ゲスト
(ka0000)
【未来】魔術師、キノコ狩り
マスター:狐野径

このシナリオは2日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 易しい
- オプション
-
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在10人 / 3~10人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2019/10/22 07:30
- リプレイ完成予定
- 2019/11/02 07:30
オープニング
※このシナリオは原則として戦闘が発生しない日常的なシナリオとして設定されています。
●三年後
邪神との戦から三年。
ルゥルにも楽しいことも悲しいことも色々あった。
グラズヘイム王国の師匠の家でそれまで通りの生活を送っていた。徐々に変わっていったのは、知識を蓄えることが増え、アークエルスにもよく出入りするようになった。
移動手段のこともあったので、大きな街に部屋を借りたのだ。借りたといっても、父親が借りてくれているので、助かっている。
ハンターの技術は必要であるが、研究者としての意識が強くなる。
「キノコ……リアルブルーのも見たいですけど、クリムゾンウェストもまだ見ぬキノコはあるはずなのです」
北方や南方、知らない地域はたくさんある。
行ける範囲で知り合いを頼って出かけることも増えた。龍園はラカ・ベルフ(kz0240)を頼っていく。ラカとは共通のペットの種類ということで、ペット同士を合わせる楽しみがあった。
エトファリカ連邦国は大江 紅葉(kz0163)を頼る。紅葉自身が知識欲の塊であるし、大江家やその周りもそういったことに協力的で、里に頻繁に出入りしている。その長男の成長を間近で見ている。その子供は一瞬でも目を離すといなくなるため、すごい技術だとルゥルは思った。なお、ルゥルはそのことを母親に告げたら「あなただって気づくといなかったわよ」と言われる。
ちなみに、紅葉は長女か次男を身ごもっている。
悲しかったのはペットのフェレットのフレオの寿命が尽きたこと。生きていれば死ぬ。当たり前であるが悲しかった。縁があり、二代目のフェレットを飼う機会を得た。毛色はフレオと同じタイプで、女の子で名前はフレアとした。フレアはフレオと異なり、おとなしくじっとしていることが多い。しかし、気づくと、棚の上にいる。どうやって上ったのかわからないのだった。
ルゥルの身長もしっかり伸びた。
嬉しいことに今回、リアルブルーに行けそうだ。
凍結の溶けたリアルブルー。戦いの後にも覚醒者ならば行けなくはなかった。ただ、何が起こるかわからないし、何もなくとも日常に戻ろうとしている人たちの邪魔をするかもしれないためルゥルは避けた。
大分落ち着いてきたということで、キノコの季節に合わせていくことにしたのだ。
リアルブルーのキノコ友達、木野 岳郎という男性のところへ。なんとかやり取りは行い、行き方や日取りも決めてあった。
「岳郎さんはわかるのです、あの年齢のお兄さんは、三年程度だとあまり変わらないはずです。しかし、凍結の時に超絶痩せいたり、リバウンドで大変丸くなっていたらわからないかもしれません!?」
いろいろと想像してルゥルは困惑の渦に巻き込まれる。
「不安、です。でも、お会いしないのはもっと不安です」
出かける準備は滞りなくする。
手土産は町で菓子を買った。以前はクリムゾンウェストのものの持ち込みはできなかったが、今はよほど奇抜な物でない限り良いらしい。
ルゥルだって珍味をいきなりもらっても困る。リアルブルーに行ったときの記憶から、小麦粉を使った菓子があることは知っていた。だから、当たり障りなく、菓子にしたのだ。
