ゲスト
(ka0000)
【血断】根こそぎ
マスター:馬車猪

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- ユニット参加人数
- 現在10 / 0~10
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2019/03/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/03/29 19:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「お前も呼ばれたのか」
「母国語で貴様と話せるのは妙な感じだな」
肌の色も国籍も何もかもが違う老若男女が旧交を温めている。
「奴は?」
「地球だよ」
「崑崙行きの切符を渡されただろうに」
この場にいる全員が高度な技術を持っている。
リアルブルー凍結という特級の異常事態でなければ、絶対に企業や国が手放さない研究者であり技術者だ。
「お集まりの皆さん」
血の気の引いた女が壇上に立つ。
私語は消え、代わって餓狼の如き視線が女1人に集中する。
「準備が整いました。出発は明日の午前8時です」
立体画像が隣に投影される。
エバーグリーンだ。
ただし、稼働可能な自動兵器やオートマトンボディの保管施設ではない。
「計画を改めて説明します。標的は生産プラント。これを使って自動兵器またはオートマトンボディを作成し持ち帰るが目的です」
自らの力量を弁えない愚者の計画である。
歪虚と時間という脅威によりエバーグリーンは消え去る寸前だ。
プラントが復活可能ならトマーゾが既に指示を出している。
彼は最高の才能と複数世界の知識全てを兼ね備えた技術の神とも呼べる存在だ。
故にこの計画は無意味な浪費であるはずなのだ。
「待っていたぜ」
皆が笑った。
憤怒と自負が不可分なまでに混ざり合った、禍々しくも力強い魂の表出だ。
「新たに分かった情報はこれだけです」
電子化された情報が各人の携帯端末へ。
エバーグリーンの記憶を微かに残すオートマトンが連れてこられ、邪悪な視線に怯えて悲鳴を漏らす。
「皆さんの護衛として聖堂戦士団とハンターが同行します。私を含めた聖堂戦士団は自由に使って構いませんが」
双方の口角が吊り上がる。
「ハンターの皆さんに失望されない働きと、リソースの消費を上回る成果を期待します」
殺し合いの最中としか思えない雰囲気で、作戦の準備が最終段階に入った。
●1日目
現地への転移に成功。
当初計画していた全ての試みは失敗した。
●2日目
現地に残されていた整備マニュアルから新たな再起動手順を立案実行する。
無事だった生産設備の3割が崩壊。
●3日目
歪虚に発見される。ハンターが活躍するも聖堂戦士団の負傷者多数。
崩壊進行。生産開始。
●4日目
正午の時点で低性能兵器の歩留まりが8割を超えた。
聖堂戦士団部隊の1つが戦闘力を失いクリムゾンウェストへ帰還。
●5日目
残存施設3割。オートマトンボディ生産開始。
聖堂戦士団部隊が2つに再編される。
●現在
戦いに向かおうとした自動兵器が山賊担ぎで抱え上げられ、ぽいっとマットに向かって放られた。
兵器が起き上がる前にクリムゾンウェスト側の精霊が仕事をする。
エバーグリーンの技術の粋を集めた戦闘兵器が、自世界防衛の役目を奪われ異世界へ送られる。
「12番通路に蜘蛛型兵器が侵入!」
「戦士団は撤退させろ。ハンターは」
「到着には後3分必要です!」
「撤退次第爆破しろっ」
鈍い振動が遅れて届き、半ば風化した天井から粉塵が落ちてくる。
「第21次、組み上がりました」
幹線道路じみたコンベアに載り兵器が流れてくる。
高い移動力と敏捷性を感じさせる洗練された足腰に、1発被弾しただけで誘爆しそうな対歪虚ミサイル発射筒が4つ。
リアルブルーでなら設計を公表した時点で失職が確定する駄作機だ。
「使い捨てにするならこれでも使える。送り出せ!」
片腕を三角巾で吊った聖堂戦士達が神輿のように担いで運んでいく。
対邪神戦を考えるとこんなものでも貴重な戦力だ。
「材料持って来たぞー!」
未だ戦闘力を残した聖堂戦士達が、昨日まではプラントの一部だった金属塊を運んで来る。
「報告する暇があるなら入れろ、入れたな! 動かせ!!」
稀少な資源が雑に砕かれ汎用パーツに加工される。
ほとんど勘で設定された通りに組み上げられていき、極一部がオートマトンボディとして、少数がまともな兵器として、大部分が産廃じみた機械として組み上げられる。
「新たな敵増援を確認っ」
「戦士団の乙部隊が戦闘に入りました。責任者も巻き込まれていますっ」
「放って置け!」
ここ1週間で5時間も寝ていない科学者兼技術者が吼え、そこで限界だったらしく白目を剥いてコンソールに突っ伏した。
当初計画通りに指揮権が移行する。
