ゲスト
(ka0000)
【MV】妙な噂の正体なんて
マスター:石田まきば

このシナリオは5日間納期が延長されています。
- シナリオ形態
- イベント
- 難易度
- 普通
- 参加費
500
- 参加人数
- 現在25人 / 1~25人
- 報酬
- 無し
- 相談期間
- 4日
- プレイング締切
- 2015/02/14 22:00
- リプレイ完成予定
- 2015/02/28 22:00
オープニング
●
クリムゾンウエストにも、バレンタインの足音が近づいてきています。
ハロウィンやクリスマスのようにリアルブルーからやってきた文化のひとつではありますが、その伝わり方はひとつではありませんでした。
チョコレートを贈る日、気持ちを伝える日、合同結婚式が頻繁に行われる時期、食品業界が活性化する時期……あげればきりがありません。
感情の絆、マテリアルリンクが強まり世の中のマテリアルが活性化すると言われることもありますが、少しばかり別の形……愛情を育む者達を羨み憎むための怪しげな集会が行われ、嫉妬の絆で結束を強めているという噂が時折混じる事もあるようです。
崖上都市「ピースホライズン」も、バレンタインの賑わいで都市中が彩られています。
その中の、ほんの一部だけでも……確かめに行ってみてはいかがでしょうか?
●二月の師団長デー
「私としたことが、まさか材料を切らすなんてな」
今、カミラ・ゲーベル(kz0053)は魔導車でピースホライズンへと向かっていた。他に部下を連れても居らず、必要最低限の軽装状態で。
それは今日がバレンタインデー当日で、そして非番の日だからだ。
第三師団シュラーフドルンでは毎年、バレンタインデー当日は師団長デーと呼ばれている『部下達に料理を振る舞う日』と決まっていた。とはいえバレンタインなので、この日は食事ではなくチョコレート菓子が振る舞われるのだが。
そもそもこの行事、はじめは指示されて始めたものだった。今ではカミラ自ら率先してこの行事を楽しみにしているし、実際師団の結束力を強める効果を上げている。
「早急に買い足さなくては」
カミラは自分の休日に師団長デーをあてることに決めていた。いくら師団の定例行事とはいえ、調理にばかり時間がとられて通常業務を行えない師団のトップなど意味がないからだ。
そして今も自分のミスで起きた事態……食材切れに、勤務中の部下を使う訳にもいかない。
「あそこで飾りに拘ろうとしたのが悪かったか……?」
魔導車を走らせながら行程を思い返す。料理の事になるとやや見境がなくなる自覚はあった。普段通りの食事の調理ならいざ知らず、嗜好品扱いのチョコレート菓子だから、食材もすべて自腹だ。いつもより自由に作れるとあって熱中し過ぎた感は否めない。
「仕方ない」
一度始めたら最後まで拘りきるべきだ。そう思ったからこうして買い出しに出てきたのだ。
(品切れていなければいいがな……)
バレンタインに賑わうピースホライズンだからこそ、そんなことにはならないはずだ。
●噂の路地裏ぽっかりと
二人の仮面の男が、集まった人達へと声を張り上げていた。
「皆の者-! チョコレートがー! 憎いかー!」
「「「憎いぞー!!!」」」
「諸君! 甘いものが!! 恨めしいか!」
「「「恨めしいぞ!!!」」」
仮面の男達の煽りに合わせて、人々も声を張り上げている。老若男女問わず集まった人々は、一見まったく共通点が無いように見える。
しかし、そこには確かに、ある種の一体感……絆に似た何かが存在していた。
しばらく気合ばかりが籠もった叫び声をあげた後、仮面の二人が一度脇に下がる。
すぐにそれぞれが大きな箱を抱えて、人々に掲げた。
「「我らが同志よ!!」」
「「「同志よ!!!」」」
「「誇りを纏え!!」」
「「「誇りを纏え!!!」」」
「「武器を持て!!」」
「「「武器を持て!!!」」」
「「いざゆかん!!」」
「「「甘き香りの聖地へと!!!」」」
――シン……
最後の声が揃った後に続くのは、少しの静寂。
声が揃った余韻を堪能した仮面の男達が視線を合わせ頷き合った。
そして不自然なくらい厳かな動きで、掲げていた箱が開けられていく。
――中に入っているのは、何なのか?
