ゲスト
(ka0000)
屠竜の日
マスター:赤山優牙

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 6~10人
- ユニット参加人数
- 現在10 / 0~10
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/07/29 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/08/12 09:00
オープニング
※このシナリオは難易度が高く設定されています。所持金の大幅な減少や装備アイテムの損失、場合によっては、再起不能、死亡判定が下される可能性があります。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●竜の巣
“必ずお前を止める”
そう記された紙を見つめ、ティオリオスは突き刺さっていたナイフを無造作に抜き捨てた。
ナイフは乾いた音を立てて転がっていき……やがて、水の中へと落ちていった。
「……いいだろう。受けて立とうではないか」
真剣な眼差しでティオリオスは外に繋がる通路へと視線を向けた。
ここは、王国南東部リンダールの森と海岸線を結ぶ川岸から伸びている洞窟だ。
巨大な空間が広がっているのは、元々、海だった場所が侵食されて、地面が隆起したからである。
洞窟は大きな広間が二つあった。
一つは地底湖を抱えた広間。そして、そこから伸びて、もう一つ、元々、寝床として使っていた広間。
「世界が滅びるかもしれないという間際のようだが、決着を付けるというのなら、迎えてやらんとな」
異世界から奇妙な歪虚が出現している事をティオリオスは知っている。
それらと己が相容れない存在だというのはすぐに分かった。目的は“別”なのだ。
「未来さえもいらない。全ての滅びこそ、強欲――ドラッケン――の行動原理であり、そして、俺に全てを捧げたヒトの願いなのだから」
不幸や悲劇が起こるのなら……そもそも、最初から何もなければ、不幸や悲劇は起こらない。
世界は最初から“虚無”であればそれで良かったのだ。
だが、ハンター達は、いや、この世界に住む者達は、それを真っ向から否定する。
だから、ティオリオスは望む。
それぞれの意思をぶつけ合う事を。決着をつける事を。
「……邪神との戦い、手伝ってやろうとも思ったが、それだと面白くはなかろう」
ティオリオスから見ても、邪神勢力の勢いは強大だと思った。
まともに戦えば、きっと、ティオリオスも無事では済まないだろう……いや、倒されるだろう。
そんな最後を迎えるのであれば――。
「まずは俺の“庭”で出迎えてやる」
考えていた事を途中で遮って、ティオリオスは歩き出したのであった。
●フライングシスティーナ号
傲慢歪虚との決戦後、ドッグ入りしていたフライングシスティーナ号は、応急点検を終えると、王国南東部の海を目指した。
ティオリオス討伐の為の移動だけではなく、王国と同盟やリゼリオとの海路を邪神眷属から守る為でもある。
広い甲板に刻騎ゴーレムが数機、降り立った。先頭の機体から降りてきたのは、星加 孝純 (kz0276)だった。
「“隊長代理”、邪神眷属は想像以上でした。」
「傲慢歪虚との戦いで戦力をもっと失っていたら危ない所でしたよ」
少年を出迎えたのは、爽やかな青色の部分鎧を身に着けた、痩せた騎士だった。
ただの騎士ではない。数々の戦いを指揮し、今日に至るまで『無敗』であり、『軍師騎士』と一部の者から呼ばれていた騎士、ノセヤだ。
だが、今は二つ名で呼ばれる事はない。グラズヘイム王国騎士団“青の隊”の“隊長代理”なのだ。
“青の隊”の隊長は騎士団長であるゲオルギウスが兼任している。
激務である為、働ける者には仕事を――という事の人事なのか、はたまた、特定の派閥に所属していなかったノセヤなら、誰も角が立たないという政治的な配慮なのかは分からないが。
ノセヤは少年が力強く拳を握っているのを見て声を掛けた。
「孝純君には申し訳ない事をした。僕が依頼をださなければ、君は今頃、邪神と戦っていたのだから」
「いえ、良いんです。ここで戦う事も、とても大事な事であると思っていますので」
少年は空を見上げた。
もし……自分が邪神との戦いに臨んでいたらどうなっていただろうか。
生き残っているだろうか、それとも……。
「邪神と戦う皆さんが無事である事を祈るのみです」
「僕の尊敬する先輩が言っていましたよ。人の祈りは力になると――。だから、孝純君の祈りも、きっと、意味があるのです」