彼の次は、ハンターだ。
「次はどうします?」
尋ねてくる聖堂戦士はぼろぼろだ。
安全を優先するなら撤退すべきだ。
防戦中の部隊を見捨てても賞賛はされても避難はされない。
「第22次の中間報告です。オートマトンボディが2割を越えそうです!」
だが再稼働したプラントは快調だ。
後半日あれば帰還後に部隊1つを作れるようになる。
接近戦しかできない聖堂戦士団部隊とは違う、最新の火器や兵器を扱う部隊が編成できるのだ。
あなたは指揮官として非常の決断をしてもよいし、死中に活を求めてもよい。
あるいは……。
「外部センサーに反応あり。……狂気です。低速で全高20メートル以上の個体が接近っ。東から2、西から1っ、計3体ですっ!」
鍛えに鍛えた武力で、あらゆる障害を排除してしまってもよい。
・地図
原料搬入口―――――――――生産プラント
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(20メートル) |
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指揮所――(50メートル)――完成品出口――(50メートル)――マットとお布団(上に乗るとCWへ転送)
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(50メートル)
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大ホール(実質野戦病院。重傷者30。他に聖堂戦士団が60名が待機中)
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(250メートル。凄く蛇行)
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クレーターの底――(100メートル)――崩壊した通路とプラント(未回収の希少資源あり)
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(200メートル。凄く蛇行。イコニア以下50名が後退しつつ防戦中)
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大ホール(オートマトンボディ20体が並べられている)
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(50メートル)
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小型プラント(生産中)
・地形
指揮所。元は三叉路。持ち込んだ端末が大量に並んでいる。防御設備皆無。
大ホール。直径50メートルの半球状。
通路。説明がない場合、幅10メートル高さ15メートルの直線状。
通路(蛇行)。幅と高さは通常通路と同じで、直線が10メートル続かないほど曲がりくねっている
クレーターの底。地上まで100メートル。底付近に、通路に繋がる3つの横穴有り
大型プラント。7日目午前10時まで生産し続けます
小型プラント。7日目午前7時まで生産し続けます
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
「お前も呼ばれたのか」
「母国語で貴様と話せるのは妙な感じだな」
肌の色も国籍も何もかもが違う老若男女が旧交を温めている。
「奴は?」
「地球だよ」
「崑崙行きの切符を渡されただろうに」
この場にいる全員が高度な技術を持っている。
リアルブルー凍結という特級の異常事態でなければ、絶対に企業や国が手放さない研究者であり技術者だ。
「お集まりの皆さん」
血の気の引いた女が壇上に立つ。
私語は消え、代わって餓狼の如き視線が女1人に集中する。
「準備が整いました。出発は明日の午前8時です」
立体画像が隣に投影される。
エバーグリーンだ。
ただし、稼働可能な自動兵器やオートマトンボディの保管施設ではない。
「計画を改めて説明します。標的は生産プラント。これを使って自動兵器またはオートマトンボディを作成し持ち帰るが目的です」
自らの力量を弁えない愚者の計画である。
歪虚と時間という脅威によりエバーグリーンは消え去る寸前だ。
プラントが復活可能ならトマーゾが既に指示を出している。
彼は最高の才能と複数世界の知識全てを兼ね備えた技術の神とも呼べる存在だ。
故にこの計画は無意味な浪費であるはずなのだ。
「待っていたぜ」
皆が笑った。
憤怒と自負が不可分なまでに混ざり合った、禍々しくも力強い魂の表出だ。
「新たに分かった情報はこれだけです」
電子化された情報が各人の携帯端末へ。
エバーグリーンの記憶を微かに残すオートマトンが連れてこられ、邪悪な視線に怯えて悲鳴を漏らす。
