ゲスト
(ka0000)
【女神】フカヒレげっちゅー
マスター:奈華里

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 普通
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在4人 / 3~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/09/23 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/10/02 07:30
オープニング
「イズ嬢、折り入って頼みたい事があるのだが構わないか?」
いつになく改まった言い方で彼が言う。
彼の名はブラシー・K・スピカと言った。自称貴族であり、彼曰く金持ちなのだという。
「えーと、今日はどうかされたのですか? 依頼ならセルクを通してもらわないと」
そういうのはこの船会社の責任者であり船長でもあるイズだ。
邪神が倒されたとはいえ、クリムゾンウエストの海には未だに在来ともいえる歪虚の姿は多く、相変わらず行き来には危険が伴う。そんな海を仕事場にしている彼女は最近覚醒したばかり。ハンター登録はしていないものの力の使い方を知る為に仕事の傍らでそれを学ぶ事が必須事項に加わり、日々忙しい日々を過ごしている。
だから厄介事ははっきり言って困るのだ。そして、このブラシーという名のボンボンは結構な確率で面倒事を持ってくる人物の一人だったりする。
「それがセルク殿は姿が見えないようでね。直接来た訳だが、この程度の無礼は私の顔に免じて許して欲しい。それにだ。今回の案件はきっと君も乗ってくれるはずだよ」
長めの髪をかき上げて彼が言う。そこでイズは深く息を吐くしかない。
この坊ちゃん、はっきり言って周りが見えない。あからさまに嫌な態度をとって見せたとしても大体の確率でそれをスルーするありえないスキルを持っているからだ。
(どうせ断っても聞いて貰えないのよねぇ)
そう判っているから仕方がない。イズは覚悟を決めて、彼の用件を聞く事にする。
「でご依頼は何なんですか? もし面倒事だったら通常に上乗せして代金頂きますからね」
イズが諦め交じりにそう告げる。
「勿論だとも、無理を言うならその位は覚悟の上さ。だが、そこまで面倒ではないと思うよ、だって君も今やハンターなんだろう?」
覚醒したとはいえ登録していないのに、この坊ちゃんの耳は地獄耳か。
そんなことに驚きながらもそれは表に出さず、そのまま紡がれる言葉に耳を傾ける。
すると、彼には珍しく内容は思ったよりまともなものだという事がわかってくる。
「いいかい。ハンターの方々は僕達の為に頑張ってくれたわけだ。だから労わねばならない。そこでだ、私が考えたのはとびきりうまい食事を提供する事だった。そしてとびきりうまい食事とは何かと突き詰めて…僕はついにであったのだよ」
目をキラキラさせてブラシーが続ける。
「そう、それはフカヒレ……あれは何だい。凶悪な魚のくせにあの口どけと絶妙な触感。あれはまさに究極の食材だ。あれを皆に提供したい。そのためには新鮮なフカヒレをゲットする必要がある。そういう訳で…」
「まさか私に捕まえて来いとか言わないで…いえ、言いませんよね?」
とっさにため口になりかけたのを誤魔化して、イズが嫌そうに尋ねる。が、答えは変わりはしない。
「いや、そのまさかだよ、イズ嬢。爺にすでに巨大鮫の目撃情報を集めさせ、いそうな場所に見当はついている。君にはそこへ行って貰ってちゃちゃっとやっつけて連れてきて欲しい、それだけだ。なーに、簡単だろう?」
口で言うのは容易い。それに彼は多分知らないのだ。鮫を図鑑やなんかで見たくらいで普通の漁と何ら変わらないで簡単に取れるものだと勘違いしている。
「あ、いや……私、漁師じゃないんですけど」
ハンターを労うのは賛成だが、獲って来いというのは無茶苦茶だ。
「あの、お金があるんならすでにあるものを買い付ければいいじゃないんでしょうか?」
ダメ元でイズが提案する。しかし、彼にはある一つの思い込みがあって…。
「何を言う。魚介は新鮮第一! 獲れたてピチピチがベスト・オブ・ベストと相場は決まっている」
そう言い切って、後はもう引く気はないらしい。
ついでにフカヒレが一度乾燥させたものという事も知らないようだ。
「それではよろしく頼むよ。大物を最低三匹は期待している」
そう言い残して、そのまま事務所を後にしようとする。
