ゲスト
(ka0000)
【血断】崑崙基地点景
マスター:樹シロカ

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在9人 / 3~10人
- ユニット参加人数
- 現在3 / 0~10
- サポート
- 現在0人 / 0~5人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/08/08 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/08/22 19:00
オープニング
●
控えめな電子音が、各部門からの報告を知らせてくる。
アスタリスク(kz0234)はモニターに映し出される情報を順に読み取ると、キーボードをたたき、マイクを握る。
月面にある崑崙基地は、負傷者と故障したユニットや戦艦であふれかえっていた。
一応ひところよりは落ち着いたとはいえ、物資の調達、負傷者の管理、住民の保安など、基地職員の仕事は山積みだ。
しかも戦闘自体、完全に終了したわけではない。
一応の修理を終えた戦闘用の機材を持ち出し、傷の癒えた兵士がまた出動していくのだ。
アスタリスクはヘッドセットを外し、椅子を回して立ち上がる。
「……という、ご覧の通りの状況です」
ハンター達に見せる微笑は相変わらず穏やかなものだったが、蓄積した疲労は隠しようもない。
「皆様も大変な中、誠に申し訳ないのですが。ご協力いただけますでしょうか」
ハンターへの依頼は、崑崙基地での様々な活動への協力だった。
例えば、時折現れる、母艦型をはじめとする歪虚への対処。修理しては出す状況で、戦闘用ユニットも満足な状態とはいいがたい。
あるいは、負傷者の心身両面でのケア。大怪我を負い、自らのふがいなさを責め、不安を募らせる者もある。
比較的怪我の軽い者は戦闘に出ていくが、度々の出動と閉鎖空間での生活で、精神的に参っているだろう。
こういった点を把握してはいるのだが、とにかく日々の業務を回すことで基地職員は手いっぱいだ。
「ですので、気が付かれた点について皆様にフォローをお願いしたいのです」
アスタリスクにそう言われ、ハンター達はそれぞれ基地内を見て回ることにした。
基地内のドックでは、CAMにトラック、戦闘機など、色々な機体や車両の修理が行われていた。
「あー、せめて動作テストを手伝ってもらえたら助かるかな……」
鼻の頭に機械油をつけた若い整備兵が頭を掻く。
「あとは廃棄ユニットから、使える部品を取り外す手が欲しいかな?」
今すぐ困るというわけではないが、将来の部品不足に備えておきたい、ということだった。
医療エリアでは、年配の女性医師がため息をつく。
「ヒーラーは何人いても足りないね」
他の戦域から多数の負傷者を受け入れたのだからそれも当然だろう。
「軽い負傷を治すほうが、労力が少なくて済むからね。逆に重傷者には休んでもらってるよ」
そんな話をしているうちに、医師の携帯端末に連絡が入る。新たな負傷者の到着だ。
医師は顔を上げると、険しい表情をふっと緩める。
「月を守る勇者の凱旋だよ。今度は私たちが守らなくちゃね」
ここもまた、ひとつの戦場なのだった。
住民と軽い負傷者が居住するエリアもまた、困難を抱えていた。
「なんといっても気が滅入ってしまってね」
住民代表の壮年の男性が肩を落とす。
「こんなに本格的な戦闘が始まるまでは、ここにも娯楽があったんだが」
そうそう、と男性が付け加える。
「アスタリスク大尉だっけ? あの人の余興は結構面白かったんだがねえ。さすがに今の崑崙じゃなあ」
不思議な顔をするハンターに、男性が苦笑いを向けた。
「崑崙基地であった本当に怖い話、ってやつでね。今じゃ到底無理なネタだよなあ」
