ゲスト
(ka0000)
【王戦】剣士と祈りと傲慢と
マスター:狐野径

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/02/28 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/03/14 07:30
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
傲慢王イヴの宣言と同時に、王国各地に黒波の如く敵兵が押し寄せるようになった。戦禍はミュールが率いる王国西部、および歪虚と化した元”赤の隊”隊長のダンテ・バルカザールが率いるハルトフォートを中心に急速に広がっていく。
イヴ直属の部下であることを権威として数多の【傲慢】兵をまとめ王都への進軍を優先するミュール方面では、未だ大軍同士の交戦は少なく、どちらかというと交戦は同軍から遊撃的に――あるいは散逸する形で散った兵との戦闘が多い。
一方で、ダンテ・バルカザールは早期にハルトフォート攻略を目標に据え、一定の兵が集まった時点で明確にハルトフォートへと向かって進軍を開始。周囲の要衝を襲撃しながら攻略に乗り出した。
――応じる王国首脳はここに意図を見た。
歪虚としては新参のダンテは、【傲慢】の特性上、命令系統に不安が残る。故に、意図的に戦場を作ることで【傲慢】勢の兵を同地域に集結させる作戦をとったのでは、と。
ダンテの狙いがどこにあるかはさておき――事実として、戦火に包まれつつあるハルトフォートを中心に戦闘が激化していく。
こうして、王国史上でも最大量の砲弾消費を記録した防衛戦が、始まったのである。
●島の外
リシャール・べリンガーとシールはイスルダ島から一旦大陸側に戻ってきた。リシャールの実家の所領内にある薬草園から送られてきた物資や連絡事項をもらった。
それだけではなく、歪虚の情報なども聞きたいところだ。
「父上がいるし、マーナさんたちもいるし心配はないのですが……」
雑魔と思われるものが多く出ているとか、何かの音楽を奏でていたということを耳にする。
「そこにあるんでしょ、薬草園。荷物が届けられているから大丈夫ってことですよね」
シールが的確に告げる。
「そうですね」
「まあ、心配になるのは解かりますよ……これまでと規模違うし……それに、もっと大きな話も聞きましたし」
情報を集めた結果、二人は不安と何かできないかと言うことでため息が漏れる。
「イスルダ島に戻れると言う以前のことですよね。国自体が落ち着かないと……」
「でも、何もしないと島は荒れてしまうでしょう?」
「放置はできないですよね……」
二人は再び大きく息を吐いた。
「荷物は結構ありますね」
「リシャールさんの実家に寄っていくというのもありですよね?」
「転移門を使えばできますが。船が出る時間を考え……荷物、そこから来ています」
「確かに」
わざわざ戻る意味がないとシールは笑った。
船が出るまで情報を集める。二人はハルトフォートの状況を聞いた。
「……僕たちが行っても足を引っ張るだけ……かな」
シールは自分に言い聞かせるように言う。もしもがあれば、彼の保護者である雑貨屋のオーナーが危険にさらされる。リゼリオにいるのか王都にいるかわからない。そもそも、元々騎士だったことを考えると戦いに関する知識はあるはずだ。
リシャールは状況から思案する。
(王都が危険にさらされることになります。そのうなれば……)
父や母、姉に弟妹、領内の知り合いの顔が脳裏に浮かぶ。民のためということよりも、大切な人のためできることを考えた。結局、家族や大切な人も国の民の一人である。
「シール君……行ってみますか?」
「……え?」
「一人でも人を助けるために」
シールは逡巡する。後方で助けることができることもあるだろうが、恐いのも事実。
「……い、行ってみます」
二人は荷物とともに運んでもらう手紙をしたためた。イスルダ島で待っているはずのライル・サヴィス宛に。守りたいものがあると同時に、ライルのために戻るという選択肢を残して。
●戦場
リシャールとシールは敵の多さに圧倒される。
リシャールは双方の戦力を考える。敵は多いが、こちらにはゴーレムもある。
リシャールはシールに袖を捕まれたのに気づいた。不安だというのが分かった。
