ゲスト
(ka0000)
龍園のフェレ、春の散歩?
マスター:狐野径

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在5人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/03/26 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/04/09 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●フェレットと花
龍園の自宅にて、ラカ・ベルフはペットのフェレット・モニを遊ばせていた。丸めた靴下を放り投げると楽しそうに運んでいく。
「ある程度重さがある方が運ぶようですわね」
ラカはモニの隠し場所から靴下を回収しようとすると、モニは見ている。
「……私が遊んであげていると思っているのは実は幻想で、モニにとってみれば『あそこから靴下を取るのが楽しいに違いない』だったら……」
ラカはモニを見つめるが、モニは特に語らない。
「ところで、フェレットの飼い方という本を見たのですが……結構、外出もできるそうですね」
紐をつけておけば逃亡防止となるという。
「雪でも遊ぶそうですわ……まだ、雪ありますが……」
普段考えが少ないと思われているラカでも考えた、たぶん、フェレットも耐えられる寒さと言うのがあるに違いないと。以前逃げたとき、無事だったのはたまたまであり、下手をすれば凍死するかもしれない。
「花と写真を撮るというのがあるそうですわね」
花を愛でるフェレットは可愛いかもしれない。魔導カメラは手元にある。試しにモニを撮ったことがあったが、謎の物体または部屋の一角が撮れただけだった。
「……花……ですの……」
龍園は寒い。
本人は普通と思ってきていたが、相当寒いということが分かってきた。
春が来るのはいつなのか。
来ているという話もあるけれども、花が咲く暖かさではない。
寒くても咲くという花はあろうとも、たぶん、違う。モニ用ではない。モニが愛で、モニを引き立てる美しさや可憐さはないだろうとラカは理解した。
「……探してみます? 春」
ラカはなんとなくモニに話しかける。
モニは「行くよ」と言ったに違いないとラカは勝手に思った。
寒くて嫌だと思っただけかもしれないがラカは考えないことにした。
そして、きちんとモニ用の防寒具を用意し、ラカは出かけることにしたのだった。
●春は遠いか近いのか?
針葉樹林をとぼとぼラカは歩く。この場所は、寒かった。吐く息は白くなる。
池に氷も張っていた。
雪も積もっている。
「春はまだです……わね」
ラカはモニを下ろす。
モニには靴も履かせている。手引書に靴を履かせるとはなかったが、さすがに氷の上に肉球はまずかろうと考えた。
モニは地面の匂いを嗅ぎ、周囲の匂いを嗅ぎ、雪をなめて跳ねた。靴が邪魔で転ぶ。靴を脱ごうと必死になっていた。
「……やはり、苦手ですの? 雪をどう思ったのでしょう?」
モニはラカのコートに飛びかかった。後ろ足で立って、前足でコートをつかもうとしたが、靴で何もできない。ひっくり返り暴れる。
「だっこですわね」
ラカはのほほんと抱き上げた。ラカの肩に前足を載せたモニはほっとしていた。
「ホワイトデーとは結局なんだったのでしょうか?」
ラカはハンターの間で聞いた言葉を思い出して首を傾げた。
「白い日ですわね」
目の前にある景色は白いと言って過言ではない。
「……まさかっ! 寒さ、我慢大会でしょうか!?」
言った直後、違うと考えたが、ハンターや西方の人が考えることはわからない。
「のんびりするのでもいいんですわね……寒いですわね……」
ラカはぼんやり風景を見渡した。ホワイトデーも春もひとまずどうでもよくなった。
●フェレットと花
龍園の自宅にて、ラカ・ベルフはペットのフェレット・モニを遊ばせていた。丸めた靴下を放り投げると楽しそうに運んでいく。
「ある程度重さがある方が運ぶようですわね」
ラカはモニの隠し場所から靴下を回収しようとすると、モニは見ている。
「……私が遊んであげていると思っているのは実は幻想で、モニにとってみれば『あそこから靴下を取るのが楽しいに違いない』だったら……」
ラカはモニを見つめるが、モニは特に語らない。
「ところで、フェレットの飼い方という本を見たのですが……結構、外出もできるそうですね」
紐をつけておけば逃亡防止となるという。
「雪でも遊ぶそうですわ……まだ、雪ありますが……」
普段考えが少ないと思われているラカでも考えた、たぶん、フェレットも耐えられる寒さと言うのがあるに違いないと。以前逃げたとき、無事だったのはたまたまであり、下手をすれば凍死するかもしれない。
「花と写真を撮るというのがあるそうですわね」
花を愛でるフェレットは可愛いかもしれない。魔導カメラは手元にある。試しにモニを撮ったことがあったが、謎の物体または部屋の一角が撮れただけだった。
「……花……ですの……」
龍園は寒い。
本人は普通と思ってきていたが、相当寒いということが分かってきた。
春が来るのはいつなのか。
来ているという話もあるけれども、花が咲く暖かさではない。
寒くても咲くという花はあろうとも、たぶん、違う。モニ用ではない。モニが愛で、モニを引き立てる美しさや可憐さはないだろうとラカは理解した。
「……探してみます? 春」
ラカはなんとなくモニに話しかける。
モニは「行くよ」と言ったに違いないとラカは勝手に思った。
寒くて嫌だと思っただけかもしれないがラカは考えないことにした。
そして、きちんとモニ用の防寒具を用意し、ラカは出かけることにしたのだった。
●春は遠いか近いのか?
