ゲスト
(ka0000)
【血断】脚本家としての宿命
マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- ユニット参加人数
- 現在6 / 0~6
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/05/17 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/05/31 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
……我が君よ。
何故……。
その男は、自分がどこにいるのかさえ、分からなかった。
(ノーフェース……またね)
シュレディンガーよ。
……何故だ。
私は、我が君のため、できる限りのことをした。
否、最初から、私は必要のない存在だったのか?
誰も、この私を必要とする者はいなかった。
……シュレディンガーよ。
お前は、違うのか?
私も、お前の『力』が必要だった。
お前も、この私の『力』が必要だったのだろう?
……何故、何も言わずに消えた……シュレディンガーよ。
我が君に捨てられたことよりも、シュレディンガーがいない世界が、これほどまでに虚しいとは。
●
『……ん? あれは……白い仮面の男か?』
黒いマスティマに搭乗したクドウ・マコトは、カッツォ・ヴォイ(kz0224)が傷だらけになって倒れている姿を発見した。
ここは、グラウンド・ゼロ。
カッツォが、この場所にいるのは疑問に感じたが、かつて黙示騎士シュレディンガーと共にいたことがあったことを、クドウは思い出した。
コックピットから降りたクドウは、銃を構え、警戒しながらカッツォに接近していく。
だが、クドウはすぐに銃を下ろした。
カッツォは気絶しており、なによりも、以前のような殺気がまるでなかったからだ。
クドウには、カッツォが抜け殻になっているように見えた。
沈黙が続く中、ようやくカッツォが意識を取り戻した。
我が君ラルヴァによって落された場所は、グラウンド・ゼロ……だが、カッツォには、まさに奈落でしかなかった。
「……クドウか……この私を殺しに来たのか?」
地面に倒れたまま、カッツォは無防備であった。
溜息をつくクドウ。
「何があったのかは知らないが、今の俺には、あんたを殺す動機はない」
「……さすがの貴様も、今の私では不服ということか?」
「不服? 意味が分からないな」
そう告げた後、クドウはカッツォの様子を確認していた。
「怪我はたいしたことはないようだな。……だが……」
再び、カッツォは意識を失った。
●
「おい、こいつ、どっかで見たことねぇか?」
「気のせいだろう。シェオル・ノドの人型じゃねぇのか?」
「かなり弱ってるように見えるが、俺たちだけでも倒せそうだな」
「やっちまおうぜ」
偵察隊のハンターたちが、地面に倒れている男に攻撃をしかけた。
男は抵抗しなかった。
ハンターたちが一斉に武器を振るい、男を叩きつけていく。
そうか……私も消えるのか?
自分が消えることなど、考えたこともなかった。
「なんだ、こいつ?」
いくら攻撃しても、その男が消え去る様子がなかった。
私は、この世界から消えることさえ、できないのか?
ならば……。
ゆらりと立ち上がる男は、白い仮面を整え、愛用の杖を掲げた。
「我が名は、カッツォ・ヴォイ。この私に刃向うとは、良い度胸だ」
我が君もいない。シュレディンガーもいない。
私は……自分の意思で、この世界を無に帰してやろうではないか。
カッツォが指を鳴らすと、杖に引き寄せられるようにオート・パラディンが五体、現れた。
シュレディンガーによって強化された杖があれば、このようなことも造作ない。
「我が配下たちよ、目の前にいる人間たちを消し去るのだ」
世界が、私を必要としないならば、この私が世界を利用してやろうではないか。
「フフフ、今の私は何者にも縛られない……これからは、私の意思で、この世界を舞台にした最高の悲劇を作り上げてやろうではないか」
オート・パラディン五体が、一斉にハンターたちに襲い掛かった。
ハンターたちが、敵のマテリアルレーザーによって撃ち抜かれ、次々と倒れていく。
「まずは、貴様たちを『餌』にしてやる」
カッツォは、三人のハンターたちをステッキで貫き、一人だけ生き延びさせた。
「三人は死んだ。生きているのは、おまえだけだ。さて、どうするかね?」
低い冷めた声で問いかけるカッツォ。
「……待ってくれ。少しだけ、時間をくれ」
ハンターが、恐る恐る応えた。
「時間か……。良いだろう」
カッツォがそう告げると、ハンターは逃げ出した。
魔導スマートフォンを取り出し、近くにいた別のハンターと連絡を取った。
「予期せぬことが起こった。カッツォ・ヴォイと名乗る男が、現れた。俺一人ではどうすることもできない。至急、援軍を頼む」
応答したのは、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)だった。
『おまえは、その場から全力で逃げろ。一人で闘える相手ではない。俺たちが到着するまで、無茶なことだけはするな』
連絡を受けたハンターたちは、マクシミリアンと共に現場へと急いだ。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●
……我が君よ。
何故……。
その男は、自分がどこにいるのかさえ、分からなかった。
(ノーフェース……またね)
シュレディンガーよ。
……何故だ。
私は、我が君のため、できる限りのことをした。
否、最初から、私は必要のない存在だったのか?