「あっちに行きましょう。私たちができることは援護するだけですから」
二人は端の方に向かう。壁の上から見て、リシャールは味方がいないところに敵の姿を見たような気がしたのだ。もらい物の軍用双眼鏡で見る。
敵がいるのかいないのかわからない。
「……シール君、私たちと来てくれるハンターを探しましょう」
「え?」
「もし、私の見間違いならいいです。でも、本当に敵がいたら……」
「……わかった、行こう」
リシャールは声をあげる。来てくれるハンターを募った。
リシャールが見た一団は確かに存在していた。ただ、異様に慎重なのか、戦場の切れ目に運よく紛れ込んだのか、徐々に砦に近づいているのだった。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
傲慢王イヴの宣言と同時に、王国各地に黒波の如く敵兵が押し寄せるようになった。戦禍はミュールが率いる王国西部、および歪虚と化した元”赤の隊”隊長のダンテ・バルカザールが率いるハルトフォートを中心に急速に広がっていく。
イヴ直属の部下であることを権威として数多の【傲慢】兵をまとめ王都への進軍を優先するミュール方面では、未だ大軍同士の交戦は少なく、どちらかというと交戦は同軍から遊撃的に――あるいは散逸する形で散った兵との戦闘が多い。
一方で、ダンテ・バルカザールは早期にハルトフォート攻略を目標に据え、一定の兵が集まった時点で明確にハルトフォートへと向かって進軍を開始。周囲の要衝を襲撃しながら攻略に乗り出した。
――応じる王国首脳はここに意図を見た。
歪虚としては新参のダンテは、【傲慢】の特性上、命令系統に不安が残る。故に、意図的に戦場を作ることで【傲慢】勢の兵を同地域に集結させる作戦をとったのでは、と。
ダンテの狙いがどこにあるかはさておき――事実として、戦火に包まれつつあるハルトフォートを中心に戦闘が激化していく。
こうして、王国史上でも最大量の砲弾消費を記録した防衛戦が、始まったのである。
●島の外
リシャール・べリンガーとシールはイスルダ島から一旦大陸側に戻ってきた。リシャールの実家の所領内にある薬草園から送られてきた物資や連絡事項をもらった。
それだけではなく、歪虚の情報なども聞きたいところだ。
「父上がいるし、マーナさんたちもいるし心配はないのですが……」
雑魔と思われるものが多く出ているとか、何かの音楽を奏でていたということを耳にする。
「そこにあるんでしょ、薬草園。荷物が届けられているから大丈夫ってことですよね」
シールが的確に告げる。
「そうですね」
「まあ、心配になるのは解かりますよ……これまでと規模違うし……それに、もっと大きな話も聞きましたし」
情報を集めた結果、二人は不安と何かできないかと言うことでため息が漏れる。
「イスルダ島に戻れると言う以前のことですよね。国自体が落ち着かないと……」
「でも、何もしないと島は荒れてしまうでしょう?」
「放置はできないですよね……」
二人は再び大きく息を吐いた。
「荷物は結構ありますね」
「リシャールさんの実家に寄っていくというのもありですよね?」
「転移門を使えばできますが。船が出る時間を考え……荷物、そこから来ています」
「確かに」
わざわざ戻る意味がないとシールは笑った。
船が出るまで情報を集める。二人はハルトフォートの状況を聞いた。
「……僕たちが行っても足を引っ張るだけ……かな」
シールは自分に言い聞かせるように言う。もしもがあれば、彼の保護者である雑貨屋のオーナーが危険にさらされる。リゼリオにいるのか王都にいるかわからない。そもそも、元々騎士だったことを考えると戦いに関する知識はあるはずだ。
リシャールは状況から思案する。
(王都が危険にさらされることになります。そのうなれば……)
父や母、姉に弟妹、領内の知り合いの顔が脳裏に浮かぶ。民のためということよりも、大切な人のためできることを考えた。結局、家族や大切な人も国の民の一人である。
「シール君……行ってみますか?」
「……え?」
「一人でも人を助けるために」
シールは逡巡する。後方で助けることができることもあるだろうが、恐いのも事実。
「……い、行ってみます」
二人は荷物とともに運んでもらう手紙をしたためた。イスルダ島で待っているはずのライル・サヴィス宛に。守りたいものがあると同時に、ライルのために戻るという選択肢を残して。
