ゲスト
(ka0000)
【血断】強襲~旗艦防衛任務~
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/03/07 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/03/16 07:30
オープニング
「話は聞いてましたよ。
シュレディンガー様の命令ですから、助けはしますけど」
眼前にいる青年は、不満そうな顔を浮かべる。
急な呼び出しを受けたからか。
だが、その程度で機嫌を損ねても良いのか?
話よりもずっと子供だな。
「それより、急に力を貸せ、なんてどうしたんです? 今までは好き勝手に暴れてたじゃないですか。俺としては今後もそのまま自力で頑張ってくれた方がいいんですけど」
彼の質問は的確でもあり、愚かな問いだ。
事態は急速に変わっている。
今、ここで彼の者達に新たな試練を与える事こそが、すべてのおいて優先される。
早急な成長が必要なのだ。
「うーん? 何を言いたいのか良く分からないです。シュレディンガー様からもそういう言い方をするって聞いてましたけど……まあ、いいや!
とりあえず、シュレディンガー様のお願いですから言ってもらえれば手伝いますよ」
青年の言葉。
不満を抱えていようが構わない。
彼が後悔する頃には、もう時代の趨勢は決しているはずだ。
我々が向かうべきは――。
八重樫 敦(kz0056)は未だラズモネ・シャングリラの医務室で眠っていた。
月面基地『崑崙』の宙域で遭遇した純白のCAM――エンジェルダストと名付けられたその機体は、ハンター達と交戦。八重樫のR7エクスシアは被弾し、八重樫自身も重傷を負う形となった。
現在、ラズモネ・シャングリラはホープへ帰還。
ドックで改修を受けているが、クルー達の顔色は冴えない。
「情報を見る限り、とんでもねぇ機体だな」
ラズモネ・シャングリラのブリッジではジェイミー・ドリスキル(kz0231)中尉がエンジェルダストと交戦したハンターから聴取した情報に目を通していた。
一定距離へのジャミング機能。
無線誘導式攻撃端末による死角からのビーム攻撃。
偵察装備のCAMを葬り去る長距離スナイパーライフル。
純白の機体からは想像できない異様な性能を誇っている。
「この機体、マスティマって奴とは違うのか?」
「その情報は無いザマス。遠距離だった上、ジャミングのせいで充分な情報を得られなかったザマスから」
頭を振るのはラズモネ・シャングリラ艦長の森山恭子((kz0216)。
突如現れた強敵を前に、対策を立てようがない。
既に新兵一人が犠牲になり、八重樫も重傷を負っている。
今までの状況を鑑みれば、エンジェルダストはラズモネ・シャングリラを目標と見定めて攻撃を仕掛けている。だとすれば、エンジェルダストは再びラズモネ・シャングリラへちょっかいを掛けてくるはずだ。
「手詰まりか。……おっ、ビームシールドまで装備してんのか。こりゃヨルズで砲撃しようとしても簡単じゃねぇな」
「何か手を打たないとまずいザマスね」
腕を組み悩む恭子。
だが、恭子を悩ませるのはエンジェルダストだけではない。
「艦長!」
ブリッジに少年の声が木霊する。
先日、エンジェルダストによって殺されたブロックの同僚であるレオンだ。
その傍らにはシーツの姿もある。
声の主が恭子にはすぐに分かる。面倒そうな表情から何度も通信を受けている事が伺い知れる。
「またザマスか」
「艦長、ブロックの仇について教えて下さい!」
「ダメザマス。そもそも、教えたくても分からない事が沢山……」
「艦長!」
再び恭子を呼ぶ声。
しかし、今度はレオン達と異なる。
オペレーターが明らかに緊迫した感情を込める。
「今度は何ザマス?」
「南から信号不明の敵が急接近。多数は歪虚と思われますが、敵機の中に白い機体を確認!」
「な、何ザマスってーーー! あの機体がご登場ザマスか!」
思わず驚愕する恭子。
白い機体は十中八九エンジェルダストだろう。
何の備えもできないまま、敵から強襲を受ける形となった。おまけにラズモネ・シャングリラはドックで改修中。飛行して退避する事も叶わない。
「策は無しでもやるしかねぇか」
ドリスキルがガレージに向かって走り出す。
戦車型CAM『ヨルズ』の準備は万端だ。
出撃して敵を牽制できるなら良いのだが――。
「軍へ救援を要請するザマス。それまで持ちこたえて欲しいザマス!」
走り去るドリスキルへ呼び掛ける恭子。
だが、そのやり取りを通信中だったレオンとシーツは聞き逃さなかった。
「あの白い機体がブロックの仇ですね! 絶対に倒してやるんだ!」
「行こう、レオン!」
「……あ、待つザマス!」
恭子が止めるよりも先に、レオンとシーツはデュミナスで一足先に出撃。北上する敵に向かって発進してしまった。
慌ててオペレーターへ呼び掛ける。
「二人に通信。早く戻るよう伝えるザマス!」
「……だ、ダメです! ジャミングが発生。レオンさん達と通信できません!」
シュレディンガー様の命令ですから、助けはしますけど」
眼前にいる青年は、不満そうな顔を浮かべる。
急な呼び出しを受けたからか。
だが、その程度で機嫌を損ねても良いのか?
