ゲスト
(ka0000)
【王戦】傲慢に降伏した村
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/03/28 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/04/11 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●犯罪者の隠れ里
とあるハンターオフィスに張られた依頼。
それは犯罪者共の隠れ里を壊滅させるという内容だった。
「王国騎士団は傲慢歪虚との戦いに集中していますし、衛兵も守ることで精一杯で、犯罪集団の拠点を攻めている余裕はないのです」
そんな風に受付嬢が説明する。
カウンターの上に置かれた資料には、犯罪集団が引き起こした凶悪犯罪の数々が記してあった。
強盗や誘拐、殺人……歪虚の仕業と見せかけて犯罪を行っているケースもある。
「……残念ですが、こんな世界情勢の中でも、極悪人は極悪人のようです」
両肩を落として受付嬢は言った。
世界破滅の危機が迫っている……それなのに、人は一つになりきれない。
「依頼内容としては、目標となる隠れ里を壊滅させればいいです。抵抗した者の生死は問いませんし、捕縛して法の裁きを受けさせる事もできます」
ハンター達の後に王国兵の一隊が検分に出向くという事なので、里の者を多数捕縛しても、ハンター達が連れて帰る必要はない。
誘拐された幼い子供もいるかもしれないと資料には書かれていた。
「不安なのは、王国西部で傲慢歪虚の動きが活発化している事にありますので、ご注意頂ければと思います」
場合によっては傲慢歪虚との遭遇戦もあり得るという事だろう。
そして、その不安は的中する事になるとは、この時、誰も思わなかった。
●王国西部のとある場所
ハルトフォートを舞台とした攻防戦が続いている頃、王国西部では傲慢歪虚であるミュール(kz0259)が着実に兵力を召喚していた。
「もっともっと、いっぱい呼ばないとね、ミュール」
「うん。そう思うよ、ミュール」
「ミュール、頑張りますぅ」
幾人もの分体が跳ねるように飛び回っている。
簡易版ゲートというべき立札に【変容】し、幼女達は自己の存在と引き換えにして兵力を呼んでいるのだ。
全ては、傲慢の王であるイヴ様の為――。
「ねぇねぇ、ミュール。聞いた? ここからちょっと離れた場所に、小さい村があるんだって」
「え? なになに、それ?」
「その村の住民がね、降伏してきたの」
「ふーん。良いと思うよ。だって、イヴ様はお許しになるもん」
集合場所付近は人里から離れている。そうでなければ、兵力を集合させるのは難しい事だっただろう。
それでも、完全に人間と接しないという事はない。ここは王国領内なのだ。だから、集合場所から程ほどの距離の所に村があっても不思議でもない。
「ミュール、見てきてよ。その村」
「忙しいんだけどな~」
口を尖らせながら、一人の分体がドレスの裾を揺らしながら飛んだ。
降伏すると言っておきながら、罠の可能性もあるし、村を確認する必要はあるのだ。
●降伏した村にて
ミュールが到着した時、村では武装解除がされていた。
剣や槍、弓矢といったものがシートの上に並べられている。
「思ったより、沢山だね~」
興味津々に武器をみつめるミュール。
そこに、先に現地入りしていた傲慢歪虚がやって来た。ミュールの立札から出現した歪虚ではない。
「誰かと思ったらミュールの使いか。何の用だ?」
「何の用って、ミュールが来ちゃいけないの?」
「聞いているのは我だ。答えないのであれば邪魔だから消えろ」
その傲慢歪虚は煌びやかな衣服のようなものに身を包んだ人型の姿をしていた。
豊満な胸のラインに沿って宝石が散りばめられ、やはり、眩しい装飾がされたベルトが、キュっとくびれを強調している。
真っ白な肌。背には禍々しい黒い翼。整った顔立ちは、自分が高貴な存在だと主張しているようだった。
「集合の邪魔になるようなら、壊しちゃうからだよ!」
「そんな所に集合場所を作ったミュールが悪い。この村は、とても有益な村なのだ」
「うーん……どんな風に?」
