ゲスト
(ka0000)
【血断】浪漫のままに探し出せ
マスター:三田村 薫

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/03/18 12:00
- リプレイ完成予定
- 2019/03/27 12:00
オープニング
●エバーグリーンへ
「すっげぇな」
エバーグリーンの概要をオフィス職員C.J.(kz0273)から聞かされたエドは、興味深そうに頷いた。
「人間同士の争いを克服して、全部機械に任せた世界か。SF的なロマンがあるよな」
「興味ある?」
「ある」
「じゃあ君にはエバーグリーンに行くチャンスを授けよう」
「え!? 行けるの!? 行きたい! 超行きたい!」
「ナード」
隣にいたジョンがぼそりと呟いた。エドはキッときつい目で振り返る。
「お前にはロマンってものがないのか? ロボットがいるんだぞロボット。憧れないのか?」
「まあ……正直面白そうだなとは思ってるけど、そこはVOIDに滅ぼされたんだろ?」
「まあね」
「下手したらリアルブルーもそうなるかも……と思うとはしゃげないな……いや、面白そうなのは僕も思う」
「うーん」
エドは唸った。C.J.は続ける。
「オートマトンって呼ばれる種族はみんなあそこの出身でね。エバーグリーンは精霊が奴隷みたいにこき使われていたわけ。機械の体に入れて」
「すげぇ。依代じゃん。神降ろしってやつだろ?」
「うーん、ミコと話が合いそうだなぁ。彼女もそういうの好きなんだよね。民俗学? フォークロアって言うの?」
「俺そう言う話大好き。今度ミコって人紹介して」
「はいはい。紹介してあげるから、とりあえずエバーグリーン行って」
オフィスからの説明はこうである。エバーグリーンから残存している自動兵器を回収する。オートソルジャーとかそれに類したものだ。
回収と言っても、動かないオートソルジャーたちをえっちらおっちら担いで戻って来るわけではない。小型の召喚マーカーを貼り付けて、転移のような形で持ってくるのだ。
「うわあ超胸が熱い。やりたい。やらせてその仕事」
「ところでエド。僕はリアルブルーの創作物も多少かじってるんだ。失われた文明、滅んだ遺跡……そう言うところに冒険家が行くと、どうなる?」
「……」
エドは目を細めた。
「番人とか根城にしてる悪党に襲われる」
「その通り。未だに根城にしてる歪虚はいるらしいし、自動兵器の中には歪虚に影響されて暴走してるのもある」
「なるほどな」
「と言うわけで、この前のパルムと同じように、君たちは練度の高いハンターに混ざって行ってきて。手は多いほど良いからね」
「わかった」
「単独行動は慎むこと。興味があっても一人であっちこっち行かないこと」
「すげぇな。CJが大人みたいなこと言ってる」
「大人ですけど!?」
●オタクの本懐
「ハァ……ハァ……」
「気持ち悪い」
「すごい。ボディ。ロボット。SF」
自動兵器に召喚マーカーを貼り付けながら、エドは興奮で息が荒い。
「ううっ……生きてて良かったって今日ほど思ったことねぇよ……」
「普通に引くんだけど」
「生きてこんなリアルSFにお目にかかれるなんて……最先端技術をこれでもかってほど使ってるんだぜ……こういうのをわがままボディって言うのか?」
「面白くない。気持ち悪い。それと、リアルとSFはほぼ対義なんだが」
「おい、見ろよ、ジョン。色違いだぜ。可愛いよな」
エドがそう言って、胸のランプが赤く光っているオートソルジャーに召喚マーカーを貼り付けようとしたその瞬間だった。
「ギャー!」
殴り飛ばされた。
"What's up!?"