話よりもずっと子供だな。
「それより、急に力を貸せ、なんてどうしたんです? 今までは好き勝手に暴れてたじゃないですか。俺としては今後もそのまま自力で頑張ってくれた方がいいんですけど」
彼の質問は的確でもあり、愚かな問いだ。
事態は急速に変わっている。
今、ここで彼の者達に新たな試練を与える事こそが、すべてのおいて優先される。
早急な成長が必要なのだ。
「うーん? 何を言いたいのか良く分からないです。シュレディンガー様からもそういう言い方をするって聞いてましたけど……まあ、いいや!
とりあえず、シュレディンガー様のお願いですから言ってもらえれば手伝いますよ」
青年の言葉。
不満を抱えていようが構わない。
彼が後悔する頃には、もう時代の趨勢は決しているはずだ。
我々が向かうべきは――。
八重樫 敦(kz0056)は未だラズモネ・シャングリラの医務室で眠っていた。
月面基地『崑崙』の宙域で遭遇した純白のCAM――エンジェルダストと名付けられたその機体は、ハンター達と交戦。八重樫のR7エクスシアは被弾し、八重樫自身も重傷を負う形となった。
現在、ラズモネ・シャングリラはホープへ帰還。
ドックで改修を受けているが、クルー達の顔色は冴えない。
「情報を見る限り、とんでもねぇ機体だな」
ラズモネ・シャングリラのブリッジではジェイミー・ドリスキル(kz0231)中尉がエンジェルダストと交戦したハンターから聴取した情報に目を通していた。
一定距離へのジャミング機能。
無線誘導式攻撃端末による死角からのビーム攻撃。
偵察装備のCAMを葬り去る長距離スナイパーライフル。
純白の機体からは想像できない異様な性能を誇っている。
「この機体、マスティマって奴とは違うのか?」
「その情報は無いザマス。遠距離だった上、ジャミングのせいで充分な情報を得られなかったザマスから」
頭を振るのはラズモネ・シャングリラ艦長の森山恭子((kz0216)。
突如現れた強敵を前に、対策を立てようがない。
既に新兵一人が犠牲になり、八重樫も重傷を負っている。
今までの状況を鑑みれば、エンジェルダストはラズモネ・シャングリラを目標と見定めて攻撃を仕掛けている。だとすれば、エンジェルダストは再びラズモネ・シャングリラへちょっかいを掛けてくるはずだ。
「手詰まりか。……おっ、ビームシールドまで装備してんのか。こりゃヨルズで砲撃しようとしても簡単じゃねぇな」
「何か手を打たないとまずいザマスね」
腕を組み悩む恭子。
だが、恭子を悩ませるのはエンジェルダストだけではない。
「艦長!」
ブリッジに少年の声が木霊する。
先日、エンジェルダストによって殺されたブロックの同僚であるレオンだ。
その傍らにはシーツの姿もある。
声の主が恭子にはすぐに分かる。面倒そうな表情から何度も通信を受けている事が伺い知れる。
「またザマスか」
「艦長、ブロックの仇について教えて下さい!」
「ダメザマス。そもそも、教えたくても分からない事が沢山……」
「艦長!」
再び恭子を呼ぶ声。
しかし、今度はレオン達と異なる。
オペレーターが明らかに緊迫した感情を込める。
「今度は何ザマス?」
「南から信号不明の敵が急接近。多数は歪虚と思われますが、敵機の中に白い機体を確認!」
「な、何ザマスってーーー! あの機体がご登場ザマスか!」
思わず驚愕する恭子。
白い機体は十中八九エンジェルダストだろう。
何の備えもできないまま、敵から強襲を受ける形となった。おまけにラズモネ・シャングリラはドックで改修中。飛行して退避する事も叶わない。
「策は無しでもやるしかねぇか」
ドリスキルがガレージに向かって走り出す。
戦車型CAM『ヨルズ』の準備は万端だ。
出撃して敵を牽制できるなら良いのだが――。
「軍へ救援を要請するザマス。それまで持ちこたえて欲しいザマス!」
走り去るドリスキルへ呼び掛ける恭子。
だが、そのやり取りを通信中だったレオンとシーツは聞き逃さなかった。
「あの白い機体がブロックの仇ですね! 絶対に倒してやるんだ!」
「行こう、レオン!」
「……あ、待つザマス!」
恭子が止めるよりも先に、レオンとシーツはデュミナスで一足先に出撃。北上する敵に向かって発進してしまった。
慌ててオペレーターへ呼び掛ける。
「二人に通信。早く戻るよう伝えるザマス!」
「……だ、ダメです! ジャミングが発生。レオンさん達と通信できません!」
解説
目的:ラズモネ・シャングリラを守り、エンジェルダストを撤退させる。
概要:辺境南部にあるホープへ謎の機体『エンジェルダスト』が襲撃を仕掛けた。ホープには改修中のラズモネ・シャングリラが停泊中であり、エンジェルダストはラズモネ・シャングリラを狙ったと思われる。現在、八重樫敦は負傷により治療中。ジェイミー・ドリスキル中尉が戦車型CAM『ヨルズ』にて迎撃を開始する。だが、先に戦死したブロックの仇を取らんとばかりに新兵の二機が無謀な突撃を敢行。
軍の救援が到着するまでは10分。それまで耐え凌がなければならない。
味方:
・ジェイミー・ドリスキル
戦車型CAM『ヨルズ』で参戦。155mm大口径滑空砲を固定装備として搭載した戦車型CAM。強力な砲撃能力と重装甲を特化させた拠点防衛向け。徹甲弾、散弾などの撃ち分けも可能