「皆さんの護衛として聖堂戦士団とハンターが同行します。私を含めた聖堂戦士団は自由に使って構いませんが」
双方の口角が吊り上がる。
「ハンターの皆さんに失望されない働きと、リソースの消費を上回る成果を期待します」
殺し合いの最中としか思えない雰囲気で、作戦の準備が最終段階に入った。
●1日目
現地への転移に成功。
当初計画していた全ての試みは失敗した。
●2日目
現地に残されていた整備マニュアルから新たな再起動手順を立案実行する。
無事だった生産設備の3割が崩壊。
●3日目
歪虚に発見される。ハンターが活躍するも聖堂戦士団の負傷者多数。
崩壊進行。生産開始。
●4日目
正午の時点で低性能兵器の歩留まりが8割を超えた。
聖堂戦士団部隊の1つが戦闘力を失いクリムゾンウェストへ帰還。
●5日目
残存施設3割。オートマトンボディ生産開始。
聖堂戦士団部隊が2つに再編される。
●現在
戦いに向かおうとした自動兵器が山賊担ぎで抱え上げられ、ぽいっとマットに向かって放られた。
兵器が起き上がる前にクリムゾンウェスト側の精霊が仕事をする。
エバーグリーンの技術の粋を集めた戦闘兵器が、自世界防衛の役目を奪われ異世界へ送られる。
「12番通路に蜘蛛型兵器が侵入!」
「戦士団は撤退させろ。ハンターは」
「到着には後3分必要です!」
「撤退次第爆破しろっ」
鈍い振動が遅れて届き、半ば風化した天井から粉塵が落ちてくる。
「第21次、組み上がりました」
幹線道路じみたコンベアに載り兵器が流れてくる。
高い移動力と敏捷性を感じさせる洗練された足腰に、1発被弾しただけで誘爆しそうな対歪虚ミサイル発射筒が4つ。
リアルブルーでなら設計を公表した時点で失職が確定する駄作機だ。
「使い捨てにするならこれでも使える。送り出せ!」
片腕を三角巾で吊った聖堂戦士達が神輿のように担いで運んでいく。
対邪神戦を考えるとこんなものでも貴重な戦力だ。
「材料持って来たぞー!」
未だ戦闘力を残した聖堂戦士達が、昨日まではプラントの一部だった金属塊を運んで来る。
「報告する暇があるなら入れろ、入れたな! 動かせ!!」
稀少な資源が雑に砕かれ汎用パーツに加工される。
ほとんど勘で設定された通りに組み上げられていき、極一部がオートマトンボディとして、少数がまともな兵器として、大部分が産廃じみた機械として組み上げられる。
「新たな敵増援を確認っ」
「戦士団の乙部隊が戦闘に入りました。責任者も巻き込まれていますっ」
「放って置け!」
ここ1週間で5時間も寝ていない科学者兼技術者が吼え、そこで限界だったらしく白目を剥いてコンソールに突っ伏した。
当初計画通りに指揮権が移行する。
彼の次は、ハンターだ。
「次はどうします?」
尋ねてくる聖堂戦士はぼろぼろだ。
安全を優先するなら撤退すべきだ。
防戦中の部隊を見捨てても賞賛はされても避難はされない。
「第22次の中間報告です。オートマトンボディが2割を越えそうです!」
だが再稼働したプラントは快調だ。
後半日あれば帰還後に部隊1つを作れるようになる。
接近戦しかできない聖堂戦士団部隊とは違う、最新の火器や兵器を扱う部隊が編成できるのだ。
あなたは指揮官として非常の決断をしてもよいし、死中に活を求めてもよい。
あるいは……。
「外部センサーに反応あり。……狂気です。低速で全高20メートル以上の個体が接近っ。東から2、西から1っ、計3体ですっ!」
鍛えに鍛えた武力で、あらゆる障害を排除してしまってもよい。
・地図
原料搬入口―――――――――生産プラント
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指揮所――(50メートル)――完成品出口――(50メートル)――マットとお布団(上に乗るとCWへ転送)
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大ホール(実質野戦病院。重傷者30。他に聖堂戦士団が60名が待機中)
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(250メートル。凄く蛇行)
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クレーターの底――(100メートル)――崩壊した通路とプラント(未回収の希少資源あり)
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(200メートル。凄く蛇行。イコニア以下50名が後退しつつ防戦中)
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小型プラント(生産中)
・地形
指揮所。元は三叉路。持ち込んだ端末が大量に並んでいる。防御設備皆無。
大ホール。直径50メートルの半球状。
