※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。

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　大切な人に贈り物をする日だと聞きました。ご主人さまはギアも友達に贈り物をしてはどうかと言います。
　ギアの友達のメグは、甘い物が嫌いでは無いことをギアは知っています。
「…………ギアは、メグにお菓子をプレゼントしたいのです！」

　ある日、マグノリアクッキージェオルジ支店に顔を出したギア、こと、アクレイギアは、「お久しぶりです」の挨拶もそこそこに、聖輝節で知り合った店長のローザにそう言った。
　ローザは首を捻って考える。
　ギアの瞳はきらきらと輝いている。

　恐らく。
　恋人の日の事だろう。
　この店でも、恒例のようにその日の特別メニューを用意している。
　恋人同士だけでは無く、家族や友人に菓子を送ることも珍しくは無い。
「では、パーティーでも開きましょうか。……このところ、色々と大変みたいですから」
　アリシア、と、ローザはいつもの店員を呼ぶ。
　急ですね、と、慣れた様子でアリシアは答える。
「何を作るんです？」

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　折角だから、作るところから参加出来るように。
　振る舞いの菓子は、簡単で美味しい物を。
　招待状を渡せるように。
　店内は、装いを少し変えて、立食形式で。

「テーブルをもう１つくらい増やせないかしら？」
「お土産も用意したいわね」
「ギアは得意なお菓子ってある？　この店のオススメは勿論クッキーなんだけど……」

「ギアの目算では、同じ形のテーブルを１つ増やすと、販売スペースにはみ出します」
「お土産は、ギアも欲しいです」
「……ギアの手は、泡立て器及びボウルとの相性が良くありません」

　テーブルを並べて、キッチンは調理スペースを広く準備して。
　不器用な手でも簡単に作れるように。
　チョコレートは沢山用意して、それから、粉と卵、バターに砂糖。
　パーティーには足りないから、いつものクッキーは、いつも通りに。

●『チョコレートパーティーのお誘い』
　依頼に紛れて掲示された小さなポスター。
　マグノリアクッキージェオルジ支店にて、昼頃からクッキーとパウンドケーキを作り、その後のティータイムにささやかな立食パーティーを催すという。
　パーティーだけの参加も歓迎らしいが、お土産はクッキー作り参加者のみ。
　ちょっとした息抜きに。
　そんな文言を添えて、恋人の日に、恋人でも、そうじゃ無くても、大切な人と。

　当日、材料を並べたり、机を拭いたりと、参加者を迎える準備を手伝いながら、ギアはキッチンの壁に掛けられたカレンダーの少し先の日付に付けられた、その日を塗りつぶさんばかりの印しに目を留めた。
　夏を前にしたその日に付けられた真っ赤な印しに、特別な日かとローザに尋ねる。
　ローザは困ったように少し笑った。
「里帰り」
　ギアの指がきゅっと丸くなる。
「お祖母ちゃんに、偶には顔を出しなさいって。……ヴァリオスに行くから、もしかしたら道中の護衛をお願いするかもしれないわね」
　ギアは己を奮い立たせるようにその指を握り締めて胸を張る。お任せ下さい、と真っ直ぐにローザを見詰めた。

目的　パーティーの準備をする／パーティーを楽しむ

●献立
・型抜きクッキー
　プレーンの生地が準備してあります
　好きな形をリクエストして下さい
　完成後にデコレーションも可能です
　デコレーションには、カラフルなジャムやチョコレート、カラースプレー、アラザン等々、一通り揃ってます

・チョコチップクッキー
　材料が準備してあります
　バター、砂糖、卵、粉、と混ぜて、最後にチョコチップを沢山混ぜ込み、スプーンで成型します
　プレーンとココアの二種類が用意してあります

・パウンドケーキ
　材料が準備してあります
　バター、砂糖、卵と混ぜて、粉と具材を交互に混ぜていきます
　型に詰めて焼いて完成です
　具材は、チョコチップ、ドライフルーツ、ナッツなど様々に用意しています

（いつものアイスボックスクッキー：店員が量産します）

●注意
・エプロン、三角巾など各自ご用意下さい（※プレイングのみで構いません）
・材料の持ち込みはご遠慮下さい
　（※クッキー店に有る物を使って下さい。釣ってきたと言って生魚などを持ち込まれると困ってしまいます）
・サポートにて、パーティーのみの参加が可能です

●ＮＰＣ
・ギア
　アクレイギア、オートマトンの少女、ハンター
　マーガレット・ミケーリの友人
・ローザ
　マグノリアクッキージェオルジ支店の支店長

よろしくお願いします。

友チョコの日。
献立は恐らく難易度順。
パーティー会場の飾り付けとかも出来ます。飲み物も色々あります。

サポート参加はパーティーのみ可能です

普通の参加は準備からパーティーまで全て可能です