ゲスト
(ka0000)
【郷祭】お役目の引継ぎ
マスター:樹シロカ

- シナリオ形態
- ショート
関連ユニオン
魔術師協会広報室- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 3~6人
- サポート
- 現在0人 / 0~2人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/10/15 22:00
- リプレイ完成予定
- 2019/10/24 22:00
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●
今年も、同盟領の農耕推進地域ジェオルジでは、年に2回の『郷祭』の準備が進められていた。
とはいえ、対邪神戦の影響もあって例年より開催は少し早めになっており、ジェオルジの各村では食料の調達に大わらわとなっていた。
それはサルヴァトーレ・ロッソの元乗員達が移住したバチャーレ村でも同じことだ。
村長会議までに自慢の特産品を用意して、頑張って売り込まねばならない。
そんなある日、村の代表であるサイモン・小川(kz0211)の元を、マリナ・リヴェール(kz0272)が訪れた。
「ごめん。忙しいところ。ちょっと時間取ってもらってもいい?」
「改まってどうしたんだ?」
サイモンは帳簿を脇に避け、簡素な応接セットにマリナを座らせる。
実験農場で栽培したお茶を前に、マリナはこの村を離れてリアルブルーへ戻るつもりだ、と告げた。
「そうか……まあそうなるような気はしていたよ」
サイモンは頭を掻きながら、少し困ったような笑みを浮かべた。
「僕の鈍い勘でも偶には当たることもあるんだな」
「……ごめん。あ、でも今すぐってわけじゃないんだけど」
実現するまでには、まだまだ多くの課題が残されている。
帰還に向けてマリナにできることは多くはなく、その日まではこの村の住民であることは変わらない。
ただいつその日が来てもいいように、準備を整えておきたいという。
「一番大事なのは、マニュス・ウィリディス様のことだと思って」
地精霊マニュス・ウィリディスは、近くの山にある廃鉱山の入口に祀られており、今はバチャーレ村の守り神のような存在だ。
基本的に人間のことを好きでいてくれる精霊だが、偶に人間をびっくりさせることをしでかすことがある。
マリナはかつて命を救ってもらったことが縁で、精霊の感情とでもよぶべきものを感じられるようになっていた。
そのため精霊を祀る行事の進行役を担っているのだが、この役割だけはきちんと引継ぎしておきたいという。
「それで? 適任者はいるのかい?」
そこでサイモンがハッと表情を改める。
「僕は無理だからな!? この村にはずっといるつもりだけど!」
「流石にサイモンには任せられないわよ」
自分でもいう通り勘が鈍いというのはさておき、村の代表としての仕事、そして村の農作物の管理と研究だけで手いっぱいなのは間違いない。
マリナが村に住む少女の名前をあげると、サイモンは始めこそ驚いたがすぐに考え込む。
「そうだな……適任かもしれないな。本人が納得してくれれば、だけど」
●
そのすぐ後、オフィスにバチャーレ村からの依頼が出された。
山中にある精霊の祠で祭祀を行うため、護衛を頼みたいという内容だ。
依頼を受けて集まったハンター達は、今年もまた郷祭が開催される平和が訪れたことを、しみじみとかみしめるのだった。
●
今年も、同盟領の農耕推進地域ジェオルジでは、年に2回の『郷祭』の準備が進められていた。
とはいえ、対邪神戦の影響もあって例年より開催は少し早めになっており、ジェオルジの各村では食料の調達に大わらわとなっていた。
それはサルヴァトーレ・ロッソの元乗員達が移住したバチャーレ村でも同じことだ。
村長会議までに自慢の特産品を用意して、頑張って売り込まねばならない。
そんなある日、村の代表であるサイモン・小川(kz0211)の元を、マリナ・リヴェール(kz0272)が訪れた。
「ごめん。忙しいところ。ちょっと時間取ってもらってもいい?」
「改まってどうしたんだ?」
サイモンは帳簿を脇に避け、簡素な応接セットにマリナを座らせる。
実験農場で栽培したお茶を前に、マリナはこの村を離れてリアルブルーへ戻るつもりだ、と告げた。
「そうか……まあそうなるような気はしていたよ」
サイモンは頭を掻きながら、少し困ったような笑みを浮かべた。
「僕の鈍い勘でも偶には当たることもあるんだな」
「……ごめん。あ、でも今すぐってわけじゃないんだけど」
実現するまでには、まだまだ多くの課題が残されている。
帰還に向けてマリナにできることは多くはなく、その日まではこの村の住民であることは変わらない。
ただいつその日が来てもいいように、準備を整えておきたいという。
「一番大事なのは、マニュス・ウィリディス様のことだと思って」
地精霊マニュス・ウィリディスは、近くの山にある廃鉱山の入口に祀られており、今はバチャーレ村の守り神のような存在だ。
基本的に人間のことを好きでいてくれる精霊だが、偶に人間をびっくりさせることをしでかすことがある。
マリナはかつて命を救ってもらったことが縁で、精霊の感情とでもよぶべきものを感じられるようになっていた。
そのため精霊を祀る行事の進行役を担っているのだが、この役割だけはきちんと引継ぎしておきたいという。
「それで? 適任者はいるのかい?」
そこでサイモンがハッと表情を改める。
「僕は無理だからな!? この村にはずっといるつもりだけど!」
「流石にサイモンには任せられないわよ」
自分でもいう通り勘が鈍いというのはさておき、村の代表としての仕事、そして村の農作物の管理と研究だけで手いっぱいなのは間違いない。
マリナが村に住む少女の名前をあげると、サイモンは始めこそ驚いたがすぐに考え込む。
「そうだな……適任かもしれないな。本人が納得してくれれば、だけど」
●
そのすぐ後、オフィスにバチャーレ村からの依頼が出された。
山中にある精霊の祠で祭祀を行うため、護衛を頼みたいという内容だ。
依頼を受けて集まったハンター達は、今年もまた郷祭が開催される平和が訪れたことを、しみじみとかみしめるのだった。
解説
●何をするの?
