ゲスト
(ka0000)
最南東の地
マスター:赤山優牙
このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- やや難しい
- 参加費
- 500
- 参加人数
- 現在18人 / 1~25人
- 報酬
- 少なめ
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/10/09 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/10/23 07:30
オープニング
●天ノ都――大轟寺家屋敷
溶岩城から“龍の背骨”を抜けた先、天ノ都からいうと南東方向。
そこは不毛な大地と評された南方大陸でも豊かな地が広がっていた。
もともと、南方大陸にはこのような自然が広がっていたのかは定かではない。
「……確かな事は、人が生存可能という事です」
開拓路をハンター達と共に切り開いた立花紫之介はそう推測した。
もっとも、詳細に調べるのは現地調査が必要となる。
「南方大陸の更に南、あるいは東の海に何があるか……それを調べる為の拠点作り……壮大な話になってきましたね」
ふむふむと東方地図を睨みながら大轟寺蒼人が言った台詞に立花は微笑を浮かべる。
「特に南方大陸の最南端が分かれば、西方諸国との航路が開けますからね。天ノ都は勿論、詩天にも朗報でしょう」
その為の調査船団を組むとなると造船所が必要だ。当然、鉄や木材の加工もいるし、布類も生産しなければならない。
いわば、街そのものを作る事になる。何もない所からとなると、途方もない話だ。
「立花さんは、何かと詩天贔屓ですね」
「そんな事はありませんよ。エトファリカ連邦国の体制を維持するには、詩天が必要と判断しているからです」
淡々と告げた立花は南の方角を見つめた。
口には出さなかったが、“龍の背骨”を越えた先の地で国造りをする事自体、エトファリカ連邦国の為でもある。
地勢的に西方諸国と離れているので、外の驚異や影響が少ないエトファリカ連邦国は内部分裂する恐れが高い。
これまでは憤怒という絶対的な驚異があったからこそ、エトファリカ連邦国は一つに纏まっていた。これからも纏まり続けるには、隣に連邦国とは別の勢力が必要なのだ。
それも近すぎても遠すぎても困る。“龍の背骨”を越えた先というのは実に絶妙な位置であった。
「そういえば、朱夏とは会いましたか?」
話題を変えた蒼人は有志募集の結果を記した報告書を手渡しながら尋ねた。
「思いっきり、平手打ちを受けました」
「……よく、赦しましたね」
元とはいえ征夷大将軍を引っ叩くなど命知らずもいいところだ。
「あの子には大変な役目をお願いしましたからね。一つだけ、出来る事なら何でもすると言ったら、そういう事になりました」
「無理難題ふっ掛けられるよりかは、良いでしょうけど……朱夏は、縁談の話が出てて悩んでいましたし」
「それなら、“解決策”を授けて来ましたよ。後は、あの子が、自分の足で前に進むかどうかでしょう」
その“解決策”が気になった蒼人だが、敢えて訊かなかった。
きっと、縁談を破談に持ち込むような突拍子もない策だろうし。蒼人も正直、そこまで踏み込みたくなかったからだ。
「スメちゃんには、色々と話していますが、いつ、逢います?」
「今すぐ逢っても、お互いスッキリしないでしょうから、5~6年後、この国に“来訪”した時にします」
それまでは互いに、成すべき事を全力で取り組むという事だ。
「僕にとってもプレッシャーですね」
「スメラギの事、そして、この国の事、よろしくお願いしますね」
立花の台詞に憤怒と戦っていた時以上の重大な役目が回ってきたと蒼人は思うのであった。
●最南東の地
有志募集で集まった者達のうち、“龍の背骨”を越えられそうな人々と、依頼を受けたハンター達を伴い、立花は新天地に到着した。
動植物はエトファリカ連邦国の近類が多いようだが、独自に進化を遂げたような個体も見られた。
具体的には、巨大化しているという事だろうか。豊かな自然と気候によるものかもしれない。
「さて……一先ずはここに陣を敷きましょうか。各自、築陣の用意をお願いします」
立花はそう指示を出すと、周囲を見渡した。
山脈からは山林を抜けていたったこの場所は小高い丘の上だった。
周囲は少しばかり霧が出ており、見渡しが良い訳ではないようだ。
「築陣には時間が掛かりますので、その間、皆さんには依頼した事をよろしくお願いします」
今回の依頼は、地形の確認だった。
豊かな自然が広がっているが、危険な地形があるかもしれないし、雑魔がいないという保証もない。
一般人なら危険だが、覚醒者であれば、少しは無茶は出来るはずだ。
