ゲスト
(ka0000)
はやにえ
マスター:江口梨奈

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在8人 / 6~8人
- サポート
- 現在0人 / 0~8人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/18 15:00
- リプレイ完成予定
- 2015/02/27 15:00
オープニング
高い位置にある梢に、キツネらしきケモノが突き刺さっていた。ワシか何かが咥えていて落としたのだろうか? どちらにせよ、気味悪いものを見てしまった、と、馬車の手綱を握っていた父親は顔をしかめた。
しばらく進むと、また同じような光景があった。あれもキツネか、それともイタチか。そしてまた……今度は生き物ではなく、外套のようなもの。それから、木箱のようなもの……? 本当にワシの仕業なのだろうか。おかしな光景に、父親は寒気を感じた。
離れた村にちょっとした用事があって出かけた帰り道だった。付き合いで連れてこられた妻と娘はさぞやつまらなかったろう。特に娘のアイリは疲れたのか、いつも一緒の大きなウサギのぬいぐるみに、体を預けて寝てしまっている。
早く帰ってやろう、そう思って馬を急かす。
けれど、それが逆に悪かったのだろうか、アイリが目を覚ましてしまった。
「おとうさん、きもちわるい……」
乗り物酔いなどしたことのない娘なのに、不調を訴えた。乱暴な操縦をしてしまったかと悔やみ、馬車を停める。アイリはやっぱりウサギのぬいぐるみを抱えたまま、路肩に降りてしゃがみこみ、吐きそうな仕草をしていた。
と、一家を覆う、影が現れた。父親が顔を上げると、巨大な鳥が足をこちらに向け、今まさに襲いかかろうとしていた!
「アイリ!!」
慌てて娘を引っ張りよせる。
大丈夫だ、娘は腕の中にいる。
けれども……代わりにウサギのぬいぐるみが、巨鳥の足につかまれてしまった。
「ミミちゃん!!」
娘がぬいぐるみに付けた名前を叫ぶ。
けれど、連れ去られたぬいぐるみを嘆いている余裕はない。
「まだいる!!」
なんと、同じような大きさの鳥がもう1羽、こちらを狙って飛び掛かってくるではないか!
「アイリ、乗れ!!」
青い顔の娘を放るように乗せ、急いで馬を出す。
「ミミちゃん、ミミちゃああーーーん!!」
アイリは、大切な友人が、木の枝に突き刺されるのを見た。アイリの耳には間違いなく、ウサギのミミの悲鳴が聞こえた。
「おとうさん、停めてよ! 停めてよお!!」
けれどその願いは、聞き入れてはもらえなかった。
この奇妙なヴォイドの情報は、すぐにハンターオフィスに届けられた。
獲物を直接捕食せず、一旦、木の枝に突き刺す巨大な鳥。もしや元はモズだったのかもしれない。けれどヴォイドが獲物としているものは生物に限らず、手ごろな大きさのものであれば何でも(その後の摂食については不明だが)食いつくようだ。目撃情報では2羽、それ以上はまだ報告されていない。
しばらく進むと、また同じような光景があった。あれもキツネか、それともイタチか。そしてまた……今度は生き物ではなく、外套のようなもの。それから、木箱のようなもの……? 本当にワシの仕業なのだろうか。おかしな光景に、父親は寒気を感じた。
離れた村にちょっとした用事があって出かけた帰り道だった。付き合いで連れてこられた妻と娘はさぞやつまらなかったろう。特に娘のアイリは疲れたのか、いつも一緒の大きなウサギのぬいぐるみに、体を預けて寝てしまっている。
早く帰ってやろう、そう思って馬を急かす。
けれど、それが逆に悪かったのだろうか、アイリが目を覚ましてしまった。
「おとうさん、きもちわるい……」
乗り物酔いなどしたことのない娘なのに、不調を訴えた。乱暴な操縦をしてしまったかと悔やみ、馬車を停める。アイリはやっぱりウサギのぬいぐるみを抱えたまま、路肩に降りてしゃがみこみ、吐きそうな仕草をしていた。
と、一家を覆う、影が現れた。父親が顔を上げると、巨大な鳥が足をこちらに向け、今まさに襲いかかろうとしていた!
「アイリ!!」
慌てて娘を引っ張りよせる。
大丈夫だ、娘は腕の中にいる。
けれども……代わりにウサギのぬいぐるみが、巨鳥の足につかまれてしまった。
「ミミちゃん!!」
娘がぬいぐるみに付けた名前を叫ぶ。
けれど、連れ去られたぬいぐるみを嘆いている余裕はない。
「まだいる!!」
なんと、同じような大きさの鳥がもう1羽、こちらを狙って飛び掛かってくるではないか!
「アイリ、乗れ!!」
青い顔の娘を放るように乗せ、急いで馬を出す。
「ミミちゃん、ミミちゃああーーーん!!」
アイリは、大切な友人が、木の枝に突き刺されるのを見た。アイリの耳には間違いなく、ウサギのミミの悲鳴が聞こえた。
「おとうさん、停めてよ! 停めてよお!!」
けれどその願いは、聞き入れてはもらえなかった。
この奇妙なヴォイドの情報は、すぐにハンターオフィスに届けられた。
獲物を直接捕食せず、一旦、木の枝に突き刺す巨大な鳥。もしや元はモズだったのかもしれない。けれどヴォイドが獲物としているものは生物に限らず、手ごろな大きさのものであれば何でも(その後の摂食については不明だが)食いつくようだ。目撃情報では2羽、それ以上はまだ報告されていない。
解説
巨大な鳥型のヴォイド退治です。今のところ、最低でも2羽はいるようです。
手ごろなサイズの餌に見境なく食いつくらしく、キツネのような動物でも、木箱のような無生物でも対象です。それをすぐに摂食するわけではなく、一時、木の枝に刺して放置している習性があるみたいです。
現場は、馬車の往来も可能な街道ですが、ヴォイド退治が終わるまでは他の通行人はまず無いでしょう。
手ごろなサイズの餌に見境なく食いつくらしく、キツネのような動物でも、木箱のような無生物でも対象です。それをすぐに摂食するわけではなく、一時、木の枝に刺して放置している習性があるみたいです。
現場は、馬車の往来も可能な街道ですが、ヴォイド退治が終わるまでは他の通行人はまず無いでしょう。
マスターより
ココであれこれ言うのも野暮かなあと思うが、つい言っちゃう。お仕事はヴォイド退治ですよー。
それでは、頑張ってください。
それでは、頑張ってください。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/02/26 17:19
参加者一覧
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鳥倒すよっ。 ソフィア =リリィホルム(ka2383) ドワーフ|14才|女性|機導師(アルケミスト) |
最終発言 2015/02/18 00:38:09 |
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依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/15 19:05:59 |