首を傾げたミュールに傲慢歪虚は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「ここは人間共の悪人が集まった村だ。恐喝・強盗・誘拐・略奪・殺人……何でもありだ」
一応、村には長がおり、一定のルールは設けられているようだが、それ以外は自由だった。
人里離れた場所に村が存在していたのも、為政者に見つからないようにした為だろう。
その時、二体の歪虚の傍を、滴る真っ赤な血を残して一台の荷車が抜けていった。
「なにあれ?」
「村の決め事に反対した者や、堕落者にしても戦力にならないガキを処分した」
どこか村はずれに捨てられにいく所だったのだろうか。
ミュールも子供な姿だが、それよりも小さい子の、小さい手が肉塊の中から見えていた。
「…………分かったよ。ミュールね、この村を壊すね」
「は? 何言ってるんだ。戦力になるのだぞ」
全員を堕落者にすれば、それなりの戦力にはなるだろう。
しかも使い捨てにしたって構わないのだ。
しかし、ミュールはそんな事は気にしなかった。戦力など、もともと、溢れるほどあるのだから。
「だって、勝手に処分したよね。この村はイヴ様に降伏したんだから、全部、イヴ様のものだよ!」
「全くもって意味不明だな。お前が村を壊すというのも勝手な行動だろ」
「違うよ。だって、ミュールの行動はぜーんぶ、イヴ様のためだもん!」
負のマテリアルを噴出させてミュールは叫ぶ。
それを交戦意思と傲慢歪虚は受け取ったようだった。
「分体如きが、我に勝てると? お前を喰らってやるわ!」
そんなやり取りがされている、まさにその時、ハンター達は村に到着したのであった――。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●犯罪者の隠れ里
とあるハンターオフィスに張られた依頼。
それは犯罪者共の隠れ里を壊滅させるという内容だった。
「王国騎士団は傲慢歪虚との戦いに集中していますし、衛兵も守ることで精一杯で、犯罪集団の拠点を攻めている余裕はないのです」
そんな風に受付嬢が説明する。
カウンターの上に置かれた資料には、犯罪集団が引き起こした凶悪犯罪の数々が記してあった。
強盗や誘拐、殺人……歪虚の仕業と見せかけて犯罪を行っているケースもある。
「……残念ですが、こんな世界情勢の中でも、極悪人は極悪人のようです」
両肩を落として受付嬢は言った。
世界破滅の危機が迫っている……それなのに、人は一つになりきれない。
「依頼内容としては、目標となる隠れ里を壊滅させればいいです。抵抗した者の生死は問いませんし、捕縛して法の裁きを受けさせる事もできます」
ハンター達の後に王国兵の一隊が検分に出向くという事なので、里の者を多数捕縛しても、ハンター達が連れて帰る必要はない。
誘拐された幼い子供もいるかもしれないと資料には書かれていた。
「不安なのは、王国西部で傲慢歪虚の動きが活発化している事にありますので、ご注意頂ければと思います」
場合によっては傲慢歪虚との遭遇戦もあり得るという事だろう。
そして、その不安は的中する事になるとは、この時、誰も思わなかった。
●王国西部のとある場所
ハルトフォートを舞台とした攻防戦が続いている頃、王国西部では傲慢歪虚であるミュール(kz0259)が着実に兵力を召喚していた。
「もっともっと、いっぱい呼ばないとね、ミュール」
「うん。そう思うよ、ミュール」
「ミュール、頑張りますぅ」
幾人もの分体が跳ねるように飛び回っている。
簡易版ゲートというべき立札に【変容】し、幼女達は自己の存在と引き換えにして兵力を呼んでいるのだ。
全ては、傲慢の王であるイヴ様の為――。
「ねぇねぇ、ミュール。聞いた? ここからちょっと離れた場所に、小さい村があるんだって」
「え? なになに、それ?」
「その村の住民がね、降伏してきたの」
「ふーん。良いと思うよ。だって、イヴ様はお許しになるもん」
集合場所付近は人里から離れている。そうでなければ、兵力を集合させるのは難しい事だっただろう。
それでも、完全に人間と接しないという事はない。ここは王国領内なのだ。だから、集合場所から程ほどの距離の所に村があっても不思議でもない。
「ミュール、見てきてよ。その村」