「ちょっちょっと待ってください! だったらこの際一緒に行きましょう!」
現場をみれば少しはこちらの苦労が判って貰えるかもしれない。そう思い、彼の乗船を提案する。
「おおっ、いいのかい! なら、楽しみにしておこう」
ブラシーはそれにあっさりOKして…彼は漁の大変さを全くもって知りはしないようだった。
いつになく改まった言い方で彼が言う。
彼の名はブラシー・K・スピカと言った。自称貴族であり、彼曰く金持ちなのだという。
「えーと、今日はどうかされたのですか? 依頼ならセルクを通してもらわないと」
そういうのはこの船会社の責任者であり船長でもあるイズだ。
邪神が倒されたとはいえ、クリムゾンウエストの海には未だに在来ともいえる歪虚の姿は多く、相変わらず行き来には危険が伴う。そんな海を仕事場にしている彼女は最近覚醒したばかり。ハンター登録はしていないものの力の使い方を知る為に仕事の傍らでそれを学ぶ事が必須事項に加わり、日々忙しい日々を過ごしている。
だから厄介事ははっきり言って困るのだ。そして、このブラシーという名のボンボンは結構な確率で面倒事を持ってくる人物の一人だったりする。
「それがセルク殿は姿が見えないようでね。直接来た訳だが、この程度の無礼は私の顔に免じて許して欲しい。それにだ。今回の案件はきっと君も乗ってくれるはずだよ」
長めの髪をかき上げて彼が言う。そこでイズは深く息を吐くしかない。
この坊ちゃん、はっきり言って周りが見えない。あからさまに嫌な態度をとって見せたとしても大体の確率でそれをスルーするありえないスキルを持っているからだ。
(どうせ断っても聞いて貰えないのよねぇ)
そう判っているから仕方がない。イズは覚悟を決めて、彼の用件を聞く事にする。
「でご依頼は何なんですか? もし面倒事だったら通常に上乗せして代金頂きますからね」
イズが諦め交じりにそう告げる。
「勿論だとも、無理を言うならその位は覚悟の上さ。だが、そこまで面倒ではないと思うよ、だって君も今やハンターなんだろう?」
覚醒したとはいえ登録していないのに、この坊ちゃんの耳は地獄耳か。
そんなことに驚きながらもそれは表に出さず、そのまま紡がれる言葉に耳を傾ける。
すると、彼には珍しく内容は思ったよりまともなものだという事がわかってくる。
「いいかい。ハンターの方々は僕達の為に頑張ってくれたわけだ。だから労わねばならない。そこでだ、私が考えたのはとびきりうまい食事を提供する事だった。そしてとびきりうまい食事とは何かと突き詰めて…僕はついにであったのだよ」
目をキラキラさせてブラシーが続ける。
「そう、それはフカヒレ……あれは何だい。凶悪な魚のくせにあの口どけと絶妙な触感。あれはまさに究極の食材だ。あれを皆に提供したい。そのためには新鮮なフカヒレをゲットする必要がある。そういう訳で…」
「まさか私に捕まえて来いとか言わないで…いえ、言いませんよね?」
とっさにため口になりかけたのを誤魔化して、イズが嫌そうに尋ねる。が、答えは変わりはしない。
「いや、そのまさかだよ、イズ嬢。爺にすでに巨大鮫の目撃情報を集めさせ、いそうな場所に見当はついている。君にはそこへ行って貰ってちゃちゃっとやっつけて連れてきて欲しい、それだけだ。なーに、簡単だろう?」
口で言うのは容易い。それに彼は多分知らないのだ。鮫を図鑑やなんかで見たくらいで普通の漁と何ら変わらないで簡単に取れるものだと勘違いしている。
「あ、いや……私、漁師じゃないんですけど」
ハンターを労うのは賛成だが、獲って来いというのは無茶苦茶だ。
「あの、お金があるんならすでにあるものを買い付ければいいじゃないんでしょうか?」
ダメ元でイズが提案する。しかし、彼にはある一つの思い込みがあって…。
「何を言う。魚介は新鮮第一! 獲れたてピチピチがベスト・オブ・ベストと相場は決まっている」
そう言い切って、後はもう引く気はないらしい。
ついでにフカヒレが一度乾燥させたものという事も知らないようだ。
「それではよろしく頼むよ。大物を最低三匹は期待している」
そう言い残して、そのまま事務所を後にしようとする。
「ちょっちょっと待ってください! だったらこの際一緒に行きましょう!」
現場をみれば少しはこちらの苦労が判って貰えるかもしれない。そう思い、彼の乗船を提案する。
「おおっ、いいのかい! なら、楽しみにしておこう」
ブラシーはそれにあっさりOKして…彼は漁の大変さを全くもって知りはしないようだった。
解説
内容