●戦場
リシャールとシールは敵の多さに圧倒される。
リシャールは双方の戦力を考える。敵は多いが、こちらにはゴーレムもある。
リシャールはシールに袖を捕まれたのに気づいた。不安だというのが分かった。
「あっちに行きましょう。私たちができることは援護するだけですから」
二人は端の方に向かう。壁の上から見て、リシャールは味方がいないところに敵の姿を見たような気がしたのだ。もらい物の軍用双眼鏡で見る。
敵がいるのかいないのかわからない。
「……シール君、私たちと来てくれるハンターを探しましょう」
「え?」
「もし、私の見間違いならいいです。でも、本当に敵がいたら……」
「……わかった、行こう」
リシャールは声をあげる。来てくれるハンターを募った。
リシャールが見た一団は確かに存在していた。ただ、異様に慎重なのか、戦場の切れ目に運よく紛れ込んだのか、徐々に砦に近づいているのだった。
解説
歪虚の殲滅
突破され、砦に近づけないこと。
●地理
平原であるけれども、灌木の茂みがところどころにある。
リシャールが見たところは高木があった。
砦からはそれなりに離れている。
●同行NPC
・リシャール・べリンガー 16歳くらい男、舞刀士。
使用可能スキル【円舞】【受け流し】【縦横無尽】。
・シール 17歳くらい、男、聖導士。
使用可能スキル【プロテクション】【キュア】【ヒーリングスフィア】。
●敵情報(PL情報)
※距離が一定縮まるとハンターを認識することができるようになり、その逆も。
・歪虚A サイズ1。傲慢、人に近い姿。
杖のような物を手にしている。【強制】の他に、【ファイアーボール】【カウンターマジック】【グラビティフォール】のような魔法を使ってくる。
・歪虚B サイズ1。傲慢、人に近い姿、肌は煌めく毛におおわれている。
大きめの剣を手にする。【懲罰】の他に、【渾身撃】【刺突一閃】【薙ぎ払い】のようなスキルを使ってくる。
・雑魔×たくさん。サイズ1、動物のような姿。意外と素早く、噛みついてくる。
突破され、砦に近づけないこと。
●地理
平原であるけれども、灌木の茂みがところどころにある。
リシャールが見たところは高木があった。
砦からはそれなりに離れている。
●同行NPC
・リシャール・べリンガー 16歳くらい男、舞刀士。
使用可能スキル【円舞】【受け流し】【縦横無尽】。
・シール 17歳くらい、男、聖導士。
使用可能スキル【プロテクション】【キュア】【ヒーリングスフィア】。
●敵情報(PL情報)
※距離が一定縮まるとハンターを認識することができるようになり、その逆も。
・歪虚A サイズ1。傲慢、人に近い姿。
杖のような物を手にしている。【強制】の他に、【ファイアーボール】【カウンターマジック】【グラビティフォール】のような魔法を使ってくる。
・歪虚B サイズ1。傲慢、人に近い姿、肌は煌めく毛におおわれている。
大きめの剣を手にする。【懲罰】の他に、【渾身撃】【刺突一閃】【薙ぎ払い】のようなスキルを使ってくる。
・雑魔×たくさん。サイズ1、動物のような姿。意外と素早く、噛みついてくる。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
砦に向かおうとしている敵を倒すことが目的です。遮蔽物はないことはないですが、基本的に広々としたところです。
リシャールの方はそれなりに経験を積んでいますが、シールは駆け出しといって差し支えないです。
よろしくお願いします。
砦に向かおうとしている敵を倒すことが目的です。遮蔽物はないことはないですが、基本的に広々としたところです。
リシャールの方はそれなりに経験を積んでいますが、シールは駆け出しといって差し支えないです。
よろしくお願いします。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/12 04:00
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/02/27 03:12:05 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/02/24 08:46:57 |