誰も、この私を必要とする者はいなかった。
……シュレディンガーよ。
お前は、違うのか?
私も、お前の『力』が必要だった。
お前も、この私の『力』が必要だったのだろう?
……何故、何も言わずに消えた……シュレディンガーよ。
我が君に捨てられたことよりも、シュレディンガーがいない世界が、これほどまでに虚しいとは。
●
『……ん? あれは……白い仮面の男か?』
黒いマスティマに搭乗したクドウ・マコトは、カッツォ・ヴォイ(kz0224)が傷だらけになって倒れている姿を発見した。
ここは、グラウンド・ゼロ。
カッツォが、この場所にいるのは疑問に感じたが、かつて黙示騎士シュレディンガーと共にいたことがあったことを、クドウは思い出した。
コックピットから降りたクドウは、銃を構え、警戒しながらカッツォに接近していく。
だが、クドウはすぐに銃を下ろした。
カッツォは気絶しており、なによりも、以前のような殺気がまるでなかったからだ。
クドウには、カッツォが抜け殻になっているように見えた。
沈黙が続く中、ようやくカッツォが意識を取り戻した。
我が君ラルヴァによって落された場所は、グラウンド・ゼロ……だが、カッツォには、まさに奈落でしかなかった。
「……クドウか……この私を殺しに来たのか?」
地面に倒れたまま、カッツォは無防備であった。
溜息をつくクドウ。
「何があったのかは知らないが、今の俺には、あんたを殺す動機はない」
「……さすがの貴様も、今の私では不服ということか?」
「不服? 意味が分からないな」
そう告げた後、クドウはカッツォの様子を確認していた。
「怪我はたいしたことはないようだな。……だが……」
再び、カッツォは意識を失った。
●
「おい、こいつ、どっかで見たことねぇか?」
「気のせいだろう。シェオル・ノドの人型じゃねぇのか?」
「かなり弱ってるように見えるが、俺たちだけでも倒せそうだな」
「やっちまおうぜ」
偵察隊のハンターたちが、地面に倒れている男に攻撃をしかけた。
男は抵抗しなかった。
ハンターたちが一斉に武器を振るい、男を叩きつけていく。
そうか……私も消えるのか?
自分が消えることなど、考えたこともなかった。
「なんだ、こいつ?」
いくら攻撃しても、その男が消え去る様子がなかった。
私は、この世界から消えることさえ、できないのか?