こうして一通りの見学を終え、ハンター達はそれぞれにできることを考え始める。
控えめな電子音が、各部門からの報告を知らせてくる。
アスタリスク(kz0234)はモニターに映し出される情報を順に読み取ると、キーボードをたたき、マイクを握る。
月面にある崑崙基地は、負傷者と故障したユニットや戦艦であふれかえっていた。
一応ひところよりは落ち着いたとはいえ、物資の調達、負傷者の管理、住民の保安など、基地職員の仕事は山積みだ。
しかも戦闘自体、完全に終了したわけではない。
一応の修理を終えた戦闘用の機材を持ち出し、傷の癒えた兵士がまた出動していくのだ。
アスタリスクはヘッドセットを外し、椅子を回して立ち上がる。
「……という、ご覧の通りの状況です」
ハンター達に見せる微笑は相変わらず穏やかなものだったが、蓄積した疲労は隠しようもない。
「皆様も大変な中、誠に申し訳ないのですが。ご協力いただけますでしょうか」
ハンターへの依頼は、崑崙基地での様々な活動への協力だった。
例えば、時折現れる、母艦型をはじめとする歪虚への対処。修理しては出す状況で、戦闘用ユニットも満足な状態とはいいがたい。
あるいは、負傷者の心身両面でのケア。大怪我を負い、自らのふがいなさを責め、不安を募らせる者もある。
比較的怪我の軽い者は戦闘に出ていくが、度々の出動と閉鎖空間での生活で、精神的に参っているだろう。
こういった点を把握してはいるのだが、とにかく日々の業務を回すことで基地職員は手いっぱいだ。
「ですので、気が付かれた点について皆様にフォローをお願いしたいのです」
アスタリスクにそう言われ、ハンター達はそれぞれ基地内を見て回ることにした。
基地内のドックでは、CAMにトラック、戦闘機など、色々な機体や車両の修理が行われていた。
「あー、せめて動作テストを手伝ってもらえたら助かるかな……」
鼻の頭に機械油をつけた若い整備兵が頭を掻く。
「あとは廃棄ユニットから、使える部品を取り外す手が欲しいかな?」
今すぐ困るというわけではないが、将来の部品不足に備えておきたい、ということだった。
医療エリアでは、年配の女性医師がため息をつく。
「ヒーラーは何人いても足りないね」
他の戦域から多数の負傷者を受け入れたのだからそれも当然だろう。
「軽い負傷を治すほうが、労力が少なくて済むからね。逆に重傷者には休んでもらってるよ」
そんな話をしているうちに、医師の携帯端末に連絡が入る。新たな負傷者の到着だ。
医師は顔を上げると、険しい表情をふっと緩める。
「月を守る勇者の凱旋だよ。今度は私たちが守らなくちゃね」
ここもまた、ひとつの戦場なのだった。
住民と軽い負傷者が居住するエリアもまた、困難を抱えていた。
「なんといっても気が滅入ってしまってね」
住民代表の壮年の男性が肩を落とす。
「こんなに本格的な戦闘が始まるまでは、ここにも娯楽があったんだが」
そうそう、と男性が付け加える。
「アスタリスク大尉だっけ? あの人の余興は結構面白かったんだがねえ。さすがに今の崑崙じゃなあ」
不思議な顔をするハンターに、男性が苦笑いを向けた。
「崑崙基地であった本当に怖い話、ってやつでね。今じゃ到底無理なネタだよなあ」
こうして一通りの見学を終え、ハンター達はそれぞれにできることを考え始める。
解説
●このシナリオについて
【血断】大規模の第3フェーズ以降の状況です。
崑崙基地は負傷者の退避先となっており、今なお月面での戦闘は続いています。
今のところ、一時期よりは落ち着いています。
今後ハンター達の作戦がどういう結果に向かうかによって、ここの様子も変化するでしょう。
ひとまずこのシナリオで取り扱う時間は、そこに至る前の話になります。
●何をするの?
