ゲスト
(ka0000)
鎮座するもの
マスター:秋風落葉

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/01/22 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/01/31 12:00
オープニング
●四足の魔物
でん!!
という擬音が似合うかのようにそれはいた。
とある村と村とを結ぶ道の上。
まるでとおせんぼをするかのように、四つの足で地に伏せる姿。
一言で表すならば、頑丈そうな鱗が全身に生えた巨大なトカゲ。
全長10mはあろう。
もちろん雑魔である。
「へっ! ただでかいだけのトカゲだろ? それくらい俺達が追い払ってやるよ!」
その話を聞いた血気盛んな村の若者数人が、粗末な得物を手にトカゲ退治に出ていった。
他の村人達の止める声も聞かずに。
●代償
「おい……本当にやるのか?」
一人の男が隣に立つ友人に小声で聞いた。
彼らの視線の先には、寝ているのか地面にうずくまって動かない巨大なトカゲがいる。
――話には聞いていたが、こんなにでかいとは思わなかった。
男の目がそんな言葉を雄弁に語っていた。
「そ、そうだな……どうしたもんかな……」
男達は声をひそめ、トカゲの方をちらちらと見ながら打ち合わせをする。
打ち合わせといっても、それはもはや、誰かが「あきらめて帰ろうぜ」と言い出すのを待つだけの消極的な話し合いにすぎなかったが。
準備してきた武器があの化け物に通用するとは思えない。遠く離れた彼らから見てもそんな感想が自然に浮かんでくるほどの威圧感が、このトカゲの化け物にはあったのである。
そう。彼らは雑魔から十分離れた距離でそうした行為を行っていた。少なくとも彼らは安全な場所にいると思っていた……。
「! お、おい! 動いたぞ!」
一人が怯えた声を出し、皆が一斉に振り向く。
「……って嘘だろもうあんなに近くっ……!!」
先程まで寝ていたとは思えないほどの速度でトカゲは瞬く間に彼らの側へと近づいた。
そして悲鳴をあげた男の頭の側であぎとを開け、閉じる。
その瞬間、男の声がぱったりと止んだ。
トカゲはもぐもぐと口を動かしている。
他の男達が事態を理解するのに2秒。
「う、うわああああああああああああ!!」
すぐさま連鎖のように新たな悲鳴が生まれ、男達は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
ハンターオフィスに巨大なトカゲ型雑魔の討伐依頼が出されたのは、その悲劇が起きてすぐのことだった……。
でん!!
という擬音が似合うかのようにそれはいた。
とある村と村とを結ぶ道の上。
まるでとおせんぼをするかのように、四つの足で地に伏せる姿。
一言で表すならば、頑丈そうな鱗が全身に生えた巨大なトカゲ。
全長10mはあろう。
もちろん雑魔である。
「へっ! ただでかいだけのトカゲだろ? それくらい俺達が追い払ってやるよ!」
その話を聞いた血気盛んな村の若者数人が、粗末な得物を手にトカゲ退治に出ていった。
他の村人達の止める声も聞かずに。
●代償
「おい……本当にやるのか?」
一人の男が隣に立つ友人に小声で聞いた。
彼らの視線の先には、寝ているのか地面にうずくまって動かない巨大なトカゲがいる。
――話には聞いていたが、こんなにでかいとは思わなかった。
男の目がそんな言葉を雄弁に語っていた。
「そ、そうだな……どうしたもんかな……」
男達は声をひそめ、トカゲの方をちらちらと見ながら打ち合わせをする。
打ち合わせといっても、それはもはや、誰かが「あきらめて帰ろうぜ」と言い出すのを待つだけの消極的な話し合いにすぎなかったが。
準備してきた武器があの化け物に通用するとは思えない。遠く離れた彼らから見てもそんな感想が自然に浮かんでくるほどの威圧感が、このトカゲの化け物にはあったのである。
そう。彼らは雑魔から十分離れた距離でそうした行為を行っていた。少なくとも彼らは安全な場所にいると思っていた……。
「! お、おい! 動いたぞ!」
一人が怯えた声を出し、皆が一斉に振り向く。
「……って嘘だろもうあんなに近くっ……!!」
先程まで寝ていたとは思えないほどの速度でトカゲは瞬く間に彼らの側へと近づいた。
そして悲鳴をあげた男の頭の側であぎとを開け、閉じる。
その瞬間、男の声がぱったりと止んだ。
トカゲはもぐもぐと口を動かしている。
他の男達が事態を理解するのに2秒。
「う、うわああああああああああああ!!」
すぐさま連鎖のように新たな悲鳴が生まれ、男達は蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
ハンターオフィスに巨大なトカゲ型雑魔の討伐依頼が出されたのは、その悲劇が起きてすぐのことだった……。
解説
今回の依頼は近隣の村々から出されたものです。
狩場と認識したのか、ある田舎道を封鎖するかのように、一匹の巨大な雑魔が居座ってしまいました。
その姿はまるで鎧をまとったトカゲのようだ、とは依頼をした村人達の談。
依頼内容はもちろんトカゲ型雑魔の討伐です。
幸い火を吹いたりはしませんが、全身に生えた鱗は生半可な攻撃を通さないでしょう。
また、寝ている姿に油断していた男達のそばに、瞬く間に近づくほどの敏捷性を持っています。
逃げ延びた村人の話では、足にも大きな爪が生えていたとのこと。
辺りには戦いの障害となるようなものは特にありません。
狩場と認識したのか、ある田舎道を封鎖するかのように、一匹の巨大な雑魔が居座ってしまいました。
その姿はまるで鎧をまとったトカゲのようだ、とは依頼をした村人達の談。
依頼内容はもちろんトカゲ型雑魔の討伐です。
幸い火を吹いたりはしませんが、全身に生えた鱗は生半可な攻撃を通さないでしょう。
また、寝ている姿に油断していた男達のそばに、瞬く間に近づくほどの敏捷性を持っています。
逃げ延びた村人の話では、足にも大きな爪が生えていたとのこと。
辺りには戦いの障害となるようなものは特にありません。
マスターより
こんにちは、こんばんは。
秋風落葉(しゅうふうらくよう)です。
今回の敵は一体のみです。
外見はトカゲそっくりですが、人間一人をたやすく葬ってしまう実力を持っています。
ハンターに対しても、その力は存分に発揮されるはずです。
お気をつけください。
秋風落葉(しゅうふうらくよう)です。
今回の敵は一体のみです。
外見はトカゲそっくりですが、人間一人をたやすく葬ってしまう実力を持っています。
ハンターに対しても、その力は存分に発揮されるはずです。
お気をつけください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/28 21:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談場 ロイド・ブラック(ka0408) 人間(リアルブルー)|22才|男性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/01/21 21:06:02 |
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![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/01/16 23:16:39 |