「それと、まだ精密な地図は必要ありません。ここを基点に、どっちの方向はどんな感じになっているか、一般人が向かうには危険か否か、これからの街づくりにとって有効化どうか、あるいは、災害の危険があるのかないのか、そういった事が調べられればいいと思っています」
探索の方法も色々とあるだろう。
空を飛んで広く確認するのもいいし、大地を確りと踏みしめて感触を確認しながら調べる事も大事だ。
「あ……そうでした。大事な事を言い忘れていました」
何か気がついたようで、立花は微笑を浮かべる。
周囲の地形を確認するに当たって、依頼主として大事な目的だ。
「新たな街づくりは、あくまで通過点に過ぎません。私が成したい事は、ここから、まだ見ぬフロンティアに進む事です。その為に必要なものを、私は求めています」
求めている何かが、何であるのか、立花はそれをハンター達に求めているようだった。
溶岩城から“龍の背骨”を抜けた先、天ノ都からいうと南東方向。
そこは不毛な大地と評された南方大陸でも豊かな地が広がっていた。
もともと、南方大陸にはこのような自然が広がっていたのかは定かではない。
「……確かな事は、人が生存可能という事です」
開拓路をハンター達と共に切り開いた立花紫之介はそう推測した。
もっとも、詳細に調べるのは現地調査が必要となる。
「南方大陸の更に南、あるいは東の海に何があるか……それを調べる為の拠点作り……壮大な話になってきましたね」
ふむふむと東方地図を睨みながら大轟寺蒼人が言った台詞に立花は微笑を浮かべる。
「特に南方大陸の最南端が分かれば、西方諸国との航路が開けますからね。天ノ都は勿論、詩天にも朗報でしょう」
その為の調査船団を組むとなると造船所が必要だ。当然、鉄や木材の加工もいるし、布類も生産しなければならない。
いわば、街そのものを作る事になる。何もない所からとなると、途方もない話だ。
「立花さんは、何かと詩天贔屓ですね」
「そんな事はありませんよ。エトファリカ連邦国の体制を維持するには、詩天が必要と判断しているからです」
淡々と告げた立花は南の方角を見つめた。
口には出さなかったが、“龍の背骨”を越えた先の地で国造りをする事自体、エトファリカ連邦国の為でもある。
地勢的に西方諸国と離れているので、外の驚異や影響が少ないエトファリカ連邦国は内部分裂する恐れが高い。
これまでは憤怒という絶対的な驚異があったからこそ、エトファリカ連邦国は一つに纏まっていた。これからも纏まり続けるには、隣に連邦国とは別の勢力が必要なのだ。
それも近すぎても遠すぎても困る。“龍の背骨”を越えた先というのは実に絶妙な位置であった。
「そういえば、朱夏とは会いましたか?」
話題を変えた蒼人は有志募集の結果を記した報告書を手渡しながら尋ねた。
「思いっきり、平手打ちを受けました」
「……よく、赦しましたね」
元とはいえ征夷大将軍を引っ叩くなど命知らずもいいところだ。
「あの子には大変な役目をお願いしましたからね。一つだけ、出来る事なら何でもすると言ったら、そういう事になりました」
「無理難題ふっ掛けられるよりかは、良いでしょうけど……朱夏は、縁談の話が出てて悩んでいましたし」
「それなら、“解決策”を授けて来ましたよ。後は、あの子が、自分の足で前に進むかどうかでしょう」
その“解決策”が気になった蒼人だが、敢えて訊かなかった。
きっと、縁談を破談に持ち込むような突拍子もない策だろうし。蒼人も正直、そこまで踏み込みたくなかったからだ。
「スメちゃんには、色々と話していますが、いつ、逢います?」
「今すぐ逢っても、お互いスッキリしないでしょうから、5~6年後、この国に“来訪”した時にします」
それまでは互いに、成すべき事を全力で取り組むという事だ。
「僕にとってもプレッシャーですね」
「スメラギの事、そして、この国の事、よろしくお願いしますね」
立花の台詞に憤怒と戦っていた時以上の重大な役目が回ってきたと蒼人は思うのであった。
●最南東の地
有志募集で集まった者達のうち、“龍の背骨”を越えられそうな人々と、依頼を受けたハンター達を伴い、立花は新天地に到着した。
動植物はエトファリカ連邦国の近類が多いようだが、独自に進化を遂げたような個体も見られた。
具体的には、巨大化しているという事だろうか。豊かな自然と気候によるものかもしれない。
「さて……一先ずはここに陣を敷きましょうか。各自、築陣の用意をお願いします」
立花はそう指示を出すと、周囲を見渡した。
山脈からは山林を抜けていたったこの場所は小高い丘の上だった。
周囲は少しばかり霧が出ており、見渡しが良い訳ではないようだ。
「築陣には時間が掛かりますので、その間、皆さんには依頼した事をよろしくお願いします」
今回の依頼は、地形の確認だった。