――1つ目の箱。
\たくさんの 仮面/
――2つ目の箱。
\たくさんの 小粒チョコレート/
「はい、仮面は1人1枚ずつ受け取ってくださいねー!」
「開始時間はもう間もなくです、手荷物の紛失などにご注意くださいー!」
「チョコレート袋も一袋ずつ受け取ってくださーい! チョコレートはひとつかみ分だけですよー!」
――曰く、バレンタインを憎む鬼が、大量のチョコレートをちぎっては投げちぎっては投げたとか。
――そのチョコレートをぶつけられた者は、それから幸運に恵まれたとか。
――鬼役になった者は、バレンタインを満喫する者達にチョコレートで攻撃をする限り咎められることはなくて。
――ぶつけられた側も、そのチョコレートを縁起物として手に入れることができる。
「……なんじゃそりゃ」
急に現実に戻ってきたかのような錯覚に襲われ、呆れたイベント会場に立ち会ってしまった貴方。
貴方もこの行事、参加してみませんか?
●怪しい噂の発信源?
「まさか、これが妙な噂の正体なんてことはないだろうな……」
怪しい雰囲気を警戒し、裏路地を見張っていたカミラがため息を零した。こんなイベントを行っているとは。カミラが知る限り今回が初めてだ。
正直なところ関わりあいになりたくはない。しかしカミラは第三師団のトップで、その業務内容にはピースホライズンの監視もいくらか含まれている。
今日が非番で、師団長デーで……いや、カミラが気になっているのはそこではない。
「食べ物を投げるとは」
包装紙に包んであるようなのだが、それにしたって乱雑に扱いすぎじゃないのか?
「……ふむ、買い出しのついでに業務が入った、それだけだ」
何を思ったのか、カミラは参加者達の中へと紛れ込んでいった。
クリムゾンウエストにも、バレンタインの足音が近づいてきています。
ハロウィンやクリスマスのようにリアルブルーからやってきた文化のひとつではありますが、その伝わり方はひとつではありませんでした。
チョコレートを贈る日、気持ちを伝える日、合同結婚式が頻繁に行われる時期、食品業界が活性化する時期……あげればきりがありません。
感情の絆、マテリアルリンクが強まり世の中のマテリアルが活性化すると言われることもありますが、少しばかり別の形……愛情を育む者達を羨み憎むための怪しげな集会が行われ、嫉妬の絆で結束を強めているという噂が時折混じる事もあるようです。
崖上都市「ピースホライズン」も、バレンタインの賑わいで都市中が彩られています。
その中の、ほんの一部だけでも……確かめに行ってみてはいかがでしょうか?
●二月の師団長デー
「私としたことが、まさか材料を切らすなんてな」
今、カミラ・ゲーベル(kz0053)は魔導車でピースホライズンへと向かっていた。他に部下を連れても居らず、必要最低限の軽装状態で。
それは今日がバレンタインデー当日で、そして非番の日だからだ。
第三師団シュラーフドルンでは毎年、バレンタインデー当日は師団長デーと呼ばれている『部下達に料理を振る舞う日』と決まっていた。とはいえバレンタインなので、この日は食事ではなくチョコレート菓子が振る舞われるのだが。
そもそもこの行事、はじめは指示されて始めたものだった。今ではカミラ自ら率先してこの行事を楽しみにしているし、実際師団の結束力を強める効果を上げている。
「早急に買い足さなくては」
カミラは自分の休日に師団長デーをあてることに決めていた。いくら師団の定例行事とはいえ、調理にばかり時間がとられて通常業務を行えない師団のトップなど意味がないからだ。
そして今も自分のミスで起きた事態……食材切れに、勤務中の部下を使う訳にもいかない。