「一人で行けるのは不思議です。公共交通機関! 独りで乗るのです! 紅葉さん連れて行ったら、たぶん……二人で迷子になりますね……」
リアルブルーの交通機関を単独で使うことは、初めてだ。
「ハンターさんたちにも声はかけました……キノコなパーティーの依頼です。不安です、三年、私のことを覚えてくれているでしょうか? 三年、短いけど長いのです」
ルゥルは緊張と期待など様々な気持ちが湧く。
ルゥルは動きやすいズボンにチュニックに、土産の入った大きなカバンを提げ出発する。パルムのポルムは鞄の上。ポルムも自分の荷物は持つ。
●リアルな山
ルゥルは単身で岳郎が住む場所までやってきた。周囲は山に囲まれ、土と木の匂いが漂う村。
常緑樹が多めであるが、ところどころ広葉樹も見られる。広葉樹は赤かったり黄色くなってきている。
「こ、これは……どこかで見た風景です!」
ルゥルはバス停から村の岳郎の家に向かう。
長年住んでいる場所は平たんな土地であるが、土と木が町の周囲にはたくさんある。
つまり、建物こそ違うが、匂いとしては近いのだ。
「リアルブルーは奥が深いです」
一度、連れて行ってもらったのも山だった。その時、南雲 芙蓉とも出会った。
「本当に色々あったのです……」
待ち合わせは村の中。畑作業をする人の姿も見える。
行けばわかるというけれどもわかるのだろうかと不安になる。
「かやぶき屋根だと言っていました……紅葉さんのおうちの近くにあるあれでしたよねぇ」
そう考えると、リアルブルーとクリムゾンウェストは近い。
「あ、あれは!」
かやぶき屋根の大きな家。
入口に見覚えのある男性がいた。
「……岳郎さん!」
ルゥルは駆けだした。
「良かったです!」
「……ルゥルちゃん? 大きくなったね……」
岳郎は驚く。
「へへっ。そうです、これ、お土産です。どうぞ、皆さんでお食べ下さい」
「それはご丁寧に。クリムゾンウェストのお菓子? 楽しみだよ」
「私は食べて、美味しかったので選びました」
「じゃ、キノコ狩り、行こうか」
「はい!」
大きな荷物は置かせてもらい、キノコ狩りやバーベキューをする場所に向かうのだった。
●依頼、キノコパーティー
ハンターへの依頼というかお誘い。
リアルブルーのとあるところ、山の中の集落で、キノコやバーベキューをするのだという。自然のなかでゆっくり過ごすのはいかがでしょうか、という内容だ。
主催者には魔術師のルゥルとある。
●三年後
邪神との戦から三年。
ルゥルにも楽しいことも悲しいことも色々あった。
グラズヘイム王国の師匠の家でそれまで通りの生活を送っていた。徐々に変わっていったのは、知識を蓄えることが増え、アークエルスにもよく出入りするようになった。
移動手段のこともあったので、大きな街に部屋を借りたのだ。借りたといっても、父親が借りてくれているので、助かっている。
ハンターの技術は必要であるが、研究者としての意識が強くなる。
「キノコ……リアルブルーのも見たいですけど、クリムゾンウェストもまだ見ぬキノコはあるはずなのです」
北方や南方、知らない地域はたくさんある。
行ける範囲で知り合いを頼って出かけることも増えた。龍園はラカ・ベルフ(kz0240)を頼っていく。ラカとは共通のペットの種類ということで、ペット同士を合わせる楽しみがあった。
エトファリカ連邦国は大江 紅葉(kz0163)を頼る。紅葉自身が知識欲の塊であるし、大江家やその周りもそういったことに協力的で、里に頻繁に出入りしている。その長男の成長を間近で見ている。その子供は一瞬でも目を離すといなくなるため、すごい技術だとルゥルは思った。なお、ルゥルはそのことを母親に告げたら「あなただって気づくといなかったわよ」と言われる。
ちなみに、紅葉は長女か次男を身ごもっている。