「はい。では、憂いなく確りと祈っていられるように、目の前の敵からですね」
海岸線を指差した孝純の台詞にノセヤは大きく頷いた。
歪虚ティオリオスを討伐する。その為に、フライングシスティーナ号は王都防衛から離れ、ここまで来たのだから。
●作戦開始
フライングシスティーナ号の船内、転移門や神霊樹が設置してある特別な一角にハンター達は集められた。
敵は強大だ。無作戦で挑むのは無謀だ。だからといって、大兵を投入できるかというとそうでもない。
「ティオリオスが邪神勢力と接触する前にできるだけ早期に討ちたいと思います。ですが、ティオリオスは水竜でもあり、強大な力を持つ為、少数精鋭で挑む必要があるとも考えています」
ノセヤがそう切り出した。
一定の空間を水に置き換える事が出来る【水棺】の能力。これが厄介だ。
生身の人間ではとてもではないが対抗できない。
「ハンター達の事前調査によって敵が潜んでいる住処が判明しています」
モニターに表示されたのは、ひょうたんを横に倒したような洞窟のイメージ絵だった。
出入口に近い方の広間には水が溜まっている事が示されている。
「恐らく、ティオリオスはこちらでハンター達を迎撃してくるはずです。【水棺】の能力は水場がなければならないようですので」
ピシっと指示棒で絵を指すノセヤ。
そして、ハンター達をぐるっと見回すと続ける。
「出入口はCAMや刻騎ゴーレムでも通り抜けができるので、これらの機体での出撃とします。そして、ここからが大事な事になります……」
そう言って、ノセヤは奥の広間を指す。
此処こそ、ティオリオスの寝床なのだ。かなりの広さがあるが、最初の広間から入ろうとすると、かなり細くなった通路を抜けなければいけない。
「通路は凄く狭いようなので、機体は通れないと思います。なので、もし、ティオリオスが奥の広間に逃げ出すようであれば、機体から降りて、戦う事になります……つまり、白兵戦の準備も必要です」
深手を負わせて、奥の広間に逃げられても出口を抑えている限り、脱出される恐れはない。
だが、ハンター達もずっと同じ場所で待ち構えている程の余裕はない。
「長期戦が想定されますので、確りと準備を行った上で、出撃をお願いします。なお、フライングシスティーナ号から敵地までは孝純君が案内人となります」
「よろしくお願いします」
緊張した趣きで少年が頭を下げた。
難敵ティオリオスとの決戦が間近に迫っていた。
再起不能、死亡判定の下されたキャラクターはログイン、及びコンテンツへのアクセスが制限されます。
●竜の巣
“必ずお前を止める”
そう記された紙を見つめ、ティオリオスは突き刺さっていたナイフを無造作に抜き捨てた。
ナイフは乾いた音を立てて転がっていき……やがて、水の中へと落ちていった。
「……いいだろう。受けて立とうではないか」
真剣な眼差しでティオリオスは外に繋がる通路へと視線を向けた。
ここは、王国南東部リンダールの森と海岸線を結ぶ川岸から伸びている洞窟だ。
巨大な空間が広がっているのは、元々、海だった場所が侵食されて、地面が隆起したからである。
洞窟は大きな広間が二つあった。
一つは地底湖を抱えた広間。そして、そこから伸びて、もう一つ、元々、寝床として使っていた広間。
「世界が滅びるかもしれないという間際のようだが、決着を付けるというのなら、迎えてやらんとな」
異世界から奇妙な歪虚が出現している事をティオリオスは知っている。
それらと己が相容れない存在だというのはすぐに分かった。目的は“別”なのだ。
「未来さえもいらない。全ての滅びこそ、強欲――ドラッケン――の行動原理であり、そして、俺に全てを捧げたヒトの願いなのだから」
不幸や悲劇が起こるのなら……そもそも、最初から何もなければ、不幸や悲劇は起こらない。
世界は最初から“虚無”であればそれで良かったのだ。
だが、ハンター達は、いや、この世界に住む者達は、それを真っ向から否定する。
だから、ティオリオスは望む。
それぞれの意思をぶつけ合う事を。決着をつける事を。
「……邪神との戦い、手伝ってやろうとも思ったが、それだと面白くはなかろう」
ティオリオスから見ても、邪神勢力の勢いは強大だと思った。
まともに戦えば、きっと、ティオリオスも無事では済まないだろう……いや、倒されるだろう。
そんな最後を迎えるのであれば――。
「まずは俺の“庭”で出迎えてやる」
考えていた事を途中で遮って、ティオリオスは歩き出したのであった。
●フライングシスティーナ号
傲慢歪虚との決戦後、ドッグ入りしていたフライングシスティーナ号は、応急点検を終えると、王国南東部の海を目指した。