「あそこで飾りに拘ろうとしたのが悪かったか……?」
魔導車を走らせながら行程を思い返す。料理の事になるとやや見境がなくなる自覚はあった。普段通りの食事の調理ならいざ知らず、嗜好品扱いのチョコレート菓子だから、食材もすべて自腹だ。いつもより自由に作れるとあって熱中し過ぎた感は否めない。
「仕方ない」
一度始めたら最後まで拘りきるべきだ。そう思ったからこうして買い出しに出てきたのだ。
(品切れていなければいいがな……)
バレンタインに賑わうピースホライズンだからこそ、そんなことにはならないはずだ。
●噂の路地裏ぽっかりと
二人の仮面の男が、集まった人達へと声を張り上げていた。
「皆の者-! チョコレートがー! 憎いかー!」
「「「憎いぞー!!!」」」
「諸君! 甘いものが!! 恨めしいか!」
「「「恨めしいぞ!!!」」」
仮面の男達の煽りに合わせて、人々も声を張り上げている。老若男女問わず集まった人々は、一見まったく共通点が無いように見える。
しかし、そこには確かに、ある種の一体感……絆に似た何かが存在していた。
しばらく気合ばかりが籠もった叫び声をあげた後、仮面の二人が一度脇に下がる。
すぐにそれぞれが大きな箱を抱えて、人々に掲げた。
「「我らが同志よ!!」」
「「「同志よ!!!」」」
「「誇りを纏え!!」」
「「「誇りを纏え!!!」」」
「「武器を持て!!」」
「「「武器を持て!!!」」」
「「いざゆかん!!」」
「「「甘き香りの聖地へと!!!」」」
――シン……
最後の声が揃った後に続くのは、少しの静寂。
声が揃った余韻を堪能した仮面の男達が視線を合わせ頷き合った。
そして不自然なくらい厳かな動きで、掲げていた箱が開けられていく。
――中に入っているのは、何なのか?
――1つ目の箱。
\たくさんの 仮面/
――2つ目の箱。
\たくさんの 小粒チョコレート/
「はい、仮面は1人1枚ずつ受け取ってくださいねー!」
「開始時間はもう間もなくです、手荷物の紛失などにご注意くださいー!」
「チョコレート袋も一袋ずつ受け取ってくださーい! チョコレートはひとつかみ分だけですよー!」
――曰く、バレンタインを憎む鬼が、大量のチョコレートをちぎっては投げちぎっては投げたとか。
――そのチョコレートをぶつけられた者は、それから幸運に恵まれたとか。
――鬼役になった者は、バレンタインを満喫する者達にチョコレートで攻撃をする限り咎められることはなくて。
――ぶつけられた側も、そのチョコレートを縁起物として手に入れることができる。
「……なんじゃそりゃ」
急に現実に戻ってきたかのような錯覚に襲われ、呆れたイベント会場に立ち会ってしまった貴方。
貴方もこの行事、参加してみませんか?
●怪しい噂の発信源?
「まさか、これが妙な噂の正体なんてことはないだろうな……」
怪しい雰囲気を警戒し、裏路地を見張っていたカミラがため息を零した。こんなイベントを行っているとは。カミラが知る限り今回が初めてだ。
正直なところ関わりあいになりたくはない。しかしカミラは第三師団のトップで、その業務内容にはピースホライズンの監視もいくらか含まれている。
今日が非番で、師団長デーで……いや、カミラが気になっているのはそこではない。
「食べ物を投げるとは」
包装紙に包んであるようなのだが、それにしたって乱雑に扱いすぎじゃないのか?
「……ふむ、買い出しのついでに業務が入った、それだけだ」
何を思ったのか、カミラは参加者達の中へと紛れ込んでいった。
解説
*状況
崖上都市ピースホライズンでバレンタイン当日を過ごしてみませんか?
特に目的の設定はありません、どんな形になるにせよ、思い出の一日になりますように!
