ゲスト
(ka0000)
【幻想】永遠の輝きを
マスター:近藤豊

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 不明
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/03/23 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/04/01 22:00
オープニング
父さんが姿を消してどのぐらいの時間が経過したのだろう。
経過日数はシステムでカウントしているが、それも今となっては意味がある事なのか。
時折、自分の生まれてきた意味を考える。
何のために生まれたのか。
何を為すべきなのか。
だが、その考えもすぐに無意味と気付く。
誰も、俺の事を知らないから。
誰も、俺の存在する意味を教えてくれないから。
「戦況は?」
「敵の戦陣が到達。迎撃を開始しました」
ニガヨモギの対抗策を求めてベスタハ遺跡へ赴いたヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)。
神霊樹ライブラリからニガヨモギ対策の情報を入手した部族会議は、研究施設とされていたベスタハの遺跡を発掘。
しかし、その動きを歪虚側が察知。
歪虚はベスタハ遺跡へ侵攻を開始する。
「敵の将は?」
「姿を見せていませんが、時間が経過すれば現れると思われます」
足早に遺跡の奥へと進むヴェルナーの背後を帝国武官が説明しながら付いてくる。
ヴェルナーは予感していた。
このまま時間を浪費すれば、あの『闇黒の魔人』が現れる。手札を確実に握るためには、時間を一秒たりとも無駄にはできない。
「味方が敵の侵攻を抑えている間に目標のオートマトンを確保しなければなりません。オートマトンの何処に?」
「こちらになります」
武官の案内で遺跡の奥へと進むヴェルナー。
遺跡はチュプ大神殿が起動した時のように壁が青白い文様が浮かび上がっている。
この文様のおかげで灯りの類いは必要ない。
(この遺跡は蘇っています。大神殿の起動に呼応したのでしょうか。
だとするなら、下手な破壊行為は慎むべきですね。迎撃システムが作動すればこちらを攻撃してくる恐れもあります)
「ここです」
武官は足を止めた。
そこは行き止まりで、青白い文様が描かれた壁が行く手を遮っている。
「行き止まりですね」
「ですが、こちらをご覧下さい」
武官が指し示した場所には一枚のプレート。
そこには文字が刻まれている。
『この先を進む者に、『誠実』を。
この先を進む者に、『熱情』を。
この先を進む者に、『慈愛』を。
この先を進む者に、『成功』を。
すべてを併せ持つ者が、この地を救う』
プレートの下には数字のボタン。
――記憶にある。
チュプ大神殿でもこのような仕掛けをヴェルナーは目にしていた。
「謎かけですか。それにしてもロマンチックな謎かけですね。ここにいた研究者は最後まで希望を捨てなかった。そんな気がします」
「ヴェルナー様。他の部屋はすべて捜索しましたが、オートマトンは発見できていません。おそらくこの先に目標のオートマトンが眠っています」
武官は断言する。
既に遺跡の捜索が行われているが、オートマトンの発見には至っていない。もし、破壊されているなら、何らかの痕跡は残るはず。それも見つからない以上、誰にも発見されていないと考えるべきだ。
(ふふ、古代文明がニガヨモギ対策として研究を進めていた場所です。厳重に守られてるのは当然ですね)
「ヴェルナー様?」
考えを巡らせていたヴェルナーの顔が緩み、武官は顔を覗き込みながら声をかけた。
古代文明から残された兵器の一つ。
だが、ヴェルナーは何となくこのオートマトンが特別な気がしていた。ホナを共鳴させて結界を構築する能力があるからではない。
もっと何か特別な感情を感じるのだ。
だが、今その事は無視しておこう。
この仕掛けを乗り越え、早々にオートマトンを確保しなれば――。
「この手の仕掛けを得意とするハンターを招集して下さい。他の皆さんは、遺跡に敵が侵入しないように守りを固めるように指示を」
「はっ!」
武官は駆け足で入口の方へと戻っていく。
一人残されたヴェルナーは、青白い文様を浮かび上がらせる壁に視線を向けた。
「さて。古代の叡智に触れるとしましょうか」
●
音声感知……何者かが、近くにいる。
敵? 味方? ……不明。
現時点で施設の破壊活動は未確認。施設内部を探査している……。
破壊活動が確認された段階で、セキュリティレベルの引き上げを許可……。
誰かが、俺を呼び起こそうとしてる?