針葉樹林をとぼとぼラカは歩く。この場所は、寒かった。吐く息は白くなる。
池に氷も張っていた。
雪も積もっている。
「春はまだです……わね」
ラカはモニを下ろす。
モニには靴も履かせている。手引書に靴を履かせるとはなかったが、さすがに氷の上に肉球はまずかろうと考えた。
モニは地面の匂いを嗅ぎ、周囲の匂いを嗅ぎ、雪をなめて跳ねた。靴が邪魔で転ぶ。靴を脱ごうと必死になっていた。
「……やはり、苦手ですの? 雪をどう思ったのでしょう?」
モニはラカのコートに飛びかかった。後ろ足で立って、前足でコートをつかもうとしたが、靴で何もできない。ひっくり返り暴れる。
「だっこですわね」
ラカはのほほんと抱き上げた。ラカの肩に前足を載せたモニはほっとしていた。
「ホワイトデーとは結局なんだったのでしょうか?」
ラカはハンターの間で聞いた言葉を思い出して首を傾げた。
「白い日ですわね」
目の前にある景色は白いと言って過言ではない。
「……まさかっ! 寒さ、我慢大会でしょうか!?」
言った直後、違うと考えたが、ハンターや西方の人が考えることはわからない。
「のんびりするのでもいいんですわね……寒いですわね……」
ラカはぼんやり風景を見渡した。ホワイトデーも春もひとまずどうでもよくなった。
解説
ハンターは通りすがりという体裁。
とりあえず、散歩がてら寒さを堪能する、春が来ているのか探してみる、など。
とある一日。
●ラカ・ベルフ
龍園在住の神官。歪虚を見ると殴りかかるという一面があるけれど、今回は関係なく。とりあえず、魔導カメラは持参。
依頼の最中で拾ったフェレット(白系)をペットとして飼う。名前はモニ。
●現場
針葉樹林。その横は厚い氷の張った池や原っぱ。
池の下に魚がいるかは不明。
氷に近い雪はある。
●できそうなこと
煮炊き。
氷の像を作る。
カマクラのような物を作る。
ペットとのんびりと過ごす、など。
●同行者
同行者がいらっしゃる場合は、名前とIDを記載いただくと迷子になりませんのでお手間ですがよろしくお願いします。
とりあえず、散歩がてら寒さを堪能する、春が来ているのか探してみる、など。
とある一日。
●ラカ・ベルフ
龍園在住の神官。歪虚を見ると殴りかかるという一面があるけれど、今回は関係なく。とりあえず、魔導カメラは持参。
依頼の最中で拾ったフェレット(白系)をペットとして飼う。名前はモニ。
●現場
針葉樹林。その横は厚い氷の張った池や原っぱ。
池の下に魚がいるかは不明。
氷に近い雪はある。
●できそうなこと
煮炊き。
氷の像を作る。
カマクラのような物を作る。
ペットとのんびりと過ごす、など。
●同行者
同行者がいらっしゃる場合は、名前とIDを記載いただくと迷子になりませんのでお手間ですがよろしくお願いします。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
最近、のほほん担当になっているラカ・ベルフ。龍園の外は興味ないはずが、徐々に何かが変わってきています。
フェレット用の靴ってどこから入手したのか、履かせて大丈夫なのかというのは……フィクションなのでご了承くださいませ。
よろしくお願いします。
最近、のほほん担当になっているラカ・ベルフ。龍園の外は興味ないはずが、徐々に何かが変わってきています。
フェレット用の靴ってどこから入手したのか、履かせて大丈夫なのかというのは……フィクションなのでご了承くださいませ。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/04/04 16:49