ティオリオス討伐の為の移動だけではなく、王国と同盟やリゼリオとの海路を邪神眷属から守る為でもある。
広い甲板に刻騎ゴーレムが数機、降り立った。先頭の機体から降りてきたのは、星加 孝純 (kz0276)だった。
「“隊長代理”、邪神眷属は想像以上でした。」
「傲慢歪虚との戦いで戦力をもっと失っていたら危ない所でしたよ」
少年を出迎えたのは、爽やかな青色の部分鎧を身に着けた、痩せた騎士だった。
ただの騎士ではない。数々の戦いを指揮し、今日に至るまで『無敗』であり、『軍師騎士』と一部の者から呼ばれていた騎士、ノセヤだ。
だが、今は二つ名で呼ばれる事はない。グラズヘイム王国騎士団“青の隊”の“隊長代理”なのだ。
“青の隊”の隊長は騎士団長であるゲオルギウスが兼任している。
激務である為、働ける者には仕事を――という事の人事なのか、はたまた、特定の派閥に所属していなかったノセヤなら、誰も角が立たないという政治的な配慮なのかは分からないが。
ノセヤは少年が力強く拳を握っているのを見て声を掛けた。
「孝純君には申し訳ない事をした。僕が依頼をださなければ、君は今頃、邪神と戦っていたのだから」
「いえ、良いんです。ここで戦う事も、とても大事な事であると思っていますので」
少年は空を見上げた。
もし……自分が邪神との戦いに臨んでいたらどうなっていただろうか。
生き残っているだろうか、それとも……。
「邪神と戦う皆さんが無事である事を祈るのみです」
「僕の尊敬する先輩が言っていましたよ。人の祈りは力になると――。だから、孝純君の祈りも、きっと、意味があるのです」
「はい。では、憂いなく確りと祈っていられるように、目の前の敵からですね」
海岸線を指差した孝純の台詞にノセヤは大きく頷いた。
歪虚ティオリオスを討伐する。その為に、フライングシスティーナ号は王都防衛から離れ、ここまで来たのだから。
●作戦開始
フライングシスティーナ号の船内、転移門や神霊樹が設置してある特別な一角にハンター達は集められた。
敵は強大だ。無作戦で挑むのは無謀だ。だからといって、大兵を投入できるかというとそうでもない。
「ティオリオスが邪神勢力と接触する前にできるだけ早期に討ちたいと思います。ですが、ティオリオスは水竜でもあり、強大な力を持つ為、少数精鋭で挑む必要があるとも考えています」
ノセヤがそう切り出した。
一定の空間を水に置き換える事が出来る【水棺】の能力。これが厄介だ。
生身の人間ではとてもではないが対抗できない。
「ハンター達の事前調査によって敵が潜んでいる住処が判明しています」
モニターに表示されたのは、ひょうたんを横に倒したような洞窟のイメージ絵だった。
出入口に近い方の広間には水が溜まっている事が示されている。
「恐らく、ティオリオスはこちらでハンター達を迎撃してくるはずです。【水棺】の能力は水場がなければならないようですので」
ピシっと指示棒で絵を指すノセヤ。
そして、ハンター達をぐるっと見回すと続ける。
「出入口はCAMや刻騎ゴーレムでも通り抜けができるので、これらの機体での出撃とします。そして、ここからが大事な事になります……」
そう言って、ノセヤは奥の広間を指す。
此処こそ、ティオリオスの寝床なのだ。かなりの広さがあるが、最初の広間から入ろうとすると、かなり細くなった通路を抜けなければいけない。
「通路は凄く狭いようなので、機体は通れないと思います。なので、もし、ティオリオスが奥の広間に逃げ出すようであれば、機体から降りて、戦う事になります……つまり、白兵戦の準備も必要です」
深手を負わせて、奥の広間に逃げられても出口を抑えている限り、脱出される恐れはない。
だが、ハンター達もずっと同じ場所で待ち構えている程の余裕はない。
「長期戦が想定されますので、確りと準備を行った上で、出撃をお願いします。なお、フライングシスティーナ号から敵地までは孝純君が案内人となります」
「よろしくお願いします」
緊張した趣きで少年が頭を下げた。
難敵ティオリオスとの決戦が間近に迫っていた。
解説
●目的
ティオリオスの討伐
●内容
竜の巣でティオリオスを討伐する
(第1段階:CAMや刻騎ゴーレムに搭乗してのユニット戦)
(第2段階:ユニットから降りての白兵戦)
【PL情報】
ユニット戦でハンター達が優勢になったら、ティオリオスは奥の広間に逃亡します。
(狭い通路を竜の姿のまま強引に突破します。通路は瓦礫で塞がり、僅かな隙間をハンター達は通る事になります)
(通路を通過している間のペナルティーは、ユニット搭乗状態での進行不可以外、特にありません)
★重要★
