ゲスト
(ka0000)
パーティーはこれにて終了でーす!
マスター:電気石八生

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在7人 / 3~10人
- ユニット参加人数
- 現在2 / 0~10
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 寸志
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/09/24 09:00
- リプレイ完成予定
- 2019/10/08 09:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●準備
ノアーラ・クンタウの片隅に小さな看板を出すバー『二郎』。
リアルブルー産の酒が取りそろえられているのが売り――なのに、なぜか店主であるゲモ・ママ(kz0256)の手料理が評判だったり、最近始まった昼営業の喫茶タイムが話題だったりするわけだが。
「レヲ蔵ー!!」
狂おしいほどスキニーな革パンに空恐ろしいタンクトップを決めたママが、緑でラメラメなアフロをぼっはぼっは揺らして両腕を拡げれば。
「ママー!!」
フリルまみれの襟を大きく開け放った白いドレスシャツ、そしてなぜか黒の半ズボンとかいう風なのか木なのか歌なのかな格好を晒した天王洲レヲナ(kx0260)がまっすぐ飛び込んだ。
「アンタもうバカっ! 病院出られたくせになぁんでいきなり仕事してんのよぉ!」
ぎゅーっと抱きしめてやって、レヲナの桃色アフロをぐしゃぐしゃにかき回す。
レヲナはくすぐったげにその手を受け入れ、えへへ。
「もう一回会うときは元気になってからって決めてたから! ああああ、それよりボク見たかったよ……マチヨの空に裂くボンバーの華!」
「超昔話ねっ!? 心配しなくってもちぁゃんと阿鼻叫喚だったわよぉ」
オネェと男の子が涙とともに語り合うことなのかどうかはさておき。
「ってゆうか今さらなんだけどさぁ。なんでアンタ“耽美”なわけぇ?」
ドレスシャツに半ズボン。それは1970年代にリアルブルー某所ですごいことになってた男子同士のドロドロな恋愛劇「耽美もの」の定番ユニフォームである。
「なんかニッチ狙いよねぇ。男の娘なんだし? メイド服とかのが無難だったんじゃ? あー、まずはアフロしまいなさい。半ズボンに超似合わねぇから」
「ママのノリに合わせただけだし。衣装は……需要に対する供給?」
最初は普通の英国式男の娘メイド喫茶店だった昼営業。しかし偏った客がひとり現われたと思いきや、どんどん偏った客が増え始めて――こういう類友の増殖はいろいろな場所でよくあることなのだ――それに応えているうち普通の客はいなくなり、今やもうこんな有様に。
「生クリームが分岐点だったわねぇ」
「生クリームだよねぇ……売り上げのためにボクの半ズボンの丈も短くなる一方だよ恥ずかしいっ!」
幾度となく裾上げされた半ズボンは、すでにホットパンツレベルのピチピチっぷりである。
「いやいや、スカートんときもおんなじくらい脚出てんでしょ。アンタやっぱスカートじゃねぇと死ぬ病なんじゃねぇのぉ?」
なんかこうやる気なくしたママに、レヲナがくわっと目を見開いて。
「そんなことで死んでたらキリがないよ!?」
男の娘の現実は、オネェが思うよりもっとずっとめんどくさいらしかった。そして。
「まあ、もうすぐなんだけどねー」
不思議なほど翳りのないレヲナの声音に、ママはただうなずいた。
強化人間の宿命は、たとえ精霊と契約して新たな生を踏み出した後にも追いかけてくる。追いつかれるのが早いか遅いかの差はあれ、逃げおおせることは不可能だ。
でも。
「もうすぐだけど、最後まで普通にボクって奴をやり通したいんだ」
レヲナは力強く言い切って。
だからこそ。
「それがこうなるってのはなんの業かしらねぇ~」
ツインテールに戻ったレヲナの頭を小突き、ママはツッコんだ。
いつものように、いつものごとく。なにひとつ有り様を変えることなく、しかし相手の幸いを全力で祈り、ありったけの情を込めて――
と、先日いっしょに戦った縁でバイトに来てくれることとなった辺境の民マチヨ族(のマッチョ)が、騒がしくドアの向こうから駆け込んできた。
「お帰りなさいませお客さんっす! どーいするっす!?」
ちなみに衣装はブーメランパンツに蝶ネクタイ、あとは筋肉あるのみだ。
「お帰りなさいませはお客様に言うセリフだよ。あと、どーいはしないからね。どうするかは」
「あああああいつの間にかマッチョいるじゃねぇのぉ!! なにこれマッチョとリーズナブルにお愉しんじゃえるカフェぇぇぇ!? こんなのもうなにがあってもアクシデンツなんだからノー犯罪よねぇ!?」
雰囲気丸っとぶち壊し、一気に盛り上がるママにジト目を向けたレヲナは、おもむろに指をパチリ!