・レオン&シーツ
魔導型CAM『デュミナス』で先行。アサルトライフルを手にエンジェルダストに向けて真っ直ぐ仇討ちを狙う。端から見ても無謀である為、恭子から二人の救出を懇願されている。
敵:
・エンジェルダスト
正体不明の機体。純白でフォルムはマスティマを想起させるが機体性能は不明。崑崙宙域のデブリ帯でハンターと交戦。ジャミング機能や無線誘導式攻撃端末、ビームシールドは確認されている。長距離狙撃が可能なスナイパーライフルは注意が必要。
・中型狂気(擬人型) ×5
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
外見的にはCAMのジャンクパーツを取り込んではいるものの、基本はVOID。
カタナやアサルトライフルを武装としてそのまま再利用している。
・中型狂気(擬人型第三種) ×2
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3。
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装。
短期間の飛行とショートジャンプ(ワープ)が可能。
概要:辺境南部にあるホープへ謎の機体『エンジェルダスト』が襲撃を仕掛けた。ホープには改修中のラズモネ・シャングリラが停泊中であり、エンジェルダストはラズモネ・シャングリラを狙ったと思われる。現在、八重樫敦は負傷により治療中。ジェイミー・ドリスキル中尉が戦車型CAM『ヨルズ』にて迎撃を開始する。だが、先に戦死したブロックの仇を取らんとばかりに新兵の二機が無謀な突撃を敢行。
軍の救援が到着するまでは10分。それまで耐え凌がなければならない。
味方:
・ジェイミー・ドリスキル
戦車型CAM『ヨルズ』で参戦。155mm大口径滑空砲を固定装備として搭載した戦車型CAM。強力な砲撃能力と重装甲を特化させた拠点防衛向け。徹甲弾、散弾などの撃ち分けも可能
・レオン&シーツ
魔導型CAM『デュミナス』で先行。アサルトライフルを手にエンジェルダストに向けて真っ直ぐ仇討ちを狙う。端から見ても無謀である為、恭子から二人の救出を懇願されている。
敵:
・エンジェルダスト
正体不明の機体。純白でフォルムはマスティマを想起させるが機体性能は不明。崑崙宙域のデブリ帯でハンターと交戦。ジャミング機能や無線誘導式攻撃端末、ビームシールドは確認されている。長距離狙撃が可能なスナイパーライフルは注意が必要。
・中型狂気(擬人型) ×5
クリムゾンウェストにおいて歪虚CAMと呼ばれる個体。サイズ3。
外見的にはCAMのジャンクパーツを取り込んではいるものの、基本はVOID。
カタナやアサルトライフルを武装としてそのまま再利用している。
・中型狂気(擬人型第三種) ×2
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3。
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装。
短期間の飛行とショートジャンプ(ワープ)が可能。
マスターより
<追加解説>
※注意
エンジェルダストの機能により周辺は通信機能が無効化されます。魔導短伝話やトランシーバーは機能しません。エンジェルダストから離れれば利用可能です。
近藤豊です。
突如現れた謎の機体エンジェルダスト。正体不明のまま早くもラズモネ・シャングリラへ攻撃を仕掛けてきました。
時間制限ありの機体ですが、可能な限り時間を稼ぐ必要はあります。なお、目的はあくまでもラズモネ・シャングリラの護衛です。言い換えれば新兵二人を見捨てても依頼の成功度に影響はしません。ええ、しませんとも。
それでは、マグロの中落ちを肴にお待ちしています。
※注意
エンジェルダストの機能により周辺は通信機能が無効化されます。魔導短伝話やトランシーバーは機能しません。エンジェルダストから離れれば利用可能です。
近藤豊です。
突如現れた謎の機体エンジェルダスト。正体不明のまま早くもラズモネ・シャングリラへ攻撃を仕掛けてきました。
時間制限ありの機体ですが、可能な限り時間を稼ぐ必要はあります。なお、目的はあくまでもラズモネ・シャングリラの護衛です。言い換えれば新兵二人を見捨てても依頼の成功度に影響はしません。ええ、しませんとも。
それでは、マグロの中落ちを肴にお待ちしています。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/11 06:16
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 アーサー・ホーガン(ka0471) 人間(リアルブルー)|27才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/03/06 21:39:22 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/03/02 19:15:41 |