通路。説明がない場合、幅10メートル高さ15メートルの直線状。
通路(蛇行)。幅と高さは通常通路と同じで、直線が10メートル続かないほど曲がりくねっている
クレーターの底。地上まで100メートル。底付近に、通路に繋がる3つの横穴有り
大型プラント。7日目午前10時まで生産し続けます
小型プラント。7日目午前7時まで生産し続けます
解説
リプレイは6日目の正午から描写が開始されます
複数の精霊が頑張って長期滞在が可能になっていますが、7日目の正午になると覚醒者全員がクリムゾンウェストへ引き戻されます
その時点でクリムゾンウェストへ送られていないオートマトンボディや兵器は全て失われます
・NPC
技術者。総勢20名。全員覚醒者ですが戦闘力はハンターのLV1相当です。指揮所に全員貼り付けないとプラントが停まります
聖堂戦士団。全員聖導士です
オートマトンボディ。オートマトンとして目覚めるのはクリムゾンウェストへ到着してからです
・今回戦闘可能な歪虚
蜘蛛型。サイズ2。移動力2。狂気残党が自動兵器を取り込んだもの
攻撃手段はレーザー(射程1~10スクエア単発射撃攻撃)のみ。急斜面でもペナルティーなく移動可能。撃破時消滅
1派10体から20体で、倒せば倒すほど押し寄せる。知性は低い
蟹型。サイズ5。移動力1。狂気残党が合体し大量の自動兵器を取り込んだもの
両腕に大型レールガン(射程長大威力絶大の単発射撃攻撃)を1門ずつ装備。地形破壊可能
全身から生えた触手から速射レーザー(射程最大10スクエア防御側回避半減扱い)使用可能
ハンターがクレーターの外へ迎撃に向かわない場合、7日午前8時合計3体が同時にクレーターの底へ到着
1体あたり、護衛として蜘蛛型最低20体を伴う。これらは蟹型の指揮に従い、同一目標に一斉射撃(防御側回避にペナルティ)等も行う
・スキルについて
技術者と聖堂戦士団は全消費済み
ハンターとユニットのスキルは、最大値の半分小数点以下切り上げです
・ハンターの初期位置について
6日目の正午時点で、全員指揮所にいます
・通信について
地図に表示された場所とは最後まで通信可能です
複数の精霊が頑張って長期滞在が可能になっていますが、7日目の正午になると覚醒者全員がクリムゾンウェストへ引き戻されます
その時点でクリムゾンウェストへ送られていないオートマトンボディや兵器は全て失われます
・NPC
技術者。総勢20名。全員覚醒者ですが戦闘力はハンターのLV1相当です。指揮所に全員貼り付けないとプラントが停まります
聖堂戦士団。全員聖導士です
オートマトンボディ。オートマトンとして目覚めるのはクリムゾンウェストへ到着してからです
・今回戦闘可能な歪虚
蜘蛛型。サイズ2。移動力2。狂気残党が自動兵器を取り込んだもの
攻撃手段はレーザー(射程1~10スクエア単発射撃攻撃)のみ。急斜面でもペナルティーなく移動可能。撃破時消滅
1派10体から20体で、倒せば倒すほど押し寄せる。知性は低い
蟹型。サイズ5。移動力1。狂気残党が合体し大量の自動兵器を取り込んだもの
両腕に大型レールガン(射程長大威力絶大の単発射撃攻撃)を1門ずつ装備。地形破壊可能
全身から生えた触手から速射レーザー(射程最大10スクエア防御側回避半減扱い)使用可能
ハンターがクレーターの外へ迎撃に向かわない場合、7日午前8時合計3体が同時にクレーターの底へ到着
1体あたり、護衛として蜘蛛型最低20体を伴う。これらは蟹型の指揮に従い、同一目標に一斉射撃(防御側回避にペナルティ)等も行う
・スキルについて
技術者と聖堂戦士団は全消費済み
ハンターとユニットのスキルは、最大値の半分小数点以下切り上げです
・ハンターの初期位置について
6日目の正午時点で、全員指揮所にいます
・通信について
地図に表示された場所とは最後まで通信可能です
マスターより
疑問点があれば質問卓でイコニアへどうぞ
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/24 22:29
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 カイン・A・A・カーナボン(ka5336) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/03/20 08:57:10 |
|
![]() |
質問卓 ボルディア・コンフラムス(ka0796) 人間(クリムゾンウェスト)|23才|女性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2019/03/19 21:05:09 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/03/17 10:36:32 |