ゲスト
(ka0000)
【MV】チョコレートが食べたいんだもん
マスター:岡本龍馬

- シナリオ形態
- ショート
- 難易度
- 普通
- 参加費
1,000
- 参加人数
- 現在6人 / 4~6人
- マテリアルリンク
- ○
- 報酬
- 普通
- 相談期間
- 5日
- プレイング締切
- 2015/02/21 12:00
- リプレイ完成予定
- 2015/03/02 12:00
オープニング
●
クリムゾンウエストにも、バレンタインの足音が近づいてきています。
ハロウィンやクリスマスのようにリアルブルーからやってきた文化のひとつではありますが、その伝わり方はひとつではありませんでした。
チョコレートを贈る日、気持ちを伝える日、合同結婚式が頻繁に行われる時期、食品業界が活性化する時期……あげればきりがありません。
感情の絆、マテリアルリンクが強まり世の中のマテリアルが活性化すると言われることもありますが、少しばかり別の形……愛情を育む者達を羨み憎むための怪しげな集会が行われ、嫉妬の絆で結束を強めているという噂もあるようです。本当でしょうか?
崖上都市「ピースホライズン」は催し事に力を入れる土地。勿論今は、バレンタインの賑わいで都市中が彩られています。
その中の、ほんの一部だけでも……確かめに行ってみてはいかがでしょうか?
●
この男ハンター二人組について話せば、少しばかり長くなる。
……読み終わった後に、内容が無いよう、とかいうのは駄目だぞ☆
彼らの名は、武と健二。齢にして十九。リアルブルーからの転移者たちだ。
二人の関係は悪友、とでも言っておけば想像がつくだろう。
そんな彼らも男の端くれ。バレンタインがやってくればそわそわしてしまう。
けれど。おそらく神は残酷なのだろう。いくら祈ろうとも、彼らの思いは届かなかった。
下駄箱の中にチョコが入っていることも、机の中にチョコが入っていることも、ましてや呼び出されて渡されることもなかった。
母親以外の異性からもらったチョコと言えば、笑顔で渡される義理チョコのみ。
リアルブルーにおける二人の青春は、ほろ苦い、などというものではなかった。もうカカオ百パーセントのレベル。
そんな灰色の青春を生き、新たに大学生活を営んでいた彼らが、突如としてこの世界へと転移されたのが一年前。
転移の戸惑いの中、彼らはこの世界で覚醒者としての力を手に入れた。
そして彼らは悟った。
この力は自分たちがチョコを手に入れるために与えられたものなのだと(違います)。
作ってもらえないのなら、作らせればいい。
本命? そんなことは関係ない。思いがこもってなくともいい。その女の子が、自分たちのためだけに作ったチョコ。それだけで十分だ。
●
バレンタインでにぎわいを見せるピースホライズンの街。
そんな街の中を、露店の売り物などを見ながら歩く若い女性が一人。
おめかししている様子から察するに誰かと待ち合わせでもしているのだろう。
「あ、間に合わないかも」
左腕にまかれた時計を見た女性の歩調が早まる。
「ちっかみち~」
そう言いながら裏路地に姿を消す女性。知る人ぞ知る近道らしいのだが、いかんせん路地裏である。昼間といえど薄暗い。
しかし女性にとっては使い慣れた道なのか、軽い足取りで路地を進んでいく。
……その時だった。
「んっ……!」
背後からとっさに現れた男に口を押えられ動きを封じられる。
これでは身動きが取れないばかりか助けも呼べない。
「ちょっと付き合ってもらうぜ?」
その言葉を聞いたのを最後に女性の意識は遠くなっていった。
●
「放してよ」
昼間だというのにカーテンが閉められたその部屋には、覚醒した男ハンター二人と、机の脚と自分の脚をつながれた女性が一人。
「お願い。彼氏と約束があるの!」
「そいつは無理な相談だなぁ、お嬢さん。もうしばらく俺らに時間を割いてもらうぜ?」
ハンターの指さす先、女性の脚がつながれた机の上にはチョコレートを作る材料一式がそろっていた……。
●
「今回の依頼ですが……」
内容を説明しようとする受付嬢が、読み上げる前から頭を抱えている。
「最近、一人で歩いている女性をむりやり部屋に拉致して拘束。その後、覚醒したうえで女性を脅し、チョコレートを作らせているハンターの二人組がいるそうです。
その挙句、完成したチョコレートを大事そうに抱えて、女性に泣きながら土下座し、最大限の感謝を表して解放するようです」
説明を受けていたハンターの間に、思い思いのざわめきが立つ。
「幸いなことに、被害にあった女性にけがはありません。ですが、これ以上の横行はハンター本部としても見過ごせない、ということで取り締まりが決定されました。
被害にあった女性の証言から、犯行に使われる部屋がいつも一緒で、それがどこにあるのか、までわかっています。
参加される方はこちらからお願いします」
クリムゾンウエストにも、バレンタインの足音が近づいてきています。
ハロウィンやクリスマスのようにリアルブルーからやってきた文化のひとつではありますが、その伝わり方はひとつではありませんでした。
チョコレートを贈る日、気持ちを伝える日、合同結婚式が頻繁に行われる時期、食品業界が活性化する時期……あげればきりがありません。
感情の絆、マテリアルリンクが強まり世の中のマテリアルが活性化すると言われることもありますが、少しばかり別の形……愛情を育む者達を羨み憎むための怪しげな集会が行われ、嫉妬の絆で結束を強めているという噂もあるようです。本当でしょうか?
崖上都市「ピースホライズン」は催し事に力を入れる土地。勿論今は、バレンタインの賑わいで都市中が彩られています。
その中の、ほんの一部だけでも……確かめに行ってみてはいかがでしょうか?
