ゲスト
(ka0000)
ワルサー総帥、初詣に挑む
マスター:御影堂

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 4~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/01/24 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/02/02 15:00
オープニング
●
「そうだ、祠に行こう」
「どうしたのですか、唐突に」
ここは王国北部、ルサスール領にある山小屋である。
祠に行こうと提案したのは、ルサスール家の息女サチコである。
「ワルワル団としての抱負を祈願しに行くのですわ……だぜ」
サチコは貴族の息女でありながら、ワルワル団という頭の悪そうな……もとい義賊をしているのだ。
彼女の傍らで話を聞いているのは、従者タロだ。
そっと視線を手元に移せば、彼女の愛読書「リアルブルー大全」が見えた。
「またリアルブルーの行事を体験したいのですか?」
「え!? いやいやいや、そんなわけありませんわ……のだぜ!?」
明らかな動揺を見せるサチコに、タロは静かに溜息を吐く。
しかし、今までの無茶を考えればまだ優しいように思えた。
「祠でよろしいので? 詣でるのなら教会も……」
「祠がよいのですわ。どうやら精霊的なものに願いを告げるみたいですし……」
「……みたい?」
「な、なんでもありませんのだぜ!?」
サッと大全を背中に隠すが、時すでに遅し。
タロは軽く流して、地図を取り出す。近くに祠があっただろうかと、思いを巡らす。
「わかりました。こちらで調べておきますので、暖かい準備をしておいてくださいね」
●
「というわけです」
一転、ここはルサスール家の屋敷。
主人であるカフェ・W・ルサスールに定期報告をするため、ジロが訪れていた。
無論、主な報告内容はサチコに関することである。
「ふむ。精霊に参るのは悪いことではないな」
願い事はワルワル団の抱負祈願らしいが、気にしてはいけない。
というより、カフェは聞こえていない風を装っていた。
「リアルブルーの行事がきっかけですけどね」
「向こうの世界に興味を持つのも、そう悪いことではない。むしろ、好ましい」
カフェは外向的かつ革新的なことに、寛容な立場である。
一方で伝統を重んじる部分もある。
両方が入り混じった今回の件は、カフェとしては忌憚なく好ましいことなのだろう。
「それで、どこの祠へ行くのだ? 屋敷にも精霊の廟はあるが……」
「ここです」
ジロが示したのは、領の端に位置する山だった。
ルサスール家が統治して間もなく作られた祠があるという。
「なるほど」
「領民からも大事にされているということで、詣でるのに支障はないかと」
顔色をうかがいながら、ジロは告げる。
カフェも「悪くない」と頷いていた。
「寒いので暖かい格好はさせていきます」
「もちろんだ」
力強くカフェは拳を握っていたが、思い出したように、
「待て」と声を出した。
引き出しを漁ると、渋面を作った。
「そうだ。その山には今、厄介な獣がいるのだった」
「獣……ですか?」
「うむ。野生のキツネが雑魔化したらしくてな。猟師が嘆願書を出してきている」
おおよそ報告によれば、巨大化と凶暴化しているという。
猟師では手に負えず、依頼が出されていた。
「ちょうどいい、ハンターに狐狩りをしてもらおう。ついでに、サチコの護衛もさせればよい」
「サチコ様には、なんと告げれば?」
「丁度、参拝客がいたので一緒にいくといえばよいだろう」
ジロが了解し、部屋を出ていこうとした時だ。
「そうそう、リアルブルーといえば珍しい食べ物を分けてもらった」
「はい?」
「サチコにも食べさせてやりたまえ、モチだ」
半ば押し付けられるように、ずっしりと三段重ねのモチを託されるのだった。
ジロが小屋に辿り着いた時には、筋肉痛になっていたという……。
「そうだ、祠に行こう」
「どうしたのですか、唐突に」
ここは王国北部、ルサスール領にある山小屋である。
祠に行こうと提案したのは、ルサスール家の息女サチコである。
「ワルワル団としての抱負を祈願しに行くのですわ……だぜ」
サチコは貴族の息女でありながら、ワルワル団という頭の悪そうな……もとい義賊をしているのだ。
彼女の傍らで話を聞いているのは、従者タロだ。
そっと視線を手元に移せば、彼女の愛読書「リアルブルー大全」が見えた。
「またリアルブルーの行事を体験したいのですか?」
「え!? いやいやいや、そんなわけありませんわ……のだぜ!?」
明らかな動揺を見せるサチコに、タロは静かに溜息を吐く。
しかし、今までの無茶を考えればまだ優しいように思えた。
「祠でよろしいので? 詣でるのなら教会も……」
「祠がよいのですわ。どうやら精霊的なものに願いを告げるみたいですし……」
「……みたい?」
「な、なんでもありませんのだぜ!?」
サッと大全を背中に隠すが、時すでに遅し。
タロは軽く流して、地図を取り出す。近くに祠があっただろうかと、思いを巡らす。
「わかりました。こちらで調べておきますので、暖かい準備をしておいてくださいね」
●
「というわけです」
一転、ここはルサスール家の屋敷。
主人であるカフェ・W・ルサスールに定期報告をするため、ジロが訪れていた。