ジョンがメイスを構える。目も赤く光らせたそれは、明らかにこちらに敵意を持っている。他のソルジャーたちとは違った。これが、オフィスで聞いた、歪虚の影響で暴走した自動兵器だろう。
「ろ、ロボットの反乱……」
「いい加減にしろナード! 戦え! 皆! 来て下さい! 暴走したオートソルジャーです!」
エドも短剣を抜いた。彼は、排気音高く息巻いているオートソルジャーの向こうから、見覚えのある影を見て片目を細める。
「お出ましか。おなじみの奴だ」
小型狂気だ。
同行のハンターたちが駆けつけた。戦闘開始だ。
●ハンドアウト
あなたたちは、エバーグリーンの自動兵器回収に赴いたハンターたちです。エドとジョンという二人の新人ハンターを、訓練も兼ねて連れてきています。
到着してから各々がはぐれすぎないように召喚マーカーの貼り付けを行なっていると、ジョンがあなたたちを呼ぶ声が聞こえました。
あなたたちは、召喚マーカー貼付作業を中断して戦闘に向かうのでした。
「すっげぇな」
エバーグリーンの概要をオフィス職員C.J.(kz0273)から聞かされたエドは、興味深そうに頷いた。
「人間同士の争いを克服して、全部機械に任せた世界か。SF的なロマンがあるよな」
「興味ある?」
「ある」
「じゃあ君にはエバーグリーンに行くチャンスを授けよう」
「え!? 行けるの!? 行きたい! 超行きたい!」
「ナード」
隣にいたジョンがぼそりと呟いた。エドはキッときつい目で振り返る。
「お前にはロマンってものがないのか? ロボットがいるんだぞロボット。憧れないのか?」
「まあ……正直面白そうだなとは思ってるけど、そこはVOIDに滅ぼされたんだろ?」
「まあね」
「下手したらリアルブルーもそうなるかも……と思うとはしゃげないな……いや、面白そうなのは僕も思う」
「うーん」
エドは唸った。C.J.は続ける。
「オートマトンって呼ばれる種族はみんなあそこの出身でね。エバーグリーンは精霊が奴隷みたいにこき使われていたわけ。機械の体に入れて」
「すげぇ。依代じゃん。神降ろしってやつだろ?」
「うーん、ミコと話が合いそうだなぁ。彼女もそういうの好きなんだよね。民俗学? フォークロアって言うの?」
「俺そう言う話大好き。今度ミコって人紹介して」
「はいはい。紹介してあげるから、とりあえずエバーグリーン行って」
オフィスからの説明はこうである。エバーグリーンから残存している自動兵器を回収する。オートソルジャーとかそれに類したものだ。
回収と言っても、動かないオートソルジャーたちをえっちらおっちら担いで戻って来るわけではない。小型の召喚マーカーを貼り付けて、転移のような形で持ってくるのだ。
「うわあ超胸が熱い。やりたい。やらせてその仕事」
「ところでエド。僕はリアルブルーの創作物も多少かじってるんだ。失われた文明、滅んだ遺跡……そう言うところに冒険家が行くと、どうなる?」
「……」
エドは目を細めた。
「番人とか根城にしてる悪党に襲われる」
「その通り。未だに根城にしてる歪虚はいるらしいし、自動兵器の中には歪虚に影響されて暴走してるのもある」
「なるほどな」
「と言うわけで、この前のパルムと同じように、君たちは練度の高いハンターに混ざって行ってきて。手は多いほど良いからね」
「わかった」
「単独行動は慎むこと。興味があっても一人であっちこっち行かないこと」
「すげぇな。CJが大人みたいなこと言ってる」
「大人ですけど!?」
●オタクの本懐
「ハァ……ハァ……」
「気持ち悪い」
「すごい。ボディ。ロボット。SF」
自動兵器に召喚マーカーを貼り付けながら、エドは興奮で息が荒い。
「ううっ……生きてて良かったって今日ほど思ったことねぇよ……」
「普通に引くんだけど」
「生きてこんなリアルSFにお目にかかれるなんて……最先端技術をこれでもかってほど使ってるんだぜ……こういうのをわがままボディって言うのか?」
「面白くない。気持ち悪い。それと、リアルとSFはほぼ対義なんだが」
「おい、見ろよ、ジョン。色違いだぜ。可愛いよな」
エドがそう言って、胸のランプが赤く光っているオートソルジャーに召喚マーカーを貼り付けようとしたその瞬間だった。
「ギャー!」
殴り飛ばされた。
"What's up!?"
