告げると、彼らは頷いて行動を共にする。
解説
依頼内容
歪虚の掃討
皆様はファリフと共に行動しております。
ファリフが向かっている場所は雪が降っている平地です。
雪の深さはふくらはぎほど。ちゃんと防寒していればまず問題ありません。
敵情報
武装巨人×多数
近代兵器に身を固めたサイクロプスやオーガなどの巨人達です。
皆様が対応するところの巨人は「巨人用突撃砲(アサルトライフル)」、「巨人用太刀」を装備。
今回敵の掃討とありますが、七割倒せば撤退します。
アクベンス:兎耳のついたシルクハットと燕尾服姿。 芝居がかった口調と物腰の美しい少年の姿。
普段はだらけているが、やる気の気分が上がればよく動く。
青みを帯びた銀の髪は大幻獣フェンリルのマテリアルを吸収したためと言われている。
武器は縄ヒョウ使用。縄というよりは糸。
能力はマテリアルを使って香りを精製し、対象の思考を鈍らせるといわれている。
辺境の盗賊団『タットル』との繋がりがある節が見受けられる。
深追いは危険です。
今回の敵は怠惰王の影響を受けており、能力が上がっております。
新人ハンターの方はお気を付けください。
同行NPC
ファリフ・スコール
大幻獣:トリシュヴァーナ
テト
歪虚の掃討
皆様はファリフと共に行動しております。
ファリフが向かっている場所は雪が降っている平地です。
雪の深さはふくらはぎほど。ちゃんと防寒していればまず問題ありません。
敵情報
武装巨人×多数
近代兵器に身を固めたサイクロプスやオーガなどの巨人達です。
皆様が対応するところの巨人は「巨人用突撃砲(アサルトライフル)」、「巨人用太刀」を装備。
今回敵の掃討とありますが、七割倒せば撤退します。
アクベンス:兎耳のついたシルクハットと燕尾服姿。 芝居がかった口調と物腰の美しい少年の姿。
普段はだらけているが、やる気の気分が上がればよく動く。
青みを帯びた銀の髪は大幻獣フェンリルのマテリアルを吸収したためと言われている。
武器は縄ヒョウ使用。縄というよりは糸。
能力はマテリアルを使って香りを精製し、対象の思考を鈍らせるといわれている。
辺境の盗賊団『タットル』との繋がりがある節が見受けられる。
深追いは危険です。
今回の敵は怠惰王の影響を受けており、能力が上がっております。
新人ハンターの方はお気を付けください。
同行NPC
ファリフ・スコール
大幻獣:トリシュヴァーナ
テト
マスターより
お世話になっております。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
このシナリオは『星屑の横流し』の続きの描写がありますが、様々なところに繋がりがあったりするので、気兼ねなく入ってください。
メイン行動は歪虚の討伐戦です。
ただ、今回は低レベルのハンターさんは戦闘でHPをかなり削り、重傷判定となる可能性がありますので、気を付けてください。
鷹羽柊架(たかば・しゅうか)です。
このシナリオは『星屑の横流し』の続きの描写がありますが、様々なところに繋がりがあったりするので、気兼ねなく入ってください。
メイン行動は歪虚の討伐戦です。
ただ、今回は低レベルのハンターさんは戦闘でHPをかなり削り、重傷判定となる可能性がありますので、気を付けてください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/02/02 11:04
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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【相談】歪虚&アクベンス撃退戦 エステル・ソル(ka3983) 人間(クリムゾンウェスト)|16才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/01/26 08:19:43 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/01/25 23:08:04 |