ゲスト
(ka0000)
【血断】憎むがままに叫び出せ
マスター:三田村 薫

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/02/25 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/03/06 09:00
オープニング
●はじめに言葉があった
パルムが分樹を持って、一生懸命歩くのを、エドワード・”エド”・ダックワースは刀を抱えながらはらはらと見守っている。
「転ぶなよ」
「お前じゃないんだから簡単にこけない」
冷ややかに言うのがジョン・パタースン。
「俺がいつこけたって?」
「いつだってくだらない冗談で滑ってる」
「相手に冗談を理解する頭とセンスと教養がねぇんだよ」
「それは悪かったな」
「自覚があるんだったら改めろ。創世記からやり直せ」
「調子に乗るな」
今日、彼らは世界結界の強化のため、パルムの植林作業に同行していた。パルムには戦闘力がないから、ハンターの護衛が必要とは聞いているが、こんな小さな存在を歪虚のいるところに放り出すなんてとんでもない、とエドとジョンは個人的に思っている。
今日は二人とも、運転手として来ている。比較的早めに免許を取れる州の出身である二人は、既にドライバー歴が年単位である。もちろんやばくなったらパルムは守るし回復支援もするが、帰り道体中痛くて運転できません、と言う事態は避けたい。
やがて、二人はそれぞれが借り受ける魔導トラックとご対面した。
「オウ……」
エドが呻いた。
「右ハンドルじゃねぇか……イギリス製か? ドリンクが全部紅茶になりそう」
●アンノウン・アフィニティ
パルムが植林をするには、まず世界結界を突破してきた敵の排除が必要になってくる。魔導トラックが到着すると、ハンターたちは肌で負のマテリアルを感じた。
「……ダックワース。何かいる」
エドがトランシーバーで同行者たちに声を掛ける。泥を被った背の高い人間にそれは見えた。しかし、人間でないことは、その異様に長い手足、何よりも放たれる強烈な悪意と負のマテリアルから明らかだ。助手席のパルムも、何かを感じているのか落ち着かない。
「シェオル・ノドと報告されてたな。多分それだろう」
「シェオル・ノドね……何もわかってないけど名前だけはわかってるんだろ? 気味が悪い」
「まったくだ」
荷台が揺れた。ハンターたちが戦闘準備に入っている。
エドは歪虚の姿をじっと見つめている。
(なんだろう、なんて言うか……)
それは認めるのに勇気がいる感情だった。
(悪い意味で親近感が湧く)
その、発生する理由がよくわからない感情を探っていると……。
「それ」と目が合った。
ような気がした。
「────!!!!!」
憎しみに満ちた金切り声が、晴れた空に響き渡る。
「エド! お前何したんだ! 刺激しただろ!」
トランシーバーからジョンの怒鳴り声がした。エドは金切り声とその声に顔をしかめながら怒鳴り返す。
「何でもかんでも俺のせいにするんじゃねぇ! ちょっと目が合っただけだよ!」
「ガン飛ばしたのか!?」
「お前こそ目を離してたのかぁ!?」
二人の喧嘩を横目に、ハンターたちは次々と飛び出して行く。
「通信の邪魔になる。必要以上に喋るな」
「こっちの台詞だバーーーーカ!!!」
エドはギアをリバースに入れてトラックを後退させた。そのままトランシーバーに報告する。
「ダックワース! パルムを連れて少し離れる!」
「パタースンです。ヒールとプロテクションいけます。必要時に呼んでください」
このために、パルムはエドのトラックに乗せていたのだ。回復支援が可能なジョンのトラックに乗せては巻き込まれる可能性がある。ジョンのトラックが前進した。エドはダッシュボードにトランシーバーを放り込む。ちらり、と、前方の駆けていくハンターたちを見た。
もしこれでハンターがやばくなったら?
