ゲスト
(ka0000)
【血断】龍とイタチの前線
マスター:狐野径

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 多め
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/08/09 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/08/23 09:00
オープニング
●一方的に敬遠
ラカ・ベルフは背後を守るといえる所にいた。周囲は遮るものがないのだが、視界は意外と利かない場所だった。とはいえ、普通にいる分には問題はない。
なぜここにいるのかと言えば、進んだハンターたちの道しるべということだった。
挨拶くらいはする龍園の人間と、自分の世界の外に出てもそれ以上は出られない小さなイレギュラーもいる。それとハンターたちもいる。
(なんでこうなったんですの!)
そばにいる、全体的に青い人を視界に収め、外す。青龍の状況もあるし、クリムゾンウェストの人間すべての関わる問題なため、いてもおかしくはない人物だ。
それでも、ラカはなんとなく居心地が悪い。先ほど彼が来たときの話によると、騎士団のメンバーはそれぞれ別のところにいるはずだ。
『ラカ、あのニンゲン、僕の方をちらちら見ているでち』
「大丈夫ですわ、恐いことはありませんわ」
ラカはしゃがみ、イレギュラーとしてここにいるマッシュを眺める。
『僕も役に立ちたいでち。でも、皆、大きいでち……だから、狭いところの偵察なら任せるでち』
「いいのですわ、いてくださるだけで、こう、気持ちが和らぎますから」
『……』
マッシュは複雑な気持ちになったが、表情には出なかった。
「ところで、ラカさん……僕を、無視していませんか?」
ラカは頭上から声をかけられてビクッとなり、立ち上がる。
ガンと盛大な音がして、ラカの目の前に火花が散る。
「痛っ」
「ああああ」
想定外の行動をとったラカに、声をかけた人物シャンカラは避けられなかった。
二人でそれぞれ痛みをこらえる状況になる。
マッシュはおろおろとする。
「……で、ラカさん?」
「……む、無視はしていませんわっ! 私は、マッシュと話をしていただけですわ!」
「せっかくなので、僕も知り合いになりたいです」
シャンカラがしゃがむとマッシュはササッと移動してラカのスカートの中に隠れた。
スカートの裾から頭を出し、シャンカラをうかがう。
「初めまして、僕は竜騎士隊長のシャンカラと言います。ラカさんとは同郷の仲間なのです」
人当たりのいい笑顔で見つめられ、マッシュは恐る恐るラカのスカートから出る。
『初めましてでち。僕はマッシュでち。僕たちは、先に進みたいと思ったのでち』
マッシュはふと自分のいたところの仲間を思い出す。
ループする痛みしかない世界ではなく、世界は消えてなるかもしれないが、未来への可能性を考えた。
ハンターたちが正直に現状を話し、マッシュに協力を求めたのだ。前に進む想いのために。
『そうでち! 僕、周りを見てくるでち!』
ラカたちの返答を待たず、マッシュはトトトっと走り出した。
小さい影はすぐに見えなくなる。
「そういえば、ラカさんが変わった動物を飼っていると噂で聞きましたけど……」
「変わっていませんわ! マッシュに似ているだけの、ただのフェレットです」
「なるほど」
イタチを飼っている人が少ないから珍しいのでは、とシャンカラは思たけれども、黙っていた。ラカはたぶん、怒るから。
(ラカさんとの距離感……なぜか、避けられているんですよね……それに、怒ってます?)
そもそも騎士と神官で働く場が違うこともあるが、ラカがワイバーンのいる所に出入りしているのは噂にある。しかし、そんなラカにシャンカラは会っていなかった。
明らかに避けられているし、怒っている。それはシャンカラには分からないことだった。
●敵襲
しばらく待っていると大きな質量の何かを感じる。そちらを見ると、巨大な黒いドラゴンのような姿が見えた。
緊張が走り、臨戦態勢が整う。ラカはモーニングスターをスカートから取り出し、走り出してしまう。
『ラカぁあああ』
大きなものの手前に小さな影がある。それはマッシュであり、必死に走っている。
「マッシュ! え……追いつかれてしまいますっ!」
ラカは全力で移動する。
「……ラカさんっ! なんで、真っ先に走り出すんですかっ!? マッシュさん、無事ですか!? 皆さん、援護はお願いします」
シャンカラはラカを追いかけた。
マッシュは途中で転んだが、小さいのが幸いして、またがれていたのだ。ただ、シャンカラやハンターたちがいる方向からは無事かは見えない。
なお、ハンターには気づいた人もいるかもしれない。別の方向からも別の歪虚が来ている……。
ラカ・ベルフは背後を守るといえる所にいた。周囲は遮るものがないのだが、視界は意外と利かない場所だった。とはいえ、普通にいる分には問題はない。
なぜここにいるのかと言えば、進んだハンターたちの道しるべということだった。
挨拶くらいはする龍園の人間と、自分の世界の外に出てもそれ以上は出られない小さなイレギュラーもいる。それとハンターたちもいる。
(なんでこうなったんですの!)