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この男ハンター二人組について話せば、少しばかり長くなる。
……読み終わった後に、内容が無いよう、とかいうのは駄目だぞ☆
彼らの名は、武と健二。齢にして十九。リアルブルーからの転移者たちだ。
二人の関係は悪友、とでも言っておけば想像がつくだろう。
そんな彼らも男の端くれ。バレンタインがやってくればそわそわしてしまう。
けれど。おそらく神は残酷なのだろう。いくら祈ろうとも、彼らの思いは届かなかった。
下駄箱の中にチョコが入っていることも、机の中にチョコが入っていることも、ましてや呼び出されて渡されることもなかった。
母親以外の異性からもらったチョコと言えば、笑顔で渡される義理チョコのみ。
リアルブルーにおける二人の青春は、ほろ苦い、などというものではなかった。もうカカオ百パーセントのレベル。
そんな灰色の青春を生き、新たに大学生活を営んでいた彼らが、突如としてこの世界へと転移されたのが一年前。
転移の戸惑いの中、彼らはこの世界で覚醒者としての力を手に入れた。
そして彼らは悟った。
この力は自分たちがチョコを手に入れるために与えられたものなのだと(違います)。
作ってもらえないのなら、作らせればいい。
本命? そんなことは関係ない。思いがこもってなくともいい。その女の子が、自分たちのためだけに作ったチョコ。それだけで十分だ。
●
バレンタインでにぎわいを見せるピースホライズンの街。
そんな街の中を、露店の売り物などを見ながら歩く若い女性が一人。
おめかししている様子から察するに誰かと待ち合わせでもしているのだろう。
「あ、間に合わないかも」
左腕にまかれた時計を見た女性の歩調が早まる。
「ちっかみち~」
そう言いながら裏路地に姿を消す女性。知る人ぞ知る近道らしいのだが、いかんせん路地裏である。昼間といえど薄暗い。
しかし女性にとっては使い慣れた道なのか、軽い足取りで路地を進んでいく。
……その時だった。
「んっ……!」
背後からとっさに現れた男に口を押えられ動きを封じられる。
これでは身動きが取れないばかりか助けも呼べない。
「ちょっと付き合ってもらうぜ?」
その言葉を聞いたのを最後に女性の意識は遠くなっていった。
●
「放してよ」
昼間だというのにカーテンが閉められたその部屋には、覚醒した男ハンター二人と、机の脚と自分の脚をつながれた女性が一人。
「お願い。彼氏と約束があるの!」
「そいつは無理な相談だなぁ、お嬢さん。もうしばらく俺らに時間を割いてもらうぜ?」
ハンターの指さす先、女性の脚がつながれた机の上にはチョコレートを作る材料一式がそろっていた……。
●
「今回の依頼ですが……」
内容を説明しようとする受付嬢が、読み上げる前から頭を抱えている。
「最近、一人で歩いている女性をむりやり部屋に拉致して拘束。その後、覚醒したうえで女性を脅し、チョコレートを作らせているハンターの二人組がいるそうです。
その挙句、完成したチョコレートを大事そうに抱えて、女性に泣きながら土下座し、最大限の感謝を表して解放するようです」
説明を受けていたハンターの間に、思い思いのざわめきが立つ。
「幸いなことに、被害にあった女性にけがはありません。ですが、これ以上の横行はハンター本部としても見過ごせない、ということで取り締まりが決定されました。
被害にあった女性の証言から、犯行に使われる部屋がいつも一緒で、それがどこにあるのか、までわかっています。
参加される方はこちらからお願いします」
解説
チョコレートづくりを強要する男ハンターの二人組を粛正するのが今回の依頼内容です。
相手もハンターですが、作戦を決行する場所は街中にある家の一室です。できるだけ戦闘ではなく説得での解決を望みます。
ただ、なにかしらのやむを得ない状況でのみ武力行使を許可します。
アプローチの仕方はどんな方法でも構いません。囮でも乗り込みでも。
男ハンター二人を捕えられれば大成功となります。
相手もハンターですが、作戦を決行する場所は街中にある家の一室です。できるだけ戦闘ではなく説得での解決を望みます。
ただ、なにかしらのやむを得ない状況でのみ武力行使を許可します。
アプローチの仕方はどんな方法でも構いません。囮でも乗り込みでも。
男ハンター二人を捕えられれば大成功となります。
マスターより
シナリオを担当させていただく岡本龍馬と申します。
バレンタイン? 知らない子ですね。
……そんなことを言っている場合ではなく。
どうしてもチョコが貰いたい男たちの物語です。え、違うの?(すっとぼけ)
あくまで平和的に、平和的にお願いします。ほら、血に染まるバレンタインとか響きがもうあれじゃないですか。
バレンタイン? 知らない子ですね。
……そんなことを言っている場合ではなく。
どうしてもチョコが貰いたい男たちの物語です。え、違うの?(すっとぼけ)
あくまで平和的に、平和的にお願いします。ほら、血に染まるバレンタインとか響きがもうあれじゃないですか。
リプレイ公開中
リプレイ公開日時 2015/03/01 00:03
参加者一覧
依頼相談掲示板 | |||
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相談卓です クリスティーネ=L‐S(ka3679) 人間(リアルブルー)|14才|女性|闘狩人(エンフォーサー) |
最終発言 2015/02/21 00:48:30 |
|
![]() |
依頼前の挨拶スレッド ミリア・クロスフィールド(kz0012) 人間(クリムゾンウェスト)|18才|女性|一般人 |
最終発言 2015/02/20 14:40:41 |