ゲスト
(ka0000)
天空の騎士:神眼
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/07/12 12:00
- リプレイ完成予定
- 2019/07/26 12:00
オープニング
●
そこはまるで廃工場といった趣であった。かつては複数の機械化歪虚が製造され、ここから帝国との戦いに出撃していた。だが、今この場は静けさが支配しており、その勢力がめっきりと落ち込んでしまったことを物語っていた。
「くそっ!」
その一室でフリッツ・バウアーは手近な机を殴りつけた。無機質な音が静寂を破るように響く。何度も、何度も、何度も……
帝国軍に対し数度の侵攻を行い、その戦闘力をもって多少なりとも打撃を与え続けていたフリッツだったが、この一年ほどは全く成果が上がっていない。何もしていなかったわけではない。作戦を立て、兵員をそろえ、戦いに出向いた。だが、そのすべては帝国軍第五師団、ヒンメルリッターによって食い止められていた。
「……っっっ!!」
屈辱的状況に歯を喰いしばり、その怒りを隠そうとしないフリッツ。
かつては人類最大の戦力であるハンター達の支援を得てなんとか迎撃していたが、今では第五師団から依頼が出されることは少なくなっている。それは最終決戦に向けて戦いの準備を進めるハンターへの配慮であるとともに、第五師団にとってフリッツの脅威がわざわざハンターに頼むほどではないレベルまで落ちたことも表していた。
空戦に対するノウハウの蓄積、加えて第五師団全体、特に師団長であるロルフ・シュトライトの練度が向上したことで、その実力はフリッツの上を行っている。そして、恐らくその序列は今後変わることもないであろう。
フリッツはその事実をかみしめ、ただ悔しがることしかできないのだ。
その様子を、大ぶりの狙撃銃を手に見ていたミイラ型の歪虚がいた。かつて帝国軍第五師団で副師団長を務めたレオン・シュナイダーだ。
「……何を見ている貴様!!」
唐突に、フリッツが鞭を振るいその顔を殴りつける。
「くそっ! くそっ! くそっ!!」
何度も振りぬかれる鞭に、しかしレオンは何の反応も返さない。死んで一歪虚となったレオンにはなんの感情もない。持っているのは神眼と呼ばれたその類稀なる射撃技術だけだった。
「……このままで終わらせるものか……このままで……」
荒い息をつきながら、フリッツは部屋を出る。レオンは、何事もなかったかのように、そのあとについていった。
●
夕刻になって、フリッツの率いる歪虚勢が姿を現した。ここから迎撃に向かうと、戦闘開始時には夜になっているだろう。その場所はいうまでもなく帝国領空内であるが、今回は常と違いかなり低い高度を維持していた。
「まぁ、地上の森に狙撃手を潜ませているんだろうね」
「……では、地上からも何人かまわしますか?」
「いや、むしろ敵の直上をとろう。僕が前面からあたって敵の注意をそらすから、その間に真上から攻撃して殲滅する。この場合は周囲が暗いのも追い風になるはずだ」
ロルフと、ウェルナー・ブラウヒッチ兵長がグリフォンを寄せて軽く打ち合わせを行う。
「しかし、地上からの狙撃となると……相手は……」
「分かってる。僕は回避行動に専念する形にはなると思う。だから、フリッツへの攻撃は任せるよ」
「おう、任せてくれ!」
「……了解しました」
その攻撃を任されたのはオットー・アルトリンゲン、サラ・グリューネマン両兵長だ。ウェルナーは後方で予備戦力として待機する形となる。
そのころ、地上ではフリッツの指示通り……そしてロルフたちの読み通り、レオンが射撃体勢に入っていた。
●
『撤退は許可しない。かつての仲間すべてを撃ち落とせ!!』
そう指示を受けたレオンは夕闇に紛れ静かに銃を構えていた。だが、その闇に紛れ、地上から接近してくる敵がいた。
敵は排除しなければならない。即座に銃撃。
「……」
だが、レオンにとっては意外なことに、その銃弾は命中しなかった。着弾前に眼前で斬り落とされたのだ。
「…………」
レオンは先ほどより警戒を強め、接近する敵を見る。それは……どこか懐かしい気配を持つ人間だった。だが、今のレオンには関係が無い。先ほどよりも集中力を高めて放たれた弾丸は、今度こそ直撃した。
「ちっ……機導剣で防御しなきゃ即死もあり得たな。歪虚になっても腕は落ちてねぇか。そりゃそうだ。まぁ腕が上がったってこともなさそうだが……」
その撃たれた男、鉄仮面の男エルウィンは傷を押さえながら木の陰に隠れた。
ちらりと覗き見ると、目玉のようなものが目に映った。あれが銃撃したせいで射線を誤認したのだろう。
「……なんとか、俺の手でケリをつけてやりたかったんだが……まぁ、所詮引退の身だ。後は任せるか」