(俺は一度みんなを見捨てないといけない)
パルムが分樹を持って、一生懸命歩くのを、エドワード・”エド”・ダックワースは刀を抱えながらはらはらと見守っている。
「転ぶなよ」
「お前じゃないんだから簡単にこけない」
冷ややかに言うのがジョン・パタースン。
「俺がいつこけたって?」
「いつだってくだらない冗談で滑ってる」
「相手に冗談を理解する頭とセンスと教養がねぇんだよ」
「それは悪かったな」
「自覚があるんだったら改めろ。創世記からやり直せ」
「調子に乗るな」
今日、彼らは世界結界の強化のため、パルムの植林作業に同行していた。パルムには戦闘力がないから、ハンターの護衛が必要とは聞いているが、こんな小さな存在を歪虚のいるところに放り出すなんてとんでもない、とエドとジョンは個人的に思っている。
今日は二人とも、運転手として来ている。比較的早めに免許を取れる州の出身である二人は、既にドライバー歴が年単位である。もちろんやばくなったらパルムは守るし回復支援もするが、帰り道体中痛くて運転できません、と言う事態は避けたい。
やがて、二人はそれぞれが借り受ける魔導トラックとご対面した。
「オウ……」
エドが呻いた。
「右ハンドルじゃねぇか……イギリス製か? ドリンクが全部紅茶になりそう」
●アンノウン・アフィニティ
パルムが植林をするには、まず世界結界を突破してきた敵の排除が必要になってくる。魔導トラックが到着すると、ハンターたちは肌で負のマテリアルを感じた。
「……ダックワース。何かいる」
エドがトランシーバーで同行者たちに声を掛ける。泥を被った背の高い人間にそれは見えた。しかし、人間でないことは、その異様に長い手足、何よりも放たれる強烈な悪意と負のマテリアルから明らかだ。助手席のパルムも、何かを感じているのか落ち着かない。
「シェオル・ノドと報告されてたな。多分それだろう」
「シェオル・ノドね……何もわかってないけど名前だけはわかってるんだろ? 気味が悪い」
「まったくだ」
荷台が揺れた。ハンターたちが戦闘準備に入っている。
エドは歪虚の姿をじっと見つめている。
(なんだろう、なんて言うか……)
それは認めるのに勇気がいる感情だった。
(悪い意味で親近感が湧く)
その、発生する理由がよくわからない感情を探っていると……。
「それ」と目が合った。
ような気がした。
「────!!!!!」
憎しみに満ちた金切り声が、晴れた空に響き渡る。
「エド! お前何したんだ! 刺激しただろ!」
トランシーバーからジョンの怒鳴り声がした。エドは金切り声とその声に顔をしかめながら怒鳴り返す。
「何でもかんでも俺のせいにするんじゃねぇ! ちょっと目が合っただけだよ!」
「ガン飛ばしたのか!?」
「お前こそ目を離してたのかぁ!?」
二人の喧嘩を横目に、ハンターたちは次々と飛び出して行く。
「通信の邪魔になる。必要以上に喋るな」
「こっちの台詞だバーーーーカ!!!」
エドはギアをリバースに入れてトラックを後退させた。そのままトランシーバーに報告する。
「ダックワース! パルムを連れて少し離れる!」
「パタースンです。ヒールとプロテクションいけます。必要時に呼んでください」
このために、パルムはエドのトラックに乗せていたのだ。回復支援が可能なジョンのトラックに乗せては巻き込まれる可能性がある。ジョンのトラックが前進した。エドはダッシュボードにトランシーバーを放り込む。ちらり、と、前方の駆けていくハンターたちを見た。
もしこれでハンターがやばくなったら?
