ゲスト
(ka0000)
【血断】新兵達の戦場
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 4~8人
- ユニット参加人数
- 現在8 / 0~8
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/07/11 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/07/25 07:30
オープニング
●
戦場は非情だ。
例えば、一緒に出撃した同期が、基地に帰還する時には“居ない”という事はあり得る。
無事に戻ったとしても、腕や足を失い――あるいは精神面で立ち直れなくなり、後方に送られる事だってあるかもしれない。
ましてや“新兵共”は練度が低く、そうなる可能性は高いだろう。
「まぁ、そんな訳でさ。俺もなんだかんだ言いながら、まだ生きてるけど……」
緊張した顔つきの“新兵共”の前で、リー少尉の話が続いていた。
強化人間としても、覚醒者としても、実戦経験がある彼の話を聞いている、まだ初陣していない兵士達に緊張するなという方が無理があるだろう。
そういうリー少尉自身も、初陣の時はそれは酷いものだったが。
「兎に角、生き残るのが、お前らの最初の仕事だ」
戦術や戦略は偉い人が考えればいい。
一兵卒は与えられた仕事の中で、いかに効率的に、そして損害を最小限に抑えて勝利するかを求めればいいのだ。
「装備は高価で大事だが、まずは任務を達成して、五体満足で帰る事、いいな」
「「「はいっ!」」」
ビシっと姿勢を正して、答える“新兵共”。
本当に分かっているのだろうかと心配になるリー少尉だったが、あまり深く突っ込まない事にした。
ああは言ったが、結局、戦場に立てば何が起こるか分からない。
死ぬ奴は死ぬし、生き残る奴は生き残る。
「お前達の出撃は明朝だ。最後の晩餐にならないようにな」
冗談で言ったつもりだったが、“新兵共”にはマジに受け止めたようだ。
不安になる反応に、リー少尉は心の中で苦笑を浮かべる。
この“新兵共”と亡くなった恩人の息子とでは、なぜ、こうも差があるのだろうと。
●
自室に戻ったリー少尉はベッドで転がりながら明日の作戦について考えていた。
月面基地から出撃し、宙域を不気味な軌道周期で飛来してくる中型狂気――擬人型第三種に対して攻撃、殲滅させる作戦だ。
戦力としてはギリギリだった。幸いな事にリー少尉の上司は“新兵共”の保険としてハンター達を雇ってくれていた。
「……別に、戦力を別々にしておく必要もないか」
セオリーでいえば、精鋭は精鋭で組ませておいた方がいいだろう。
だが、リー少尉の頭の中で、別の事が閃いていた。
「ハンター達に“新兵共”を付けて、一緒に戦ってもらう……その方が、良い刺激になるかも」
初陣で心折れてしまう者もいる。
戦場がどのようなものか想像よりも酷く、心に大きな傷を負ってしまうのだ。
それなら、戦場とは、どういうものなか知りつつ、かつ、『初陣を勝利で飾る』というのは、モチベーション維持にはいいかもしれない。
戦いに臨んだけど、負け戦ばかりで死んだ……と、一度でも良いから勝った事があるでは、気の持ちようが違うはずだ。
「ハンター達には余計な“荷物”を背負う事になるかもしれないけど……」
それでも、彼ら彼女らなら、やってくれる。やり遂げてくれるとリー少尉は思った。
「戦闘経験もハンター達は豊富だろうし、実はすごく良いかもしれない」
そんな訳で、リー少尉は急いで上司の部屋へと向かうのであった。
●
月面基地から出撃したリー少尉と数人の“新兵共”。
行先は、中型狂気の通過ポイントだ。
「彼奴らは自分達が彗星かなにかと勘違いしているようで、大きな楕円軌道を描いて飛んでくる。実害はないが、放置しておく訳にもいかない」
もしかして、虎視眈々と月面基地を狙っているかもしれないからだ。
だったら、倒せる時に倒しておいた方が、憂いが無いというもの。
「各機、打ち合わせ通り、ハンター達の指示下に入れ」
「「「了解」」」
“新兵共”の返しにリー少尉は頷くと、自機を戦列から外した。
そして、CAM用の巨大な望遠レンズを構える。
彼には“新兵共”の初陣の案内役と共に、その戦闘の様子を記録する任務があった。
「さて……悲鳴はいつだって聞きたくはないけど……できれば、誰一人、落とされる事なく無事に帰りたい所だ」
ボソボソと呟くようにリー少尉は言った。
ハンター達の力量は疑う所はない。それでも完全無欠ではない。
守り切れず攻撃を受けてしまう場合もあるだろう。その結果、致命的な事になる場合も。
それでも、他の生き残りが任務を達成するはずだ。
「これは、甘やかしているんじゃない。戦士として立ち上がろうとする奴らの一歩を、促して見守る、大事な事なんだ」
リー少尉のモニターに中型狂気の姿が映ったのはこの直後の事だった。
戦場は非情だ。
例えば、一緒に出撃した同期が、基地に帰還する時には“居ない”という事はあり得る。