そばにいる、全体的に青い人を視界に収め、外す。青龍の状況もあるし、クリムゾンウェストの人間すべての関わる問題なため、いてもおかしくはない人物だ。
それでも、ラカはなんとなく居心地が悪い。先ほど彼が来たときの話によると、騎士団のメンバーはそれぞれ別のところにいるはずだ。
『ラカ、あのニンゲン、僕の方をちらちら見ているでち』
「大丈夫ですわ、恐いことはありませんわ」
ラカはしゃがみ、イレギュラーとしてここにいるマッシュを眺める。
『僕も役に立ちたいでち。でも、皆、大きいでち……だから、狭いところの偵察なら任せるでち』
「いいのですわ、いてくださるだけで、こう、気持ちが和らぎますから」
『……』
マッシュは複雑な気持ちになったが、表情には出なかった。
「ところで、ラカさん……僕を、無視していませんか?」
ラカは頭上から声をかけられてビクッとなり、立ち上がる。
ガンと盛大な音がして、ラカの目の前に火花が散る。
「痛っ」
「ああああ」
想定外の行動をとったラカに、声をかけた人物シャンカラは避けられなかった。
二人でそれぞれ痛みをこらえる状況になる。
マッシュはおろおろとする。
「……で、ラカさん?」
「……む、無視はしていませんわっ! 私は、マッシュと話をしていただけですわ!」
「せっかくなので、僕も知り合いになりたいです」
シャンカラがしゃがむとマッシュはササッと移動してラカのスカートの中に隠れた。
スカートの裾から頭を出し、シャンカラをうかがう。
「初めまして、僕は竜騎士隊長のシャンカラと言います。ラカさんとは同郷の仲間なのです」
人当たりのいい笑顔で見つめられ、マッシュは恐る恐るラカのスカートから出る。
『初めましてでち。僕はマッシュでち。僕たちは、先に進みたいと思ったのでち』
マッシュはふと自分のいたところの仲間を思い出す。
ループする痛みしかない世界ではなく、世界は消えてなるかもしれないが、未来への可能性を考えた。
ハンターたちが正直に現状を話し、マッシュに協力を求めたのだ。前に進む想いのために。
『そうでち! 僕、周りを見てくるでち!』
ラカたちの返答を待たず、マッシュはトトトっと走り出した。
小さい影はすぐに見えなくなる。
「そういえば、ラカさんが変わった動物を飼っていると噂で聞きましたけど……」
「変わっていませんわ! マッシュに似ているだけの、ただのフェレットです」
「なるほど」
イタチを飼っている人が少ないから珍しいのでは、とシャンカラは思たけれども、黙っていた。ラカはたぶん、怒るから。
(ラカさんとの距離感……なぜか、避けられているんですよね……それに、怒ってます?)