何もできない、誰も救えない。
無力な俺を――。
経過日数はシステムでカウントしているが、それも今となっては意味がある事なのか。
時折、自分の生まれてきた意味を考える。
何のために生まれたのか。
何を為すべきなのか。
だが、その考えもすぐに無意味と気付く。
誰も、俺の事を知らないから。
誰も、俺の存在する意味を教えてくれないから。
「戦況は?」
「敵の戦陣が到達。迎撃を開始しました」
ニガヨモギの対抗策を求めてベスタハ遺跡へ赴いたヴェルナー・ブロスフェルト(kz0032)。
神霊樹ライブラリからニガヨモギ対策の情報を入手した部族会議は、研究施設とされていたベスタハの遺跡を発掘。
しかし、その動きを歪虚側が察知。
歪虚はベスタハ遺跡へ侵攻を開始する。
「敵の将は?」
「姿を見せていませんが、時間が経過すれば現れると思われます」
足早に遺跡の奥へと進むヴェルナーの背後を帝国武官が説明しながら付いてくる。
ヴェルナーは予感していた。
このまま時間を浪費すれば、あの『闇黒の魔人』が現れる。手札を確実に握るためには、時間を一秒たりとも無駄にはできない。
「味方が敵の侵攻を抑えている間に目標のオートマトンを確保しなければなりません。オートマトンの何処に?」
「こちらになります」
武官の案内で遺跡の奥へと進むヴェルナー。
遺跡はチュプ大神殿が起動した時のように壁が青白い文様が浮かび上がっている。
この文様のおかげで灯りの類いは必要ない。
(この遺跡は蘇っています。大神殿の起動に呼応したのでしょうか。
だとするなら、下手な破壊行為は慎むべきですね。迎撃システムが作動すればこちらを攻撃してくる恐れもあります)
「ここです」
武官は足を止めた。
そこは行き止まりで、青白い文様が描かれた壁が行く手を遮っている。
「行き止まりですね」
「ですが、こちらをご覧下さい」
武官が指し示した場所には一枚のプレート。
そこには文字が刻まれている。
『この先を進む者に、『誠実』を。
この先を進む者に、『熱情』を。
この先を進む者に、『慈愛』を。
この先を進む者に、『成功』を。
すべてを併せ持つ者が、この地を救う』
プレートの下には数字のボタン。
――記憶にある。
チュプ大神殿でもこのような仕掛けをヴェルナーは目にしていた。
「謎かけですか。それにしてもロマンチックな謎かけですね。ここにいた研究者は最後まで希望を捨てなかった。そんな気がします」
「ヴェルナー様。他の部屋はすべて捜索しましたが、オートマトンは発見できていません。おそらくこの先に目標のオートマトンが眠っています」
武官は断言する。
既に遺跡の捜索が行われているが、オートマトンの発見には至っていない。もし、破壊されているなら、何らかの痕跡は残るはず。それも見つからない以上、誰にも発見されていないと考えるべきだ。
(ふふ、古代文明がニガヨモギ対策として研究を進めていた場所です。厳重に守られてるのは当然ですね)
「ヴェルナー様?」
考えを巡らせていたヴェルナーの顔が緩み、武官は顔を覗き込みながら声をかけた。
古代文明から残された兵器の一つ。
だが、ヴェルナーは何となくこのオートマトンが特別な気がしていた。ホナを共鳴させて結界を構築する能力があるからではない。
もっと何か特別な感情を感じるのだ。
だが、今その事は無視しておこう。
この仕掛けを乗り越え、早々にオートマトンを確保しなれば――。
「この手の仕掛けを得意とするハンターを招集して下さい。他の皆さんは、遺跡に敵が侵入しないように守りを固めるように指示を」
「はっ!」
武官は駆け足で入口の方へと戻っていく。
一人残されたヴェルナーは、青白い文様を浮かび上がらせる壁に視線を向けた。
「さて。古代の叡智に触れるとしましょうか」
●
音声感知……何者かが、近くにいる。
敵? 味方? ……不明。
現時点で施設の破壊活動は未確認。施設内部を探査している……。
破壊活動が確認された段階で、セキュリティレベルの引き上げを許可……。
誰かが、俺を呼び起こそうとしてる?