呟きながら、エルウィンは無線機を取り出した。依頼したハンター達にこの情報を伝えるために。
そこはまるで廃工場といった趣であった。かつては複数の機械化歪虚が製造され、ここから帝国との戦いに出撃していた。だが、今この場は静けさが支配しており、その勢力がめっきりと落ち込んでしまったことを物語っていた。
「くそっ!」
その一室でフリッツ・バウアーは手近な机を殴りつけた。無機質な音が静寂を破るように響く。何度も、何度も、何度も……
帝国軍に対し数度の侵攻を行い、その戦闘力をもって多少なりとも打撃を与え続けていたフリッツだったが、この一年ほどは全く成果が上がっていない。何もしていなかったわけではない。作戦を立て、兵員をそろえ、戦いに出向いた。だが、そのすべては帝国軍第五師団、ヒンメルリッターによって食い止められていた。
「……っっっ!!」
屈辱的状況に歯を喰いしばり、その怒りを隠そうとしないフリッツ。
かつては人類最大の戦力であるハンター達の支援を得てなんとか迎撃していたが、今では第五師団から依頼が出されることは少なくなっている。それは最終決戦に向けて戦いの準備を進めるハンターへの配慮であるとともに、第五師団にとってフリッツの脅威がわざわざハンターに頼むほどではないレベルまで落ちたことも表していた。
空戦に対するノウハウの蓄積、加えて第五師団全体、特に師団長であるロルフ・シュトライトの練度が向上したことで、その実力はフリッツの上を行っている。そして、恐らくその序列は今後変わることもないであろう。
フリッツはその事実をかみしめ、ただ悔しがることしかできないのだ。
その様子を、大ぶりの狙撃銃を手に見ていたミイラ型の歪虚がいた。かつて帝国軍第五師団で副師団長を務めたレオン・シュナイダーだ。
「……何を見ている貴様!!」
唐突に、フリッツが鞭を振るいその顔を殴りつける。
「くそっ! くそっ! くそっ!!」
何度も振りぬかれる鞭に、しかしレオンは何の反応も返さない。死んで一歪虚となったレオンにはなんの感情もない。持っているのは神眼と呼ばれたその類稀なる射撃技術だけだった。
「……このままで終わらせるものか……このままで……」
荒い息をつきながら、フリッツは部屋を出る。レオンは、何事もなかったかのように、そのあとについていった。
●
夕刻になって、フリッツの率いる歪虚勢が姿を現した。ここから迎撃に向かうと、戦闘開始時には夜になっているだろう。その場所はいうまでもなく帝国領空内であるが、今回は常と違いかなり低い高度を維持していた。
「まぁ、地上の森に狙撃手を潜ませているんだろうね」
「……では、地上からも何人かまわしますか?」
「いや、むしろ敵の直上をとろう。僕が前面からあたって敵の注意をそらすから、その間に真上から攻撃して殲滅する。この場合は周囲が暗いのも追い風になるはずだ」
ロルフと、ウェルナー・ブラウヒッチ兵長がグリフォンを寄せて軽く打ち合わせを行う。
「しかし、地上からの狙撃となると……相手は……」
「分かってる。僕は回避行動に専念する形にはなると思う。だから、フリッツへの攻撃は任せるよ」
「おう、任せてくれ!」
「……了解しました」
その攻撃を任されたのはオットー・アルトリンゲン、サラ・グリューネマン両兵長だ。ウェルナーは後方で予備戦力として待機する形となる。
そのころ、地上ではフリッツの指示通り……そしてロルフたちの読み通り、レオンが射撃体勢に入っていた。
●
『撤退は許可しない。かつての仲間すべてを撃ち落とせ!!』
そう指示を受けたレオンは夕闇に紛れ静かに銃を構えていた。だが、その闇に紛れ、地上から接近してくる敵がいた。
敵は排除しなければならない。即座に銃撃。
「……」
だが、レオンにとっては意外なことに、その銃弾は命中しなかった。着弾前に眼前で斬り落とされたのだ。
「…………」
レオンは先ほどより警戒を強め、接近する敵を見る。それは……どこか懐かしい気配を持つ人間だった。だが、今のレオンには関係が無い。先ほどよりも集中力を高めて放たれた弾丸は、今度こそ直撃した。
「ちっ……機導剣で防御しなきゃ即死もあり得たな。歪虚になっても腕は落ちてねぇか。そりゃそうだ。まぁ腕が上がったってこともなさそうだが……」
その撃たれた男、鉄仮面の男エルウィンは傷を押さえながら木の陰に隠れた。
ちらりと覗き見ると、目玉のようなものが目に映った。あれが銃撃したせいで射線を誤認したのだろう。
「……なんとか、俺の手でケリをつけてやりたかったんだが……まぁ、所詮引退の身だ。後は任せるか」
呟きながら、エルウィンは無線機を取り出した。依頼したハンター達にこの情報を伝えるために。
解説
●目的
ヒンメルリッターの支援
