ゲスト
(ka0000)
知追う者、魚釣りをする
マスター:狐野径

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/02/19 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/02/28 07:30
オープニング
●寂しいのは何故だろう
エトファリカ連邦国。
大江 紅葉は松永兄弟が帰った後、なんとなく寂しい。
かつて従兄弟がいたのを思い出したのに他ならないという結論にたどり着いた。
「懐かしいですね……あのときは、妖怪との戦いのまっただ中で、父も母も、伯父……それに、大江の者もいました。本当の意味で『宗家』だったんですよねぇ」
この地域で紅葉の血縁者というのはいない。
従兄弟の最期はわからない。紅葉たちが逃げる前に、砦の方に行ったということは分かっている。
「私たちの護衛として逃げる予定だったんですよね」
紅葉はもっと止めて一緒に来てもらうべきだったかもしれないと考えもする。都に逃げる最中に、歪虚に襲われ、同行していた者の半分は死に、紅葉と妹も通りすがりの鬼が助けてくれなければ死んでいたかもしれない状況だった。そのため、どこにいても死があった。悔やんだところで戻らない過去でもある。
「独りなんですよねぇ」
紅葉はウサギを抱き上げ、撫でまわした。抗議されたので畳の上に置いた。
「あ、それより! 今です! 本来私が行くべきだったのに助けてもらったので光頼殿に、お礼をしないといけないのです! バレンタインデーもありました」
カカオをたんまり買って作ったこともある。
現在、紅葉がチョコレートにそれほど興味がない。
「裁縫してマフラーを作るには時間がありません。うーん、リアルブルーのどこかでマグロの解体ショーと言うのがありました。それとか、アンコウ鍋……どこにいるかわかりませんが! それとマグロの一本釣りというのはなんというか楽しそうです!」
思考が飛んでいったが、一応、光頼に楽しんでもらいたいということが根底にある。
この地域の情報を得るために、紅葉は出かける。マグロ級の魚が取れる所や、今旬の大型魚は何かを聞きに。
その結果、近くでは大型の魚は取れないことや、陸地から離れすぎると敵が出たとき対処できないので現状沖合漁はしていないということなど大型の魚は入手できないことが分かった。
「一本釣り……」
紅葉は当初の目的を忘却してつぶやいた。このつぶやきは家令の耳に入ることとなり、どういうつもりで魚を探しているのかと言う話となった。
その結果、危険な行為は許さないとやんわりと遠回しにきっちりと釘を刺されたが、陸地で魚釣りはしてもいいと釣竿に網とバケツを用意してくれた。
紅葉はさすがに沖合に行くつもりはなかったのだが、わざわざ反論することもなかったのでおとなしく家令の言うことは聞いておく。
「ハンターには護衛もかねて依頼を出しておきましょう」
「……そ、そこまで!?」
紅葉は魚釣りに出かけることにしたのだった。
●それをピクニックと言う
ハンターオフィスの職員は紅葉護衛の魚釣りの依頼をハンターに見せる。
「どうも、マグロの一本釣すると言い始めたらしくて、言いくるめたそうです」
疑問を持ったハンターに職員は答えた。実際、そこまで明確にマグロの一本釣りではなかったのだが、尾鰭がついた模様。
「陸地での魚釣りです、依頼は。雑魔が出たり、紅葉様が不満を漏らしたりする可能性があるということです」
いわゆるお守りですと断言する職員。本人が聞いたらもう抗議するところだろう。
「冗談はさておき、そこまでひどくはないでしょうけれども……魚を解体して見せたいとか言っていたそうです」
小魚解体する図は面白いのかは不明だ。そもそも、紅葉の当初の目的はきれいさっぱり消えており、ほぼピクニックの内容だ。
「あの方に対し、包丁握るとか、火を使って料理するといった危険があるようなものを家臣は嫌がる傾向はあります……。一応、料理して見たいという気持ちがあるんでしょうかね……できれば生きていくのに困らない技能ではありますね」
