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  • 無し

【血断】サード・リスタート

マスター:大林さゆる

このシナリオは5日間納期が延長されています。

シナリオ形態
ショート
難易度
難しい
オプション
参加費
1,000
参加人数
現在7人 / 3~7人
ユニット参加人数
現在7 / 0~7
マテリアルリンク
報酬
多め
相談期間
5日
プレイング締切
2019/07/12 07:30
リプレイ完成予定
2019/07/26 07:30

オープニング

※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。


 私は、独りだった。
 街中を歩くと、すれ違う人々の声が浮遊するように、私の心を過ぎていく。
 ある日、私は見つけた。
 演劇という素晴らしいものに。
 私の心は、炎が舞い上がるように高揚した。
 これが、私のやるべきことだと……。
 そろそろ、準備を始めるとしよう。
 世界は、私の手で作り上げていくのだ。




 朝、目覚めると、台所から母親の声が聴こえてきた。
 そうだな。
 そろそろ、起きないと遅刻してしまう。
 明日は、期末テストだ。
 ここ最近は、あまり寝た気がしないが、体調は良いな。
 朝食を済ませたら、出かけよう。
 いつもの場所で、アイツが待っているからな。
 




 グラウンド・ゼロ。
 オート・パラディンの集団が、黒いマスティマを狙い、マテリアルレーザーで攻撃を仕掛けていた。
『しつこい!』
 黒いマスティマは全ての攻撃を回避すると、すぐさまマテリアルライフルを解き放った。
 直線上にいたオート・パラディンは多大なダメージにより爆発して消滅していく。
「……そう簡単にはいかないようだが、だからこそ、お前は私の脚本に相応しいのだよ」
 黒いシルクハットを被り、白い仮面を付けた男……カッツォ・ヴォイ(kz0224)が、愛用の杖を振るい、さらにオート・パラディンたちを出現させ、黒いマスティマを取り囲んでいく。
『……断わると、言ったはずだ。いや、何度でも言う……あんたの思うようにはならない』
 黒いマスティマに搭乗していたのは、クドウ・マコトであった。
 カッツォは、滑稽だとでも言うように小さく笑っていた。
「ククク、お前も忘れた訳ではあるまい? 覚醒者たちの多くは、お前を裏切り者だと思っているのだぞ? そんなお前に、戻るところなど皆無。さあ、私の元へ来るのだ……クドウ・マコトよ」
『……あんた、本当にムカつくな。たとえ、堕ちた身だとしても、俺は、俺の意思で別の道を探し出す』
 クドウがそう告げた後、黒いマスティマはショートワープし、オート・パラディンたちを擦り抜け、後方へと移動していく。
「我が配下たちよ、黒いマスティマの中にいるクドウ・マコトを引き摺りだせ。決して、殺してはならぬ……奴は、使えるからな」
 オート・パラディンの集団は、カッツォの指示で、黒いマスティマを四方に陣取り、胴部を狙ってマテリアルブレードを叩き付けるが、破壊することまではできなかった。
『……うんざりだ』
 クドウは、ここ数日、カッツォに狙われ続けて、体力を消耗していた。
 黒いマスティマも、連日の戦闘で、残っている銃弾も残りわずかであった。
 おそらく、カッツォは長期戦でクドウの体力を消耗させ、力尽きたクドウを捕まえるつもりなのだろう。作戦としては単純だが、生け捕りにするにはカッツォにとっては、地味に効率が良かった。



 黒いマスティマが、オート・パラディンの集団と戦っている姿を目撃したというハンターたちが日に日に増えていった。
 さすがに連日、目撃証言が続くのは妙だと感じたマクシミリアン・ヴァイス(kz0003)は、現場へと向かった。
「……間違いない。あのオート・パラディンは、カッツォの手下だ。おそらく黒いマスティマを操縦できるクドウ・マコトを自分の戦力として取り込むつもりなのだろう。ヤツが考えそうなことだ。できれば、俺は……クドウ・マコトを助けたい」
 マクシミリアンの意見に共感したハンターたちが、ここに集結した。
 今後こそ、クドウ・マコトを救出する。
 そして、できれば、仲間として迎え入れたい。
 その願いを実現する時が、ようやく来たのだ。