歪虚「レオン・シュナイダー」の討伐
●状況
現在上空(低空域)でフリッツ・バウアーとヒンメルリッターが戦闘を行っている。ハンター達はフリッツが地上に配した敵歪虚を討伐するのが目的となる。
時間帯は夜。戦場は木々が茂っており空からも地上からも視界が通りにくい。
●敵情報
レオン・シュナイダー
ミイラ型の歪虚。かつては神眼の二つ名を持つヒンメルリッター副師団長だった。
今回は撤退を禁じられているため、ハンター側が全滅するか、自身が消滅するまで戦闘を継続する。
銃剣が取り付けられた狙撃銃を武器としており、戦場の全域がその射程に入っている。
なお、エルウィンからの情報で以下の点が特徴として伝えられている。
・射撃に際する一切の不利的条件を無視することができる。具体的には煙幕のような視界を阻害するような外的要因。フェイントなどには引っかかる可能性がある。
・一定の射程内に入ると精度が大幅に増し、回避が極めて困難になる。
・存命のころからの習性で牽制射撃などは行うが、跳弾などを使い予想外の方向から当ててくることはない。
目玉型歪虚×???
目玉に銃のついた歪虚。自由意志は存在せず、機械的に攻撃を行うという点では魔導機械の方が近いかもしれない。
落下したヒンメルリッターにとどめを刺すためと、レオンを迎撃に来た敵に対しその位置を見誤らせるために使用。ダメージは低い。
●味方情報
帝国軍第五師団
現在空戦中。墜落してきた兵員の保護も依頼内容として含まれている。
エルウィン
鉄仮面をつけた壮年の男性。レオンとも面識があるらしい。
レオンによる攻撃を受け戦闘が困難な状態。そのため、よっぽどのことが無ければ前には出ないので敵から狙われる可能性はほぼ無い。
ヒンメルリッターの支援
歪虚「レオン・シュナイダー」の討伐
●状況
現在上空(低空域)でフリッツ・バウアーとヒンメルリッターが戦闘を行っている。ハンター達はフリッツが地上に配した敵歪虚を討伐するのが目的となる。
時間帯は夜。戦場は木々が茂っており空からも地上からも視界が通りにくい。
●敵情報
レオン・シュナイダー
ミイラ型の歪虚。かつては神眼の二つ名を持つヒンメルリッター副師団長だった。
今回は撤退を禁じられているため、ハンター側が全滅するか、自身が消滅するまで戦闘を継続する。
銃剣が取り付けられた狙撃銃を武器としており、戦場の全域がその射程に入っている。
なお、エルウィンからの情報で以下の点が特徴として伝えられている。
・射撃に際する一切の不利的条件を無視することができる。具体的には煙幕のような視界を阻害するような外的要因。フェイントなどには引っかかる可能性がある。
・一定の射程内に入ると精度が大幅に増し、回避が極めて困難になる。
・存命のころからの習性で牽制射撃などは行うが、跳弾などを使い予想外の方向から当ててくることはない。
目玉型歪虚×???
目玉に銃のついた歪虚。自由意志は存在せず、機械的に攻撃を行うという点では魔導機械の方が近いかもしれない。
落下したヒンメルリッターにとどめを刺すためと、レオンを迎撃に来た敵に対しその位置を見誤らせるために使用。ダメージは低い。
●味方情報
帝国軍第五師団
現在空戦中。墜落してきた兵員の保護も依頼内容として含まれている。
エルウィン
鉄仮面をつけた壮年の男性。レオンとも面識があるらしい。
レオンによる攻撃を受け戦闘が困難な状態。そのため、よっぽどのことが無ければ前には出ないので敵から狙われる可能性はほぼ無い。
マスターより
お世話になっております、植田です。
久しぶりになってしまいましたが、第五師団関連の依頼です。
私の依頼に出てきた名有りの敵NPCの1人、レオン・シュナイダーの討伐が目的となります。
回避よりは防御に重点を置いた方が戦いやすいかもしれないです。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
久しぶりになってしまいましたが、第五師団関連の依頼です。
私の依頼に出てきた名有りの敵NPCの1人、レオン・シュナイダーの討伐が目的となります。
回避よりは防御に重点を置いた方が戦いやすいかもしれないです。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/08/02 10:19
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/07/10 09:14:22 |
|
![]() |
相談用の卓的な場所 イツキ・ウィオラス(ka6512) エルフ|16才|女性|格闘士(マスターアームズ) |
最終発言 2019/07/11 18:50:32 |