ならば……。
ゆらりと立ち上がる男は、白い仮面を整え、愛用の杖を掲げた。
「我が名は、カッツォ・ヴォイ。この私に刃向うとは、良い度胸だ」
我が君もいない。シュレディンガーもいない。
私は……自分の意思で、この世界を無に帰してやろうではないか。
カッツォが指を鳴らすと、杖に引き寄せられるようにオート・パラディンが五体、現れた。
シュレディンガーによって強化された杖があれば、このようなことも造作ない。
「我が配下たちよ、目の前にいる人間たちを消し去るのだ」
世界が、私を必要としないならば、この私が世界を利用してやろうではないか。
「フフフ、今の私は何者にも縛られない……これからは、私の意思で、この世界を舞台にした最高の悲劇を作り上げてやろうではないか」
オート・パラディン五体が、一斉にハンターたちに襲い掛かった。
ハンターたちが、敵のマテリアルレーザーによって撃ち抜かれ、次々と倒れていく。
「まずは、貴様たちを『餌』にしてやる」
カッツォは、三人のハンターたちをステッキで貫き、一人だけ生き延びさせた。
「三人は死んだ。生きているのは、おまえだけだ。さて、どうするかね?」
低い冷めた声で問いかけるカッツォ。
「……待ってくれ。少しだけ、時間をくれ」
ハンターが、恐る恐る応えた。
「時間か……。良いだろう」
カッツォがそう告げると、ハンターは逃げ出した。
魔導スマートフォンを取り出し、近くにいた別のハンターと連絡を取った。
「予期せぬことが起こった。カッツォ・ヴォイと名乗る男が、現れた。俺一人ではどうすることもできない。至急、援軍を頼む」
応答したのは、マクシミリアン・ヴァイス(kz0003)だった。
『おまえは、その場から全力で逃げろ。一人で闘える相手ではない。俺たちが到着するまで、無茶なことだけはするな』
連絡を受けたハンターたちは、マクシミリアンと共に現場へと急いだ。
解説
場所は、グラウンド・ゼロ。
ユニット同行可能(CAM、幻獣、ゴーレム系)
生身での参加も大歓迎
【状況】
カッツォと遭遇した偵察隊のハンターから緊急連絡があり、直ちに現場へ急行
【目的】
カッツォの目的を探る。嫉妬眷属のオート・パラディンは全て倒す
■出没した敵
カッツォ・ヴォイ(kz0224)
災厄の十三魔の一体。サイズ1。
機動力の高さ、カウンター能力の他、配下の自動兵器を強化する能力を持つ。
オート・パラディン(強化型)、5体
生物的なデザインの装甲を持つ人型自動兵器。サイズ3
嫉妬の眷属で、カッツォ・ヴォイの支配下
見た目以上の機動力を持つ。マテリアルレーザー、マテリアルブレードで攻撃する
■補足
クドウ・マコトが搭乗した黒いマスティマは、ワープして、別の場所で静観している
戦闘には参加しない
ハンターたちは今のところ、クドウ・マコトとカッツォ・ヴォイが再会したことは知らない
初期位置は、カッツォから100メートル離れた場所から戦闘開始
ユニット同行可能(CAM、幻獣、ゴーレム系)
生身での参加も大歓迎
【状況】
カッツォと遭遇した偵察隊のハンターから緊急連絡があり、直ちに現場へ急行
【目的】
カッツォの目的を探る。嫉妬眷属のオート・パラディンは全て倒す
■出没した敵
カッツォ・ヴォイ(kz0224)
災厄の十三魔の一体。サイズ1。
機動力の高さ、カウンター能力の他、配下の自動兵器を強化する能力を持つ。
オート・パラディン(強化型)、5体
生物的なデザインの装甲を持つ人型自動兵器。サイズ3
嫉妬の眷属で、カッツォ・ヴォイの支配下
見た目以上の機動力を持つ。マテリアルレーザー、マテリアルブレードで攻撃する
■補足
クドウ・マコトが搭乗した黒いマスティマは、ワープして、別の場所で静観している
戦闘には参加しない
ハンターたちは今のところ、クドウ・マコトとカッツォ・ヴォイが再会したことは知らない
初期位置は、カッツォから100メートル離れた場所から戦闘開始
マスターより
大林です。
【血断】連動シナリオをお届けします。
クドウと再会したカッツォ・ヴォイ。
どうやら、カッツォなりに、何かを決めたようです。
このままカッツォを野放しにしておくのは、危険なのは明らか。
ラルヴァに見捨てられたカッツォは、何をするか分かりません。
それでは、今回も気合の入ったプレイングを心からお待ちしております!
【血断】連動シナリオをお届けします。
クドウと再会したカッツォ・ヴォイ。
どうやら、カッツォなりに、何かを決めたようです。
このままカッツォを野放しにしておくのは、危険なのは明らか。
ラルヴァに見捨てられたカッツォは、何をするか分かりません。
それでは、今回も気合の入ったプレイングを心からお待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/05/24 01:38
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/05/15 12:16:14 |
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相談卓 シガレット=ウナギパイ(ka2884) 人間(クリムゾンウェスト)|32才|男性|聖導士(クルセイダー) |
最終発言 2019/05/17 08:52:22 |