ゲスト
(ka0000)
【AP】レフト・ナイトメア
マスター:三田村 薫

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~4人
- サポート
- 現在0人 / 0~4人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/04/04 15:00
- リプレイ完成予定
- 2019/04/18 15:00
オープニング
※このシナリオは夢シナリオです。オープニングは架空のものであり、ゲームの世界観に一切影響を与えません。
●悪夢講座
「あら、目を覚ましたのね」
あなたたちが目を開けると、少女の声がしました。あなたたちは椅子に座っており、居眠りの様な状態でいたようです。簡単な教室の様に、ぐるりと半円状に椅子が並べられており、教師の位置に少女が座っていました。長い茶髪に金色の瞳、黄土色のワンピース、八歳くらいの少女です。
「あなたたちは今、悪夢の中にいるわ。あなたたちの悪夢じゃない。別の人たちの悪夢よ。その夢の中で、あなたたちが怪物になるの」
少女は楽しげに、しかし淡々と語ります。
「さあ、誰か選んで、その人を恐怖のどん底に突き落としなさい」
「あ、あの……」
その時、一人の男性が手を挙げました。少々目から正気が減っているような感じです。
「何かしら?」
「そそそそそそのですね……へへ……CJたんの悪夢に登場して、きっききき君はボキのハニーなんだよ……として幸せに暮らすのはありでしょうか? CJたんと悪夢のラブラブ逃避行を……」
そこまで言った瞬間でした。上から、クレーンの様に蜘蛛が降りてきて、その男の頭を掴んで吊り上げます。
「ギッ! ギャア! たたたたたたすけて!!!!」
そのまま、悲鳴は遠のいて行きました。少女は鼻を鳴らします。
「くだらないわ。悪夢の怪物だと言ったでしょう。あなたたちはその人とどんな関係であろうと、恐怖のどん底に突き落とすの」
少女はそう言い放つと、立ち上がります。するとどうでしょう。その後ろには、先ほどまでなかったいくつかの扉があるではないですか。あなたたちは、その扉の向こうに、自分が恐怖のどん底に突き落としたい人がいるのだと確信しました。
「人によってはただ逃げるだけじゃなくて、抵抗してくるかもしれない。でも、悪夢の主導権はこちらにあるから、あなたたちを傷つけるなんてできないわ。じわじわといたぶっても良いし、初手から追い込んでも良い。センスのある恐怖を創り出して頂戴ね」
それから彼女はくすりと笑いました。
「まあ、優しくしたところで、それを向こうが理解するかは別だわね。怯えられても泣いたら駄目よ?」
●悪夢のラブラブ逃避行(単騎)
C.J.(kz273)は廃病院の中を走っている。後ろから、知った顔の、けれど知らない人が追ってくる。
「おい! ストップ! 止まれ! それ以上寄るんじゃない!」
彼の顔には怯えの表情が浮かんでいる。追っ手は確かに自分の知っている人に見えるが、C.J.の知っている表情をしていない。お前は誰だ、と言う言葉が喉まで出かかったが、それを言ってしまうと、終わりのない悪夢に囚われそうで。
やがて、追っ手の指が彼の襟首を掴んだ。振り切れずに廊下に倒れ込む。
「や……やだ……助けて……たすけて……」
彼は這って逃げようとするが、それは適わない。
「たすけて」
●呼ぶ声
ナンシーは廊下の曲がり角で息を潜めている。
(絶対におかしい。あれはあの人の皮を被った何者か……VOIDか?)
彼女はライフルの弾丸を装填した。そっと覗き込むと、その人は暗い廊下で、自分の名前を呼んで歩いている。スコープを覗き、頭に向けて一発撃った。確かな手応え。
(やった!)