「忙しいんだけどな~」
口を尖らせながら、一人の分体がドレスの裾を揺らしながら飛んだ。
降伏すると言っておきながら、罠の可能性もあるし、村を確認する必要はあるのだ。
●降伏した村にて
ミュールが到着した時、村では武装解除がされていた。
剣や槍、弓矢といったものがシートの上に並べられている。
「思ったより、沢山だね~」
興味津々に武器をみつめるミュール。
そこに、先に現地入りしていた傲慢歪虚がやって来た。ミュールの立札から出現した歪虚ではない。
「誰かと思ったらミュールの使いか。何の用だ?」
「何の用って、ミュールが来ちゃいけないの?」
「聞いているのは我だ。答えないのであれば邪魔だから消えろ」
その傲慢歪虚は煌びやかな衣服のようなものに身を包んだ人型の姿をしていた。
豊満な胸のラインに沿って宝石が散りばめられ、やはり、眩しい装飾がされたベルトが、キュっとくびれを強調している。
真っ白な肌。背には禍々しい黒い翼。整った顔立ちは、自分が高貴な存在だと主張しているようだった。
「集合の邪魔になるようなら、壊しちゃうからだよ!」
「そんな所に集合場所を作ったミュールが悪い。この村は、とても有益な村なのだ」
「うーん……どんな風に?」
首を傾げたミュールに傲慢歪虚は不敵な笑みを浮かべて答えた。
「ここは人間共の悪人が集まった村だ。恐喝・強盗・誘拐・略奪・殺人……何でもありだ」
一応、村には長がおり、一定のルールは設けられているようだが、それ以外は自由だった。
人里離れた場所に村が存在していたのも、為政者に見つからないようにした為だろう。
その時、二体の歪虚の傍を、滴る真っ赤な血を残して一台の荷車が抜けていった。
「なにあれ?」
「村の決め事に反対した者や、堕落者にしても戦力にならないガキを処分した」
どこか村はずれに捨てられにいく所だったのだろうか。
ミュールも子供な姿だが、それよりも小さい子の、小さい手が肉塊の中から見えていた。
「…………分かったよ。ミュールね、この村を壊すね」
「は? 何言ってるんだ。戦力になるのだぞ」
全員を堕落者にすれば、それなりの戦力にはなるだろう。
しかも使い捨てにしたって構わないのだ。
しかし、ミュールはそんな事は気にしなかった。戦力など、もともと、溢れるほどあるのだから。
「だって、勝手に処分したよね。この村はイヴ様に降伏したんだから、全部、イヴ様のものだよ!」
「全くもって意味不明だな。お前が村を壊すというのも勝手な行動だろ」
「違うよ。だって、ミュールの行動はぜーんぶ、イヴ様のためだもん!」
負のマテリアルを噴出させてミュールは叫ぶ。
それを交戦意思と傲慢歪虚は受け取ったようだった。
「分体如きが、我に勝てると? お前を喰らってやるわ!」
そんなやり取りがされている、まさにその時、ハンター達は村に到着したのであった――。
解説
●目的
犯罪者集団の拠点壊滅
●内容
傲慢歪虚の脅威を排除しつつ、犯罪者集団の拠点を壊滅させる
●犯罪者集団の村
山中の開けた場所に造られた30戸程の小さい村で犯罪者の一党が80人程度住む(子供など含む)
また、誘拐・拉致された人質や奴隷状態の一般人が10人程いる
・村イメージ(1マスおおよそ10スクエア前後)
ABCDEFGHIJ
1□□□□□□□□□□
2森森塀塀□塀塀塀林林
3森森□◇□◇□塀林林
4森森◇□◇□◇塀林林
5森森□◇□◇□塀林林
6森森◇□◇□□塀林林
7森森塀□塀□★塀林林
8森森塀◆□□◎塀林林
9崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖
※ハンター初期位置は『1』の列のどこからでも
塀:高さ2m程のレンガ壁
◇:住居群
◆:(PL情報)奴隷小屋⇒10人程監禁されている
◎:村長宅
★:歪虚達がいる広場
崖:断崖絶壁(判定上の理由により侵入不可)
●敵勢力
傲慢美女
豪華な装飾品に身を包んだ美女の姿をしている人型の傲慢歪虚
ミュール(kz0259)の分体
ハンターを積極的に狙う理由はなく、村を破壊すれば撤退します
実力的には傲慢美女に劣るものの奥の手として【変容】による立札⇒傲慢歪虚召喚が可能
その場合、分体としての存在は消滅し、召喚された傲慢歪虚は敵味方関係なく戦う