アスタリスクほか崑崙基地の人々の困っていることに、手助けをお願いします。
1日でも手助けがあれば、交替で休息をとることができるそうです。
OPに出てくる「困ったこと」は例示ですので、全てをカバーできなくて構いません。
それぞれの参加者が得意なことでお手伝いいただきたいと思います。
もちろん、共同でどこかひとつの「困ったこと」と解決するという方向でも問題ありません。
相談などで決め、プレイングでの指定をお願いします。
尚、ユニットは戦闘の支援など、ユニットが活動できるエリアでのみ使用できます。
医療エリアや居住エリアでは、日常的に行動を共にできるものに限ります。(例:ユグディラなどはOK。CAMは原則不可)
サポートが必要な場合は、それぞれ相談の上で参加をお願いしてください。
●同行NPC
アスタリスク:元強化人間。クリムゾンウェストで覚醒者として契約を済ませ、元の所属である崑崙基地に戻っている。
何か確認事項があれば、アスタリスクの分かる範囲でお答えします。
【血断】大規模の第3フェーズ以降の状況です。
崑崙基地は負傷者の退避先となっており、今なお月面での戦闘は続いています。
今のところ、一時期よりは落ち着いています。
今後ハンター達の作戦がどういう結果に向かうかによって、ここの様子も変化するでしょう。
ひとまずこのシナリオで取り扱う時間は、そこに至る前の話になります。
●何をするの?
アスタリスクほか崑崙基地の人々の困っていることに、手助けをお願いします。
1日でも手助けがあれば、交替で休息をとることができるそうです。
OPに出てくる「困ったこと」は例示ですので、全てをカバーできなくて構いません。
それぞれの参加者が得意なことでお手伝いいただきたいと思います。
もちろん、共同でどこかひとつの「困ったこと」と解決するという方向でも問題ありません。
相談などで決め、プレイングでの指定をお願いします。
尚、ユニットは戦闘の支援など、ユニットが活動できるエリアでのみ使用できます。
医療エリアや居住エリアでは、日常的に行動を共にできるものに限ります。(例:ユグディラなどはOK。CAMは原則不可)
サポートが必要な場合は、それぞれ相談の上で参加をお願いしてください。
●同行NPC
アスタリスク:元強化人間。クリムゾンウェストで覚醒者として契約を済ませ、元の所属である崑崙基地に戻っている。
何か確認事項があれば、アスタリスクの分かる範囲でお答えします。
マスターより
大規模作戦で力尽きていました。樹シロカです。
第3フェーズで崑崙基地の描写を担当させていただき、後方支援担当のハンターの活躍をもう少し書きたくなりました。
プレイング字数も大規模よりは多いと思いますので、戦闘だけではない戦いにスポットを当てていきたいと思います。
勿論、戦闘もOKです。現在確認できる敵は大規模作戦の第3フェーズに準じ、主に母艦型と小型の狂気歪虚になります。
ユニットが必要でしたら同行を。ただし棒立ちの場合は描写が減る可能性があります。
どうでもいい余談ですが、アスタリスクの得意ネタは「笑う人面デブリ」「クレーターでおぼれた男」だそうです。
では、皆様のご参加をお待ちしております!
第3フェーズで崑崙基地の描写を担当させていただき、後方支援担当のハンターの活躍をもう少し書きたくなりました。
プレイング字数も大規模よりは多いと思いますので、戦闘だけではない戦いにスポットを当てていきたいと思います。
勿論、戦闘もOKです。現在確認できる敵は大規模作戦の第3フェーズに準じ、主に母艦型と小型の狂気歪虚になります。
ユニットが必要でしたら同行を。ただし棒立ちの場合は描写が減る可能性があります。
どうでもいい余談ですが、アスタリスクの得意ネタは「笑う人面デブリ」「クレーターでおぼれた男」だそうです。
では、皆様のご参加をお待ちしております!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/08/25 01:57
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
お手伝いスタッフ控室(相談卓) 天王寺茜(ka4080) 人間(リアルブルー)|18才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2019/08/07 07:25:17 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/08/07 07:22:03 |