しかし、頭が破裂した様子はなかった。そのまま、何事もなかったかのように、また自分の名前を呼んで歩き出す。
理解が追いつかなくなった彼女は暴挙に出た。廊下に飛び出すと、全ての弾丸を相手に叩き込んだのだ。
「ナンシー」
全て命中したはずなのに、相手はまだ生きている。それどころか微動だにしない。ナンシーが信じられない思いで銃口を下げると、強い力で吹き飛ばされた。そのまま、廊下の行き止まりにぶち当たる。背中を打って、一瞬、呼吸が止まった。
「う……」
やがて相手は追いついた。じっと、自分を見下ろしている。
「……誰?」
●諦める勇気
「僕は、あなたは話せばわかる方だと思っています」
アルトゥーロはメイスを握りしめたまま相手に訴えかけた。
「話せばわかります。なんでそんなに歪虚みたいな雰囲気を出しているのかはわかりません。悩みがおありなら、僕も一緒に考えましょう。ですから、まずは落ち着いてください」
そんな言葉で止まるような相手でないことを、本能で察している。全身から汗が噴き出している。どうあっても、自分が助からないことをわかっている。下手に戦えることは残酷である。何も諦められない。
神よ、僕にこの事実を受け入れる勇気をお与えください。
●黄泉戸喫
「やだー!!!!」
平坂みことは、叩き続けられる個室のドアに向かって叫んだ。知っているようで知らない人をまいたと思ったが、どう見付けたものか、彼女がこの個室に隠れていることを突き止めたらしい。最初は小さなノックだった。息を呑んだのが聞こえてしまったのだろうか。確信するようにドアはノックされ続け、段々強くなっていく。恐怖が臨界点に達して、彼女は泣き叫んだ。
「あっち行って! どっか行ってよ!!!」
喉を痛めながら叫び続ける。ドアが破られたら、とても恐ろしいことが起こるとわかっているのに、ドアから目を離すことができない。
(リアルブルーに帰りたい)
「やだぁ……」
(やっぱり、ヨモツヘグイとか言わないで覚醒者になっておけば良かった)
後悔先に立たず。
●悪夢講座
「あら、目を覚ましたのね」
あなたたちが目を開けると、少女の声がしました。あなたたちは椅子に座っており、居眠りの様な状態でいたようです。簡単な教室の様に、ぐるりと半円状に椅子が並べられており、教師の位置に少女が座っていました。長い茶髪に金色の瞳、黄土色のワンピース、八歳くらいの少女です。
「あなたたちは今、悪夢の中にいるわ。あなたたちの悪夢じゃない。別の人たちの悪夢よ。その夢の中で、あなたたちが怪物になるの」
少女は楽しげに、しかし淡々と語ります。
「さあ、誰か選んで、その人を恐怖のどん底に突き落としなさい」
「あ、あの……」
その時、一人の男性が手を挙げました。少々目から正気が減っているような感じです。
「何かしら?」
「そそそそそそのですね……へへ……CJたんの悪夢に登場して、きっききき君はボキのハニーなんだよ……として幸せに暮らすのはありでしょうか? CJたんと悪夢のラブラブ逃避行を……」
そこまで言った瞬間でした。上から、クレーンの様に蜘蛛が降りてきて、その男の頭を掴んで吊り上げます。
「ギッ! ギャア! たたたたたたすけて!!!!」
そのまま、悲鳴は遠のいて行きました。少女は鼻を鳴らします。
「くだらないわ。悪夢の怪物だと言ったでしょう。あなたたちはその人とどんな関係であろうと、恐怖のどん底に突き落とすの」
少女はそう言い放つと、立ち上がります。するとどうでしょう。その後ろには、先ほどまでなかったいくつかの扉があるではないですか。あなたたちは、その扉の向こうに、自分が恐怖のどん底に突き落としたい人がいるのだと確信しました。
「人によってはただ逃げるだけじゃなくて、抵抗してくるかもしれない。でも、悪夢の主導権はこちらにあるから、あなたたちを傷つけるなんてできないわ。じわじわといたぶっても良いし、初手から追い込んでも良い。センスのある恐怖を創り出して頂戴ね」
それから彼女はくすりと笑いました。
「まあ、優しくしたところで、それを向こうが理解するかは別だわね。怯えられても泣いたら駄目よ?」
●悪夢のラブラブ逃避行(単騎)
C.J.(kz273)は廃病院の中を走っている。後ろから、知った顔の、けれど知らない人が追ってくる。
「おい! ストップ! 止まれ! それ以上寄るんじゃない!」
彼の顔には怯えの表情が浮かんでいる。追っ手は確かに自分の知っている人に見えるが、C.J.の知っている表情をしていない。お前は誰だ、と言う言葉が喉まで出かかったが、それを言ってしまうと、終わりのない悪夢に囚われそうで。
やがて、追っ手の指が彼の襟首を掴んだ。振り切れずに廊下に倒れ込む。
「や……やだ……助けて……たすけて……」
彼は這って逃げようとするが、それは適わない。
「たすけて」
●呼ぶ声
ナンシーは廊下の曲がり角で息を潜めている。
(絶対におかしい。あれはあの人の皮を被った何者か……VOIDか?)