職員は大江家の事情も考えると、紅葉に同情もあるようだった。
「結論から言えば、依頼は、魚釣りと護衛です」
あれこれ言ったところで、これが依頼内容だった。
エトファリカ連邦国。
大江 紅葉は松永兄弟が帰った後、なんとなく寂しい。
かつて従兄弟がいたのを思い出したのに他ならないという結論にたどり着いた。
「懐かしいですね……あのときは、妖怪との戦いのまっただ中で、父も母も、伯父……それに、大江の者もいました。本当の意味で『宗家』だったんですよねぇ」
この地域で紅葉の血縁者というのはいない。
従兄弟の最期はわからない。紅葉たちが逃げる前に、砦の方に行ったということは分かっている。
「私たちの護衛として逃げる予定だったんですよね」
紅葉はもっと止めて一緒に来てもらうべきだったかもしれないと考えもする。都に逃げる最中に、歪虚に襲われ、同行していた者の半分は死に、紅葉と妹も通りすがりの鬼が助けてくれなければ死んでいたかもしれない状況だった。そのため、どこにいても死があった。悔やんだところで戻らない過去でもある。
「独りなんですよねぇ」
紅葉はウサギを抱き上げ、撫でまわした。抗議されたので畳の上に置いた。
「あ、それより! 今です! 本来私が行くべきだったのに助けてもらったので光頼殿に、お礼をしないといけないのです! バレンタインデーもありました」
カカオをたんまり買って作ったこともある。
現在、紅葉がチョコレートにそれほど興味がない。
「裁縫してマフラーを作るには時間がありません。うーん、リアルブルーのどこかでマグロの解体ショーと言うのがありました。それとか、アンコウ鍋……どこにいるかわかりませんが! それとマグロの一本釣りというのはなんというか楽しそうです!」
思考が飛んでいったが、一応、光頼に楽しんでもらいたいということが根底にある。
この地域の情報を得るために、紅葉は出かける。マグロ級の魚が取れる所や、今旬の大型魚は何かを聞きに。
その結果、近くでは大型の魚は取れないことや、陸地から離れすぎると敵が出たとき対処できないので現状沖合漁はしていないということなど大型の魚は入手できないことが分かった。
「一本釣り……」
紅葉は当初の目的を忘却してつぶやいた。このつぶやきは家令の耳に入ることとなり、どういうつもりで魚を探しているのかと言う話となった。
その結果、危険な行為は許さないとやんわりと遠回しにきっちりと釘を刺されたが、陸地で魚釣りはしてもいいと釣竿に網とバケツを用意してくれた。
紅葉はさすがに沖合に行くつもりはなかったのだが、わざわざ反論することもなかったのでおとなしく家令の言うことは聞いておく。
「ハンターには護衛もかねて依頼を出しておきましょう」
「……そ、そこまで!?」
紅葉は魚釣りに出かけることにしたのだった。
●それをピクニックと言う
ハンターオフィスの職員は紅葉護衛の魚釣りの依頼をハンターに見せる。
「どうも、マグロの一本釣すると言い始めたらしくて、言いくるめたそうです」
疑問を持ったハンターに職員は答えた。実際、そこまで明確にマグロの一本釣りではなかったのだが、尾鰭がついた模様。
「陸地での魚釣りです、依頼は。雑魔が出たり、紅葉様が不満を漏らしたりする可能性があるということです」
いわゆるお守りですと断言する職員。本人が聞いたらもう抗議するところだろう。
「冗談はさておき、そこまでひどくはないでしょうけれども……魚を解体して見せたいとか言っていたそうです」
小魚解体する図は面白いのかは不明だ。そもそも、紅葉の当初の目的はきれいさっぱり消えており、ほぼピクニックの内容だ。
「あの方に対し、包丁握るとか、火を使って料理するといった危険があるようなものを家臣は嫌がる傾向はあります……。一応、料理して見たいという気持ちがあるんでしょうかね……できれば生きていくのに困らない技能ではありますね」
職員は大江家の事情も考えると、紅葉に同情もあるようだった。
「結論から言えば、依頼は、魚釣りと護衛です」
あれこれ言ったところで、これが依頼内容だった。
解説
魚釣りに付き合う。
妖怪もでるかも?
魚の捌き方を教える?
