ゲスト
(ka0000)
純白の日に捧げしドロドロの愛と色々な感情
マスター:ことね桃

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在23人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/03/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/04/03 19:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●3月上旬のある日
冬が終わりを迎え、花が咲き始めたある日のこと。
コロッセオ・シングスピラの隣にある自然公園の郵便受けに分厚い封筒が届けられた。
差出人は帝国の火山に里帰りし、あるハンターに「焔」と名付けられた精霊。彼は今、火山の麓に広がる保養所跡地を温泉街として人間達とともに再興させようとしていたはずだが……何かあったのだろうか?
フィー・フローレ(kz0255)は封筒を開けると「アッ」と小さく息を漏らした。
封筒の中には手刷りのチラシと招待状が何枚も入っている。彼の説明によると、どうやら山の水脈を辿り掘削してみたところ真っ白な泥湯が発掘されたそうだ。
泥湯というと刺激が強さから皮膚の弱い者の利用や、皮膚の薄い顔まわりへの泥の付着を禁じている地域があるが、幸いなことにこの泥湯は刺激が少なく誰でも利用できるらしい。
ただし帝国でも外れの方にあるため、なかなか告知しても人が集まらず――このままでは宝の持ち腐れだと住民たちは嘆いている。
今のところ泥を掬っては洗顔料や石鹸などに加工し土産品として販売しているが、毎回遠方まで行商や委託販売をするには費用が掛かりすぎる。
結局、客が来なければ温泉の維持だけで赤字になってしまうのだ。
「フムフム。ソレデ転移門ヲ使エバスグニ温泉ニ行ケルハンターニモニターにナッテモラッテ、温泉ノ良サヲ沢山ノ地域ニ教エテモライタイ……トイウコトナノネ」
招待状には「無料宿泊券」と手刷りで大きく刷られている。宿泊も可能とは何とも大盤振る舞いではないか。しかし。
「……使用期限ハ3月14日マデ!? モウスグオシマイナノヨ! 早く配ラナクチャイケナイワ!」
恐らく焔は自然公園と自分の住む火山の距離をよく考えないまま日付を設定して発送したのだろう。
アワアワしながら外に駆けだすフィー。もちろん行き先はハンターオフィスだ。
●ハンター、温泉へ行く
「温泉チケットの配布? それは構わないけど……」
只埜 良人(kz0235)はそう言うと、壁に紙で作ったポケットを画鋲でセットし「ご自由にお持ち帰りください」と書き込んだ。
「アア、良カッタノヨ……。折角ノオ誘イ、誰モ行カナカッタラ焔モ向コウノ人達モガッカリダモノ」
フィーがニコニコしながらお茶を飲む。
転移門を潜れない彼女は温泉には行けないが、もしあちらに行くハンターがいれば焔にお礼状を渡してもらおうと考えているのだ。
一方、良人はチラシを何気なく見ていると、その大きな手が突然震えた。
「温泉の効能は……疲労回復、筋肉痛の改善、硫黄による肌の整え(シミ、ソバカス、ニキビ等の改善)、蒸気による喉や鼻の改善……あと、泥の成分による美髪効果!? 発毛効果はないのか、発毛は……!?」
「ウーン、ソレハワカンナイノヨ。デモ良人ニモ生エテキタラアッタカクナルヨネ! オ帽子モイラナクナルノ!」
夏と冬の出勤時には帽子が欠かせない身の良人に無邪気な一言をぶつけるフィー。
純粋な子供だからこそ、その言葉はボディブローのように鋭く突き刺さる……が、辛うじてキリキリ痛む脇腹を抑える程度で済んだ。
「……まぁ、いいや。もう諦めてるし。それよりも多くの人がその温泉に行ってくれるといいな。少し遠出になっても行く価値のある場所だと認められれば、自然と周囲の人達も安定した生活が出来るようになるだろうし」
そう呟いた瞬間、目の前で2人組のハンターがチラシとチケットをポケットから抜いた。
「へえ、温泉に無料宿泊ご招待だって」
「しかも新しい温泉だったら綺麗な施設だよね。楽しみ~!」
――早速、お客様1組確保。フィーはてててっとオフィスを駆けまわると他のハンターにも声を掛け始めた。
奇しくも使用期限はホワイトデー。あなたも大切な人を誘って温泉で一休みしてみてはいかがだろうか。
●3月上旬のある日
冬が終わりを迎え、花が咲き始めたある日のこと。
コロッセオ・シングスピラの隣にある自然公園の郵便受けに分厚い封筒が届けられた。
差出人は帝国の火山に里帰りし、あるハンターに「焔」と名付けられた精霊。彼は今、火山の麓に広がる保養所跡地を温泉街として人間達とともに再興させようとしていたはずだが……何かあったのだろうか?