依頼の目的:山中にある精霊の祠にお参りする一行の護衛、掃除などの手伝いになります。
邪神戦では比較的被害が少なかった地域ですが、まだ村人の中には不安を抱いている人もいます。
山道の整備も充分とは言えないため、同行をお願いいたします。
また今回、マリナが指名したのは、村に住むビアンカという9歳の少女です。
以前マリナが歪虚の契約者となった際に被害を受けましたが、今の関係は良好。
精霊に救われたことがあるという点では、マリナと共通しているため指名されました。
けれどとても臆病な性格で、まだ幼いため役割を納得してくれるかどうかは分かりません。
それに加えて、精霊がどう反応するかもわかりません。
皆様は事前のビアンカとの接触、当日の精霊との対面もお願いすることになります。(どちらかだけでも構いません)
●NPC
サイモン:村の代表。マリナの上司のような存在。彼女がいなくなることは寂しいが、自分の意思に従うべきだと思っている。
マリナ:元々は地質学者。過去の経緯については「白銀のおとぎ話」より。お読みいただかなくても問題ありません。
ビアンカ:村に住む少女。兄エリオ、姉レベッカといつもくっついている。母アニタと父ニーノもハンターのお世話になったことがあります。
地精霊マニュス・ウィリディス:気が向けば姿を見せる精霊。とはいえ人間は好き。高さ1mほどの金色の光の女性型を取る。
それぞれ希望があれば会話できます。
当日は他の村人と共に、全員祠まで同行します。
●他
何か確認したい事項があれば、質問卓を設置してください。ただしMSの確認期限は出発24時間前までとさせていただきます。
依頼の目的:山中にある精霊の祠にお参りする一行の護衛、掃除などの手伝いになります。
邪神戦では比較的被害が少なかった地域ですが、まだ村人の中には不安を抱いている人もいます。
山道の整備も充分とは言えないため、同行をお願いいたします。
また今回、マリナが指名したのは、村に住むビアンカという9歳の少女です。
以前マリナが歪虚の契約者となった際に被害を受けましたが、今の関係は良好。
精霊に救われたことがあるという点では、マリナと共通しているため指名されました。
けれどとても臆病な性格で、まだ幼いため役割を納得してくれるかどうかは分かりません。
それに加えて、精霊がどう反応するかもわかりません。
皆様は事前のビアンカとの接触、当日の精霊との対面もお願いすることになります。(どちらかだけでも構いません)
●NPC
サイモン:村の代表。マリナの上司のような存在。彼女がいなくなることは寂しいが、自分の意思に従うべきだと思っている。
マリナ:元々は地質学者。過去の経緯については「白銀のおとぎ話」より。お読みいただかなくても問題ありません。
ビアンカ:村に住む少女。兄エリオ、姉レベッカといつもくっついている。母アニタと父ニーノもハンターのお世話になったことがあります。
地精霊マニュス・ウィリディス:気が向けば姿を見せる精霊。とはいえ人間は好き。高さ1mほどの金色の光の女性型を取る。
それぞれ希望があれば会話できます。
当日は他の村人と共に、全員祠まで同行します。
●他
何か確認したい事項があれば、質問卓を設置してください。ただしMSの確認期限は出発24時間前までとさせていただきます。
マスターより
いつもお世話になっております、樹シロカです。
今年も郷祭の季節です。
シナリオでは最後の郷祭となりますが、そこに住む人々にとっては来年も、その先もずっと続く祭です。
いずれ、次の代には伝えていかなければならないことですが、円満に引継ぎができるよう、力をお貸しください。
なおサイモンとマリナは、関連NPCとしては本シナリオがラストになる予定です。
(後日にも顔出し程度の登場はあるかもしれませんが未定)
何かご用がありましたら、この機会にどうぞよろしくお願いいたします。
今年も郷祭の季節です。
シナリオでは最後の郷祭となりますが、そこに住む人々にとっては来年も、その先もずっと続く祭です。
いずれ、次の代には伝えていかなければならないことですが、円満に引継ぎができるよう、力をお貸しください。
なおサイモンとマリナは、関連NPCとしては本シナリオがラストになる予定です。
(後日にも顔出し程度の登場はあるかもしれませんが未定)
何かご用がありましたら、この機会にどうぞよろしくお願いいたします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/26 01:56
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談(雑談)卓 天王寺茜(ka4080) 人間(リアルブルー)|18才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2019/10/15 19:37:26 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2019/10/13 11:45:20 |