ブラシー坊ちゃんを乗せた船で巨大鮫を三匹以上ゲットする事
成金坊ちゃんの強引な依頼でイズは鮫漁をする羽目になりました
彼女自身は船での運送業がメインであり、自ら漁をした事はありません
しかし、海で育ったのですからブラシーよりは鮫については知っていますし
漁についての知識もそれなりに持ち合わせてはいますが、はっきり言って素人に毛が生えた程度の事
そこでハンターの皆様には漁師となって鮫狩りに出て頂きたく思います
捕獲ののちはフカヒレディナーが待っていますので、どうぞ頑張ってくださいませ
イズの船について
大型のガレオン船で砲台も数台備えている
魔導モーターを搭載している事からブーストしての急発進なども可能
乗組員には元海賊がいる事から腕っぷしには自信のある者多数
指示を出す事で手伝って貰う事は可能(その際はプレイングにお願いします)
イズ自体は銃を所持しているが、スキル等は持ち合わせていない為指示がなければ操縦に徹するものとする
●人物紹介
・イズ(NPC情報参照)
・セルク(?)
イズの父の代からの乗組員であり、今はイズの補佐役
年齢はイズよりかなり上であり、イズの事を我が子の様にも思っている
・ブラシー・K・スピカ(25)
同盟に別荘を持つ自称貴族のボンボン
お金はそこそこ持ち合わせているようで普段も自由気ままに旅や娯楽を楽しんでいる
たまに彼の我侭に付き合わされるが、それでも何処か憎めない性格と金払いの良さから好感度は悪くない
ブラシー坊ちゃんを乗せた船で巨大鮫を三匹以上ゲットする事
成金坊ちゃんの強引な依頼でイズは鮫漁をする羽目になりました
彼女自身は船での運送業がメインであり、自ら漁をした事はありません
しかし、海で育ったのですからブラシーよりは鮫については知っていますし
漁についての知識もそれなりに持ち合わせてはいますが、はっきり言って素人に毛が生えた程度の事
そこでハンターの皆様には漁師となって鮫狩りに出て頂きたく思います
捕獲ののちはフカヒレディナーが待っていますので、どうぞ頑張ってくださいませ
イズの船について
大型のガレオン船で砲台も数台備えている
魔導モーターを搭載している事からブーストしての急発進なども可能
乗組員には元海賊がいる事から腕っぷしには自信のある者多数
指示を出す事で手伝って貰う事は可能(その際はプレイングにお願いします)
イズ自体は銃を所持しているが、スキル等は持ち合わせていない為指示がなければ操縦に徹するものとする
●人物紹介
・イズ(NPC情報参照)
・セルク(?)
イズの父の代からの乗組員であり、今はイズの補佐役
年齢はイズよりかなり上であり、イズの事を我が子の様にも思っている
・ブラシー・K・スピカ(25)
同盟に別荘を持つ自称貴族のボンボン
お金はそこそこ持ち合わせているようで普段も自由気ままに旅や娯楽を楽しんでいる
たまに彼の我侭に付き合わされるが、それでも何処か憎めない性格と金払いの良さから好感度は悪くない
マスターより
終幕近しという事もあり、のほほんとしたのは如何でしょうか?
少し平和になった感が出ればいいなと思う奈華里です
しかし、また動物系…多分私自身が好きなんでしょうね
一般受けするものとは少しズレた部類のものが(笑)
今回はサメちゃんです クリウエの世界ならメガマウスも夢じゃないかも
一狩り行こうぜ! 場所は海だけどなっ ご参加お待ちしています
少し平和になった感が出ればいいなと思う奈華里です
しかし、また動物系…多分私自身が好きなんでしょうね
一般受けするものとは少しズレた部類のものが(笑)
今回はサメちゃんです クリウエの世界ならメガマウスも夢じゃないかも
一狩り行こうぜ! 場所は海だけどなっ ご参加お待ちしています
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/02 00:36
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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フカヒレハンター相談卓 夢路 まよい(ka1328) 人間(リアルブルー)|15才|女性|魔術師(マギステル) |
最終発言 2019/09/22 13:11:21 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/09/22 13:09:38 |