ゲスト
(ka0000)
【星罰】地に足つけて
マスター:植田誠

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
APV- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 3~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/09/20 19:00
- リプレイ完成予定
- 2019/10/04 19:00
オープニング
「あぁ、やはり肉体労働はいい!!」
そう言って、鍬をザクザクと地面に打ち込んでいる男がいた。クロウである。
最近になって、クロウは何を思ったのか錬成工房近くの空き地を耕し始めていた。
まだ何を植えたわけでもない。ただひたすらに耕している。
例によって突拍子のないことを考え付いた……というわけではない。先に述べた言葉とは裏腹に、その表情はどこかすっきりとしないものだった。
実のところ、体を動かせればなんでもよかった。
「ふぅ……」
一息入れるためにクロウは水を飲みつつ座り込んだ。
(戦うべきか……戦わざるべきか……)
クロウが考えているのは、暴食王から帝国に行われた提案についてだ。
歪虚と手を取り合うことは基本的にはできない。存在からして違うというのももちろんそうだが、あの歪虚たちのせいで帝国には少なくない犠牲が出ているのだ。戦わなければならないのは間違いないのだ、いずれは。
なので帝国人としてのクロウは戦って倒すべきだと、そう思う。
だが、クロウの立場はそれだけではない。クロウは錬金術師組合の正博士だ。
(組合としてはこの件をどう考えるか)
今、帝国は疲弊している。いや、帝国以外のすべてが今は大きな戦いを終えたばかりなのだ。この期に及んで暴食王と正面切って戦うことなどできない。
ただし、帝国が戦うというなら、それを止めることはできないだろう。つまり組合としては、戦闘は避けるべきと提案しつつ戦うなら反対はしない。こんなところだろう。
そして……一個人としてのクロウの考えというものもある。ただ、その考えは帝国に生きるものとして、一応は公人である人間の立場として口に出してはいけないものではないかとも思っていた。
(まぁ『今は歪虚と協力するべきだ』なんておおっぴらには言えねぇよなぁ……)
負の領域への旅路を思いながら、クロウはまた鍬を振るい始めた。
そう言って、鍬をザクザクと地面に打ち込んでいる男がいた。クロウである。
最近になって、クロウは何を思ったのか錬成工房近くの空き地を耕し始めていた。
まだ何を植えたわけでもない。ただひたすらに耕している。
例によって突拍子のないことを考え付いた……というわけではない。先に述べた言葉とは裏腹に、その表情はどこかすっきりとしないものだった。
実のところ、体を動かせればなんでもよかった。
「ふぅ……」
一息入れるためにクロウは水を飲みつつ座り込んだ。
(戦うべきか……戦わざるべきか……)
クロウが考えているのは、暴食王から帝国に行われた提案についてだ。
歪虚と手を取り合うことは基本的にはできない。存在からして違うというのももちろんそうだが、あの歪虚たちのせいで帝国には少なくない犠牲が出ているのだ。戦わなければならないのは間違いないのだ、いずれは。
なので帝国人としてのクロウは戦って倒すべきだと、そう思う。
だが、クロウの立場はそれだけではない。クロウは錬金術師組合の正博士だ。
(組合としてはこの件をどう考えるか)
今、帝国は疲弊している。いや、帝国以外のすべてが今は大きな戦いを終えたばかりなのだ。この期に及んで暴食王と正面切って戦うことなどできない。
ただし、帝国が戦うというなら、それを止めることはできないだろう。つまり組合としては、戦闘は避けるべきと提案しつつ戦うなら反対はしない。こんなところだろう。
そして……一個人としてのクロウの考えというものもある。ただ、その考えは帝国に生きるものとして、一応は公人である人間の立場として口に出してはいけないものではないかとも思っていた。
(まぁ『今は歪虚と協力するべきだ』なんておおっぴらには言えねぇよなぁ……)
負の領域への旅路を思いながら、クロウはまた鍬を振るい始めた。
解説
●目的
帝国や自身の今後について考える。
●状況
PCたちがこの場に来る理由は様々だろう。
・預けていた武器道具を受け取りに来る
・故郷に帰るためあいさつにくる
・あるいは冷やかしや顔を見に来ただけ
・無論暴食王の件について話しに来る
等々。
来たついでにクロウと話したり、あるいは一緒に畑を耕したりするのもよいだろう。手伝うとお駄賃ぐらいはくれるかもしれない。
●クロウ
工房への依頼も少なくなったため、工房の横に畑を作って耕している。
体を動かしながらも、頭の中では暴食王からの提案の件について帝国人として、錬金術師組合正博士として、一個人として考えを巡らせている。
クロウの考えは聞けば教えてくれるだろう。
帝国や自身の今後について考える。
●状況
PCたちがこの場に来る理由は様々だろう。
・預けていた武器道具を受け取りに来る
・故郷に帰るためあいさつにくる
・あるいは冷やかしや顔を見に来ただけ
・無論暴食王の件について話しに来る
等々。
来たついでにクロウと話したり、あるいは一緒に畑を耕したりするのもよいだろう。手伝うとお駄賃ぐらいはくれるかもしれない。
●クロウ
工房への依頼も少なくなったため、工房の横に畑を作って耕している。
体を動かしながらも、頭の中では暴食王からの提案の件について帝国人として、錬金術師組合正博士として、一個人として考えを巡らせている。
クロウの考えは聞けば教えてくれるだろう。
マスターより
お世話になっております、植田です。
おそらくはクロウが出てくる最後の依頼になります。
クロウは色々考えていますが、暴食王の件がどうなるかはまだ分かりません。
この機会に自分たちが暴食王の件に関してどう考えているか、あるいはそれらとは関係なく、今後どうしていこうと思っているかを語る場になればと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
おそらくはクロウが出てくる最後の依頼になります。
クロウは色々考えていますが、暴食王の件がどうなるかはまだ分かりません。
この機会に自分たちが暴食王の件に関してどう考えているか、あるいはそれらとは関係なく、今後どうしていこうと思っているかを語る場になればと思います。
それでは、皆様の参加お待ちいたしております。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/07 19:28