●場所
天ノ都から徒歩だと二日ほどかかる場所にある師岬と命名された地域。
妖怪が出ることも時々ある。
今回魚釣りポイント、家臣の推奨はA、紅葉の希望はC。
A地点。砂浜。地引網やサンドアートをするには良いところ。
B地点。岩場がある場所。岩場の陰に魚がいる為、釣り竿は向かないかもしれない。
C地点。かつて船着き場であったのか海の真っ直ぐ突き出した遺構。海までの高さがあるで落ちると上がりづらいが、魚釣りには向いている。
※鳥かカニみたいな雑魔が出るかもしれない。
●紅葉の当日の持ち物
釣り竿、釣り針、魚掬う網、バケツ、スコップと熊手。
ピクニック用のシートとおやつと飲み物、懐中時計、手ぬぐい。
符。
※餌は存在していない。
●護衛対象
大江 紅葉 陰陽寮の符術師・大江家宗主・師岬の民代表。結婚するということは考えているが、現実に結びついて考えられていない模様。家臣たちも強く言わないために全員ふわっとしている部分がある。包丁の握り方や切り方は知っているし、料理の作り方も知っている。
●経緯
松永 光頼は武家側の人物であり、かつて紅葉の見張りとして付き添っていた。友人的、兄と妹的とか言われる関係が続く。平たく言うと親友以上恋人未満のまま。互いに鈍い上、家の中の立場も邪魔をしている。上司たちや周囲、光頼の弟・光月は兄と紅葉の雰囲気に気づいている。紅葉が光頼に何かお礼をしたいと言っているのは、先日世話になっているからという現実的なことであり、それ以上でもそれ以下でもない。
妖怪もでるかも?
魚の捌き方を教える?
●場所
天ノ都から徒歩だと二日ほどかかる場所にある師岬と命名された地域。
妖怪が出ることも時々ある。
今回魚釣りポイント、家臣の推奨はA、紅葉の希望はC。
A地点。砂浜。地引網やサンドアートをするには良いところ。
B地点。岩場がある場所。岩場の陰に魚がいる為、釣り竿は向かないかもしれない。
C地点。かつて船着き場であったのか海の真っ直ぐ突き出した遺構。海までの高さがあるで落ちると上がりづらいが、魚釣りには向いている。
※鳥かカニみたいな雑魔が出るかもしれない。
●紅葉の当日の持ち物
釣り竿、釣り針、魚掬う網、バケツ、スコップと熊手。
ピクニック用のシートとおやつと飲み物、懐中時計、手ぬぐい。
符。
※餌は存在していない。
●護衛対象
大江 紅葉 陰陽寮の符術師・大江家宗主・師岬の民代表。結婚するということは考えているが、現実に結びついて考えられていない模様。家臣たちも強く言わないために全員ふわっとしている部分がある。包丁の握り方や切り方は知っているし、料理の作り方も知っている。
●経緯
松永 光頼は武家側の人物であり、かつて紅葉の見張りとして付き添っていた。友人的、兄と妹的とか言われる関係が続く。平たく言うと親友以上恋人未満のまま。互いに鈍い上、家の中の立場も邪魔をしている。上司たちや周囲、光頼の弟・光月は兄と紅葉の雰囲気に気づいている。紅葉が光頼に何かお礼をしたいと言っているのは、先日世話になっているからという現実的なことであり、それ以上でもそれ以下でもない。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
本人が大人になっても周囲の年長者にとってはその人は小さいままの印象ということあるんですよね……。
エトファリカ連邦国は体制自体も揺れに揺れています。
そんな中、紅葉も落ち着きません。自分たちが住んでいるところが一見何もなくとも、生きるには個人や国やいろいろなことが関わっています。
紅葉と光頼は【東征】のころから長い付き合いはあっても進まぬ関係、別れぬ関係。今後、どう向き合うか……とMSが思っているだけで、シナリオ自体はピクニックな内容です。
なお、餌や釣れる魚の種類はおおざっぱになります。
よろしくお願いします。
本人が大人になっても周囲の年長者にとってはその人は小さいままの印象ということあるんですよね……。
エトファリカ連邦国は体制自体も揺れに揺れています。
そんな中、紅葉も落ち着きません。自分たちが住んでいるところが一見何もなくとも、生きるには個人や国やいろいろなことが関わっています。
紅葉と光頼は【東征】のころから長い付き合いはあっても進まぬ関係、別れぬ関係。今後、どう向き合うか……とMSが思っているだけで、シナリオ自体はピクニックな内容です。
なお、餌や釣れる魚の種類はおおざっぱになります。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/02/25 21:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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おさかなをたべよう。 レイア・アローネ(ka4082) 人間(クリムゾンウェスト)|24才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/02/16 08:27:38 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/02/16 02:55:59 |