堕落者共 30人前後
真っ先に堕落者となった者達。能力的には駆け出し覚醒者と同等。傲慢に属する。
犯罪者共 30人前後
獲物を手にしてハンター達に襲い掛かってくるチンピラ程度の人間。歪虚とは未契約
●その他
犯罪者達の生死は問いません(法的には極刑は免れなく、また捕縛した場合、逃亡の恐れもあります)
依頼では人命救助は含まれていませんが、要保護対象を発見した場合、保護する事を期待されています
明らかになっていない人数は既に全員が殺されています(オープニングにある通り)
質問卓にはミュールが分かる範囲で答えてくれます(回答は正しいとも適切とも限りません)
犯罪者集団の拠点壊滅
●内容
傲慢歪虚の脅威を排除しつつ、犯罪者集団の拠点を壊滅させる
●犯罪者集団の村
山中の開けた場所に造られた30戸程の小さい村で犯罪者の一党が80人程度住む(子供など含む)
また、誘拐・拉致された人質や奴隷状態の一般人が10人程いる
・村イメージ(1マスおおよそ10スクエア前後)
ABCDEFGHIJ
1□□□□□□□□□□
2森森塀塀□塀塀塀林林
3森森□◇□◇□塀林林
4森森◇□◇□◇塀林林
5森森□◇□◇□塀林林
6森森◇□◇□□塀林林
7森森塀□塀□★塀林林
8森森塀◆□□◎塀林林
9崖崖崖崖崖崖崖崖崖崖
※ハンター初期位置は『1』の列のどこからでも
塀:高さ2m程のレンガ壁
◇:住居群
◆:(PL情報)奴隷小屋⇒10人程監禁されている
◎:村長宅
★:歪虚達がいる広場
崖:断崖絶壁(判定上の理由により侵入不可)
●敵勢力
傲慢美女
豪華な装飾品に身を包んだ美女の姿をしている人型の傲慢歪虚
ミュール(kz0259)の分体
ハンターを積極的に狙う理由はなく、村を破壊すれば撤退します
実力的には傲慢美女に劣るものの奥の手として【変容】による立札⇒傲慢歪虚召喚が可能
その場合、分体としての存在は消滅し、召喚された傲慢歪虚は敵味方関係なく戦う
堕落者共 30人前後
真っ先に堕落者となった者達。能力的には駆け出し覚醒者と同等。傲慢に属する。
犯罪者共 30人前後
獲物を手にしてハンター達に襲い掛かってくるチンピラ程度の人間。歪虚とは未契約
●その他
犯罪者達の生死は問いません(法的には極刑は免れなく、また捕縛した場合、逃亡の恐れもあります)
依頼では人命救助は含まれていませんが、要保護対象を発見した場合、保護する事を期待されています
明らかになっていない人数は既に全員が殺されています(オープニングにある通り)
質問卓にはミュールが分かる範囲で答えてくれます(回答は正しいとも適切とも限りません)
マスターより
●挨拶
おはようございます! AdivMSの赤山です。まだ花粉が辛いです。
●攻略のヒント
限りある戦力をどう振り分けるか……適材適所で臨めるか、がポイントでしょうか。
当然の事ながら、傲慢との戦闘は、その特殊能力に対しての備えは必須です!
危険フラグ付きであります。作戦の致命的なミス、装備やスキルの不足などは重大な結果に繋がると心して下さい。
おはようございます! AdivMSの赤山です。まだ花粉が辛いです。
●攻略のヒント
限りある戦力をどう振り分けるか……適材適所で臨めるか、がポイントでしょうか。
当然の事ながら、傲慢との戦闘は、その特殊能力に対しての備えは必須です!
危険フラグ付きであります。作戦の致命的なミス、装備やスキルの不足などは重大な結果に繋がると心して下さい。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/04/01 20:17
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/03/26 17:21:27 |
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【相談卓】傲慢に降伏した村にて Uisca=S=Amhran(ka0754) エルフ|17才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2019/03/28 02:11:04 |