ジョンがメイスを構える。目も赤く光らせたそれは、明らかにこちらに敵意を持っている。他のソルジャーたちとは違った。これが、オフィスで聞いた、歪虚の影響で暴走した自動兵器だろう。
「ろ、ロボットの反乱……」
「いい加減にしろナード! 戦え! 皆! 来て下さい! 暴走したオートソルジャーです!」
エドも短剣を抜いた。彼は、排気音高く息巻いているオートソルジャーの向こうから、見覚えのある影を見て片目を細める。
「お出ましか。おなじみの奴だ」
小型狂気だ。
同行のハンターたちが駆けつけた。戦闘開始だ。
●ハンドアウト
あなたたちは、エバーグリーンの自動兵器回収に赴いたハンターたちです。エドとジョンという二人の新人ハンターを、訓練も兼ねて連れてきています。
到着してから各々がはぐれすぎないように召喚マーカーの貼り付けを行なっていると、ジョンがあなたたちを呼ぶ声が聞こえました。
あなたたちは、召喚マーカー貼付作業を中断して戦闘に向かうのでした。
解説
●目的
1.暴走自動兵器および小型狂気の撃破
2.召喚マーカー貼付作業
●敵情報
暴走オートソルジャー×3
暴走したオートソルジャーです。目と胸のランプが赤く光っており、非常に攻撃的です。
マテリアルライフルによる射撃攻撃の他、ライフルによる殴打も行ないます。
小型狂気×5
クラゲに似た狂気。触腕による殴打やビームを放ちます。
●NPC
エド(疾影士)
エバーグリーンに興味津々。
主武器は短刀、副武器は魔導銃。
セットスキルは、スラッシュエッジ、マルチステップ、連撃です。
ジョン(聖導士)
興味はあるけどお仕事だしそんなにおのぼりさんして良いのか……でもそわそわはしている。
主武器はメイス、副武器は盾。
セットスキルは、ヒール、シールドバッシュ、ホーリーライトです。
●召喚マーカーについて
1人5個持たされています。貼付できる自動兵器を発見できるかを、「知識」か「直感」どちらかを宣言して難易度1で判定、成功すると発見、貼付できます。
平均して1人3つ貼付が目標です。
1.暴走自動兵器および小型狂気の撃破
2.召喚マーカー貼付作業
●敵情報
暴走オートソルジャー×3
暴走したオートソルジャーです。目と胸のランプが赤く光っており、非常に攻撃的です。
マテリアルライフルによる射撃攻撃の他、ライフルによる殴打も行ないます。
小型狂気×5
クラゲに似た狂気。触腕による殴打やビームを放ちます。
●NPC
エド(疾影士)
エバーグリーンに興味津々。
主武器は短刀、副武器は魔導銃。
セットスキルは、スラッシュエッジ、マルチステップ、連撃です。
ジョン(聖導士)
興味はあるけどお仕事だしそんなにおのぼりさんして良いのか……でもそわそわはしている。
主武器はメイス、副武器は盾。
セットスキルは、ヒール、シールドバッシュ、ホーリーライトです。
●召喚マーカーについて
1人5個持たされています。貼付できる自動兵器を発見できるかを、「知識」か「直感」どちらかを宣言して難易度1で判定、成功すると発見、貼付できます。
平均して1人3つ貼付が目標です。
マスターより
こんにちは三田村です。
ホラーも好きだけどSFも好きです。
前回がちょっと緊迫げな雰囲気だったので今回はライトめです。NPCのお守りをするもよし、一緒にはしゃぐもよし、失われた文明に思いを馳せるもよし、です。
お気軽にお越し下さい。
ホラーも好きだけどSFも好きです。
前回がちょっと緊迫げな雰囲気だったので今回はライトめです。NPCのお守りをするもよし、一緒にはしゃぐもよし、失われた文明に思いを馳せるもよし、です。
お気軽にお越し下さい。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/24 02:49
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 天王寺茜(ka4080) 人間(リアルブルー)|18才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2019/03/17 22:43:17 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/03/17 08:37:02 |