無論、主な報告内容はサチコに関することである。
「ふむ。精霊に参るのは悪いことではないな」
願い事はワルワル団の抱負祈願らしいが、気にしてはいけない。
というより、カフェは聞こえていない風を装っていた。
「リアルブルーの行事がきっかけですけどね」
「向こうの世界に興味を持つのも、そう悪いことではない。むしろ、好ましい」
カフェは外向的かつ革新的なことに、寛容な立場である。
一方で伝統を重んじる部分もある。
両方が入り混じった今回の件は、カフェとしては忌憚なく好ましいことなのだろう。
「それで、どこの祠へ行くのだ? 屋敷にも精霊の廟はあるが……」
「ここです」
ジロが示したのは、領の端に位置する山だった。
ルサスール家が統治して間もなく作られた祠があるという。
「なるほど」
「領民からも大事にされているということで、詣でるのに支障はないかと」
顔色をうかがいながら、ジロは告げる。
カフェも「悪くない」と頷いていた。
「寒いので暖かい格好はさせていきます」
「もちろんだ」
力強くカフェは拳を握っていたが、思い出したように、
「待て」と声を出した。
引き出しを漁ると、渋面を作った。
「そうだ。その山には今、厄介な獣がいるのだった」
「獣……ですか?」
「うむ。野生のキツネが雑魔化したらしくてな。猟師が嘆願書を出してきている」
おおよそ報告によれば、巨大化と凶暴化しているという。
猟師では手に負えず、依頼が出されていた。
「ちょうどいい、ハンターに狐狩りをしてもらおう。ついでに、サチコの護衛もさせればよい」
「サチコ様には、なんと告げれば?」
「丁度、参拝客がいたので一緒にいくといえばよいだろう」
ジロが了解し、部屋を出ていこうとした時だ。
「そうそう、リアルブルーといえば珍しい食べ物を分けてもらった」
「はい?」
「サチコにも食べさせてやりたまえ、モチだ」
半ば押し付けられるように、ずっしりと三段重ねのモチを託されるのだった。
ジロが小屋に辿り着いた時には、筋肉痛になっていたという……。
解説
●目的
雑魔な狐狩りをし、サチコと初詣をする。
●狐
巨大化+凶暴化している狐の雑魔。
数は3匹以上、詳しい数は不明です。
群れているのかどうかもわからないという。
山狩りをしながら、倒していくしかないだろう。
山は枯れ木ばかりであり、風と日はよく通っている。
その分、狐たちにもみつかりやすいだろう。
●初詣
山の中腹にある精霊の祠。
実際に宿っているのかは、今となってはわからないという。
ただし、領民からは素朴的な信仰がなされている。
そのため、獣道ながら参道が整備されている。ただし、足場はよくない。
あと、モチが食べきれないそうなので山から降りたら食べましょう。
三段重ねなので、いうまでもなく、鏡餅です。
●サチコ
初詣をするまでは、山に行きません。
初詣を非常に楽しみにしています。
抱負を祈願して、一年の運命を占うのだと思っているようです。
暖かい格好をして行きましょう。
雑魔な狐狩りをし、サチコと初詣をする。
●狐
巨大化+凶暴化している狐の雑魔。
数は3匹以上、詳しい数は不明です。
群れているのかどうかもわからないという。
山狩りをしながら、倒していくしかないだろう。
山は枯れ木ばかりであり、風と日はよく通っている。
その分、狐たちにもみつかりやすいだろう。
●初詣
山の中腹にある精霊の祠。
実際に宿っているのかは、今となってはわからないという。
ただし、領民からは素朴的な信仰がなされている。
そのため、獣道ながら参道が整備されている。ただし、足場はよくない。
あと、モチが食べきれないそうなので山から降りたら食べましょう。
三段重ねなので、いうまでもなく、鏡餅です。
●サチコ
初詣をするまでは、山に行きません。
初詣を非常に楽しみにしています。
抱負を祈願して、一年の運命を占うのだと思っているようです。
暖かい格好をして行きましょう。
マスターより
わるわるさー、御影堂です。あけましておめでとうございます。
新年もワルワル団は頑張りますよ―。
精霊が願いを叶えてくれるかはわかりません。気分の問題ともいいますので、初詣にどうぞ。
その前に狐狩りをする必要があります。数不明ですので、ご注意ください。
戦闘より初詣メインかも知れませんが、塩梅は皆様次第といったところ。
よろしくお願いいたします。
新年もワルワル団は頑張りますよ―。
精霊が願いを叶えてくれるかはわかりません。気分の問題ともいいますので、初詣にどうぞ。
その前に狐狩りをする必要があります。数不明ですので、ご注意ください。
戦闘より初詣メインかも知れませんが、塩梅は皆様次第といったところ。
よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/01/31 11:43
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/01/20 21:17:40 |
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相談卓 最上 風(ka0891) 人間(リアルブルー)|10才|女性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2015/01/24 10:40:46 |