(俺は一度みんなを見捨てないといけない)
解説
●目的
1.植林パルムの護衛
2.シェオル型歪虚の撃破
●敵情報
シェオル・ノド×2
サイズ1。ですが2メートルあります。
OPでは泥を被ったような人間、と表記されていますが、この「泥」を飛ばすことはありません。攻撃手段は爪や牙と言った物理。
ひっきりなしに金切り声を上げていますが、「不愉快」以上のBSなどはありません。
複数攻撃を行なうことがあります。
総合的な戦闘力は高く、攻撃、防御、回避、抵抗、いずれもその辺の雑魚とは一線を画するようです。
人間を憎んでいるため、「人間」であるエドが乗っているトラックも攻撃対象になり得ます。
別にエドに何か特別な素養があるわけではなく、単に「人間」の姿が刺激になったとお考え下さい。
●NPC
エド(疾影士)
アサルトディスタンス、ドッジダッシュ、スラッシュエッジをセット。
ですが基本的にはパルムを乗せた魔導トラックで戦場から一定距離離れるように運転しています。
主武器は刀、副武器は魔導銃。攻撃が向けられた場合は魔導銃で応戦。
ハンター全滅の危機に陥った場合はパルムを連れて逃走。オフィスに援軍要請を行ないます。
ジョン(聖導士)
ヒール、プロテクション、セイクリッドフラッシュによる援護を行ないます。
主武器メイス、副武器は魔導銃。
ハンター全滅の危機に陥った場合は拾えるだけ負傷者を拾って逃走します。
NPCの二人には救えない命の方が多いと言うことはご理解ください。
●その他
OP本文はトラック分乗ですがご自分で移動手段をご用意いただく分には構いません。足がない方はトラックへどうぞ。
1.植林パルムの護衛
2.シェオル型歪虚の撃破
●敵情報
シェオル・ノド×2
サイズ1。ですが2メートルあります。
OPでは泥を被ったような人間、と表記されていますが、この「泥」を飛ばすことはありません。攻撃手段は爪や牙と言った物理。
ひっきりなしに金切り声を上げていますが、「不愉快」以上のBSなどはありません。
複数攻撃を行なうことがあります。
総合的な戦闘力は高く、攻撃、防御、回避、抵抗、いずれもその辺の雑魚とは一線を画するようです。
人間を憎んでいるため、「人間」であるエドが乗っているトラックも攻撃対象になり得ます。
別にエドに何か特別な素養があるわけではなく、単に「人間」の姿が刺激になったとお考え下さい。
●NPC
エド(疾影士)
アサルトディスタンス、ドッジダッシュ、スラッシュエッジをセット。
ですが基本的にはパルムを乗せた魔導トラックで戦場から一定距離離れるように運転しています。
主武器は刀、副武器は魔導銃。攻撃が向けられた場合は魔導銃で応戦。
ハンター全滅の危機に陥った場合はパルムを連れて逃走。オフィスに援軍要請を行ないます。
ジョン(聖導士)
ヒール、プロテクション、セイクリッドフラッシュによる援護を行ないます。
主武器メイス、副武器は魔導銃。
ハンター全滅の危機に陥った場合は拾えるだけ負傷者を拾って逃走します。
NPCの二人には救えない命の方が多いと言うことはご理解ください。
●その他
OP本文はトラック分乗ですがご自分で移動手段をご用意いただく分には構いません。足がない方はトラックへどうぞ。
マスターより
こんにちは三田村です。
2メートル近いPCさんとか結構いらっしゃると思うんですけど私が小柄なので2メートルはかなり長身の印象で作っています。
ちなみに手元のメモによればエド162センチ、ジョン172センチ、ハンク180センチだそうです。
危険と言うほどではありませんが防御と回避推奨です。思い切り殴られても良い格好でお越し下さい。
よろしくお願いいたします。
2メートル近いPCさんとか結構いらっしゃると思うんですけど私が小柄なので2メートルはかなり長身の印象で作っています。
ちなみに手元のメモによればエド162センチ、ジョン172センチ、ハンク180センチだそうです。
危険と言うほどではありませんが防御と回避推奨です。思い切り殴られても良い格好でお越し下さい。
よろしくお願いいたします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/02 01:20
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 カイン・A・A・カーナボン(ka5336) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/02/23 23:43:52 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/02/22 01:48:04 |