フィー・フローレ(kz0255)は封筒を開けると「アッ」と小さく息を漏らした。
封筒の中には手刷りのチラシと招待状が何枚も入っている。彼の説明によると、どうやら山の水脈を辿り掘削してみたところ真っ白な泥湯が発掘されたそうだ。
泥湯というと刺激が強さから皮膚の弱い者の利用や、皮膚の薄い顔まわりへの泥の付着を禁じている地域があるが、幸いなことにこの泥湯は刺激が少なく誰でも利用できるらしい。
ただし帝国でも外れの方にあるため、なかなか告知しても人が集まらず――このままでは宝の持ち腐れだと住民たちは嘆いている。
今のところ泥を掬っては洗顔料や石鹸などに加工し土産品として販売しているが、毎回遠方まで行商や委託販売をするには費用が掛かりすぎる。
結局、客が来なければ温泉の維持だけで赤字になってしまうのだ。
「フムフム。ソレデ転移門ヲ使エバスグニ温泉ニ行ケルハンターニモニターにナッテモラッテ、温泉ノ良サヲ沢山ノ地域ニ教エテモライタイ……トイウコトナノネ」
招待状には「無料宿泊券」と手刷りで大きく刷られている。宿泊も可能とは何とも大盤振る舞いではないか。しかし。
「……使用期限ハ3月14日マデ!? モウスグオシマイナノヨ! 早く配ラナクチャイケナイワ!」
恐らく焔は自然公園と自分の住む火山の距離をよく考えないまま日付を設定して発送したのだろう。
アワアワしながら外に駆けだすフィー。もちろん行き先はハンターオフィスだ。
●ハンター、温泉へ行く
「温泉チケットの配布? それは構わないけど……」
只埜 良人(kz0235)はそう言うと、壁に紙で作ったポケットを画鋲でセットし「ご自由にお持ち帰りください」と書き込んだ。
「アア、良カッタノヨ……。折角ノオ誘イ、誰モ行カナカッタラ焔モ向コウノ人達モガッカリダモノ」
フィーがニコニコしながらお茶を飲む。
転移門を潜れない彼女は温泉には行けないが、もしあちらに行くハンターがいれば焔にお礼状を渡してもらおうと考えているのだ。
一方、良人はチラシを何気なく見ていると、その大きな手が突然震えた。
「温泉の効能は……疲労回復、筋肉痛の改善、硫黄による肌の整え(シミ、ソバカス、ニキビ等の改善)、蒸気による喉や鼻の改善……あと、泥の成分による美髪効果!? 発毛効果はないのか、発毛は……!?」
「ウーン、ソレハワカンナイノヨ。デモ良人ニモ生エテキタラアッタカクナルヨネ! オ帽子モイラナクナルノ!」
夏と冬の出勤時には帽子が欠かせない身の良人に無邪気な一言をぶつけるフィー。
純粋な子供だからこそ、その言葉はボディブローのように鋭く突き刺さる……が、辛うじてキリキリ痛む脇腹を抑える程度で済んだ。
「……まぁ、いいや。もう諦めてるし。それよりも多くの人がその温泉に行ってくれるといいな。少し遠出になっても行く価値のある場所だと認められれば、自然と周囲の人達も安定した生活が出来るようになるだろうし」
そう呟いた瞬間、目の前で2人組のハンターがチラシとチケットをポケットから抜いた。
「へえ、温泉に無料宿泊ご招待だって」
「しかも新しい温泉だったら綺麗な施設だよね。楽しみ~!」
――早速、お客様1組確保。フィーはてててっとオフィスを駆けまわると他のハンターにも声を掛け始めた。
奇しくも使用期限はホワイトデー。あなたも大切な人を誘って温泉で一休みしてみてはいかがだろうか。
解説
●目的
温泉を楽しみ、その良さの周知に協力する
(基本フリーアタックでございます)
●温泉施設について
通常の硫黄泉と泥湯があります。身体を洗ってからゆっくりご堪能ください。
更衣室は男女別ですが、温泉は混浴。今後利用者が増えれば拡張し、男女別にする予定だそうです。
硫黄泉は透明度が高いですが、泥湯はほとんど真っ白で浸かれば胸元さえも見えません。