するとどこからともなく駆け込んでくる武装兵団!
「ウチのもんに触ったり障ったりする輩は遠くへ捨てられる……それが掟だよ」
「ちょ待っ! アタシまだなんもしてねぇでしょお!? 差別よぉ! アタシ差別だわぁ!!」
「差別じゃないでーす。区別でーす」
せめてっ! せめて1回くらいいいいいいいい――
●耽美劇場
遠ざかっていく絶叫を見送って、レヲナは店の外にセットされた通称テラス席へ向かう。
「あはぁ(感嘆)! 半ズボンぅぅん(欲望)!!」
「今日のおすすめは(飢え)!? 今日のおすすめはあああ(餓え)!?」
「ごちそうさまです(満悦)! ごちそうさまですううううううう(喜悦)!」
そこかしこにひしめくアレな人たち。もちろん、その凄絶な邪気は周囲のマッチョをも侵していて、自慢の筋肉から水気を奪っていたり。
死ぬのもあれだけど、生きるのって大変だなぁ。
レヲナは万感を笑顔の裏へ押し隠し、にっこり。
「今日のサービスは『ボクの半ズボンのポッケから取り出した生クリームで好きな字を思わせぶりな呪文を唱えながらパンケーキに書きつけるやつ』だよ」
というわけで、「キミに砕かれたボクの墜ちる先は無間地獄であればいい。もう二度と、キミって光を見いだせないように、ね」とか言いながら、レヲナは自分の顔がプリントされたチョコケーキへ生クリーム絞り器の先端を向け、“甘い”と書きつけた。
「さあ、たっぷりおあがりよ。汗まみれの無様を晒す前に」
前のめりに斃れ伏すのは最終目標だけれど、正直なところ接客員ひとりのこの状況は、心身共に厳しかった。マチヨ族は特殊接客以外役に立たないし……
ため息を隠してレヲナは顔を上げ。
「次は、誰の番?」
●準備
ノアーラ・クンタウの片隅に小さな看板を出すバー『二郎』。
リアルブルー産の酒が取りそろえられているのが売り――なのに、なぜか店主であるゲモ・ママ(kz0256)の手料理が評判だったり、最近始まった昼営業の喫茶タイムが話題だったりするわけだが。
「レヲ蔵ー!!」
狂おしいほどスキニーな革パンに空恐ろしいタンクトップを決めたママが、緑でラメラメなアフロをぼっはぼっは揺らして両腕を拡げれば。
「ママー!!」
フリルまみれの襟を大きく開け放った白いドレスシャツ、そしてなぜか黒の半ズボンとかいう風なのか木なのか歌なのかな格好を晒した天王洲レヲナ(kx0260)がまっすぐ飛び込んだ。
「アンタもうバカっ! 病院出られたくせになぁんでいきなり仕事してんのよぉ!」
ぎゅーっと抱きしめてやって、レヲナの桃色アフロをぐしゃぐしゃにかき回す。
レヲナはくすぐったげにその手を受け入れ、えへへ。
「もう一回会うときは元気になってからって決めてたから! ああああ、それよりボク見たかったよ……マチヨの空に裂くボンバーの華!」
「超昔話ねっ!? 心配しなくってもちぁゃんと阿鼻叫喚だったわよぉ」
オネェと男の子が涙とともに語り合うことなのかどうかはさておき。
「ってゆうか今さらなんだけどさぁ。なんでアンタ“耽美”なわけぇ?」
ドレスシャツに半ズボン。それは1970年代にリアルブルー某所ですごいことになってた男子同士のドロドロな恋愛劇「耽美もの」の定番ユニフォームである。
「なんかニッチ狙いよねぇ。男の娘なんだし? メイド服とかのが無難だったんじゃ? あー、まずはアフロしまいなさい。半ズボンに超似合わねぇから」
「ママのノリに合わせただけだし。衣装は……需要に対する供給?」
最初は普通の英国式男の娘メイド喫茶店だった昼営業。しかし偏った客がひとり現われたと思いきや、どんどん偏った客が増え始めて――こういう類友の増殖はいろいろな場所でよくあることなのだ――それに応えているうち普通の客はいなくなり、今やもうこんな有様に。
「生クリームが分岐点だったわねぇ」
「生クリームだよねぇ……売り上げのためにボクの半ズボンの丈も短くなる一方だよ恥ずかしいっ!」
幾度となく裾上げされた半ズボンは、すでにホットパンツレベルのピチピチっぷりである。
「いやいや、スカートんときもおんなじくらい脚出てんでしょ。アンタやっぱスカートじゃねぇと死ぬ病なんじゃねぇのぉ?」
なんかこうやる気なくしたママに、レヲナがくわっと目を見開いて。
「そんなことで死んでたらキリがないよ!?」