そもそも騎士と神官で働く場が違うこともあるが、ラカがワイバーンのいる所に出入りしているのは噂にある。しかし、そんなラカにシャンカラは会っていなかった。
明らかに避けられているし、怒っている。それはシャンカラには分からないことだった。
●敵襲
しばらく待っていると大きな質量の何かを感じる。そちらを見ると、巨大な黒いドラゴンのような姿が見えた。
緊張が走り、臨戦態勢が整う。ラカはモーニングスターをスカートから取り出し、走り出してしまう。
『ラカぁあああ』
大きなものの手前に小さな影がある。それはマッシュであり、必死に走っている。
「マッシュ! え……追いつかれてしまいますっ!」
ラカは全力で移動する。
「……ラカさんっ! なんで、真っ先に走り出すんですかっ!? マッシュさん、無事ですか!? 皆さん、援護はお願いします」
シャンカラはラカを追いかけた。
マッシュは途中で転んだが、小さいのが幸いして、またがれていたのだ。ただ、シャンカラやハンターたちがいる方向からは無事かは見えない。
なお、ハンターには気づいた人もいるかもしれない。別の方向からも別の歪虚が来ている……。
解説
敵の殲滅。
マッシュの安全確保。
●マップ
□□マ□□狂
□□□□□狂
□□□□□□
□□◆□□□
□□□□□□
(50メートル)
□□□□□□
□□ラ□□□
□□□□□□
□シ□□ハ□
□□□□ハ□
□=10×10メートルほど
◇=ドラゴンのようなシェオル型
狂=狂気の歪虚
マ=マッシュ
ラ=ラカ
シ=シャンカラ
ハ=ハンターの初期位置
●NPC
・ラカ・ベルフ 聖導士、モーニングスターを装備。
スキル【ヒーリングスフィア】【キュア】【ストライクブロウ】
・シャンカラ 闘狩人、剣を装備。
スキル【守りの構え】【薙ぎ払い】【カウンターアタック】
・マッシュ サイズ0 爪と牙で攻撃はできる。
●敵情報
・ドラゴンのようなシェオル型×1 サイズ3。
固そう。1Rに二回攻撃。しっぽ、かみつき、爪の攻撃。闇ブレス(前方30度、20メートル)。
・狂気 ×5、サイズ1。甲殻類のようなタイプ。
固そう。足というか触手で殴ってくる。触手で殴るとき、電気が走ることも。ギチギチ出す音が不快。
マッシュの安全確保。
●マップ
□□マ□□狂
□□□□□狂
□□□□□□
□□◆□□□
□□□□□□
(50メートル)
□□□□□□
□□ラ□□□
□□□□□□
□シ□□ハ□
□□□□ハ□
□=10×10メートルほど
◇=ドラゴンのようなシェオル型
狂=狂気の歪虚
マ=マッシュ
ラ=ラカ
シ=シャンカラ
ハ=ハンターの初期位置
●NPC
・ラカ・ベルフ 聖導士、モーニングスターを装備。
スキル【ヒーリングスフィア】【キュア】【ストライクブロウ】
・シャンカラ 闘狩人、剣を装備。
スキル【守りの構え】【薙ぎ払い】【カウンターアタック】
・マッシュ サイズ0 爪と牙で攻撃はできる。
●敵情報
・ドラゴンのようなシェオル型×1 サイズ3。
固そう。1Rに二回攻撃。しっぽ、かみつき、爪の攻撃。闇ブレス(前方30度、20メートル)。
・狂気 ×5、サイズ1。甲殻類のようなタイプ。
固そう。足というか触手で殴ってくる。触手で殴るとき、電気が走ることも。ギチギチ出す音が不快。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
邪神との戦いも大詰めですね。
色々あり、シャンカラさんを一旦お預かりしました。
大変申し訳ありませんが、騎士団のNPCや辺境の話題には触れられても反応できませんのでプレイングの際、ご注意下さい。念のため明記いたしました。
何か質問があって答える必要がある場合は、ラカが対応をします。
なお、マッシュが敵をかじっても、人間が蚊に刺されたような感じと思っていただければ良いかもしれません。
よろしくお願いします。
邪神との戦いも大詰めですね。
色々あり、シャンカラさんを一旦お預かりしました。
大変申し訳ありませんが、騎士団のNPCや辺境の話題には触れられても反応できませんのでプレイングの際、ご注意下さい。念のため明記いたしました。
何か質問があって答える必要がある場合は、ラカが対応をします。
なお、マッシュが敵をかじっても、人間が蚊に刺されたような感じと思っていただければ良いかもしれません。
よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/08/19 21:25
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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ドラゴンとビリビリ ヴォーイ・スマシェストヴィエ(ka1613) 人間(クリムゾンウェスト)|27才|男性|霊闘士(ベルセルク) |
最終発言 2019/08/09 03:56:03 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/08/07 07:35:17 |