彼女はライフルの弾丸を装填した。そっと覗き込むと、その人は暗い廊下で、自分の名前を呼んで歩いている。スコープを覗き、頭に向けて一発撃った。確かな手応え。
(やった!)
しかし、頭が破裂した様子はなかった。そのまま、何事もなかったかのように、また自分の名前を呼んで歩き出す。
理解が追いつかなくなった彼女は暴挙に出た。廊下に飛び出すと、全ての弾丸を相手に叩き込んだのだ。
「ナンシー」
全て命中したはずなのに、相手はまだ生きている。それどころか微動だにしない。ナンシーが信じられない思いで銃口を下げると、強い力で吹き飛ばされた。そのまま、廊下の行き止まりにぶち当たる。背中を打って、一瞬、呼吸が止まった。
「う……」
やがて相手は追いついた。じっと、自分を見下ろしている。
「……誰?」
●諦める勇気
「僕は、あなたは話せばわかる方だと思っています」
アルトゥーロはメイスを握りしめたまま相手に訴えかけた。
「話せばわかります。なんでそんなに歪虚みたいな雰囲気を出しているのかはわかりません。悩みがおありなら、僕も一緒に考えましょう。ですから、まずは落ち着いてください」
そんな言葉で止まるような相手でないことを、本能で察している。全身から汗が噴き出している。どうあっても、自分が助からないことをわかっている。下手に戦えることは残酷である。何も諦められない。
神よ、僕にこの事実を受け入れる勇気をお与えください。
●黄泉戸喫
「やだー!!!!」
平坂みことは、叩き続けられる個室のドアに向かって叫んだ。知っているようで知らない人をまいたと思ったが、どう見付けたものか、彼女がこの個室に隠れていることを突き止めたらしい。最初は小さなノックだった。息を呑んだのが聞こえてしまったのだろうか。確信するようにドアはノックされ続け、段々強くなっていく。恐怖が臨界点に達して、彼女は泣き叫んだ。
「あっち行って! どっか行ってよ!!!」
喉を痛めながら叫び続ける。ドアが破られたら、とても恐ろしいことが起こるとわかっているのに、ドアから目を離すことができない。
(リアルブルーに帰りたい)
「やだぁ……」
(やっぱり、ヨモツヘグイとか言わないで覚醒者になっておけば良かった)
後悔先に立たず。
解説
Q.OPに出てきたCJ狙いの男誰?