依頼主の強い希望により、当依頼への参加はCAMか刻騎ゴーレムでの参加が必須となります。
(シナリオの主旨・課題として、ユニット戦に焦点を当てている為の特別ルールとなります)
(ユニットが無い場合等、未強化の刻騎ゴーレムを貸し出されます)
●味方勢力
星加 孝純 (kz0276)
人物の詳細はNPCページ参照の事。サブクラスは操縦士をセット。
刻騎ゴーレムに搭乗。ユニット操縦の腕は確かだが、白兵戦は経験不足が否めない。
●敵勢力
ティオリオス
青髪青瞳の好青年。サイズ1。若干の中二病プラグが差し込まれている残念系イケメン。
能力は過去依頼を参照の事。
なお、今回は戦闘開始時から竜形態となっている。
●地形
ひょうたんのような形をした巨大な洞窟。
出入口に近い広間では地底湖が広がっている。
奥の広間は巨大な空間となっている。
洞窟内は照明が必須。
●その他
質問卓には孝純君が答えられる範囲で答えます。
ティオリオスの討伐
●内容
竜の巣でティオリオスを討伐する
(第1段階:CAMや刻騎ゴーレムに搭乗してのユニット戦)
(第2段階:ユニットから降りての白兵戦)
【PL情報】
ユニット戦でハンター達が優勢になったら、ティオリオスは奥の広間に逃亡します。
(狭い通路を竜の姿のまま強引に突破します。通路は瓦礫で塞がり、僅かな隙間をハンター達は通る事になります)
(通路を通過している間のペナルティーは、ユニット搭乗状態での進行不可以外、特にありません)
★重要★
依頼主の強い希望により、当依頼への参加はCAMか刻騎ゴーレムでの参加が必須となります。
(シナリオの主旨・課題として、ユニット戦に焦点を当てている為の特別ルールとなります)
(ユニットが無い場合等、未強化の刻騎ゴーレムを貸し出されます)
●味方勢力
星加 孝純 (kz0276)
人物の詳細はNPCページ参照の事。サブクラスは操縦士をセット。
刻騎ゴーレムに搭乗。ユニット操縦の腕は確かだが、白兵戦は経験不足が否めない。
●敵勢力
ティオリオス
青髪青瞳の好青年。サイズ1。若干の中二病プラグが差し込まれている残念系イケメン。
能力は過去依頼を参照の事。
なお、今回は戦闘開始時から竜形態となっている。
●地形
ひょうたんのような形をした巨大な洞窟。
出入口に近い広間では地底湖が広がっている。
奥の広間は巨大な空間となっている。
洞窟内は照明が必須。
●その他
質問卓には孝純君が答えられる範囲で答えます。
マスターより
●挨拶
おはようございます! AdivMSの赤山です。
邪神との決戦の最中ですが、ここで難敵との最終決戦です(倒せれば)。
互いに許容できる相手ではないので、ヤル気全力で挑んで頂ければ!
それと……機体から降りての白兵戦って、なんかカッコイイな~とか思ってます。
●攻略のヒント
難易度は『やや難しい』ですが、実質的には『難しい』相当となります。
当然の事ながら、危険フラグです。作戦の失敗はNPCも含め、容赦なく重大ステータス判定となります。
敵情報の再確認と対策は必須ですので!
おはようございます! AdivMSの赤山です。
邪神との決戦の最中ですが、ここで難敵との最終決戦です(倒せれば)。
互いに許容できる相手ではないので、ヤル気全力で挑んで頂ければ!
それと……機体から降りての白兵戦って、なんかカッコイイな~とか思ってます。
●攻略のヒント
難易度は『やや難しい』ですが、実質的には『難しい』相当となります。
当然の事ながら、危険フラグです。作戦の失敗はNPCも含め、容赦なく重大ステータス判定となります。
敵情報の再確認と対策は必須ですので!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/08/02 02:48
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
相談卓 鹿東 悠(ka0725) 人間(リアルブルー)|32才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/07/29 06:51:18 |
|
![]() |
質問卓 鹿東 悠(ka0725) 人間(リアルブルー)|32才|男性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2019/07/24 07:26:21 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/07/27 14:45:13 |