悲しかったのはペットのフェレットのフレオの寿命が尽きたこと。生きていれば死ぬ。当たり前であるが悲しかった。縁があり、二代目のフェレットを飼う機会を得た。毛色はフレオと同じタイプで、女の子で名前はフレアとした。フレアはフレオと異なり、おとなしくじっとしていることが多い。しかし、気づくと、棚の上にいる。どうやって上ったのかわからないのだった。
ルゥルの身長もしっかり伸びた。
嬉しいことに今回、リアルブルーに行けそうだ。
凍結の溶けたリアルブルー。戦いの後にも覚醒者ならば行けなくはなかった。ただ、何が起こるかわからないし、何もなくとも日常に戻ろうとしている人たちの邪魔をするかもしれないためルゥルは避けた。
大分落ち着いてきたということで、キノコの季節に合わせていくことにしたのだ。
リアルブルーのキノコ友達、木野 岳郎という男性のところへ。なんとかやり取りは行い、行き方や日取りも決めてあった。
「岳郎さんはわかるのです、あの年齢のお兄さんは、三年程度だとあまり変わらないはずです。しかし、凍結の時に超絶痩せいたり、リバウンドで大変丸くなっていたらわからないかもしれません!?」
いろいろと想像してルゥルは困惑の渦に巻き込まれる。
「不安、です。でも、お会いしないのはもっと不安です」
出かける準備は滞りなくする。
手土産は町で菓子を買った。以前はクリムゾンウェストのものの持ち込みはできなかったが、今はよほど奇抜な物でない限り良いらしい。
ルゥルだって珍味をいきなりもらっても困る。リアルブルーに行ったときの記憶から、小麦粉を使った菓子があることは知っていた。だから、当たり障りなく、菓子にしたのだ。
「一人で行けるのは不思議です。公共交通機関! 独りで乗るのです! 紅葉さん連れて行ったら、たぶん……二人で迷子になりますね……」
リアルブルーの交通機関を単独で使うことは、初めてだ。
「ハンターさんたちにも声はかけました……キノコなパーティーの依頼です。不安です、三年、私のことを覚えてくれているでしょうか? 三年、短いけど長いのです」
ルゥルは緊張と期待など様々な気持ちが湧く。
ルゥルは動きやすいズボンにチュニックに、土産の入った大きなカバンを提げ出発する。パルムのポルムは鞄の上。ポルムも自分の荷物は持つ。
●リアルな山
ルゥルは単身で岳郎が住む場所までやってきた。周囲は山に囲まれ、土と木の匂いが漂う村。
常緑樹が多めであるが、ところどころ広葉樹も見られる。広葉樹は赤かったり黄色くなってきている。
「こ、これは……どこかで見た風景です!」
ルゥルはバス停から村の岳郎の家に向かう。
長年住んでいる場所は平たんな土地であるが、土と木が町の周囲にはたくさんある。
つまり、建物こそ違うが、匂いとしては近いのだ。
「リアルブルーは奥が深いです」
一度、連れて行ってもらったのも山だった。その時、南雲 芙蓉とも出会った。
「本当に色々あったのです……」
待ち合わせは村の中。畑作業をする人の姿も見える。
行けばわかるというけれどもわかるのだろうかと不安になる。
「かやぶき屋根だと言っていました……紅葉さんのおうちの近くにあるあれでしたよねぇ」
そう考えると、リアルブルーとクリムゾンウェストは近い。
「あ、あれは!」
かやぶき屋根の大きな家。
入口に見覚えのある男性がいた。
「……岳郎さん!」
ルゥルは駆けだした。
「良かったです!」
「……ルゥルちゃん? 大きくなったね……」
岳郎は驚く。
「へへっ。そうです、これ、お土産です。どうぞ、皆さんでお食べ下さい」
「それはご丁寧に。クリムゾンウェストのお菓子? 楽しみだよ」
「私は食べて、美味しかったので選びました」
「じゃ、キノコ狩り、行こうか」
「はい!」
大きな荷物は置かせてもらい、キノコ狩りやバーベキューをする場所に向かうのだった。
●依頼、キノコパーティー
ハンターへの依頼というかお誘い。
リアルブルーのとあるところ、山の中の集落で、キノコやバーベキューをするのだという。自然のなかでゆっくり過ごすのはいかがでしょうか、という内容だ。