でも蔵倫に触れると温泉スタッフに「湯を汚した」と勘付かれ、お帰りルートにされますのでご注意を。
(ちょっとしたボディタッチやキス程度なら描写可能ですが、性的な行為は一切不可です)
ちなみに水着や湯着は貸し出しされますが、持参も可能です。
宿泊施設では個室、ツイン、6名までの中部屋まで用意されています。
まだ部屋の設備も質素ですが利用者が増えれば(以下略)。
なお、部屋での行動は自由ですが、こちらも蔵倫に触れますと――
いつの間にか不思議な力によって問答無用で寝落ちして朝を迎えることになります。
恐るべし、蔵倫。
お料理は最近東方の文化やリアルブルーの日本に触発されたのか、山菜メインの料理が無料で振る舞われます。
お酒を御所望の場合のみ、料金が2000Gほど請求されますのでご了承ください。
●同行NPCについて
ことね桃所有のNPC(只埜、フリーデ、ローザ)はご希望であれば同行可能です。
お誘いさえあればフリーデとローザは馬に乗って現地に行きますので! ええ、最速で!
ちなみにフィーのみ全身に毛が生えている都合上、泥湯に入れない(湯が汚れる)のでお留守番です……。
悲しいです。
温泉を楽しみ、その良さの周知に協力する
(基本フリーアタックでございます)
●温泉施設について
通常の硫黄泉と泥湯があります。身体を洗ってからゆっくりご堪能ください。
更衣室は男女別ですが、温泉は混浴。今後利用者が増えれば拡張し、男女別にする予定だそうです。
硫黄泉は透明度が高いですが、泥湯はほとんど真っ白で浸かれば胸元さえも見えません。
でも蔵倫に触れると温泉スタッフに「湯を汚した」と勘付かれ、お帰りルートにされますのでご注意を。
(ちょっとしたボディタッチやキス程度なら描写可能ですが、性的な行為は一切不可です)
ちなみに水着や湯着は貸し出しされますが、持参も可能です。
宿泊施設では個室、ツイン、6名までの中部屋まで用意されています。
まだ部屋の設備も質素ですが利用者が増えれば(以下略)。
なお、部屋での行動は自由ですが、こちらも蔵倫に触れますと――
いつの間にか不思議な力によって問答無用で寝落ちして朝を迎えることになります。
恐るべし、蔵倫。
お料理は最近東方の文化やリアルブルーの日本に触発されたのか、山菜メインの料理が無料で振る舞われます。
お酒を御所望の場合のみ、料金が2000Gほど請求されますのでご了承ください。
●同行NPCについて
ことね桃所有のNPC(只埜、フリーデ、ローザ)はご希望であれば同行可能です。
お誘いさえあればフリーデとローザは馬に乗って現地に行きますので! ええ、最速で!
ちなみにフィーのみ全身に毛が生えている都合上、泥湯に入れない(湯が汚れる)のでお留守番です……。
悲しいです。
マスターより
こんにちは、ことねです。
今年のホワイトデーは白くドロドロねっとりした温泉で遊んでみませんか(真顔)。
カップルはもちろん、お友達やご家族でレジャー気分で楽しむのも良いでしょう。
師弟や仲間内での慰安旅行も大歓迎です。
ちなみに質問は出発日前日の正午までに質問卓を立てていただけましたら只埜がわかる範囲でお答えします。
それではごゆっくり、おくつろぎください。
今年のホワイトデーは白くドロドロねっとりした温泉で遊んでみませんか(真顔)。
カップルはもちろん、お友達やご家族でレジャー気分で楽しむのも良いでしょう。
師弟や仲間内での慰安旅行も大歓迎です。
ちなみに質問は出発日前日の正午までに質問卓を立てていただけましたら只埜がわかる範囲でお答えします。
それではごゆっくり、おくつろぎください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/31 20:50