A.誰でもないモブおじさんです。
●目的
ホラー映画の怪物ロールをする
目安としては「自分のPCが歪虚になったらこんな感じ!」みたいなイメージです。
もちろん追い掛けるだけでなく、ラップ音鳴らしたり天井から逆さにぶら下がって登場してくれても良いです。
友好的に接しても逃げる側は怯えて逃げることになりますのでご了承下さい。
●場所
廃病院です。
●サポート枠
お友達とお誘い合わせの上どうぞ。逃げる枠になりますのでどのような関係性であっても怯える形になることはご了承下さい。
友情にヒビが入らないようにお話し合いの上お越し下さい。
●指名できるNPCと逃げ方の傾向(重複指名可)
1.口達者に喋りまくって恐怖を紛らわせる(C.J.、ヴィルジーリオ、エド、ヴィクター)
2.徹底抗戦(ナンシー、ハンク、ザイラ)
3.話せばわかる、と説得しようとする(アルトゥーロ、ジョン、マシュー、オフィス中年職員)
4.恐怖のあまり泣き叫ぶ。抵抗らしい抵抗ができない(平坂、ジェレミア)
NPCと面識なくても普通にホラー映画的に怯えて逃げるので問題ありません。
ご指名ない場合はこちらで良い感じにホラーになりそうなNPCをチョイスします。
●力関係
ナンシーパートでわかるように、逃げる側からどれだけ攻撃を受けても追う側は無傷です。
ですが倫理的なアレコレがあるので逃げる側への暴力行為もマスタリングかかることがあります。ご了承ください。
●その他
ホラーと言っておいてアレなんですけど倫理は守ってくださいまし。
ぶっちゃけコメディにしてくれても良いです。
A.誰でもないモブおじさんです。
●目的
ホラー映画の怪物ロールをする
目安としては「自分のPCが歪虚になったらこんな感じ!」みたいなイメージです。
もちろん追い掛けるだけでなく、ラップ音鳴らしたり天井から逆さにぶら下がって登場してくれても良いです。
友好的に接しても逃げる側は怯えて逃げることになりますのでご了承下さい。
●場所
廃病院です。
●サポート枠
お友達とお誘い合わせの上どうぞ。逃げる枠になりますのでどのような関係性であっても怯える形になることはご了承下さい。
友情にヒビが入らないようにお話し合いの上お越し下さい。
●指名できるNPCと逃げ方の傾向(重複指名可)
1.口達者に喋りまくって恐怖を紛らわせる(C.J.、ヴィルジーリオ、エド、ヴィクター)
2.徹底抗戦(ナンシー、ハンク、ザイラ)
3.話せばわかる、と説得しようとする(アルトゥーロ、ジョン、マシュー、オフィス中年職員)
4.恐怖のあまり泣き叫ぶ。抵抗らしい抵抗ができない(平坂、ジェレミア)
NPCと面識なくても普通にホラー映画的に怯えて逃げるので問題ありません。
ご指名ない場合はこちらで良い感じにホラーになりそうなNPCをチョイスします。
●力関係
ナンシーパートでわかるように、逃げる側からどれだけ攻撃を受けても追う側は無傷です。
ですが倫理的なアレコレがあるので逃げる側への暴力行為もマスタリングかかることがあります。ご了承ください。
●その他
ホラーと言っておいてアレなんですけど倫理は守ってくださいまし。
ぶっちゃけコメディにしてくれても良いです。
マスターより
こんにちはホラー映画愛好家の三田村です。
「ホラー風シナリオ書いても倒すこと前提だからまったくホラーにならない……そうだ! PCさんが怪物側になればいいんだ!(名推理顔)」
と言うことで趣味丸出しの逃げ方サンプルまで書いてしまいました。イメージ的にはファウンドフッテージでしょうかね。
隠れてる部屋のドアを叩かれて「ギャーッ!」てなるのが結構好きです。
追う側と逃げる側の相性、プレイングによってはコメディになる可能性もあります。ご了承ください。
「ホラー風シナリオ書いても倒すこと前提だからまったくホラーにならない……そうだ! PCさんが怪物側になればいいんだ!(名推理顔)」
と言うことで趣味丸出しの逃げ方サンプルまで書いてしまいました。イメージ的にはファウンドフッテージでしょうかね。
隠れてる部屋のドアを叩かれて「ギャーッ!」てなるのが結構好きです。
追う側と逃げる側の相性、プレイングによってはコメディになる可能性もあります。ご了承ください。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/04/10 23:48