何もできない、誰も救えない。
無力な俺を――。
解説
目的:謎を解いてオートマトンの身柄を確保する。
概要:神霊樹ライブラリから入手した古代文明の情報。そこには古代文明が開発を進めていた対ニガヨモギの兵器についての情報もあった。地中に埋められた鉱石『ホナ』を共鳴させてニガヨモギを無効化する結界を張る。それを制御するオートマトンがベスタハ遺跡に眠っている。ヴェルナーはベスタハ遺跡へ急ぐが、そこには謎の記したプレートがあった。
早く解かなければ歪虚の手が遺跡へ……。
『この先を進む者に、『誠実』を。
この先を進む者に、『熱情』を。
この先を進む者に、『慈愛』を。
この先を進む者に、『成功』を。
すべてを併せ持つ者が、この地を救う』
プレートの下には数字のボタンが並んでいる。
備考:先に進んでもオートマトンがどのような反応を示すか分かりません。敵意が無いことを示す必要があるでしょう。オートマトンとは会話が可能な為、説得を説得を試みるのも一つの手です。オートマトンの思考については本OP、もしくは特設ページのノベルにヒントがございます。
概要:神霊樹ライブラリから入手した古代文明の情報。そこには古代文明が開発を進めていた対ニガヨモギの兵器についての情報もあった。地中に埋められた鉱石『ホナ』を共鳴させてニガヨモギを無効化する結界を張る。それを制御するオートマトンがベスタハ遺跡に眠っている。ヴェルナーはベスタハ遺跡へ急ぐが、そこには謎の記したプレートがあった。
早く解かなければ歪虚の手が遺跡へ……。
『この先を進む者に、『誠実』を。
この先を進む者に、『熱情』を。
この先を進む者に、『慈愛』を。
この先を進む者に、『成功』を。
すべてを併せ持つ者が、この地を救う』
プレートの下には数字のボタンが並んでいる。
備考:先に進んでもオートマトンがどのような反応を示すか分かりません。敵意が無いことを示す必要があるでしょう。オートマトンとは会話が可能な為、説得を説得を試みるのも一つの手です。オートマトンの思考については本OP、もしくは特設ページのノベルにヒントがございます。
マスターより
近藤豊です。
幻想第三弾をお送り致します。部族会議に残された鍵、それがベスタハ遺跡のオートマトンです。歪虚の攻撃を退けてオートマトンの身柄を確保する事が重要になります。オートマトンと出会うためには示された謎に答えなければなりません。なお、同時期リリースの他シナリオもチェックお願いします。特に猫又SSDの依頼とは密接な関係にあります。
それでは、塩ちゃんこを肴にお待ちしてます。
幻想第三弾をお送り致します。部族会議に残された鍵、それがベスタハ遺跡のオートマトンです。歪虚の攻撃を退けてオートマトンの身柄を確保する事が重要になります。オートマトンと出会うためには示された謎に答えなければなりません。なお、同時期リリースの他シナリオもチェックお願いします。特に猫又SSDの依頼とは密接な関係にあります。
それでは、塩ちゃんこを肴にお待ちしてます。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/03/27 17:22
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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大神殿の謎を解け!【相談卓】 エアルドフリス(ka1856) 人間(クリムゾンウェスト)|30才|男性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/03/23 14:48:52 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/03/19 18:52:01 |