豊かな自然が広がっているが、危険な地形があるかもしれないし、雑魔がいないという保証もない。
一般人なら危険だが、覚醒者であれば、少しは無茶は出来るはずだ。
「それと、まだ精密な地図は必要ありません。ここを基点に、どっちの方向はどんな感じになっているか、一般人が向かうには危険か否か、これからの街づくりにとって有効化どうか、あるいは、災害の危険があるのかないのか、そういった事が調べられればいいと思っています」
探索の方法も色々とあるだろう。
空を飛んで広く確認するのもいいし、大地を確りと踏みしめて感触を確認しながら調べる事も大事だ。
「あ……そうでした。大事な事を言い忘れていました」
何か気がついたようで、立花は微笑を浮かべる。
周囲の地形を確認するに当たって、依頼主として大事な目的だ。
「新たな街づくりは、あくまで通過点に過ぎません。私が成したい事は、ここから、まだ見ぬフロンティアに進む事です。その為に必要なものを、私は求めています」
求めている何かが、何であるのか、立花はそれをハンター達に求めているようだった。
解説
●目的
新天地の調査
●内容
どのような地形があるのか調査を行う
●イメージ
123456789
A山山□□□□□□□
B山山□□□□□□□
C山山森森□□□□海
D□川川□□□□□海
E□森川川■□□□海
F□□□川川川川川海
G□□□□□□□□海
H□□□□□□□□海
I□□□□□□□海海
■調査基点
□未踏破地
A1方面が龍の背骨
●特別ルール
未開の地でもあるので『探している地形』を探す形でダイス判定します
珍しい地形や都合良い地形程、ダイス判定時の『目標の行為の難易度』が変動します
【直感】に、プレイングでの行動やスキル等を考慮した上で、一般行為判定を行います
判定可能回数は各自3回です。別々の地形3ヶ所を1回ずつ判定という事も認めます
※依頼主がどのような地形を希望しているかは、OPや過去依頼を参照下さい
見つかった地形の結果により、開拓団の【未来】に影響があります
●NPC
立花紫之介
かつて、立花院 紫草(kz0126)と呼ばれていた男と噂される、謎の素浪人
新天地への開拓団を率いる。今回は調査基点で築陣などを指揮している
●その他
雑魔は出現しません
日常シナリオ的にNPCと関わったり、仲間同士で過ごす事も出来ますが、判定は判定で確り行います
質問があれば、立花紫之介が対応します
新天地の調査
●内容
どのような地形があるのか調査を行う
●イメージ
123456789
A山山□□□□□□□
B山山□□□□□□□
C山山森森□□□□海
D□川川□□□□□海
E□森川川■□□□海
F□□□川川川川川海
G□□□□□□□□海
H□□□□□□□□海
I□□□□□□□海海
■調査基点
□未踏破地
A1方面が龍の背骨
●特別ルール
未開の地でもあるので『探している地形』を探す形でダイス判定します
珍しい地形や都合良い地形程、ダイス判定時の『目標の行為の難易度』が変動します
【直感】に、プレイングでの行動やスキル等を考慮した上で、一般行為判定を行います
判定可能回数は各自3回です。別々の地形3ヶ所を1回ずつ判定という事も認めます
※依頼主がどのような地形を希望しているかは、OPや過去依頼を参照下さい
見つかった地形の結果により、開拓団の【未来】に影響があります
●NPC
立花紫之介
かつて、立花院 紫草(kz0126)と呼ばれていた男と噂される、謎の素浪人
新天地への開拓団を率いる。今回は調査基点で築陣などを指揮している
●その他
雑魔は出現しません
日常シナリオ的にNPCと関わったり、仲間同士で過ごす事も出来ますが、判定は判定で確り行います
質問があれば、立花紫之介が対応します
マスターより
●挨拶
おはようございます。AdivMSの赤山です。
いよいよ、新天地に到着です!
●攻略のヒント
参加者同士で『探している地形』が被ると勿体ないですので、方向性ぐらいは参加者同士で打ち合わせした方がいいでしょう。
おはようございます。AdivMSの赤山です。
いよいよ、新天地に到着です!
●攻略のヒント
参加者同士で『探している地形』が被ると勿体ないですので、方向性ぐらいは参加者同士で打ち合わせした方がいいでしょう。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/14 00:08
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/10/06 20:43:24 |
||
調査目的 龍崎・カズマ(ka0178) 人間(リアルブルー)|20才|男性|疾影士(ストライダー) |
最終発言 2019/10/08 21:27:19 |