 その刹那。
 オート・パラディンの集団を目掛けて走り抜けようとした時だった。
 錆びた骨のような装甲を持った四本足の巨体が姿を現した。
『我ハ……執行人ナリ。全テノ……人間ヲ、滅ボス……ソレガ、使命……』
 右手には大鎌を持ち、その立ち姿は、まるで死神にも似ていた。
 全ての人類を憎むような眼差しで、執行人と名乗った異形の者が、大鎌を振るった。
 炎のようなオーラが飛来して、ハンターたちの行く手を阻む。
「まずは、こいつを倒した方が良さそうだな」
 マクシミリアンは愛用の刀を構えて、攻撃態勢に入った。


 果たして、本当にクドウを救うことができるのか?
 そもそも、何が正しいことなのか?
 渦巻く感情の中、ただひたすらに立ち向かうしかなかった。
 多くのハンターたちは、邪神討伐を決意したのだから。

解説

場所は、グラウンド・ゼロ

ユニット同行可能(CAM、幻獣、ゴーレム系)
生身での参加も大歓迎

【状況】
黒いマスティマとオート・パラディンの集団が戦っている最中

【目的】
1.執行人(シェオル型歪虚)を倒す

2.オート・パラディンの集団をできるだけ倒して、黒いマスティマを守る
カッツォを倒すことより、クドウを説得することを優先


■出没した敵
カッツォ・ヴォイ(kz0224)
災厄の十三魔の一体。サイズ1。
機動力の高さ、カウンター能力の他、配下の自動兵器を強化する能力を持つ。


オート・パラディン(強化型)、10体
生物的なデザインの装甲を持つ人型自動兵器。サイズ3
嫉妬の眷属で、カッツォ・ヴォイの支配下
見た目以上の機動力を持つ。マテリアルレーザー、マテリアルブレードで攻撃する


執行人(シェオル型歪虚)、1体
人間が変質したとされる歪虚。サイズ3
骨にも似た装甲を持ち、四本足で移動する。非常に高い再生能力を持つ
戦闘力が高く、1体を倒すのに複数人のハンターで挑むことが推奨される
肉体は完全に歪虚となっているが、一部の自我は残されている。会話には応じない
二本の腕には、右手に大鎌、左手に楯。炎のようなオーラを飛ばして魔法攻撃を行う



■中立勢力
黒いマスティマ、一機。サイズ3
攻撃手段はマテリアルライフル、マテリアルショット、テールブレードなど
搭乗しているのは、クドウ・マコト。サイズ1
疲労しているが、パラディンの攻撃を回避する余力はある


■補足
ハンターの初期位置は、執行人(シェオル型歪虚)から50メートル離れた場所
オート・パラディン集団の前衛は、ハンターから100メートル離れた場所


■プレイヤー情報
パラディンを倒すことも必要だが、クドウに対する「説得の内容」が重要

カッツォは、クドウの弱みに付け込むことを言うため、要注意

マスターより

大林です。
【血断】連動シナリオをお届けします。

さらなる野心に取りつかれたカッツォ。

迷いながらも、未来を模索するクドウ。

マクシミリアンは、クドウを助けたいと思っています。

それぞれの想いが交差して、運命の歯車が動き出しました。

それでは、今回も気合の入ったプレイングを心からお待ちしております!

関連NPC


  • マクシミリアン・ヴァイス(kz0003
    人間(クリムゾンウェスト)|22才|男性|闘狩人(エンフォーサー)
  • 殺人脚本家
    カッツォ・ヴォイ(kz0224
    歪虚|30才|男性|歪虚(ヴォイド)
リプレイ公開中

リプレイ公開日時 2019/07/21 03:23

参加者一覧

  • 白き流星
    鬼塚 陸(ka0038
    人間(蒼)|22才|男性|機導師
  • 戦地を駆ける鳥人間
    岩井崎 旭(ka0234
    人間(蒼)|20才|男性|霊闘士
  • 未来を示す羅針儀
    ジャック・エルギン(ka1522
    人間(紅)|20才|男性|闘狩人
  • ゴージャス・ゴスペル
    久我・御言(ka4137
    人間(蒼)|21才|男性|機導師
  • ルル大学防諜部門長
    フィロ(ka6966
    オートマトン|24才|女性|格闘士
  • 重なる道に輝きを
    ユメリア(ka7010
    エルフ|20才|女性|聖導士
  • 負けない強さを
    リーベ・ヴァチン(ka7144
    ドラグーン|22才|女性|闘狩人
依頼相談掲示板
アイコン 依頼前の挨拶スレッド
ミリア・クロスフィールド(kz0012
人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人
最終発言
2019/07/10 08:28:39
アイコン 【相談卓】撃退し、手にする値
ユメリア(ka7010
エルフ|20才|女性|聖導士(クルセイダー)
最終発言
2019/07/11 20:29:07