無事に戻ったとしても、腕や足を失い――あるいは精神面で立ち直れなくなり、後方に送られる事だってあるかもしれない。
ましてや“新兵共”は練度が低く、そうなる可能性は高いだろう。
「まぁ、そんな訳でさ。俺もなんだかんだ言いながら、まだ生きてるけど……」
緊張した顔つきの“新兵共”の前で、リー少尉の話が続いていた。
強化人間としても、覚醒者としても、実戦経験がある彼の話を聞いている、まだ初陣していない兵士達に緊張するなという方が無理があるだろう。
そういうリー少尉自身も、初陣の時はそれは酷いものだったが。
「兎に角、生き残るのが、お前らの最初の仕事だ」
戦術や戦略は偉い人が考えればいい。
一兵卒は与えられた仕事の中で、いかに効率的に、そして損害を最小限に抑えて勝利するかを求めればいいのだ。
「装備は高価で大事だが、まずは任務を達成して、五体満足で帰る事、いいな」
「「「はいっ!」」」
ビシっと姿勢を正して、答える“新兵共”。
本当に分かっているのだろうかと心配になるリー少尉だったが、あまり深く突っ込まない事にした。
ああは言ったが、結局、戦場に立てば何が起こるか分からない。
死ぬ奴は死ぬし、生き残る奴は生き残る。
「お前達の出撃は明朝だ。最後の晩餐にならないようにな」
冗談で言ったつもりだったが、“新兵共”にはマジに受け止めたようだ。
不安になる反応に、リー少尉は心の中で苦笑を浮かべる。
この“新兵共”と亡くなった恩人の息子とでは、なぜ、こうも差があるのだろうと。
●
自室に戻ったリー少尉はベッドで転がりながら明日の作戦について考えていた。
月面基地から出撃し、宙域を不気味な軌道周期で飛来してくる中型狂気――擬人型第三種に対して攻撃、殲滅させる作戦だ。
戦力としてはギリギリだった。幸いな事にリー少尉の上司は“新兵共”の保険としてハンター達を雇ってくれていた。
「……別に、戦力を別々にしておく必要もないか」
セオリーでいえば、精鋭は精鋭で組ませておいた方がいいだろう。
だが、リー少尉の頭の中で、別の事が閃いていた。
「ハンター達に“新兵共”を付けて、一緒に戦ってもらう……その方が、良い刺激になるかも」
初陣で心折れてしまう者もいる。
戦場がどのようなものか想像よりも酷く、心に大きな傷を負ってしまうのだ。
それなら、戦場とは、どういうものなか知りつつ、かつ、『初陣を勝利で飾る』というのは、モチベーション維持にはいいかもしれない。
戦いに臨んだけど、負け戦ばかりで死んだ……と、一度でも良いから勝った事があるでは、気の持ちようが違うはずだ。
「ハンター達には余計な“荷物”を背負う事になるかもしれないけど……」
それでも、彼ら彼女らなら、やってくれる。やり遂げてくれるとリー少尉は思った。
「戦闘経験もハンター達は豊富だろうし、実はすごく良いかもしれない」
そんな訳で、リー少尉は急いで上司の部屋へと向かうのであった。
●
月面基地から出撃したリー少尉と数人の“新兵共”。
行先は、中型狂気の通過ポイントだ。
「彼奴らは自分達が彗星かなにかと勘違いしているようで、大きな楕円軌道を描いて飛んでくる。実害はないが、放置しておく訳にもいかない」
もしかして、虎視眈々と月面基地を狙っているかもしれないからだ。
だったら、倒せる時に倒しておいた方が、憂いが無いというもの。
「各機、打ち合わせ通り、ハンター達の指示下に入れ」
「「「了解」」」
“新兵共”の返しにリー少尉は頷くと、自機を戦列から外した。
そして、CAM用の巨大な望遠レンズを構える。
彼には“新兵共”の初陣の案内役と共に、その戦闘の様子を記録する任務があった。
「さて……悲鳴はいつだって聞きたくはないけど……できれば、誰一人、落とされる事なく無事に帰りたい所だ」
ボソボソと呟くようにリー少尉は言った。
ハンター達の力量は疑う所はない。それでも完全無欠ではない。
守り切れず攻撃を受けてしまう場合もあるだろう。その結果、致命的な事になる場合も。
それでも、他の生き残りが任務を達成するはずだ。
「これは、甘やかしているんじゃない。戦士として立ち上がろうとする奴らの一歩を、促して見守る、大事な事なんだ」
リー少尉のモニターに中型狂気の姿が映ったのはこの直後の事だった。
解説
●目的
歪虚の殲滅
●内容
とある宙域に姿を現した中型狂気を“新兵共”と共に討伐する。
★戦場(注意事項)
小隕石やデブリがやや漂っている宇宙空間。
無重力での戦闘ルールが適用されます。
【界盟】作戦で使われた特別なイニシャライザーは、今回、準備の関係上、ハンター達には限定的となります。
その為、『生身や生体ユニット等での出撃は不可。認められるのはCAMか刻騎ゴーレムでの出撃のみ』とさせて頂きます。
(シナリオの主旨・課題として、今回はCAMと刻騎ゴーレムに焦点を当てている為の特別ルールとなります)
(CAMが無い場合、未強化のコンフェッサーを貸し出されます)
●味方勢力
“新兵共” 8人
何れも、非覚醒者用にカスタマイズされたR7エクスシアに搭乗している。
(イニシャライズフィールドを使用し、狂気汚染の心配はない)
なお、1機ずつ兵装タイプを指示する事も可能。