男の娘の現実は、オネェが思うよりもっとずっとめんどくさいらしかった。そして。
「まあ、もうすぐなんだけどねー」
不思議なほど翳りのないレヲナの声音に、ママはただうなずいた。
強化人間の宿命は、たとえ精霊と契約して新たな生を踏み出した後にも追いかけてくる。追いつかれるのが早いか遅いかの差はあれ、逃げおおせることは不可能だ。
でも。
「もうすぐだけど、最後まで普通にボクって奴をやり通したいんだ」
レヲナは力強く言い切って。
だからこそ。
「それがこうなるってのはなんの業かしらねぇ~」
ツインテールに戻ったレヲナの頭を小突き、ママはツッコんだ。
いつものように、いつものごとく。なにひとつ有り様を変えることなく、しかし相手の幸いを全力で祈り、ありったけの情を込めて――
と、先日いっしょに戦った縁でバイトに来てくれることとなった辺境の民マチヨ族(のマッチョ)が、騒がしくドアの向こうから駆け込んできた。
「お帰りなさいませお客さんっす! どーいするっす!?」
ちなみに衣装はブーメランパンツに蝶ネクタイ、あとは筋肉あるのみだ。
「お帰りなさいませはお客様に言うセリフだよ。あと、どーいはしないからね。どうするかは」
「あああああいつの間にかマッチョいるじゃねぇのぉ!! なにこれマッチョとリーズナブルにお愉しんじゃえるカフェぇぇぇ!? こんなのもうなにがあってもアクシデンツなんだからノー犯罪よねぇ!?」
雰囲気丸っとぶち壊し、一気に盛り上がるママにジト目を向けたレヲナは、おもむろに指をパチリ!
するとどこからともなく駆け込んでくる武装兵団!
「ウチのもんに触ったり障ったりする輩は遠くへ捨てられる……それが掟だよ」
「ちょ待っ! アタシまだなんもしてねぇでしょお!? 差別よぉ! アタシ差別だわぁ!!」
「差別じゃないでーす。区別でーす」
せめてっ! せめて1回くらいいいいいいいい――
●耽美劇場
遠ざかっていく絶叫を見送って、レヲナは店の外にセットされた通称テラス席へ向かう。
「あはぁ(感嘆)! 半ズボンぅぅん(欲望)!!」
「今日のおすすめは(飢え)!? 今日のおすすめはあああ(餓え)!?」
「ごちそうさまです(満悦)! ごちそうさまですううううううう(喜悦)!」
そこかしこにひしめくアレな人たち。もちろん、その凄絶な邪気は周囲のマッチョをも侵していて、自慢の筋肉から水気を奪っていたり。
死ぬのもあれだけど、生きるのって大変だなぁ。
レヲナは万感を笑顔の裏へ押し隠し、にっこり。
「今日のサービスは『ボクの半ズボンのポッケから取り出した生クリームで好きな字を思わせぶりな呪文を唱えながらパンケーキに書きつけるやつ』だよ」
というわけで、「キミに砕かれたボクの墜ちる先は無間地獄であればいい。もう二度と、キミって光を見いだせないように、ね」とか言いながら、レヲナは自分の顔がプリントされたチョコケーキへ生クリーム絞り器の先端を向け、“甘い”と書きつけた。
「さあ、たっぷりおあがりよ。汗まみれの無様を晒す前に」
前のめりに斃れ伏すのは最終目標だけれど、正直なところ接客員ひとりのこの状況は、心身共に厳しかった。マチヨ族は特殊接客以外役に立たないし……
ため息を隠してレヲナは顔を上げ。
「次は、誰の番?」
解説
●依頼
半ズボン耽美坊や生クリーム喫茶でレヲナを手伝ったりお客さんとして騒いだりマッチョと戯れたりしてください。
●説明
・参加者は「接客員」か「お客さん」の立場を選択できます。
・レヲナの寿命はあとわずかで尽きます。
●ルール(お客さん)
・接客員へのお触りは厳禁。
・常識をぶっちぎる怪行動やセクハラ発言は自主規制されます。
・耽美含め、思わせぶりなプレイングは思わせぶりに反映されます。
・厄介さんは謎の武装兵団によって遠くへ捨てられます(すぐ復帰できます)。
・メイド喫茶にありそうなメニューはだいたいありますが、すべてに生クリームどっぷりかけてもらえるサービス(強制)もあります。
・ユニットの参加は自由です。
●ルール(接客員)
・半ズボンにドレスシャツが制服です。
・思わせぶりなセリフと態度でお客さんをもてなしてください。
・武装は半ズボンのポッケに収められた生クリーム絞り器です(弾数無限)。