※ハンターズソサエティを通した依頼ではありません(報酬なしの理由)
*チョコレート鬼イベントの基本ルール
・鬼のお面をつけてもらいます
・チョコレートを道行く人に投げてもらいます
・怪我をさせたり、物を壊したりしなければ大体問題ありません
上記以外で何かしらの危険行為があった場合はマスタリングにより修正が入ります
なお、ぶつけられる側としての参加も可能です
ご利用は計画的によろしくお願いいたします
※ アイテム付与はありません、思い出(リプレイ)としてお持ち帰りくださいませ
(ここから下は、行動の参考資料としてどうぞ)
*路地裏
チョコレート鬼への誘い(イベント開始会場)があったりするようです
覗き込むと、参加しないかと誘われるかもしれません
*市場や広場
カップルやら友達同士やら、とにかくきらきらした人達が多くいます
*NPC状況
基本的に背景ですが、お声がけ頂くと登場します
おひとり様、迷子様対策にどうぞ
こちらの記載で不明がある場合は、カミラでお答えしますのでお尋ね下さい
カミラ・ゲーベル(kz0053)
オープニングの通りです
チョコレート鬼として参加しています
彼女に会うと、包装を剥がされた剥き身のチョコレートを口の中に投げ込まれます
決め台詞は「残さず食べろよ!」です
エルフハイム勢
ブラットハイムで暮らす、お祭り好きの若手は居るかもしれません
第三師団勢
休暇中ならば遊びに来ている可能性があります
市場に兵装で数名居る可能性もあります(ただし業務中)
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『チョコレートを堪能』とでも送信しておきましょう
崖上都市ピースホライズンでバレンタイン当日を過ごしてみませんか?
特に目的の設定はありません、どんな形になるにせよ、思い出の一日になりますように!
※ハンターズソサエティを通した依頼ではありません(報酬なしの理由)
*チョコレート鬼イベントの基本ルール
・鬼のお面をつけてもらいます
・チョコレートを道行く人に投げてもらいます
・怪我をさせたり、物を壊したりしなければ大体問題ありません
上記以外で何かしらの危険行為があった場合はマスタリングにより修正が入ります
なお、ぶつけられる側としての参加も可能です
ご利用は計画的によろしくお願いいたします
※ アイテム付与はありません、思い出(リプレイ)としてお持ち帰りくださいませ
(ここから下は、行動の参考資料としてどうぞ)
*路地裏
チョコレート鬼への誘い(イベント開始会場)があったりするようです
覗き込むと、参加しないかと誘われるかもしれません
*市場や広場
カップルやら友達同士やら、とにかくきらきらした人達が多くいます
*NPC状況
基本的に背景ですが、お声がけ頂くと登場します
おひとり様、迷子様対策にどうぞ
こちらの記載で不明がある場合は、カミラでお答えしますのでお尋ね下さい
カミラ・ゲーベル(kz0053)
オープニングの通りです
チョコレート鬼として参加しています
彼女に会うと、包装を剥がされた剥き身のチョコレートを口の中に投げ込まれます
決め台詞は「残さず食べろよ!」です
エルフハイム勢
ブラットハイムで暮らす、お祭り好きの若手は居るかもしれません
第三師団勢
休暇中ならば遊びに来ている可能性があります
市場に兵装で数名居る可能性もあります(ただし業務中)
*注意
白紙はリプレイに描写できません、ご注意くださいませ
参加したらとりあえず『チョコレートを堪能』とでも送信しておきましょう
マスターより
こんにちは、それともこんばんは、石田まきばです。
私は告知に「一本」とは書きませんでした、そういう事です。
「嫉妬の絆で結束を強めている噂」と「合法的に爆発させる」を足してみたんです。
結果がどうなるのか私には想像がつきません、皆様次第です。
とはいえ、必ず参加しなければいけないわけではありません。
普通にデートとかしてもいいと思います。
ただし、チョコレートをぶつけられる可能性がありますので覚悟を決めてください。
皆様のバレンタインが素敵なものになりますように。
リプレイの締切を延長させていただいております、ご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
私は告知に「一本」とは書きませんでした、そういう事です。
「嫉妬の絆で結束を強めている噂」と「合法的に爆発させる」を足してみたんです。
結果がどうなるのか私には想像がつきません、皆様次第です。
とはいえ、必ず参加しなければいけないわけではありません。
普通にデートとかしてもいいと思います。
ただし、チョコレートをぶつけられる可能性がありますので覚悟を決めてください。
皆様のバレンタインが素敵なものになりますように。
リプレイの締切を延長させていただいております、ご了承くださいませ。
それでは、よろしくお願いします。
関連NPC
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/02/24 01:25