具体的には、『戦闘プログラム』から、近接適正・射撃適正・魔法適正のいずれか一つを選択。
また『カスタムタイプ』から、エグゼクター・フォートレス・サクラメントのいずれか一つを選択。
装備は店売り装備の中でプログラムとタイプに合ったものが自動的に組み合わされる。
ハンターとの組み方についても、指示は可能だが、新兵だけの組み合わせは依頼の主旨に反する為、不可。
そのようになってしまった場合は、ランダムでハンターの誰かと一緒になります。
●敵勢力
中型狂気(擬人型第三種) 20体前後
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3。
過去に確認されている個体よりも高い戦闘力を持つ。
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装。
短期間の飛行とショートジャンプが可能。
●その他
リー少尉が通信のハブとなっており、通信のチャンネルは自動的に調整がなされているものとする。
(よりキチンと通信を行いたい場合は、無線機類が装備されている方が望ましい)
歪虚の殲滅
●内容
とある宙域に姿を現した中型狂気を“新兵共”と共に討伐する。
★戦場(注意事項)
小隕石やデブリがやや漂っている宇宙空間。
無重力での戦闘ルールが適用されます。
【界盟】作戦で使われた特別なイニシャライザーは、今回、準備の関係上、ハンター達には限定的となります。
その為、『生身や生体ユニット等での出撃は不可。認められるのはCAMか刻騎ゴーレムでの出撃のみ』とさせて頂きます。
(シナリオの主旨・課題として、今回はCAMと刻騎ゴーレムに焦点を当てている為の特別ルールとなります)
(CAMが無い場合、未強化のコンフェッサーを貸し出されます)
●味方勢力
“新兵共” 8人
何れも、非覚醒者用にカスタマイズされたR7エクスシアに搭乗している。
(イニシャライズフィールドを使用し、狂気汚染の心配はない)
なお、1機ずつ兵装タイプを指示する事も可能。
具体的には、『戦闘プログラム』から、近接適正・射撃適正・魔法適正のいずれか一つを選択。
また『カスタムタイプ』から、エグゼクター・フォートレス・サクラメントのいずれか一つを選択。
装備は店売り装備の中でプログラムとタイプに合ったものが自動的に組み合わされる。
ハンターとの組み方についても、指示は可能だが、新兵だけの組み合わせは依頼の主旨に反する為、不可。
そのようになってしまった場合は、ランダムでハンターの誰かと一緒になります。
●敵勢力
中型狂気(擬人型第三種) 20体前後
二本ずつの手足を持つ、人型に近い形状のVOID。サイズ3。
過去に確認されている個体よりも高い戦闘力を持つ。
掌から発生させるビームソードと、同じく掌から発射する遠距離ビームが主武装。
短期間の飛行とショートジャンプが可能。
●その他
リー少尉が通信のハブとなっており、通信のチャンネルは自動的に調整がなされているものとする。
(よりキチンと通信を行いたい場合は、無線機類が装備されている方が望ましい)
マスターより
●挨拶
おはようございます。AdivMSの赤山です。久々となりますCAMオンリーの『ロボットもの』です!
あ……刻騎ゴーレムも使えます。
●攻略のヒント
細かい戦術の在り方、新兵とハンターの組み合わせの仕方……気を遣う所は多いです。
作戦やハンター達の力量の不足分は、容赦なく新兵達の命に直結してきますのでご注意を!
●その他
リー少尉が通信のハブとなっており、通信のチャンネルは自動的に調整がなされているものとする。
(よりキチンと通信を行いたい場合は、無線機類が装備されている方が望ましい)
質問卓には受付嬢らしく希が対応しますが、リプレイには登場しません。
おはようございます。AdivMSの赤山です。久々となりますCAMオンリーの『ロボットもの』です!
あ……刻騎ゴーレムも使えます。
●攻略のヒント
細かい戦術の在り方、新兵とハンターの組み合わせの仕方……気を遣う所は多いです。
作戦やハンター達の力量の不足分は、容赦なく新兵達の命に直結してきますのでご注意を!
●その他
リー少尉が通信のハブとなっており、通信のチャンネルは自動的に調整がなされているものとする。
(よりキチンと通信を行いたい場合は、無線機類が装備されている方が望ましい)
質問卓には受付嬢らしく希が対応しますが、リプレイには登場しません。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/07/21 21:37
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓 アニス・テスタロッサ(ka0141) 人間(リアルブルー)|18才|女性|猟撃士(イェーガー) |
最終発言 2019/07/11 07:26:11 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/07/10 10:58:00 |