・サービス内容は自由ですが、とにかく生クリームを使用してください。
〈一応のサービス例〉
・半ズボンのポッケから取り出したホイップクリームで好きな字を思わせぶりな呪文を唱えながらケーキに書きつけるやつ
・半ズボンのポッケに手を突っ込んでそれっぽい歌を歌う横でお客さんがケーキ食べるやつ
・半ズボンのポッケから抜き出した手で造ったハートをケーキに叩きつけるやつ
●天王洲レヲナ
・半ズボン装備の男子仕様。
・メイド喫茶的なサービスを求めると耽美にこなしてくれます。
・会話等は自由です。
●マチヨ族
・テラス席の脇に青空ジムを作ってお待ちしています。
・お客さんは飲食後、ジムでカロリー消費ができます。
・全力の笑顔と容赦ない追い込みで筋トレさせます。
・合い言葉は「どーい(Do it)」です。
・もちろんユニットの筋トレ、ユニットでの筋トレも自由。
●備考
・よほどの厄介さえしなければ大概のことは自由です。
半ズボン耽美坊や生クリーム喫茶でレヲナを手伝ったりお客さんとして騒いだりマッチョと戯れたりしてください。
●説明
・参加者は「接客員」か「お客さん」の立場を選択できます。
・レヲナの寿命はあとわずかで尽きます。
●ルール(お客さん)
・接客員へのお触りは厳禁。
・常識をぶっちぎる怪行動やセクハラ発言は自主規制されます。
・耽美含め、思わせぶりなプレイングは思わせぶりに反映されます。
・厄介さんは謎の武装兵団によって遠くへ捨てられます(すぐ復帰できます)。
・メイド喫茶にありそうなメニューはだいたいありますが、すべてに生クリームどっぷりかけてもらえるサービス(強制)もあります。
・ユニットの参加は自由です。
●ルール(接客員)
・半ズボンにドレスシャツが制服です。
・思わせぶりなセリフと態度でお客さんをもてなしてください。
・武装は半ズボンのポッケに収められた生クリーム絞り器です(弾数無限)。
・サービス内容は自由ですが、とにかく生クリームを使用してください。
〈一応のサービス例〉
・半ズボンのポッケから取り出したホイップクリームで好きな字を思わせぶりな呪文を唱えながらケーキに書きつけるやつ
・半ズボンのポッケに手を突っ込んでそれっぽい歌を歌う横でお客さんがケーキ食べるやつ
・半ズボンのポッケから抜き出した手で造ったハートをケーキに叩きつけるやつ
●天王洲レヲナ
・半ズボン装備の男子仕様。
・メイド喫茶的なサービスを求めると耽美にこなしてくれます。
・会話等は自由です。
●マチヨ族
・テラス席の脇に青空ジムを作ってお待ちしています。
・お客さんは飲食後、ジムでカロリー消費ができます。
・全力の笑顔と容赦ない追い込みで筋トレさせます。
・合い言葉は「どーい(Do it)」です。
・もちろんユニットの筋トレ、ユニットでの筋トレも自由。
●備考
・よほどの厄介さえしなければ大概のことは自由です。
マスターより
みなさまお疲れさまです、電気石八生と申します。
こちらは内容的にはあれですが、天王洲レヲナの人生を思いっきりの馬鹿騒ぎで飾っていただく内容となっております。
いろいろありますが、彼は彼であることを貫こうとしております。よろしければいっしょに騒いであげてください。
よろしくお願いいたします。
こちらは内容的にはあれですが、天王洲レヲナの人生を思いっきりの馬鹿騒ぎで飾っていただく内容となっております。
いろいろありますが、彼は彼であることを貫こうとしております。よろしければいっしょに騒いであげてください。
よろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/09/26 17:59
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
---|---|---|---|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/09/24 00:44:25 |
|
![]() |
相談卓 カーミン・S・フィールズ(ka1559) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2019/09/24 01:00:03 |