主催者には魔術師のルゥルとある。
解説
リアルブルー、某所、山の集落にて、川の側でバーベキュー。
●道具等
炭や竈、鉄板、鍋、飯盒など一般的な道具はあります。
肉、野菜はあります。より新鮮な肉や魚をお望みなら……狩れます、釣れます。
イノシシとクマは出没する可能性はあります、林の中。川は川魚がいます。
本来ならすぐに食べられないでしょうが、解体すれば食べられてかまいません。
川はバーベキューするところの側ですが、動物狩る場合は、山に分け入り迷子になる危険性がありますのでご了承ください。
オコジョやタヌキなど野生動物もどこかにいるかもしれません。ヤマネやキツネかもしれません。
キノコは現地調達します。毒キノコがないとは限らないため、自力で取って自信がない場合はNPCを通すると安全です。
●NPC
・ルゥル 十三歳くらい。身長は140センチほどになった。
丁寧語だけどちょっとしゃべり方が大人になった? 「みぎゃ」と言わなくなったよう……。
キノコを狩りに早めに現地入り。
・木野 岳郎 リアルブルー在住の一般人、キノコ売りの三十代のお兄さん。
邪神との戦の際、リアルブルーに残り、凍結を受け入れた。
●道具等
炭や竈、鉄板、鍋、飯盒など一般的な道具はあります。
肉、野菜はあります。より新鮮な肉や魚をお望みなら……狩れます、釣れます。
イノシシとクマは出没する可能性はあります、林の中。川は川魚がいます。
本来ならすぐに食べられないでしょうが、解体すれば食べられてかまいません。
川はバーベキューするところの側ですが、動物狩る場合は、山に分け入り迷子になる危険性がありますのでご了承ください。
オコジョやタヌキなど野生動物もどこかにいるかもしれません。ヤマネやキツネかもしれません。
キノコは現地調達します。毒キノコがないとは限らないため、自力で取って自信がない場合はNPCを通すると安全です。
●NPC
・ルゥル 十三歳くらい。身長は140センチほどになった。
丁寧語だけどちょっとしゃべり方が大人になった? 「みぎゃ」と言わなくなったよう……。
キノコを狩りに早めに現地入り。
・木野 岳郎 リアルブルー在住の一般人、キノコ売りの三十代のお兄さん。
邪神との戦の際、リアルブルーに残り、凍結を受け入れた。
マスターより
こんにちは、狐野径です。
ファナティックブラッドでの狐野、最後のシナリオです。
ルゥルは初Divの時からいました。登録することはなく時々登場する程度かと思いきや、未来の姿まで描かれることになりました。
当時は六歳くらいのイメージだったんです。一応、成長しているはずです。
さて、ルゥル、ようやくキノコの人と再会です。これまで行かなかったのはルゥルが子どもだからです。
邪神と戦いの後、様々変化はあったでしょう。三年は長い、でもあっと言うかもしれません。
キノコを採ってバーベキュー。
お楽しみくださいませ!
ここまで続けて来れられたのは皆さんのおかげです。
ありがとうございました!
ファナティックブラッドでの狐野、最後のシナリオです。
ルゥルは初Divの時からいました。登録することはなく時々登場する程度かと思いきや、未来の姿まで描かれることになりました。
当時は六歳くらいのイメージだったんです。一応、成長しているはずです。
さて、ルゥル、ようやくキノコの人と再会です。これまで行かなかったのはルゥルが子どもだからです。
邪神と戦いの後、様々変化はあったでしょう。三年は長い、でもあっと言うかもしれません。
キノコを採ってバーベキュー。
お楽しみくださいませ!
ここまで続けて来れられたのは皆さんのおかげです。
ありがとうございました!
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2019/10/31 19:01